44.3月中旬の活動記録
 11日は10時からの教育民生常任委員会を傍聴する。珍しく付託議案が少なく、この日の委員会及び協議会の議案は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情01 中学校歴史教科書採択に関する陳情 教育
- 閉会中の継続調査申し出 -
協議会 No.01 小中学校適正規模・適正配置実施計画(素案)の意見公募 教育
No.02 GIGAスクール構想 教育
No.03 健康きさらづ21の一部改正 子供
No.04 新型コロナウイルス感染症 子供
 歴史教科書の案件については特定会社の記述者の意見による陳情と感じた結果か賛成者が無く否決となったが、個人的には誰か反対討論を行うことが陳情者に対する礼儀ではと考えていた。適正配置実施計画は令和3年度中に東清小学校と南清小学校の統合に向けて動く事であり、健康きさらづ21から食育推進計画と自殺対策計画が独立するための改定で、新型ウイルスは現状の報告で、午前中に会議が終了した。
 会議終了後にコロナ対策本部関係者に経済対策等の周辺対策も検討を始めるように意見をして退庁し、市内で所用後に後援会報の作成手続き等を行った後にHPを更新する。ラジオからは東日本大震災の特集が流れて9年前の記憶が甦り、久しぶりに三陸を訪れたいなと思いを馳せる。夕方は夕焼けが綺麗だったので江川公園から工事中の道路越しに富士山を見てから保育園に娘を迎えに行った。
 
 
 12日は娘を保育園に送ってから登庁し、10時開催の建設経済常任委員会を傍聴する。委員会及び協議会の議案は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案25 農業委員会条例の一部改正 農業
議案22 公設卸売市場条例の一部改訂 経済
議案23 産業立地条例の一部改訂 経済
議案26 業務委託変更契約の締結(下水処理場) 都市
議案21 小櫃川水道水源保全条例の一部改訂 環境
- 閉会中の継続調査申し出 -
協議会 No.01 第2期君津地域広域廃棄物処理事業 環境
No.02 新火葬場整備運営事業の経過報告 環境
No.03 公共下水道事業の企業会計移行 都市
No.04 都市計画地区計画(中郷)の決定 都市
No.05 立地適正化計画の策定(中間報告) 都市
No.05 市街化調整区域の開発行為基準条例の見直し 都市
 農業委員会条例は今まで面積が少ないために木更津と波岡を一人で担当していた農地利用適正化推進委員を1人増員して分担する案件で、参考資料には農地面積が示されていたが質問の答弁で活動状況の回答があり吾妻新田のように転用の多い地区が大変である実態が明らかになった。そもそも活動状況の資料を示せばよいのにと考えていた。公設卸売市場条例は地方分権で県の権限の多くが市に移行することによる変更であり、産業立地条例は地域を限らず10億円以上の大規模投資をした企業も奨励制度が活用できるようになる事などの変更で、それぞれ条例変更による効果が期待できる内容である。協議会に入り広域廃棄物処理場については諸般の事情で報告内容が限られ、火葬場については詳細な工程や基本計画の概要及び大久保地区との協定等の具体的な事象が報告された。No.3以降については26日開催予定の都市計画審議会でも方向があるので後日記載したい。午後3時に会議が終わり、市内で所用を済ませて回った。
 
 13日の金曜日は自宅で私的な仕事を処理し、市内に所用で出かけたついでに羽鳥野の火葬場工事用道路現場を見に行く。現地ではチェーンソーの音が聞こえ伐採工事中のようである。区画整理事業で造成した部分の延長になるので様々な点が気になってしまう。帰宅してからはHPを更新し、雑用を片づけた。
 
 14日は朝から天気予報通りに雨なので、子守をしながら合間に予算関係資料を読んだり読書をしたり終日家の中で過ごした。
 
 15日は朝8時から江川区の土木委員として地域の溝払いを手伝う。コロナ騒動に係わらず多くの住民が参加していただき約2時間で作業を終了する。帰宅して着替え昼食を摂り、午後は娘を連れて百目木公園に行くととても多くの家族連れで賑わっており、屋外すら自粛するような事態でないことに安堵した。
 
 16日は娘を保育園に送ってから登庁して議会事務局と日程を打ち合わせて退庁する。午前中は市内で雑用を済ませt、午後2時から江川漁業協同組合の資格審査委員会に出席する。新規に漁組へ協力をする者も居るが死亡により辞める組合員も多く、海洋資源では収入にならない現状を聞き漁業と組合を取り巻く状況の厳しさを改めて認識する。
 会議が終わり帰宅してHPを更新する。夕方に娘を保育園に迎えに行く直前に久津間海岸に行きダイヤモンド富士を納めようとしたが、この日は畔戸が中心だったようだ。それでも県外ナンバーの車が多く停まり、夕焼けの富士が観光に寄与している事を実感した。
 
 17日は小学校の卒業式であるが新型コロナウイルスの対応として来賓は呼ばれていないので、安心して10時から開催される予算審査特別委員会に臨席する。重城議員を委員長に草刈副委員長、大野・齋藤・鈴木・鶴岡・竹内・石井徳・堀切の各委員が下記議案を3日間で審議する。初日は総体、歳入、歳出のうちの議会費と総務費が対象である。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案13 一般会計予算 財務
議案14 国民健康保険特別会計予算 市民
議案15 後期高齢者医療特別会計予算 市民
議案16 介護保険特別会計予算 福祉
議案17 公設地方卸売市場特別会計予算 経済
議案27 公共下水道事業会計予算 都市
 質疑の中で、今回の予算策定時には想定していなかった新型コロナウイルスへの対策費は補正予算で対応となる事や、金田地区の固定資産税が平成26年には年間約5億5千万円であったものが令和2年度には約7億9千万円と想定され6年間で約2億4千万円増加した事、隣の君津市のふるさと納税が返礼品の「ねぎとろ」の好評で前年比574%upに成った事、金田地域交流センターは公民館時代と比べ4.8倍の利用者と成った事、ビジネスジェットはオリンピック時期に運用して課題を抽出する事、富来田では軽自動車による週二回の地域交通実験が始まる事、巌根駅の構内に来年度中にエレベーターが設置される事、夫婦とも市役所職員という家庭が53組(106人)居る事、統計調査員は131人居るが国勢調査では650人が必要となる事等が明らかになった。審議は午後4時半に終了し、帰宅して着替えてお世話になった方の通夜に参列する。殆どの方がマスクを付けたまま通夜が執り行われた。
 
 18日は娘を保育園に送って9時に登庁し来週の基地政策特別委員会で企画部が説明する事項について事前レクを受け、10時からの予算審査特別委員会では民生費、衛生費、商工費等が審議される。質疑の中で児童遊園は法律上の拘束があるので公園にしている事例が新宿区にある事、保育士確保として人材派遣を活用した実績が7人に留まる事、来年から中央公民館の横で年に10回程度「子どもおもちゃ基地」が開催される事、三日月基金の活用には寄付者と事前協議が必要な事、災害備蓄として平成22年度に10万枚のマスクを購入していたものが今回活用されて現在の数量は2万7千枚程度に減っている事、介護特別会計に有る紙オムツ支給事業を一般会計に移すよう指導されているが移行すると補助金が無くなる事、有料ゴミ袋をスーパーの買い物袋と兼用にすることを検討している事、農地の集約から農協が手を引く計画である事、八剱八幡神社の観光トイレはデザインを検討するが必要性が明瞭ではない事等が明らかに成った。審議は午後5時前に終了し、当初はこの夜に農協の地区別総代説明会が開催予定であったが中止となり、私は娘を保育園に迎えに行って夜は子守をしていた。
 
 19日は予算審査特別委員会の最終日で、土木費、消防費、教育費等が審議される。質疑の中で側溝整備は発注ロットを大きくして箇所数を減らした事、主要道路の舗装更新が必要な場所は26箇所で12km程度が残っているが毎年1kmも打ち替えられない事、中野畑沢線の桜井工区で残る地権者19人中10人が市外居住者で用地交渉が難航している事、街中居住マンションの3棟目も分譲で計画が進んでいる事、金田西区画整理事業は来年度末までに累計で51億9千万円を負担し89%の進捗率に成る見込みである事、救急救命士は48人が資格を所有し内29人は資格者を採用しており現場で活躍している職員は32人である事、市史のデジタル資料を造るのに朝日新聞文化財団の補助金を活用した事、臨時財政対策債の利子の実態より基準財政繰入額の方が多く交付税支給が多い事等が明かとなった。審議は午後4時を回って終了し討論・採決の結果、賛成者多数で委員会は可決された。最後の挨拶でコロナウイルス対策に伴う補正予算を速やかに提出するよう求めて委員会は終了となった。その後、24日の建設経済常任委員会協議会で説明する内容と資料について確認し、今後の展開について説明を行うよう要望した後、議会事務局と日程等を調整して帰宅。夜はかずさ青年会議所OB会年代幹事会に副会長として出席し、今年度の計画を確認した。行く先々で年度末なのに人の往来が少なく景気が悪い話を聞き続けた。
 
 20日は春分の日で祭日なので朝のうちに家族で墓参りに行き、11時からは江川土木委員会の役員引き継ぎに出席する。地区持ち回りで土木委員会の会計を担当することになった。江川区民で水稲を作付けしている農家は4軒しか無く、土木委員の方が多いなと話題になった。
 会議から帰宅し、穏やかな陽気なので娘と休園中の江川運動場に行くと入り口は開放され広場では多くの子ども達が遊んでいた。この様に換気の良い屋外で動き回ることは健康によいのだが観客が感染することを恐れて野球場等の貸出は行っていないのである。私も日射しをたっぷり浴びて帰宅した。
 夕方にHPを更新していると、千葉県が木更津市で新型コロナウイルスの患者が確認されたことを発表しているという情報がもたらされる。時間の問題だという認識はあったが実際に確認されると緊張が漂う。
 夕日が富士山に沈む日なので木更津港に見に行くと多くのカメラマンで満員である。太田山に行った知人も多くの人で溢れていたというので、木更津のダイヤモンド富士も有名になっていると感じる。その後、年度替わりで帰省している友人と街中で意見交換を行ったが、やはり人出は少なく感じられた。
 
 
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2020年3月下旬の記録