君津市長選に思う
2022/10/23記
 本日投開票が行われた君津市長選挙の結果、現職の石井宏子氏の再選が決定した。開票結果は下記の通りである。
 
候補者氏名 得票数 得票率 占有率
石井ひろ子 市長 22,577 66.10% 32.36%
鈴木そういち 自推薦 11,341 33.21% 16.25%
有効投票数 33,918 99.31% 48.61%
無効・持ち帰り 236 0.69% 0.34%
投票者総数 34,154  100.00% 48.95%
棄権票数 35,616 51.05%
有権者総数  69,770  100.00%
 
 両候補者とも好人物なため相手を中傷するような選挙に成らず、争点が市民に解りにくかったのか、投票率は4年前の三つ巴の選挙の50.55%から1.60%低下し、投票総数も2,389票減少している。前回の選挙では8年前より2,133票ほど減っているので、8年間では4,522票ほど減ったことになる。
 有権者総数も前回の72,292人から2,522人ほど減少しており、今回の選挙でも双方の陣営が危機感を持っていた人口減少が反映している事が理解できる。
 
 私は石井宏子市長より敗れた鈴木荘一候補に期待していたが、市民の負託を受けて再選された結果は尊重する。前にも書いたがこれからは広域行政を推進する立場と近隣市との信頼を構築することに努めていただきたいと願う。また千葉県初の女性市長であった横山久雅子元白井市長が専決処分に関して不信任決議が行われて失職したようであるが、石井市長には議会を重視する姿勢を強めて欲しいと願う。
 
 それにしても今回の選挙結果は現職の完勝であった。応援した私の無力を痛感するところである。この4年間に台風災害やコロナ対策など過去に経験したことのない様な様々な事象が訪れ、その全てに真摯に取り組んできた姿勢が評価されたこととや、最初の任期中に表明された施策をどの様に実現するのか期待する市民の希望があった結果だと考える。
 鈴木候補が唱えた公約の多くも石井市長が公約に取り入れていたので市民にとっては期待されることも多くなるであろうが、新たな産業の創出や人口増加施策などを推進し、税収の増加を諮らなければ叶うことが難しい課題が多いと感じている。
 
 鈴木候補の街頭演説で話したように、私は40年前に君津高校に通い、それ以降も君津のことを見続けてきていた。木更津市に元気がなかった頃は全国チェーン店である「王将」や「丸源」などは将来性があると思って木更津ではなく君津に店を構えている。君津市と富津市の人口合計が木更津市を下回ってしまったが、再び君津市には元気を取り戻してもらい、木更津とともにこの地域を支えて欲しいと願い、再選された石井市長に期待を託す。