61.9月上旬の活動記録
 1日から本会議で一般質問が開始される。初日は代表質問が75分に短縮されたこともあり、4会派代表の質問を一日に納めるため9:30から本会議を開始する。私は午前中の自由民主クラブ代表重城議員と会派羅針盤代表平野議員の進行を担当するが二人とも一問一答の時間を有効に使って上手に75分に納めたことに感心した。午後からは議長公務を過ごしながら國吉副議長の進行による公明党代表佐藤議員と扶桑クラブ代表大村議員の質疑を聞く。佐藤議員の答弁だけで再質問の時間が無くなるという運営は本来で有れば質問項目を絞るべきだと指摘したいが、私が狙って2018年3月議会の代表質問で行ったことと同じなので、大物の片鱗を見たように感じて称えることにしたい。会議が終わり市内で所用を済ませて娘を迎えに行き、深夜にHPを更新した。
 
 2日も本会議で、この日から個人質問が開始され、午前中に永原・渡辺議員が、午後から石井・田中・鈴木議員が登壇した。コロナ対策で質問時間を60分から50分に短縮したが、明らかに時間不足の議員や、それでも大幅に時間を残す議員も居て色々である。議場内の議員も過半数となる13人に調整しているが、臨場感無く話を聞いていて質疑の内容が記憶に残るだろうかと心配にもなる。今後の決算等で同じ話が繰り返されないことを願うばかりである。
 九州に台風9号が近づき、10号も前夜に発生したようである。議長室の窓からも夕立になりそうな雲が見えていたが、昨年の事もあり台風シーズンは何かと心配になる。今回の2個の台風は九州方面に行くようだ。会議後は会派で打合せを行った。
 
 3日も本会議で、午前中に石川・高橋議員が、午後から座親・神蔵・齋藤議員が登壇する。先日は2人でこの日は3人の女性議員が質問をしており明日予定の竹内議員を含めると全ての女性議員が質問する議会である。木更津市議会は女性活躍の場が多いと好意的に解釈する。
 本会議終了後にコロナ対策のレクを受けるが、対策の主体が千葉県であるため現状が見えてこない。保健所を保有する中核市では速やかな対応を進めている状況を見ると、県がこれ以上頑張れないなら広域連合で保健所を所管する事も検討するべきかと考えさせられる。帰宅後に娘を保育園に迎えに行き、図書館には一日遅れて絵本を返却した。
 
 4日は早朝に起きて涼しい中でHPを更新する。娘を保育園に送って駅前庁舎に登庁し9時半より議会運営委員会に出席する。議題は本日の追加議案とそれに伴う日程変更の件であり議論無く委員会は終わる。
 10時から本会議を開催し、竹内・堀切議員の一般質問を午前中に終え、午後から追加議案の上程、大綱質疑、決算審査特別委員会の設置、委員会付託と日程を進めて本会議は24日の最終日まで休会とした。
 議会事務局と諸調整を済ませて退庁し、朝日庁舎で手続きを済ませた後に中郷中学校跡地でのサッカーコートの建設状況を見に行く。先月の都市計画変更手続きを経て利用が可能となったもので早く賑わう日が来ることを期待したい。その後は新しいバイパスを見てから小櫃で所用を済ませて帰宅した。
 
 5日は大東島を通過する遠い台風10号の影響で天候の悪化が予想されたため遠出は控えて家の中で娘と遊び、午後から娘が昼寝している中はのんびりと読書を楽しみ、夕方からは江川運動公園まで散歩する。夜もテレビも見ずに早く寝てしまった。
 
 6日は夜から強い雨が断続的に降る中で子守と仕事を交互に行い、午後からHPを更新し、夜は台風10号の情報を見る。房総半島に台風が近づいているわけでもないのに自宅で過ごす週末となった。
 
 7日は午前3時に目が覚め、台風情報を見てから月夜の下を事務所に行き、夜明け前にメール等のやり取りをしてからHPを更新して外に出ると夜明け前の空には大きな虹が架かっていた。朝食の頃に雨が降ったが娘を保育園に送る頃には晴れて、暑さが戻る中で自宅に戻り私的な仕事をする。
 10時過ぎに議会事務局へ顔を出して各課と諸調整をすませ、11時半より自由民主党木更津市支部役員会議に出席し、千葉自民党総裁予備選等についての説明を受ける。その後、会派内の各種調整を行ってから市内で所用を済ませて帰宅して事務所で仕事をする。
 
 8日は午前5時に起きて朝の虹を見ながらゴミ出し等をしてから事務所に行くとスコールのような雨が降る。朝食を摂り娘を保育園に送ってから駅前庁舎に登庁して10時から議場で開催する総務常任委員会に出席する。委員会に付託された議案等は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案75 一般会計補正予算(第5号) 財務
議案83 市税条例の一部改正 財務
議案89 工事請負契約の締結(金田小学校校舎増築建築工事) 総務
議案90 工事請負契約の締結(太田中学校校舎増築建築工事) 総務
議案91 市町村圏事務組合の事務変更及び規約改正の協議 企画
発議10 地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書 財務
 補正予算は項目が多く、最初に議会・市長公室・総務・監査に係る審査を行い、休憩後に財務・企画・消防に関する審査を行う形で進行された。災害復興支援課での派遣職員を12月まで7人、1月から3月まで5人置く事に対する補正や子局の数を見直して実施予算が増えた要求に対し防衛補助が増えた防災無線、テレワーク推進やテレビ会議の拡充に対する補正、巌根駅東口改札、消防団のレインスーツなど多岐に渡る質疑が行われて補正予算審議だけで午前中の時間を費やしてしまった。
 午後からはコロナ対策の緊急減税やコロナで工期が伸びた学校校舎増設工事の契約金額変更等が議論される。税制変更による減額はほぼ国費補填が有るが、工期延長による増額(2校の電機・設備工事を含めた6件の契約変更で約2千万円(電機追加工事有り))は補填されないようである。市町村圏組合の規約変更は天羽老人ホームを民間に譲渡する事に伴う対応で、譲渡に伴う整備費として8685万円が今年度に必要となるが来年度以降は支出が毎年約2千万円程度減額に成る案件である。発議案は全国市議会議長会よりコロナの影響で地方財政の悪化が懸念される中で交付税の補填措置として臨時財政対策債を発行させるのではなく適正な補填を行うことなど多くの項目を要望する事が求められたものであり全会一致で意見書を出すことを決めて委員会は終了した。
 会議後に会派室で会派要望の検討等を行ってから帰宅すると自宅に自民党千葉県連より総裁選の予備選挙投票用紙が届いていた。昨日立憲民主党の名称と代表選が告示され、本日自民党の総裁選が告示されたので16日の首班指名で総理が決まり組閣が終わるまでは暫く国政情報が賑やかになりそうだ。投票の締切は12日の土曜日必着なので事務所で雑件を処理してHPを更新した後に急いで投票するため郵便局に投函しながら娘を保育園に迎えに行った。
 
 9日は昨年の台風15号の襲来から1年であり早朝に起きて新聞を読む。娘を送ってから登庁し、10時から教育民生常任委員会及び協議会に出席する。委員会に付託された議案等は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部


陳情04 別居・離別後の共同親権及び養育の法整備の陳情 福祉
議案75 一般会計補正予算(第5号) 財務
議案76 国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 市民
議案77 介護保険特別会計補正予算(第2号) 福祉
議案87 指定居宅介護支援事業運営基準条例の一部改正 福祉
議案84 ひとり親医療費等助成条例の一部改正 子供
議案85 保育の必要性認定条例の一部改正 子供
議案86 特定教育保育施設等運営基準条例の一部改正 子供
議案92 物品の購入(小中学校用タブレット) 教育


No.01 小中学校適正規模及び適正配置実施計画 教育
No.02 新型コロナウイルス対策 子供
配布01 鎌足保育園の現状 子供
配布02 令和元年度教育委員会の執行状況の報告書 教育
 陳情は世界的に共同親権が一般的な中で日本が単独親権としているために改正の意見書を求めるものである。木更津市では年間3百件強の離婚が起きておりその6割に未成年の子供が居ると想定される。共同親権賭した場合は教育方針などで争いが続くという問題等が指摘されているが一般に単独親権となる母親世帯は貧困に置かれることも多く様々な問題があり、年度末を目途に国において法改正が予定されている。委員会では陳情に賛成するものも居たが国による法改正を見守るという立場で年内の意見書提出を見送るべきという反対意見が多数であった。
 補正予算は項目が多く、最初に健康こども・福祉に係る審査を行い、休憩後に市民・教育に関する審査を行う形で進行された。多くの議論が行われたが個人的には感染症終息が見通せない中でVRの活用やゆるスポといったニュースポーツ普及促進に約百万円が予算化されたことや小中学校の修学旅行のキャンセル料として合計約5百万円が支出されること、図書館に地方創生予算を活用して6百万円分の書籍と書籍を殺菌する132万円の機械を購入すること等が気になった。
 休会中に昼食を摂りながら会派会議を開催して諸課題の担当と進行方法を決める。午後から審議が再開される中でマイナンバーカードが国保の保険証になることや主任介護支援専門委員が51事業所中の14事業所に配置されていないこと、タブレット11,664台購入の業者指名では確保可能な会社として選定されていること等が気になる質疑であった。
 委員会終了後に協議会が開催され、2件の報告と2件の書類配布が行われた。感染症対策がなければ全件とも説明する案件だが、会議縮小の方向に添った対応である。学校の適正配置でパブコメを行ったところ出された153件の意見のうち128件が東清小学校の統合に関する意見で、地域説明会でも多くの意見が出された来年度当初の統合は見送りに成ったこと、政府の対策本部が8月28日に今後の方針を示したが対応する主体の千葉県から市に対して方針が未だに示されてないこと、鎌足保育園が鎌足小学校に移動して再開されたことが気になる話であった。
 
 10日は陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯地暫定配備から2ヶ月目であるが未だに飛行開始の情報がない中で娘を保育園に送ってから登庁し、10時から建設経済常任委員会及び協議会に出席する。委員会に付託された議案等は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案75 一般会計補正予算(第5号) 財務
議案88 PFI事業契約の締結(広域廃棄物処理事業) 環境
協議会 No.01 新火葬場整備運営事業の経過報告 環境
配布01 水道水源保護条例の一部改正の意見公募 環境
配布02 第2期広域廃棄物処理事業 環境
配布03 森林整備方針及び事業計画書 経済
 補正予算は項目が多く、最初に都市整備に係る審査を行い、休憩後に経済・環境に関する審査を行う形で進行された。議論が白熱し、昼食を挟んで多くの議論が行われる。個人的には橋梁長寿命化事業の交付金が急に増えたことは気になったが、委員会の多くより宿泊者へのおもてなし提供として人数や訪問回数及び宿泊費に関係なく一室あたり2千円強のお土産を累計2万個まで渡すことや金田の見立て海岸でシーカヤックを行うことやサイクルツーリズムを開始することなど観光施策への質問が続き、私だけでなく皆が気になっていたようだ。お土産品の提供は千葉県が3/4で市が1/4を負担するが、県の制度設計の悪さに木更津市が会わせる形だが再考願う意見も多かった。
 補正予算の休会中の昼食前に来月の臨時議会開催予定の速報が入り副議長及び議運の正副委員長と情報を共有する。昼食を摂り午後から審議が再開され、広域廃棄物処理事業を株式会社上総安房クリーンシステムと税込み820億6千万円で契約する案件が広域廃棄物処理場に関する経緯とともに説明される。なお、来月から広域の協議会長が建設予定地である富津市長に代わり来年度より事務局も木更津市から富津市に移動することの説明もあった。それにしても一般会計より大きな額で消費税だけでも74億6千万円という契約は責任が重い。
 議案審議が終わり協議会で新火葬場の現状説明と3件の書類配布報告を受ける。火葬場は工事用道路が完成し今月から建設用地の伐採が始まることや造成にともない掘削土約3万m3が金田東に運ばれること、建築の設計がほぼ固まったこと、今月中に火葬場の通称募集が終わり今年度中に確定すること等がトピックスである。協議会終了後、四市議会議長会の会長として今後の日程を事務局と詰めて退庁し、火葬場の工事用道路は火葬場の供用後も開通させる予定は無いと委員会前に都市整備部から聞いていたので雨が降り始めたが現場を見に行く。
 工事用道路は幅も広く線形も良いので八幡台から細い林道を通って君津に向かっている方々からは道路供用を求められるだろう。その場合方歩道でも整備すべきと思うのだが再度法面を切らねば成らないようだ。せめて上の法面だけでも完成型にすれば施行が容易に成ったのにと残念に思って見ていた。
 
 
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2020年9月中旬の記録