X6.12月上旬の活動記録
 1日は妻子を連れてイオンモール木更津に行きものづくりフェスタを楽しむ。これは今年の新入職員の研修を目的として実施されているものであり、企画力や対応力を磨き同期の連帯感を育もうとするものである。
 毎年異なる内容であるが今期はこども対象のイベントで、多くの親子が集まり「まつぼっくりのクリスマスツリー」「貝殻アート」「きさぽんの砂絵」「自然アート」などの制作を楽しんでいた。新人の上司である課長や部長も次々に様子を見に来たし、渡辺市長も手作り感のある良いイベントだと評価していた。
 我が娘も全てのコースをやりたいと言い気に入らないと作り直しを繰り返し、10時半から午後1時まで会場に籠城することに成った。12時半に娘を妻に任せ同じイオンモールで開催されている食育フェスタの様子を見に行く。こちらは農林水産課が木更津の食をアピールする場である。
 クルックフィールズが野菜類を展示販売し、中郷太巻き寿司サークルの展示が目を引くブースで一日に必要な野菜量等を伝えるなど面白い企画もあったので工作が終わった妻子と昼食を摂ってから再びブースに向かったが娘は隣接して開催されていた子ども縁日の方が気に成ったようで遊びに行ってしまった。
 その後に妻の買い物などに付き合っているうちに冬の短い日は暮れてしまい、イオンを出て貯木場の夕焼けを見てから帰宅した。
  
 
 2日は午前中に私的な仕事を処理してから駅前庁舎に登庁し翌日の質問原稿をPDFして事務局に渡しタブレットで読めるように準備する。次いで新田の水道庁舎に行きかずさ水道広域連合企業団議会に出席する。議会日程と議案及び報告は下表の通りである。
日程 内容(件名とは異なる)
1 新議員の紹介及び議席の指定
2 副議長の選挙(富津市の石井議員を指名)
3 会期の決定(本日1日限り)
4 議事録署名議員の指定(小国議員・石井議員)
5 議案の上程
6 広域連合企業長の提案理由説明
7 議案等審議
議案1 令和6年度事業会計補正予算(第1号)
議案2 給水条例の一部改正
議案3 未処分利益剰余金の処分
議案4 令和5年度事業会計決算の認定
報告1 令和5年度事業会計予算繰越計算書
報告2 令和5年度事業会計決算資金不足比率
 2月定例会から袖ケ浦市と富津市で選挙が行われ県議会も毎年交代の原則があるので木更津と君津の7人以外が入れ替わる構成で議会が始まった。議案の内容については先月開催の事業運営懇話会で説明を受けて質疑も行っているので本会議での議論は低調となり1時間ほどで会議は終了となった。別室で傍聴した方々は議論がとっても少なかったことに驚いたであろう。帰宅後も翌日の質問原稿に何点か手直しすべきことが見つかり、更新を重ねる。単純ミスの多さに気合が入っていないことを自覚する。夕食後に修正した読み原稿を議会事務局にメールしてからHPを更新し、翌日に備え早めに床に就いた。
 
 3日から本会議が再開され一般質問が始まる。私はこの日の2番目の質問者である。原稿の文字数は想定される答弁も含めて約1万9千文字もあるのが6月議会では10分近く残したから大丈夫だと思いつつ、最後に時間が足りなくなりそうだと削る部分を検討する。私以外の質問については恒例の通り、個人的に気になった質疑や感想を簡素に記載する。
羅針盤 吾津松太郎議員
 高齢者の見守りネットワークで40の事業者と5つの機関とネットワークを構成しているが最も詳しい高齢者施設が1つだけという点を指摘しその参加を促すとともに巻込型ネットワークを構築すべきという提案に色々と勉強しているなと会派の上司(?)として頼もしく思った。
 吾津議員の質問が終わる頃、袖ケ浦市の小国議長が木更津市内での仕事帰りに傍聴に来られた。昨日の水道議会で来週月曜日に袖ケ浦議会の議事進行を傍聴に行くと私が言ったので、その前に私の質問を見に来られたようだ。11時からの一般質問の内容は後日ネット配信を見ながら作成して記載する。質問後の昼休みに質問しているような左の写真を議場で撮影する。
無会派 大野俊幸議員
 質問に対して木更津市が災害協定を結んでいる相手先の一覧表が提示された。避難ビルとしての協定でも「医療機関」に分類されたり「民間」に東電やNTTという主要インフラが含まれたり新御堂寺だけ寺院として分類される事などに違和感も感じつつも多くの協定に感謝した。
市民とともに 田中紀子議員
 私は公民館を交流センターにすべきといういう側であるが田中議員は反対の側から質問をしていた。なぜ公民館でなければならないのか、交流センターにした場合は何の弊害が危惧されるのかという説明がなく「何となく不安」という感じの質問であった。
羅針盤 草刈慎祐議員
 県内の主な花火大会は39会場であったが5つは諸般の問題で今年度開催できず、木更津も平成元年の事業費が4965万円であったものが警備費などの増加で7308万円になっている課題があり、有料観覧席をさらに値上げを検討する中で市内料金の提案には感心させられた。
 初日は5人の質問で終了となり、私は学童に直行して娘を連れて帰宅する。夜は夕食を食べながら一人で質問の慰労酒を飲んでいると韓国で戒厳令が唐突に発表された。情報が少ないが天安門事件のようには成らないと判断して床に入った。
 
 4日に目覚めると韓国の戒厳令は解除されていた。軍による発砲なども無かったようなので安堵して駅前庁舎に登庁して10時から本会議に出席し、個人質問を聞きながらメモを取る。
一隅 堀切俊一議員
 将来の富士見通りの維持管理費の質問があり私も気になる点であったが、現在の維持管理費は0だという間違えた質疑を執行部が訂正しないことも気に成った。管理者が県である港湾で市が単独で何かできないかという質問も管理区分を超える問題解決の争点が理解できなかった。
公明党 佐藤修一議員
 通告が明確なためだと思うが、渡辺市長の答弁は6頁で7つの資料を提示しプレゼンテーションの様であった。答弁で昨年は猪と鹿を1800頭も駆除し44%、約25tonが加工され、その3〜4割が食肉に成っている事も解り、狩猟者不足でも令和元年から2.4倍に伸びており順調なようだ。
 昼食を終えて議場に戻ると富津市選出の渡辺県議が県庁に行く前に傍聴に来られていたので低い衝立を挟んで雑談をする。他にも多くの金田の方々が傍聴に来られるなかで午後の質問が始まる。
自由民主クラブ 斉藤高根議員
 個人的には江川でも苦労した「地域計画」を質問で取り上げて市内の状況を明確にしたのは有難い。市内を69地区に設定したうち、進行中なのは17地区だけということには驚いた。道の駅の資料を執行部から提出していただいたことは議員としては助かるが通告にない一問一答の資料があるという状況は議運の委員長として如何なものかと考える。
新栄会 安藤順子議員
 私と同じ大綱「教育行政」で質問し、私が小項目16点であったが安藤議員は4点でありその残り時間を使いたいと思った。気に成ったのは質疑後の私的な意見が長すぎたのに石井副議長が止めなかったことと、98%を約9割というのは四捨五入で正しくないことである。
輝楽会 藤田真澄議員
 今回の衆議院選挙での年代別投票率の答弁は興味深く深く掘り下げるとおもしろそうだと感じた。開票所の場所と時間を周知しLIVE配信を検討するという新人らしい提案は斬新で好感が持てる。私も2012年9月議会で選挙の合理化を提案したことを思い出していた。
 藤田議員の質問は35分で終わったので急いで帰宅し、家人に巌根駅前の松葉寿司まで送ってもらい17時開催の木更津法人会木更津北支部役員会に出席する。来年度の支部長や支部懇親旅行などを検討して役員会議は終わり、18時から支部の一般会員を加え税知識向上セミナーとして相続税と贈与税について学習し、私は父が亡くなる前に対応していたら納税額も軽減できたのかと思う。19時からセミナーの講師兼支部役員の泉水税理士も交えて支部忘年会が始まり、様々に情報交換をしながら21時過ぎに帰宅しHPの更新を行った。なお、同日に青年会議所の望年例会も開催されていたが案内が早かった法人会を優先したので欠席と成ったが、仮に行っていたら最年長だったようだ。
 
 5日は一般質問の最終日であり10時からの本会議でメモを取る。
公明党 神蔵五月議員
 愛知県新城市の若者会議という事例紹介があったのでタブレットですぐに検索したら興味深そうな内容であった。八幡台公民館のこども会議など、私の質問したシビックプライドを醸成する行為は既に進んでいた。
公明党 竹内伸江議員
 あさひ学級には25人が通っているが、そこにも行けない17人の児童生徒はオンラインで授業を受けておりメタバースの世界でアバターとして出席している県内最初の事例を進めているという事には驚かされた。
公明党 渡辺厚子議員
 杉並区でグリーンスローモビリティの運行が始まったとか公明党のアンテナの高さに感心する。令和4年10月から袖ケ浦市で運行を始めたデマンド型の乗り合いタクシーのチョイソコがうらは5千万円超のコストであることも驚かされた。 
 公明党の3人が終わり会派室でお茶を飲んで議場に戻ると袖ケ浦市の稲毛議員が傍聴に来られていた。連日関係者が良く来る定例会である。
自由民主クラブ 重城正義議員
 令和5年度末に市内の外国人3197人のうち国保加入者は781人であり加入率は増加しているわけではない。また国保加入者の医療費の平均額が約34万円に対し外国人の平均は12万円で、外国人が日本の国保会計を悪化させているという事態ではないことが確認された。
 3日間で14人の質問が終わり議案についての大綱質疑が行われる。齋藤秀樹議員と田中紀子議員が8件の使用料手数料の見直しに関して全体像の確認や変更となる根拠資料の提出などを求め、その後に委員会付託が為されて最終日までの休会と成った。
 15:25より市庁舎整備特別委員会理事会が開催され、今まで約2億円と想定されていた国庫補助金の返還が「包括承認」という手続きを取れば返還しなくて良くなったという報告があり、今まで返還額を少なくするために設計に制約があったものが若干変更になるという事である。どの様に変更するのか説明資料が欲しいと申し入れたので18日の委員会には良い資料が出ると期待しよう。委員会での会派代表質問は永原議員に任せてこの日の会議を終えて帰宅しすると与那国島で事故を起こした木更津基地所属のV-22は約2週間掛けて台船に載せて木更津まで曳航してくるという情報が届いていた。私も32年前に飛行機で行った与那国島から太平洋の荒波を超えてくるのかと感動すら覚えた。
 
 6日は9時過ぎに駅前庁舎に登庁して議会運営員会で視察を予定する加西市と和泉市への質問を整理し、10時から基地政策特別委員会協議会を傍聴する。議題は「特定防衛施設周辺整備調整交付金にかかる充当事業について」で、防衛省から9月13日に前年度比約2千万円増となる2億3113万6千円が交付され9つの事業に充当されていること来年度にも同様の事業への充当を予定していることの説明があった。今回の交付額は平成23年度に対象自治体となってからの最大額であり、来年度にオスプレイが佐賀に移駐することで騒音被害が軽減されるとどの程度減少するのか気になる話である。
 委員会が終わり鶴岡議長と昼食に出かけ13時から議会改革特別委員会協議会を傍聴する。議題は「木更津市第3期合同生徒会」を議場で開催し木更津市のまちづくりの現状についての質問に議員が答え、その後に生徒間でのディスカッションを行うというものである。教育委員会としてはまちづくりを自分事として考える若者のリーダーを育成することを目指し、議会は議会への認識を高め若者の政治への参画を推進することを目標とするものであるが、議員の行う答弁が執行部に沿ったものにする必要があるのかとか議論が続き参加する中学2年生は公民を教わっていないので3年生に成って学んだあとの夏休みにするべきだという意見なども出され議論は長引いたが2月8日に開催される方向で話はまとまった。議運との合同視察を決定して委員会は終了となった。
 市内で所要を済ませてから娘を学童に迎えに行きアカデミアホールで17時に開場となる海の音楽まつりを聞きに行く。18時半の演奏開始まで海上自衛隊のPR映像が流れていることが目新しい。海上自衛隊横須賀音楽隊の演奏を聴くと今年ももう少しで終わりだと思えてくる。
 夜8時過ぎに夕食を食べて帰ると夜更かしに成りそうだと思い、持ち帰りのピザなどを購入して帰宅し、食事後は早く寝かせるつもりであったがベッドの上で録画してあった映画などを見続け、深夜に妻が帰宅するまで娘が眠ることは無かった。
 
 7日は今年5月に完成した新江川集会所を区の役員や各種団体の方々と共に9時半から大掃除を行うというので参加する。窓や床の掃除、周辺の草刈りなどに分かれて作業する中で私は卓球台の制作班に分類された。これは集会所の利用率向上と住民の健康維持を考えて卓球台を購入したもので、箱を開けてマニュアルを読むと電動工具がないと仕事に成らないことが解り自宅に戻って道具を準備して作業を行うが他の人が持ち場の仕事を終えても完成まで1時間以上も要してしまった。
 清掃後に集会所で慰労会を行うと言われたが、江川運動公園などで開催されているチャレスポの様子を見に行ってから遅れて参加し、消防団の詰所の更新が計画に乗ってきそうなことやフラワー通りの地域による維持管理など多くのことを情報交換させていただいた。帰宅後は翌日に備え荷物を片付けた。
 
 8日はかまフェスチャレスポが開催される天気の良い日曜日であったが、早朝に届いた娘のシステム机を設置するため、箪笥2竿を2階に運搬せねばならず、そのために2階の部屋を片付けるため老朽化して曲がっているパイプハンガーを処理し劣化で毛が抜けるカーペットの上にゴザを敷くなど10年前に妻の荷物を運びこんで以来の大仕事を続けた。ホームセンターに資材を購入に行ったほかに市内の様子を見て回る時間もなく、夕方まで働き続けた結果、2階の部屋は奇麗に変えることが出来た。妻が突然娘の部屋に全面カーペットを敷こうと言ってネットでオーダーするので机の制作はその到着以降となったが、朝に届いた段ボール5箱のうちの1つで作成する棚だけ作るのに1時間を要するなど、昨日の卓球台に続き電動工具を活躍させながらの日曜大工仕事は当面続きそうである。夜8時過ぎに作業を終えて麦酒を飲みながらLINEを読み、一緒に会派を組んだ元木更津市議会議員の宮木康弘さんの訃報を知る。まだ62歳なのに早すぎる死に言葉が詰まる。
 
 9日は木更津市議会は全ての日程が無いので袖ケ浦市議会で開始される一般質問の傍聴に出かけた。10時半からの稲毛議員が質問を始める前に議場前のロビーから見える山々の姿を見ていた。
 
 袖ケ浦駅北口の開発地区には住宅が立ち並び、遠望される金田地区までの間の農地を宅地化したくなる理由も良くわかる。傍聴席に入って粕谷市長と立ち話をしながら袖ケ浦市側の先行開発に期待するや生活道路に大型車両が混入しないよう両市で湾岸道路の整備を要望しようなどと打ち合わせた。稲毛議員の質問で10月に全市展開となったデマンド型の「チョイソコがうら」の登録者が7月末の1479人から11月末には一気に2762人まで増えていることが解った。5千万円を超える負担だと木更津市議会の渡辺議員の質問で聞いていたが、もう少し状況に注視し、積極的に良い点を学ばなければと思った。傍聴は一人で終えて市内で買い物を済ませて帰宅し、事務所で溜まったHPの更新作業を行った。
 
 10日は10時より総務常任委員会が開催されるので出席する。会派室に行くと3日分の弁当の集計が始まっていた。会派議員が他の委員会もしっかり傍聴して状況把握をしようという姿勢に感心する。総務常任委員会に付託された議案及び協議会の議題は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案067 専決処分の承認(一般会計補正予算) 財務
議案068 一般会計補正予算(第4号) 財務
議案076 手数料条令の一部改正 総務
議案077 市民会館設置管理条例の一部改正 総務
議案075 職員の給与条例の一部改正 総務
議案089 千葉県市町村総合事務組合規約の変更協議 総務
議案090 君津郡市広域市町村圏事務組合規約の変更協議 企画
協議会 No.01 飛行場周辺まちづくり実施計画(他3地区)に係る意見公募 企画
No.02 吾妻文化芸術施設に係る基本設計の検討状況 企画
No.03 市民会館の公共施設等個別施設計画 総務
No.04 中期財政計画の見直し 財務
No.05 行政視察(掛川市・豊橋市)の報告 -
 専決処分は急に決まった衆議院選挙の開催に伴うもので私からは来年度末の市長選挙の前までに最大と最少の人口比が約70倍になっている投票所の再編の検討を求めた。補正予算では重城議員が法人市民税を過誤納付して還付加算金を得ている業者が居ないかと鋭い質問を行い最大の還付金を聞いたところ2万49百円程度だったので悪質なものは居なそうだと感じた。手数料条令は激変緩和措置で1万円以下は最大2倍という制度があり発行に一万円近い経費が掛かっているものも6百円の手数料で済む状況であり4年後に再度の見直しが発生する。給与条例では給与表の改定に伴い年々低下していたラスパイル指数が再度上がるという見込みに問題意識を感じる。議案90号は夜間救急診療所を広域市町村圏から木更津市に移管するもので近隣市は木更津市に事務委託を行うように変更するもので市町村圏事務組合が解散に向けてまた一歩前に進んだということであるが、職員が減るわけではないようだ。
 協議会案件では久津間の避難山が18億円の事業費として示されており個人的には周辺の不法投棄を見ても側方流動は生じていないので地盤改良は必要なく緩速施工をすることで圧密沈下を促せば事業費は下がるだろうと思う。吾妻の図面は日建設計らしい斬新な発想であったが基本構想の事業費に収まっているとは思えないハイスペックであったし内港北公園など周辺施設とのアクセスが考慮されていない点に不備を指摘した。中期財政計画は令和9年度に普通建設事業費が156億円に達するので65億円の起債を発行する一方で財政調整基金が19億円も減少する予定など気になる点は多いが、心配なのは令和12年頃までの財政規律なので精度が低くなることは承知するので長期的資料を用意して欲しいと提案した。委員会は午後3時に終了したので自宅に車を停めに帰ってバスで街中に出かけ委員会の情報交換会に出席した。
  
 
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2024年12月中旬の記録