蔓防の期間に入る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021/06/22記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日から市原市とかずさ四市が蔓延防止等重点措置の指定地域に入った。熊谷知事は2週間程度で見直しを行うことを言っていたが、個人的には3週間後の7月11日まで営業自粛等の強化措置が続くものと覚悟して過ごそうと思っている。 房総半島の感染状況を4日前の17日と比較してみると町村ではわずか1人であったことに対し、内房5市の104人が数値を引き上げ121人の新規感染者となった。 |
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房総半島では一日当たり30.25人、人口10万人当たり一週間感染者数換算では18.94となりステージVが続いている。 累計感染者数のグラフについて、累計4千人を超え、昨年11月までの累計5百人以下だった頃とは様相が変わりすぎていることと市原市の値が全体の約1/3程度もあることから木更津市だけを分離する今までの図から地域別の内訳が解るものに変更した。 近隣三市は君津市・富津市・袖ケ浦市の合計で、人口は木更津市より多いのであるが感染者数は常に木更津市より少ない状況が続いている。 木更津市は今月だけで既に百人を越えるほど増えているので下図に示すようにグラフは急激な上昇を続けている。 この様に感染の増加が顕著である一方、接種も順調に進んでおり、本日9時から受付を開始した7月2日(金)から6日(火)までの集団接種については16時現在で2日の午前中以外は予約が開いているような状況になるなど、高齢者のうち積極的に接種したい者の需要は概ね満たしている状況に成りつつある。 この4日間のワクチンの接種状況は下表のとおりである。 |
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高齢者のうち1回でも接種した者は過半数に達した。3週間後に2回目を接種するので7月12日には高齢者の過半数にワクチン接種が済んでいる見通しとなり、7月中に70%を越えることも現実的になってきた。接種回数も4日間で5677回に達し一日当たりで計算すると1419回となる。これは土日の接種が数値を押し上げているからで、14日からの一週間で計算すると7599回となり、一日当たりの接種回数は1086回に達している。 今日から全国的に職域接種が始まり、木更津市内では何処が実施するのか定かではないがイオングループは全国的に展開すると表明しているので木更津で実施される可能性は高いし、三井アウトレットや新日鐵関連企業も検討を進めているものと推察できる。 その結果、接種速度は更に速くなると予想されるが、現状の一日に約千人へ接種する程度のペースが今後も続くだけで、秋には市内の全希望者への接種を終えることが出来そうだ。そのためには接種券の適切な送付が課題となってくるだろうと思う。 なお、防衛省の大規模接種が予約を一時停止し、職域接種にも制限が掛けられたことでワクチンが不足しているように心配している話を聞くが、木更津市では下表に示すようにファイザーのワクチンが順調に届く予定亭となっている。現在での累計で6万7千回分で来月10日では10万回分となる。従って5万人分を確保していることになるのでひとまず安心できる状況だ。 |
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新型コロナによる感染を回避するための行動は他の病気だけに留まらず外出を自粛することで交通事故による死亡者まで減らしていると聞く。原因別では肺炎や心疾患、インフルエンザ等による死者が減り、コロナによるもの以外では癌と老衰による死者が増えたものの、2020年の国内年間死亡者数は2019を約9千人下回ったようである。多分、今年も死者数は少なく推移するだろう。 また一方で妊娠中に感染することで生じる胎児へのリスクを回避したためか出生数も大幅に減り、昨年国内で生まれた日本人の子供は84万832人で2019年より2万4407人減少したと今月4日に厚生労働省から発表があった。自然減は1万5千人拡大した計算になり、高齢化が一層加速したことになる。 さらには婚姻件数も前年度比12.3%の減少となり戦後最低となったようだ。若者が減少していることとコロナが落ち着いてから挙式をあげて入籍しようと考えたものが多いことも有るだろうが、人流の減少は婚姻に至る出逢いも減らしているのかも知れない。これらの結果、特殊合計出生率は1.34となり、日本の人口が一億人を切る日は現在の予想より前倒しになりそうだ。 木更津における出生は顕著に減っていない事を前に書いたが、2021年も同じとは限らない。出生数の状況は将来の保育需要計算や小学校の編成等に影響が出ることもあり早めに把握することが必要であろう。 今は木更津市を含む周辺自治体が蔓延防止等重点措置の指定を受け飲食店を中心に経済への影響が目に付くところであるが、今後の社会の構成に影響を及ぼす可能性も想定しながら3週間の厳しい日々を乗り越え、オリンピック事前キャンプ等を成功させるように頑張らねば成るまい。 明日で6月定例会が終わるが、今年も必要に応じて臨時議会でも開催し、自治体で対応できることを議会としても支えて行かねばと考えていると、今日も市内で3人の感染が明らかになったことの通知が届いた。この波を早く越えねばと思いながら、今回の記載を終えたい。 ※6月24日と25日に一部加筆 |