県内の感染が増大 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021/01/16記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日発表された千葉県内の新規感染者数は始めて5百人を越えて504人となった。緊急事態宣言が発出されても減少しないのだが、昨日発表された者が検査を受けたのは今週の前半であり、感染したと思われるのは宣言発出前であると推察されることを考えると、効果がなかったと断定するのは早いと私は思う。 逆にクリスマス頃からの急拡大の状況下でありながら感染してしまった事を考えると宣言を発出していなかったらどうなっていただろうと深刻な危機感を覚えるところである。 昨日の木更津市内の感染者数は8人で、無症状の者は居なかった。発症の日を見ると今月10日が2人で9日・11日・12日・13日が各1人であったが、発症が昨年の大晦日という者も居た。 この40歳の男性は症状が出ながら長いことPCR検査を受けられずに居たのかと思うと、その間の感染も気になるし、感染して亡くなった方の8割近くは重症患者として人工呼吸器等の措置がされなかった者であり、自宅で体調が急変する者も多い中で、長期間耐えた事に驚かされる。 更に深く考えると、発症してから2週間を越えて発表されているがその間に完治していれば、本人は単なる風邪かと思って過ぎてしまっていたのだろう。その様な者も少なからず居ると思われると日本国内累計30万人越えという数値より遙かに多い感染者が過去に居たと推察されるのである。 房総半島では12日から昨日までの3日間で158人が明らかになり、御宿町でも感染者が明らかになった事で全ての市町村で感染者が確認された状況になった。 |
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累計感染者数が15百人を越えている都道府県は24で、房総半島の感染者数は福島県(1373人)や鹿児島県(1332人)より多く緊急事態宣言適用が言われている宮崎県(1472人)を上回っている事を考えると、前回のように房総半島は北総とは違うと言ってられる状況でなく、飲食店の時間短縮等の措置は仕方がないものと考えざるを得ない。 人数の推移をグラフで更新しているが、傾向には何の変化も生じていないどころか幾分急になっているようにも思われる。来週にはグラフの傾きが緩くなって欲しいと心から願うばかりである。 木更津市も傾向が変わっていない。少し前は1人でも感染者が明らかになると気になっていたが、最近は10人を越えても驚かなくなってしまった。 房総半島での最近1週間における急拡大を計算してみた。8日の値と昨日の値を比較してみたものが下表で、緊急事態宣言の要素として「人口10万人当たりの1週間の新規感染者数」が25人以上でステージ4とされている値を房総全体及び市原市・袖ケ浦市・木更津市は超えており、君津市と富津市でも15人以上のステージ3を越えていたことが明らかになった。 |
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世界での累計感染者数は9330万人で毎日60〜80万人程度増えており、死亡者数も1万人前後増加し続けて累計で200万人を突破した。国内でも毎日60人前後の方が亡くなり続けている状況の中で、医療現場の逼迫でトリアージが行われる可能性も現実味を帯びてきた。 高齢の両親が感染したときに、回復の可能性が低いため高度医療施設は若い人に優先するので空くまで自宅かホテルで待機して下さい、と言われる日が来る事を覚悟しなければならない。 広島県や埼玉県では感染急増地域住民全員に対するPCR検査を無償で行うことを決定した。感染しながら症状が出ずに日常生活を営む中で悪意無く感染を広げていく人を事前に発見することが重要な段階に入ったという認識であり、感染を押さえ込んでいるアジアの国々では既に行っている手法である。 この急増下で千葉県はどの様な措置を執るのだろうと思いながら、保健所が県の所管であるために感染症対策を講じきれない地方自治体の議員として歯がゆい思いを抱えているのである。 |