感染者数1800人に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2022/01/14記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デルタ株による第5波が昨年9月中に集結し、木更津市内の累計感染者が百人増えるインターバルが長くなっており、1600人から1700人に達するまでは71日間を要し、今回は58日ほど掛かった。しかし1700→1715人が41日、1715→1740に11日、その後の60人増加はわずか6日間であった。オミクロン株による感染の急拡大を考えると2千人台には今月中に到達するであろう。 デルタ株の時は感染に伴う重症者の増加が医療現場の逼迫を招く危機が語られたが、今回は感染拡大の早さに伴い濃厚接触者も一気に増え、自宅待機者が増加することで職場を欠勤する事態となり、社会活動の維持が困難になっているようだ。 沖縄では医療従事者の欠勤が医療崩壊の危機だと報道されてきたが、他にも保育士の欠勤で保育園が閉鎖となり子供を預けられない看護士や介護士が仕事に行けなくて医療や介護の現場にも影響が出ているようだ。木更津市でも消防士の感染者と濃厚接触者が欠勤となっており、何とかローテーションで回しているようだが火災現場や救急出動に障害が出るようになると市民生活に大きな影響が出てくるだろう。 作業員の欠勤によってゴミ回収が止まったことは前回も発生したが、運転手が減れば公共交通機関は減便を余儀なくされるし、まして電気や水道といった社会インフラの日常管理に支障が出てくるようだと大震災後のような生活になる危険性も高い。 政府にも自治体の悲鳴が届き、オミクロン株の症状特性を考慮して隔離期間の短縮を検討しているようであるが、欧米のように感染していても無症状で仕事が出来るような人の活用を考えないと乗り越えられない事態が目前に迫っているのかも知れない。 房総半島の26市町村では10日から昨日までの3日間で長南町を除く全ての自治体で新規感染者が確認され、増加数も310人であり全体で1万2千人を超えてしまった。 |
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人口10万人当たり一週間感染者数換算は最も少ない安房郡市でも35.38であり全てステージW相当になった。房総半島全体での換算値は64.70であり、下図を見る限り更に上昇していくことは確実な状況である。 地域別の累計者数を示すグラフでも増加が明確になりはじめている。第5波では5千人台から1万人越えまで値を一気に増やしてしまったが、今後どの様な展開になるのか心配である。 木更津市の累計感染者数は1715人で年を越したが、昨日の感染者を加えると1807人となり、92人が2021年1月になってからの13日間に発表された値である。その性別・年齢別の内訳は下表の通りである。 |
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この表の年齢別比率を円グラフにすると下図の通りである。 今の所、最も多いのが10代であり冬休み明けに学校で感染が増えているのかと心配になるところである。重症化するリスクが高い60歳以上が合計で5人に留まっていることもあり、君津中央病院の病床専用率は低いままであることは安心できる話であるが、今後家庭内感染が進むとどの様な経過を辿るのか心配である。 今の所、木更津市役所から学校での登校制限等の対策を検討しているような話は聞かないし、可能な限りリモートではなくリアルでの授業を進めるべきだと思うが、高校受験を控えている中学3年生については特に慎重であるべきだと思う。 政府の対策の変化も含め、日々新たな情報が入る中で行政が適切な対処を行っているのか、木更津市議会としても見守る必要が高いものと考えている。 |