紀伊半島ドライブ 2010.4.11〜2010.4.4 スバル レガシーGT-E |
▼ 12日 |
年度始めに時間が空いたので、久々に関西に行く計画を立てた。伊勢神宮と吉野の桜を見ようと思いながら企画しているとまだ未経験の白浜温泉が意識されてくる。走行距離が伸びるが紀伊半島を回る覚悟を決めた。
高速道路休日割りを適用するため11日の夜にアクアラインを渡り横浜町田ICから東名を西に向かうが伊勢道の安濃SAで眠くなり車中で寝袋に入り仮眠を取る。目が覚めると雨である。天気予報通りなので覚悟していたが残念な気分で伊勢ICまで向かう。交通公園の駐車場に車を停め地下道を渡り「おはらい町通り」を内宮に向かう。「おかげ横丁」の成功のためか、街並みはレトロに整えつつあり、一部を除き好感を持つ。神宮は雨の平日なのにとても人が多い。参拝を終えたら遅めの朝食に伊勢うどんを頼むが腰の無い麺だった。
伊勢を出て高速の平日昼間割引を利用して終点の大内山まで走り、そこから長い国道42号線のドライブが続く。橋杭岩や大島大橋等に寄り道したとは言え午後3時にやっと白浜温泉に到着する。雨が一時的に止んだので崎の湯の露天風呂に向かうと、中国系らしい旅行者に受付の人が駄目だと話していた。波で入れないのかと思って聞くと「写真撮影をしたい」と言うので断っていたという回答で、入浴は可能だった。海辺の湯船は波が入る状況で冷たかったが上の湯船は丁度良く快適だ。人物以外を撮ることは許してやっても良いだろうし、その方が海外でも評判になるのに、と思えるほど開放的な良い湯船だった。
白浜から御坊までも国道を進み暗くなる頃、御坊市の「やました」に到着する。HPでは21時まで営業だったので安心していたが19時で終わりと言われ、わずか2分前に滑り込み「せち焼き」という焼きそばの卵綴じのようなものを食べる。その後、和歌山ICまで高速の通勤割引で移動し既に夜中になった道を進む。5つの源泉を楽しむ野半の里温泉に浸かって、五條市の宿に着いたのは22時を回っていた。
13日は朝7時に起床して直ぐに出発。天気予報の通りに曇っており吉野の桜が見えないかも知れないと思いながら向かう。観光道路を登っていくと中千本周辺は雲の中である。しかし上千本まで上がると雲海を見下ろせる。水分神社の参拝と展望を楽しんだら9時の交通規制前に下山を始めるが歩行者が多くて走りにくくて閉口した。
吉野から奈良市街に移動し、遅めの朝食に黒米カレーを食べてから、街歩きをする。「奈良町」として注目を浴びているのか路地裏まで店が多く平日なのに観光客も多く訪れているのに驚いた。11時50分頃に予約していた西大寺のビジネスホテルに着き、この日のドライブは午前中で終わりとなる。
午後からは鉄道の旅になるので、部屋に荷物を降ろしたら生駒山を目指す。23年前の関西生活の頃は無視していた山だったが、気が付くと読売新聞選定の新日本観光地百選で唯一行ってない所に成っていたので義務的な気持ちで行くのだった。ただ、遊園地に行くだけだとつまらないので簡単な登山気分も味わって来たが、詳細は登山記録を参照していただきたい。生駒を降りてから石切駅から再度近鉄に乗って鶴橋で降り、久々の大阪に染まる。
鶴橋のコリアタウンが韓流ブームで大きく認知された事や、日本橋にメイド喫茶が現れてプチ秋葉原化してきた事、道頓堀川が改修で綺麗になり周辺にはアジアの観光客が増えた事などの変化を感じながら大左右衛門橋でタコ焼きを食べながら友人を待つ。18時過ぎに仕事上がりの彼と合流し、宗右衛門町通りの店で飲む。色々な話で盛り上がり気が付けば21時を回っていた。近鉄難波から準急で西大寺に帰ったが、この日も宿に入ったのは22時を回ってしまった。また、旅行中で温泉に入らないという珍しい日にもなってしまった。
14日も朝7時に起床し、ホテルの隣に広がる平城京史跡を散歩しに行く。天気は晴れてきたが寒波の訪れで風がとても寒い。現地では10日後の平城遷都1300年祭を前に仮設物の工事が慌ただしく行われていた。9時少し前に宿に帰り車で帰宅を開始する。
天理から名阪国道に乗り道の駅針テラスで土産を購入。関ICで降りて『関の山』の語源になる旧宿場町の街並みを堪能し、亀山の亀八食堂で遅めの朝食にホルモン味噌焼きうどんを食べ、鈴鹿さつき温泉で一汗流していると正午を回った。天気も好調なので真っ直ぐ帰ることを止め、岐阜県の根尾薄墨桜を見に行くことにした。
カーナビの指示を無視して自分の感を信じて濃尾平野を北上し、ナビの予想時刻を大幅に早回る14:55に駐車場に到着する。ここも多くの人で賑わっており屋台も沢山出ていた。14年前の秋に自転車で見に来ているが、桜の季節の見事さには関心する。なお、先週に山梨の神代桜を見ており、昨年は三春滝桜を見ているから日本三大桜を2年間で見終える事が叶ってしまった。
根尾から細い国道を走り、関広見ICから豊田東ICまで高速の通勤割引で移動し、岡崎の八丁味噌藏を見に行くが見学時間は終わっていた。そこで近くで八丁味噌を使った味噌カツ丼を出している店を教わり夕食を取る。岡崎城にも寄ろうと思ったが駐車場が解らずに止めた。
夕食を終えて18:50より国道1号線を黙々と東に進む。大きな渋滞もなく流れ、沼津ICには22:13に到着した。横浜町田ICまでは早朝夜間割引を利用し、アクアラインを渡って自宅に帰り着いたのは23:42だった。
この旅の全走行距離は車のメーター読みで1,745kmであり、ガソリン給油量は170.57リットル、21,512円であった。ETCで支払った高速代は割引努力も有って僅か7,930円であり、現金の場合より16,570円も安価になっていた。 |
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▼ 13日 |
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▼ 14日 |
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