蔓防指定を外れる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021/07/12記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6月21日から今月11日までを期間として10都道府県に発令されていた蔓延防止等重点措置について、政府は東京都の緊急事態宣言への移行と北海道・愛知県・京都府・兵庫県・福岡県の解除を決定した。埼玉県・千葉県・神奈川県及び大阪府は蔓延防止等特別措置を引き続き継続することになり、国内で唯一の緊急事態宣言対象であった沖縄県は夏の観光に依存している経済状況を加味されたものの、緩和されることがないことも決まった。これらを整理すると下表の通りである。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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蔓延防止等重点措置が継続される1府3県のうち東京近郊の自治体の判断を整理すると下表のように埼玉県は現状維持、神奈川県は2市を解除し、千葉県では7月2日に指定された成田市を含む8市が継続され、柏市が再指定を受けたものの木更津市を含めたかずさ四市5市は解除の対象となった。 |
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5道府県が解除され、首都圏でも柏市が加わったものの木更津市を含む6市の解除となり、日本全体を見ると感染は収束傾向に有ると考えるべきなのであるが、オリンピック開催期間の全てが緊急事態宣言となった東京都のメディア露出が高く、日本が危機的状況下にあるように世界に伝えられているようだ。 東京の何処かでコロナウイルスを散布しているのではないかと思うほど東京における感染状況は国内の他都市と状況が異なっている。オリンピックが東京でなく福岡で開催されることになっていたら観客を入れた大会が開催できただろうかと想像してしまう。 今回の蔓延防止措置が21日間だけ適用され、昨日晴れて解除の日を迎えた木更津市では、過去に2回の緊急事態宣言も適用されていた。それらの期間や期間内の感染者数を整理すると次のようになる。 |
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今回の措置は期間が21日間と短かったが、一日当たりの平均感染者数は2.95人で、前回の年末年始で73日間に渡ったの緊急事態宣言の3.15人に近い値であった。最初の緊急事態宣言の時には48日間で9人しか感染者が出ていなかったという事実にも驚かされるが、最近は感染者が出ることに神経が麻痺しているように感じられる。 ちなみに人口10万人当たり一週間感染者数のグラフは下図の通りで、木更津の危機は確実に峠を越えてステージUの状況に戻っており、適用除外になったことは妥当であったと考える。 房総半島では4日から昨日までの7日間で115人の新規感染者があったものの、内房5市の感染者数は59人であって占有率は前回までの70%以上の状況から一気に51.3%まで減少した。 |
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一日当たり16.43人、人口10万人当たり一週間感染者数換算では10.29人と内房の感染が収束したことで値はステージUの中でも改善傾向を示している。東金市での拡大が気になるが、郡市別累計者数のグラフを作成すると下図の通りで、勾配が緩くなっていることが解る。 木更津市のグラフも少し落ち着きを取り戻し、各年齢別の層が水平に戻ってきているように感じられる。 世代別の累計グラフでは今まで安定していた10歳未満や70代と80代に増加傾向が見えている事が気になる。特に70以降はワクチン接種が進み感染者が出にくくならねばならないのにと思うのであるが、今の所は90歳以上での感染が抑えられているだけであるし、この世代はワクチン接種前からクラスター発生を除けば安定している世代である。 木更津市の接種状況が更新されていないので今回はワクチンに関する記載は行わないが、ワクチン輸入と国内での生産拡大を通じて早く職域接種の拡大が図れ、日常を取り戻すことを期待しながら蔓延防止等重点措置が外れた街から記載する。 |