28.10月上旬の活動記録
1日から行政視察に出かけるつもりで準備を終えて金田BTに着いたところで函館市に前泊する検討をした日程のままで勘違いしていることに気が付いた。自宅に戻り用事が無いので事務所の大掃除をして古い書類の片付けなどをして、夜は家族全員で袖ケ浦駅前の温泉施設に行って母の一日遅い誕生日祝いをした。
2日も金田BTへ行き今度は正しく8:26の高速バスに乗って羽田空港に着きANA553便で函館空港に到着する。ジャンボタクシーで函館駅前に移動し、ラッキーピエロのハンバーガーを昼食に摂ってから徒歩で函館市役所まで移動して13:30より
総務常任委員会
の行政視察を開始する。
1.
北海道函館市
市制施行 大正11年8月1日
人口 233,898人(令和7年8月31日現在)
面積 677.87km2
令和7年度一般会計当初予算額 1,524億9千万円
財政力指数 0.765 (令和5年度)
視察項目
デジタル変革推進ビジョンについて
函館市は公式LINEの取組で全国158件のエントリーの中から「日本DX大賞2025地域DX部門優秀賞」と「日本ノーコード大賞自治体部門大賞」をダブル受賞するなど自治体DX化のトップランナーである。職員自身がプロジェクトの主役となり、市民目線でサービスを共創したプロセスや、ノーコードツールを活用して職員自らがスピーディに開発・改善を重ねているなど大きい組織や外部職員の導入などで対応しているのかと思ったところ、デジタル改革推進本部は市長を本部長として職員で構成され「函館市フェロー」という本州の大学教授2名をアドバイザーに加えているもの地域デジタル課の課長を含む3名で進めているということであった。外部職員は例え優秀であっても函館の問題を自分事として理解できない危惧が有るので採用していないということである。少数でシステムの内製化を進めることは職員に負担に成っていないかと確認したところ(株)Bot Expressが開発提供する官公庁専用対話型アプリケーションである「GovTech Express」を活用しており、全国で導入している自治体のシステムがテンプレートとして追加費用なく利用可能であるため、先進都市である渋谷区などのシステムを元に多少加工するだけだから難しい作業ではないということであった。
函館市はデジタル技術を使って市民の幸福度を向上するため、①市民が豊かさを実感できるまちづくり、②誰もがデジタル社会の恩恵を享受できる環境づくり、③多用な機関による連携、の3点を基本的な考えとしている。特にデジタル化に乗り遅れた高齢者等に生じた格差(デジタルデバイド)の解消が課題であるとしてスマホ教室とスマホ相談窓口を進めてきたが前者は民間の事業者が進めてくれることに成り後者を月に3回開設して好評なようだ。職員には「現場で育てるDX」という考えのもと、課題を最も解っている担当職員に主体性を持たせて作成できるようノーコードツールの研修を進めるなど全市的に進めていこうとしている姿勢は木更津市でも見習うべき点であると感じた。
昭和57年建設の歴史ある議場を見学させていただき3時過ぎに市役所を後にして函館駅へ向かう。個人的には9回目の函館だから割り切ることもできるが、函館まで来て東北にとんぼ返りは後ろ髪が引かれる。イカそうめんを食べたかったと思うが新幹線で盛岡駅まで戻り宿泊した。
3日は朝9時にホテルのフロントに集合し迎えに来られた市議会のバスに乗り盛岡市役所に向かう。
2.
岩手県盛岡市
市制施行 明治22年4月1日
人口 277,970人(令和7年9月1日現在)
面積 886.47km2
令和7年度一般会計当初予算額 1,242億8千万円
財政力指数 0.73 (令和4年度)
視察項目
中心市街地活性化つながるまちづくりプランについて
盛岡市はニューヨーク・タイムズが「2023年に行くべき52カ所」に国内では福岡市とともに選ばれ、ロンドンに次いで2番目に紹介された歩いて美しい都市である。しかし郊外に大規模なイオンが2箇所も出来て中心市街地の活力が低下しているために計画を策定した。「ウォーカブルで創造する価値がつながるまちづくり」というテーマを設定し、①商店街等の魅力・経営力の強化による地域経済の活性化、②暮らしや便利さを支える拠点機能・住環境の充実、③中心市街地区域内外の回遊性の向上、④タウンマネージメント機能の強化、の4点を基本方針としている。
木更津市で中心市街地活性化計画を策定した時の主要な目的は関連する国の補助金を活用することであったので確認すると盛岡市でも基本的には同様であるが木更津市のアクアコインと同様の機能を有する地域通貨「MORIO Pay」を運用する他、AIカメラ13か所による人流解析をしたり大店法の特例を利用して中心部のデパートを支援するなど多彩な制度で街の維持を進めていた。木更津市では中心市街地の空洞化が進み郊外に人口が増えている中での中心市街地への予算投入に異論もあると質問したところ盛岡市では冬の除雪が郊外では充分に行き渡らないため中心市街地への移住希望が多く、街中で空き家や空き地が増える状況には成っていないというという事であった。拡散する市街地を抱える木更津で除雪の負担は想定できないが、コンパクトシティを進めるヒントが垣間見れた気がした。
視察を終えて建築から60年は経過しているという議場を見学させていただく。県都の歴史を実感して市役所を後にし、議会のバスで盛岡駅に移動し新幹線で東京駅まで戻り、アクアラインバスで帰路に着いたので海上自衛隊前で降りて徒歩で自宅に戻った。
4日は車に草刈り機を乗せ請西に行き9時15分から娘が通う森の清掃活動を行う。帰宅してシャワーを浴びて着替え妻子を連れて出島に向かい
パークベイフェスティバルとナチュラルバル
に参戦する。
時折小雨が降るなど天候は恵まれずに過年度より明らかに人出は少なく、海の向かい側の自衛隊では翌日の航空祭に参加するため佐賀駐屯地から飛来したオスプレイが飛んでいた。知り合いの店で買い物をしてから帰宅すると、高市候補が小泉候補との決選投票を制して自民党総裁に選出された。どうなるかは気に成るが私が今できることは限られているため、夕方に岩根小学校フェスタに向けPTA役員の打ち合わせに参加した。
5日は朝から天気が良く
第51回航空祭
に参加するため9時前に自宅を出て徒歩で吾妻に向かう。路線バスからも多くの人が降りてきており人気のイベントだと実感しながら受付を済ませ徒歩で席に向かう。
佐賀駐屯地に移設したオスプレイが4機も加わり、気のせいか兵力の高い展示物が多いなと思いながらセレモニーの会場に着くと席は浜田代議士の後ろであった。お陰で訓練展示などもよく見ることが出来て、その後の祝賀会ではいつものように地元の役員さんと最後まで残り様々に情報交換を済ませ、帰宅後にHPを更新した。
6日は午前中に来客対応を行った後に事務所に籠って夕方まで私的な作業を処理し、学童に娘を迎えに行って夕食後に録画していた映画を娘と一緒に見た。夜に成っても中秋の名月は雲で見られなかった。
7日は関東一円の天気は曇りで涼しいと予報が出ている。展望が無いので登山には向かないが草刈り作業日和なので午前中は母に頼まれた場所で作業し、午後から雑務を処理してから市内で所要を済ませたついでに早めに娘を学童に迎えに行き、妻の帰宅まで事務所で娘を遊ばせながら傍らでHPを更新した。満月は雲の切れ間に時折見えていた。
8日は駅前庁舎に用事があったのでその前に朝日庁舎に立ち寄って屋上から
定点写真
を撮影し、周辺を回って工事状況を見学する。
作業車の配置に苦慮しながらの駐車場の舗装や各種の仕上げ工事が進んでおり、今月中に消防検査を受けるため内装の仕上げや照明設備などは夜中も行っているのだろうなどと勝手に考えていた。その後に会派室に移動しかずさ水道の書類を整理し、議会運営委員会の行政視察などを事務局と打ち合わせて帰宅し、午後から雑件を処理してから娘を学童に迎えに行きHPを更新した。
9日は台風22号が接近し千葉県南部に波浪警報が出る中、災害は発生しないと考えて夕方まで私的な作業を処理し、夕方に買い物をしながら娘を袖ケ浦の塾へ迎えに行って夕食後に報道番組を見続けた。
10日は事務所で雑件を処理し、住宅建築に伴い私の看板を移設すると言っていた業者が何時に成っても作業をしないまま台風通過を迎えたので、放置も出来ず直営で移設作業を行う。東京地方では晴れの特異日であるが今年も良い天気であり、翌日の予報は雨である。午後は公明党が自民党との26年に渡る連立協議から離脱する報道を聞きながら市内で所要を済ませ、午後2時から岩根小学校PTAの役員として翌日の運動会に向け雑草の草刈り作業や観客エリアを示すロープ設置などの準備作業を行い、作業終了後に学童に居た娘とともに帰宅した。
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2025年10月中旬の記録