袖ケ浦市長選挙に思う
2019/11/11記
 昨夜投開票された袖ケ浦市長選挙の結果、若干43歳の粕谷新市長が誕生した。今回は元議長・元副議長を含んだ今年の8月までは全て袖ケ浦市議会議員であった、私にとっても旧知の3人による闘いであり、接戦が予想された通り、下表のように投票結果で過半数を獲るものは居なかった。
 
候補者氏名 得票数 得票率 占有率
粕谷 智浩 元市議 9,755 39.38% 18.64%
福原 孝彦 元議長 7,495 30.25% 14.32%
塚本 幸子 元副議長 7,175 28.96% 13.71%
有効投票数 24,425 98.60% 46.66%
無効・持ち帰り 348 1.40% 0.66%
投票者数 24,773 100.00% 47.33%
棄権票数 27,570 52.67%
有権者総数 52,343 100.00%
 
 三つ巴の選挙であるが今年の君津市議会議員選挙のように台風の被災が残る中で投票は低調ではないかと予想される向きもあった。しかし投票総数は前回の23,955票から818票ほど増加している。投票率で見ると48.30%から0.97ポイント減少しているものの、各陣営の最後の追い込みが効いて、有権者が投票行動に移ったものと感じている。
 しかしながら昨年の君津市長選挙の投票率である50.55%より低く、結果として粕谷新市長に投票した有権者は全有権者の2割を下回る結果となった。それでも当然選挙は有効であり、当選された新市長には国・県とのパイプを活かして様々な改革を進め、近隣市との広域行政を活用することで供に効率的な自治体運営を進めていけることを期待している。
 粕谷候補は自民系の大多数と公明党を中心に選挙戦が行われている結果、議会運営は多数派で安定し、前の出口市長のように人事が否決されるような事態はないと信じている。私も個人的に出陣式に参加したし、高校の後輩が当選した嬉しさに包まれてはいる。
 しかしながら対立両候補とも約30%の得票を獲った事を念頭に置き、全市一丸となった市政運営を目指して欲しいものである。
 
 なお、この選挙の結果、前にも書いたように、かずさ四市の市長が全て私より年下となってしまった。木更津市の森県議や君津市の平田県議も遙かに年下であり、いよいよ我らの世代が行政を担う自覚と責任の元に有らねばならないと強く感じながら、今回の記事を記載した。