秋の深まりの中で | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2020/10/23記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
暦の上では15日後の11月7日に立冬の日を迎える。最近は晴れ間が広がっても気温が上がらずすっかり秋が深まってきたように感じる。確認するため、例によって木更津市請西南にあるアメダス観測データで9月末から昨日までの60日間の最高気温と最低気温を調べてみた。 9月17日までは最低気温が20℃を下回ることが無く夏の名残を感じていたが9月20日に最低気温20℃を記録して以来、それを上回る日は来なくなった。最高気温も10月8日以降は20℃を超えない日も多くなり、山の方では紅葉が進んでいることだろうと想像される毎日である。そろそろ初冬の山が恋しくなる季節である。 山に出かけるとしても感染症の対策が求められるようで今年は気が重い。欧州では第2派が弱まることなく、スペインやフランスで累計感染者数が百万人を越え、百万人越えが7ヶ国に成ってしまった。日本でも十万人を越えるのは今月中のことと思われるが、全世界では毎日40万人を越える感染者が確認されている状況であり、単純に考えると年内には全世界で7千万人を越える感染者数に成るのではと危惧される状況である。 房総半島では10月15日から昨日までの7日間でにおける新規感染者は木更津市の3人を含め19人に留まり、町村では久々に確認されなかった。 |
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これを毎回のグラフで表すと、グラフの角度が若干緩くなったように見られるが、沈静化されたと判断するためにはもう暫く様子を見守ることが必要だろう。 来週で10月が終わり年末モードが近づいてくる。感染症が沈静化されたことが確認されたら忘年会や新年会も開催されることになるだろうが、現在の状況では悲観的に考えるしかない。 緊急事態宣言をなんとか乗り越えて来た多くの飲食店も稼ぎ時の年末年始で予約が入らなかった場合、店の存続を諦める経営者も出てくることであろう。政府がGo To EATを開始した効果が出ている店もあると聞くがGo To トラベルの地域クーポンも含め使用できない店舗が多いことも事実である。 飲食店の減少は食材や酒類を納入する業者の疲弊になり、それらを生産する産業まで直撃するだろう。もちろん多くの雇用が失われ、失業率の増加は治安の悪化や社会の不安定化に繋がる危機感がある。コロナの影響を受けていない業種でも間接的に影響を被ることは避けられない事態が年末には訪れそうである。 それを回避するためには、正しく恐れながら過剰な恐怖感を持たず、対策を講じながら経済活動を行うことである。まだ日本では千人に一人も感染していないという実態も理解し、仮に感染してしまった場合でも批判されない社会を造り、回復して社会復帰した人を異端視せず、罹患した場合は仕方ないと思える「空気」の醸成が必要だろう。そのことで安定した安全な社会を維持する事になると思うのである。 今年も残すところ70日を切った中で忘年会の予定が入ってこないという、かつて経験したことのない年末の日々を迎えそうな状況下で今回の記載を行っている。 |