視察と観光を思う | |
2023/08/02記 | |
自民党の女性局の議員がフランスに視察に行き、エッフェル塔の前などで撮影した写真をSNSにアップして問題になっている。 庶民が苦しんでいるのに政治家は税金を使って観光に行って楽しんでいる、という感情に訴え掛ける報道も多く、自民党の中からはSNSに上げる写真には気をつけるようにという声も聞こえるが、余分な騒動にならないように気にするようにという事のようだ。 個人的には世の中の役に立つ視察を行い、それを公表するとともに施策を通じて還元する行為を行うことが重要であり、視察の合間に若干の観光を行うことは問題ないと考えている。 それより木更津に観光客を呼ぶためには先進の観光地を良く見て経験することも重要だと思うので、観光はするべきだと思う。また視察先の自治体でお土産を購入するような経済活動を行うことは視察を受け入れてくれた自治体に対する貢献でもあり、推奨するべき行為であるとさえ思っている。 特に天然の絶景ではなく人が造った観光地や人気の食事はアイディアで人を集められる良い事例であるので知識を集積することは有意義であると思う。そうは言っても本当に楽しむので有れば公費を使わずに個人旅行をするべきである。 また、海外の情報を得ることも重要だと思う。木更津市議会では原則として海外視察を停めているが、姉妹締結しているダナンやボゴールなど、交流も兼ねて現地に行き、現地の誇れる光を観る事は問題だと思えず、逆にアジアにおける日本の立ち位置が大きく変化している実状を知らないままで国際化が普通になっている現状を乗り切れるとは思えない。 今回の羅針盤の視察でも朝の飛行機までの約2時間ほど福江市の周辺の観光地を回り、私以外の6人には人生初で、頑張らなければ恐らく最後になる五島列島の一端を見てもらうことが出来た。 ![]() 私が思うには重要なのは視察の内容で、今回のフランスでの日程が観光地ばかりで有れば問題である。私が4年前に私費で行ったベトナムのダナンでは観光もしたが多くのセミナーやイベントの出席だけでなく視察も行い、極めて充実した日程であった。 今回のフランスの件でSNSにアップしたことが問題視され、その結果として情報の開示が少なくなり議員の活動が見えにくくなる弊害や、議員の活動が萎縮されるような事態にならなければと願っている。私個人は公私双方とも多くの情報を流し続けるつもりであり、明日からは家族旅行で東北に行く前日の今回の記載をしている次第である。 |