12.議員になってから初会合までの活動記録
 5月1日になり正式に市議会議員の任期に入った。この日は平日だったが辞令交付などが有るわけでもなく、坦々と任期に突入した、という感じである。
 この頃は『選挙運動費用収支報告書』の作成に追われていた。と言うのも出納責任者が4月26日に肺炎を発症して入院してしまい、実質的に私が後を行うことに成ってしまったからである。
 公職選挙法が綺麗な選挙を目指していることは解るが、運用上は厳密に護ることが不可能に近い部分もあると収支をまとめながら思った。
 例えば選挙運動員は1日9名を越えて使用しては成らない、という規定があり、さらにそれも事前に届け出る必要がある。この場合の運動員は有償無償を問わないので、ボランティアで手伝いに来てくれた人は労働という寄付を行い、それと同額の報酬を受け取ったと解釈される。だから選挙期間中に事務所に訪ねてきた人が『時間があるので選挙カーに乗って手でも振らせて、で無ければ何か事務仕事を手伝うよ』と言う場合、事前に運動員として届けていないのでお断りしなければ成らないのだ。
 そんな軽微な事は、例えば制限速度を5km/hr越えて走っている程度で目くじらを立てることでも無い、と常識の範疇では思うが、最近のマスコミが公職にある者を攻撃し始めると細かな点でも法律違反をあげつらう事がよく見られるので、そもそも法律で幅を持たせるべきだと考えながら収支報告書を作っていった。
 今回の選挙に掛かった費用は1,712,424円であった。これには選挙カーの費用は含まれていない。また、選挙以前の後援会活動や選挙事務所に個人の自宅を使用しているので区分の難しい光熱費等も含まれていないが、それらを含めても法定費用の約400万円には達していない額であった。寄付も約100万円寄せられ、自己資金は200万円も使用していない。このくらいが普通の人にも出来る選挙の金額だろう。
 
 挨拶回りや事務処理を殆ど終えた後、5月4日にダルマを持ってきた後輩の元を訪ね、日光の南にある袈裟丸山(1,908m)に日帰り登山に行き、帰りにはあしかがフラワーパークに寄って藤やツツジの花を愛でて来て、少し気分転換とリフレッシュしながらも「花」による集客力の大きさを見て、人々の欲する物は何なのかとかを考えていた。
 6日は推薦区である万石区の総会に出席、その後岩根西地区の青少年ボランティアの集まりに出た、それらの場所で要望や意見を聞くことで個人ではなく、市民の代理人としての議員活動が始まっていく実感を覚えていった。
 
 7日に会派をともにしようとする議員の集まりがあり下記の11名と渡辺県議での会議を設けた。
 会派の母体は「市政会」であるが、今回の選挙前に4名が勇退し、新人4名と2期目の高橋浩議員が加わり、大野議員が離れたので会派名も更新しようと言うことになり、案出し合い、名称を検討した。
 結果、新会派名は 
フォーラム未来 となった。
 
氏名 年齢 当選回数
 三上 和俊 56 8
 後藤  秀 70 7
 滝口 敏夫 67 5
 石井  勝 66 4
 清水 宗一 63 4
 荻野 一男 65 3
 橋  浩 45 2
 斉藤 高根 52 1
 鶴岡 大治 50 1
 平野 卓義 48 1
 近藤  忍 43 1
 
 8日の午後2時から初会合が開催された。それに先立ち徽章(議員バッチ)を貰い、市議会公式HP用の写真撮影を行った。また議場での会議開始前に新会派の控え室となる部屋に入り、今日の会議の進行等についてレクチャーを受ける。議会傍聴には何回か来ているが、自分が議席に座る側に回ると解らないことが多く、結構な戸惑いも覚える。
 午後2時に初会合が開始される。仮議席は初当選の最年少に着き1番席である。なお、新人7名で年齢順という決め方に異論がなかったので本議席もこのままで1番議員を通すことになった。
 議会事務局長の挨拶の後、最多当選回数の2名の内年上の前田議員が座長(仮議長)となり会議が進行した。執行部の自己紹介では課長級の職員までが紹介のために交代で議場に入ってくる。改めて「木更津市」という機構の運営に関わってくる実感が高まってくる。
 執行部・議員・議会事務局の紹介の後、水越市長の挨拶が有り、執行部が退席して議席の決定、15日の臨時議会の説明、議員会等の説明があった。その後、市の監査委員に議会を代表して行く議員の選出が選挙によって行われた。投票が始められるが1番議員である私からになり、作法が解らず困惑する。1番議員はこの点が不利だが面白いと前向きに考える。その選挙で初会合が終わり、解散後に新人議員への事務説明が行われた。
 説明の内容は、登庁した際のボタンの操作、議員報酬、文書連絡方法等と、23日から新人議員の研修を行うことなどである。
 
 ここで議員報酬を公開すると、木更津市の報酬は45万円である。ここから議員共済掛金65,200円と議員会費3,000円、懇親を深めるために所属した野球とゴルフのクラブにそれぞれ3,000円、委員会の積み立てや会派の会費がそれぞれ10,000円、駐車場使用料で500円が控除されるので実質支給額は358,000円である。
 なお、これ以外に6月と12月に期末手当が支給される。6月の手当は5月1日からの起算になるので301,219(議員共済22,591が控除されるので実質278,628)円が貰え、年末には1,098,562(議員共済82,392が控除され実質1,016,170)円が支給される。これは当選回数に関係なく定額である。つまり年額で約740万円の名目支給(実質で約520万円)を受けることになる。
 この日の会合は事前の写真撮影等を含め午後1時から3時半までの2時間半であった。次回の公式行事は15日の臨時議会である。
 臨時議会の内容は午前10時開始で、議長・副議長の選挙、常任委員会・議会運営委委員会・中央病院議員(2名)・広域事務組合議員(1名)・水道企業団議員(1名)・高齢者医療議員(1名)の選任を行い、下記の5議案の審議を行うことになる。なお、中央病院議員以降は広域行政に対応する代表議員であり、四市合併が完了すると殆どが必要なくなるポストである。
(1) 専決処分の承認を求めることについて
(2) 平成19年度木更津市一般会計補正予算(第1号)
(3) 木更津市監査委員の選任について
(4) 手数料条例の一部を改正する条例の制定について
(5)
木更津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
 条例については通常、常任委員会で議論した後、審議に掛けるのであるが今回は委員会審議が無く採決である。四市合併の時の袖ケ浦市議会が委員会負託無く審議したことを思い出すが、事務的な修正ばかりだから議論になることもなくこの日は終わるのであろう。
 
 →2007年5月中旬の記録