アクア木更津を考えるB
2009/06/11記
 6月定例議会の個人質問はアクア木更津ビルに関する項目が集中する物と思っていたが、話が進行中という事もあってか比較的控えられ、佐藤多美男議員と高橋てる子議員の2名だけによる質疑となった。
 その中で何点か新しい情報も入ってきたので『アクア木更津を考える@』『アクア木更津を考えるA』に続き、簡単ではあるが第3段を記載する。
 
 木更津観光物産から日本総合企画(以下:NSK)に対し契約解除通知を6月8日に送付しており、到着の翌日に解約の効果が出ることより6月10日に契約が解除されたこととなる。今後は個々の店舗と木更津観光物産がテナント契約を結ぶことになるだろう。
 今後の手続きの流れは、6月中にNSKに対し債権の申し出が行われ、7月27日から8月3日の間に債権の審査が行われ、それを元に8月17日までにNSKの再生計画書が出される事になる。
 木更津観光物産は家賃の未払いという債権者なので、市は弁護士等と協議しながら観光物産を通じてNSKへ働きかけを行っていく事となる。
 
 木更津観光物産は木更津市から平成35年までの定期借地契約を行っているがサブリース先の民事再生という事態になり、契約そのものを見直していく事になり、定期借地権が外されることは論理的にはビルを売却する事が可能になってくるのである。
 この事態になり、平成21年度当初予算で7127万4千円が計上されている西口ビル(アクア木更津)の中央監視システム工事の発注は当分見送られることになる。
 今回の補正予算ではアクア木更津に関連した項目はないが、現在入居中の店舗の経営を続けるために行政支出が生じないよう、木更津観光物産や市役所担当部の舵取りが重要になってくる。
 
 直営である6Fの総合レジャー施設は運営が中止になるとは聞いているが、裏に有る立体駐車場も普通通り営業を続けているし、昨日は居酒屋に多くの客が訪れていたようだ。ビルにも特に張り紙などは成されておらず、多くの市民は何が起きているか知ることもないだろう。
 議会人としては見えない中で動いている事態も、引き続き注意を払わねば成らないと思うところである。