感染が止まらない
2020/12/29記
 木更津市の大学と袖ケ浦市の病院に引き続き南房総市で高齢者施設のクラスターが発生した。房総半島の26市町村で26日から昨日までの2日間では41人の増加であり、年末に向かって収束の気配は生じていない。
市名 感染者数 町村名 感染者数
1 館山市 18→24 +6 1 九十九里町 8→8
2 木更津市 155→161 +6 2 芝山町 2→3 +1
3 茂原市 41→42 +1 3 横芝光町 19→19
4 東金市 28→28 4 一宮町 3→4 +1
5 勝浦市 7→7 5 睦沢町 1→1
6 市原市 318→324 +6 6 長生村 5→5
7 鴨川市 12→12 7 白子町 4→4
8 君津市 48→50 +2 8 長柄町 0→0
9 富津市 12→13 +1 9 長南町 5→5
10 袖ケ浦市 53→54 +1 10 大多喜町 3→3
11 南房総市 6→19 +13 11 御宿町 0→0
12 山武市 38→38 12 鋸南町 0→0
13 いすみ市 12→13 +1
14 大網白里市 35→37 +2
市計 783→822 +39 町村計 50→52 +2
房総半島合計 833→874 +41
 
 クリスマス前後に比べればグラフの勾配は若干緩くなっているものの、千人を超えるのは時間の問題だと思われる。
 
 
 木更津市での感染者は6人に留まっているのでグラフの勾配は緩くなっている。直前の急拡大の後で感覚が麻痺しそうに成っているが、2日間で6人は決して少ない値ではない。
 
 
 夕方になり木更津市では12人の感染者が新たに判明したことと既に冬季休校に入っている清川中学校で3人の無症状感染者を含めた5人の感染者が判明したことから千葉県君津保健所よりクラスターの指定がされた事の発表があった。12月23日の段階では累計で99人であったものが1週間も経たずに74人も増加している状況に戸惑うばかりである。
 
 この増加ペースに医療現場は危機感を感じており、労災病院や帝京大学ちば総合医療センターなどの大規模病院を有する市原市に対して千葉県は病床確保計画を最高レベルの「フェーズ4」に引き上げることを決めている。君津中央病院と亀田総合病院という砦がある房総半島でも医療体制は逼迫している事だろう。
 
 クラスターの発生した施設に対し行政として行える対応は最善を尽くしているし、地域の方々も精神的な支援を行っているようにも聞く。議会としても可能な対策は速やかに予算を通過させることであるし、議員の情報発信力を利用して感染拡大防止と、コロナ以外の病気や怪我で医療の世話にならない用に努めて貰いよう呼びかけることも有るだろう。
 ともかく一人ひとりの心掛けが現在の危機を乗り越える重要な要素であると声を大にして伝えたく、連日のように記載する。