02.1月中旬の活動記録
 11日は娘を送ってから午前中に私的な仕事や雑務を片づけていると消防本部から電話が入り16日の消防団出初式を中止としたという連絡が入る。換気の良い外で行われるとは言え、団員や観客を含めて5百人近い人が集まるリスクを考慮したということだろう。これで2年連続の中止であり、地曳団長含め役員の方々の落胆は大きいことだろう。午後から感染状況を整理してHPを更新し、娘を保育園から自宅まで運んで夜には議会事務局長の御尊父の通夜に参列した。
 
 12日は娘を送ってから自宅で仕事を片づける。昼前に街中に所用に出かけたついでに空気が澄んでいるので太田山公園を少し散歩する。塔の上からは富士山や筑波山が見渡せて爽快であるが、遠路の中にはまだ葉を残している紅葉がある一方で梅の古木は既に花を咲かせていた。秋の名残と早春を一度に味わえて満足しながら帰路に着く。
 中里まで戻ってくると玄々堂病院木更津クリニックの移転工事のために現場の仮囲いを設置しているところであった。
 土地利用の規制緩和も有って我が家の周辺にも住宅が増え、風景が変わりつつある。既存集落の人口が減少する中で地域の活性化に繋がっている面もあるが細い農道が生活道路になることや土側溝に生活排水が流れて雑草が繁茂することなどの弊害もあり、土地開発要綱の条例化が待たれる。
 自宅直前で離陸するオスプレイを見たので江川陸上競技場まで走ってみるが周回飛行をしていなかったようなので相馬ヶ原にでも飛んでいったのかなと考えながら帰宅し、雑件を片づけた後にHPを更新していると議会事務局から電話が入り、28日夕方の消防団幹部会議が中止になったことを知り、予定していた消防団幹部と総務常任委員会による意見交換会も併せて中止するべきだと意見する。夕方には娘を保育園に迎えに行き妻の帰宅まで子守をしていた。この日は市内新規感染者が25人も確認されている。拡大の早さには驚かされるばかりである。
 
 13日は午後2時開催の県南市議会議長会議員研修会に出席するため朝から国道409号線を使って大網白里市に向かう。遠方での会議のため議会としてバスを出す予定だが、大網まで行くついでに蓮沼の津波避難タワーを見て名物を食べ、守屋酒造の新酒と入手困難な千葉の地酒二銘柄を購入してくることも目的なので単独行動である。
 ひかり直売所で青柳酒造の光鬼舞を、宮崎本家の蔵元でさふさをそれぞれ購入してから山武市蓮沼の道の駅オライはすぬまに行き道路を挟んだ反対側にある鉄筋コンクリート5階建ての隣に併設された津波避難タワーを見る。海抜1.8mの場所で防犯を考慮して別棟で避難棟を設けているのだろうと推察する。
 道の駅に戻ってイワシ丼を食べ、時間があったので東金市の八鶴湖を散歩に行き切られ与三郎のモデルになった伊三郎が東金出身で相手の女性が茂原生まれだったことを知る。木更津と江戸だけの話では無かったのだなと思いながら大網白里アリーナに移動して研修を受ける。
 感染が拡大基調にある中でも、昨年開催できなかった悔しさを感じている身としては出来ただけで嬉しい。会場は体育館の前半分に移動式の席を設けているので会場の容積は大きく換気は問題ないのであろう。研修は「なぜ自治体にとってSDGsは大切なのか?」と題して広石拓司氏による講演が行われた。
 新しい時代の過渡期と考え多くの市民と議論して目標を定め複雑な課題に対して市民の力を参画することで先端を進む姿勢を示して人を集めるとか、脱炭素は地域の魅力と質の向上として捉えるとか、新たな視点ではあるが細かなことから実践してみないと納得するまでに時間の掛かりそうなテーマであった。ただ今までの行政の常識にとらわれずSDGsの視点で多角的に捉えて問題解決より新しい価値を描くという視点は新鮮であった。質疑応答では13市のうち木更津市議が2人と富津市議が1人質問して午後4時に終了となった。復路も高速に乗らずに帰宅し、購入した日本酒を飲みながら感染症のデータ整理を行った。
 この日も13人の新規感染者が増加して人口10万人当たり一週間感染者数は54.1人まで上昇し、累計感染者数は18百人の大台に達してしまった。今月になってからの感染者数も前半の折り返しを迎える前に92人まで増加し、昨年の10〜12月の3ヶ月合計の30人を3倍も上回ってしまった状況であることなど、驚きと脅威を持ちながら状況を確認した。
 
 14日は娘を保育園に送ってから自宅で雑務を片づけた後にHPを更新する。午後から君津まで買い物に行き、大道沢公園を散歩する。
 住宅地の中に水辺の散策路が続いている都市デザインは千葉市のおゆみ野等で目にしてきたが21世紀への継承遺産に君津市が指定した公園も気持ちよいものだった。木更津市でも既存の河川等を利用して連続する歩行空間を整備したいものだと改めて思う。
 帰宅して議会基本条例の検討の予習をしてから娘を迎えに行き、帰宅すると市内新規感染者17人の情報に接する。17人中8人が未成年であり学校現場が心配である。調べてみると茂原市や大網白里市で小中学校が臨時休校になった事例も聞くと、適正な判断が行えているのか心配になる。近隣市でも君津市で24人など、感染拡大は危機的である。
 
 15日は家の掃除等を手伝い、娘と遊び、昼食後にHPを更新する。この週末は大学入試共通テストであるが東大の前では受験生が襲われる事件が発生した。京王線の電車内での殺人や大阪のビル放火殺人など自暴自棄になった人が無関係の人を巻き込む事件が多発しており、それを圧倒的に上回る数の自殺も発生している。コロナ禍で感染の恐怖や経済的困窮に加え自粛による社会のストレスも生じている事は解るが生きる希望や命への尊厳を失わないようにする術を何とかせねばと思う。夕方に病気で56歳の人生を終えた同級生の妹の葬儀に参列しもう少し長く生きたかった命もあるのにと思うと一層悲しくなる。
 
 16日は消防出初式が感染症拡大に伴って中止になったので午前中に前夜の市内の新規感染者数の34人のデータを整理する。まだ拡大の途上であるが全国では2万人を越えて過去2番目の値になっており、3万人越えも時間の問題だと脅威に感じてきた。また市内34人中10人が未成年という状況を考えると学校での感染対策の重要さを改めて思う。
 昼食後に用事で外出中の妻を除き、娘と婆を乗せて東京ドイツ村に遊びに行く。娘には遊具で思いっきり遊ばせ、婆にはゆっくりイルミネーションを見学して満足して帰宅すると、日曜日であるが先週に引き続き新規感染者の報告がタブレットに届いていた。15人のうちの8人が未成年であり心配はより深まる。
 
 17日は娘を送ってから午前中に自宅で私的な仕事を片づけ、近所の開発状況を確認に出かけながら後輩の店で昼食をとり一昨日の葬儀に関する話を聞く。午後に事務所に戻ると政府が千葉県を含む1都10県に蔓延防止等特別措置の適用を検討し始めたことや大阪府が京都府や兵庫県とともに適用申請に向けた協議を行うことなどが報道されていた。また全国的に行動制限の時期が来るのかと思いながら感染状況を整理してHPを更新し、夕方に娘を迎えに行った。この日に報告された市内新規感染者数は16人で人口10万人当たり一週間感染者数は90.4人に達したものの百人を前にして第5波と同様に上昇速度が鈍ったようだ。
 
 
 18日は娘を送ってから駅前庁舎に登庁し10時から議会基本条例等検証研究会に出席し今後の進め方や取りまとめの方法について意見を交わす。今後は基本条例の精神を運用に活かせるように申し合わせ事項の整理や必要に応じて条文の修正等も検討していくことになるだろう。
 本来ならこの日の夕方にかずさ青年会議所OB会総会を開催する予定であったが、一週間前に書面議決にすることを決めていたのでOB会長としての最後の日の仕事は現役が18時から行う定期総会に来賓として出席することである。金田の会場に行く前に空気が澄んでいたのでアクアラインの写真を撮影した。
 金田地域交流センターには開始40分前に到着し、近隣市の市長や議長、浜田代議士秘書や県議などの誘導を手伝う。開始前に木更津市内での新規感染者数が過去最大となる57人も発生したという情報が入り懇親会を伴うOB会総会を中止した判断は適切だったと改めて思う。現役の総会では例年だと県内の青年会議所の役員が互いに出席して新年のお祝いを行うところであるが感染対策として相互訪問は中止されており、12人の来賓のうち6人の挨拶が終わると議事の前に9人が退席し3人だけ残り、懇親会は疎かお茶も提供されないコンパクトな総会であった。
 この日に1人の新入会員が入会したが彼を含めても26人であり、そのうち監事の2人はOB会からの出向である。人数が少ないと事業費も少ないという状況下で池田前理事長からバトンを渡された能城理事長が、せめて思うように活動できるように感染症が早く収まることを願いながら総会を見届けた。
 帰宅して感染症のデータを整理すると人口10万人当たり一週間感染者数は一気に131.1人まで上がっていた。政府は前日の1都10県に群馬県と香川県を加えた13都県に蔓延防止等重点措置を適用する方針を決め、来週の月曜日から3週間は行動規制が掛けられるようだ。私もOB会長最後の日は外出せず、自宅で手酌酒をしながら一人で慰労をした。
 
 19日は娘を送ってから自宅事務所で私的な仕事を処理し、午後から感染症のデータを整理してHPを更新する。昨日の新規感染者の57人のうち未成年者が24人であったように若年層への対策が重要である。夕方に発表された市内の新規感染者は20人に収まっていたが、全国では4万人を超えて28都道府県で過去最高を記録したという。週末のナチュバルが中止されるなど、様々なイベントへの影響は避けられそうもない。
 
 20日は娘を送ってから駅前庁舎に行き、会派室で作業をしたり議会事務局と請願に関する打合せを行う。午後に帰宅して後援会報の原案を作成して後援会長と相談し、夕方に娘を迎えに行った。帰宅するとこの日の感染者数が38人で累積感染者数が2千人の大台に達してしまったことを知る。様々な数値が感染拡大のペースが第5波を上回っていることを示し、明日から適用される蔓延防止等重点措置の効果が早く出ることを願わざるを得ない状況になっている。
 
 
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2022年1月下旬の記録