54.9月下旬の活動記録
 21日の日曜日は富津市長選挙の告示日である。無投票という噂が飛び交っているが夕方の受付終了までは選挙モードである。佐久間市長と我が父がともに市議会議員で有った頃に交遊があったと言うこともあり、親子にて出陣式に出掛けていった。
 
 午後からは木更津商工会議所で開会されている青年会議所OB会の千葉県総会に出席し、その後は場所を移動し、現役の行う千葉ブロック会員大会式典に主催地のOBとして出席する。本来で有れば中之島公園で開催予定であったが豪雨のため東京ベイプラザホテルに会場を変えての開催となった。絶好のロケーションが活かせず、設営を進めてきた担当委員会やかずさの現役の落胆も大きかろうと気持ちを察していると、次第に雨も上がり、大懇親会は中之島で実施する事になった。
 足元がぬかるむ公園では有るがやっさいもっさいの音楽による迎えから始まり、翌年の役員紹介のイベントや芸能人によるパフォーマンスなどが賑やかに過ぎていった。しかし私を含め地元のOBメンバーは現役の邪魔にならないように、会の終了を待つことも無く退席するのであった。
 
 22日は朝から雨である。来週の月曜日の議会で陳情を議決する前に見ておきたかった茂原駅前学習プラザとボートピア市原を見に行く。ボートピア市原は前に一度周辺を見ているが中を見ていないし競輪投票券を売るサテライト市原が併設されているから、よりギャンブル性が強まっているだろうという判断の元の見学である。詳細は「
茂原と市原を回り考える」を参照いただきたい。
 
 23日の秋分の日には矢那川で咲き始めた彼岸花の生息状況を調べに行く。これは長年行ってきた「
市民まちづくり塾自然Gr」の活動の一環である。本年も11月1日(土)に周辺の中学生とともに河川美化運動を行う事の細部もこの日に話し合われた。
 午後からはHPの更新やデータ整理などの内業を行う。近頃は平日と休日の区分が一層曖昧である。 夕方は木更津港でダイヤモンド富士を見に行くが空気の透明度が低くて鮮明ではないし、微妙に山頂とずれていた。この場所で次にダイヤモンド富士を撮影できるのは春分の日まで待つことになる。
 日没後に犬の散歩を終えた頃、地元の居酒屋から呼び出しが入る。そういえば、19日に飲んだときに今週は秋分の日の夜は空いていると答えていたことを思い出し顔を出しに行く。
 
 24日は朝から郵便物を見ていたら国民年金基金の案内が入っていた。年金不安のお詫びの文字も無く基金の案内を送る社会保険庁の精神を疑うが、これは政府自民党の選挙を不利に働かせようと言う魂胆ではないかと疑いたくなるぐらいだ。そんな日々の中で地元の浜田代議士が防衛大臣に就任する情報がテレビから流れる。基地対策委員会副委員長として自衛隊周辺地の利用を進める上では大変有りがたい話であるが、衆議院解散も気になる所である。
 昼から市役所に行き、議会事務局や福祉部などを訪れて回り、夕方には市内某所で同期議員による『十九の会』を開催する。テレビで新大臣の一覧が流れる中、2年目に入った研修を検討する。
 
 25日は雑用の片づけを行いながら、前日に調べてきた資料を元にHPのアップを行う。夕方にはちはら台に映画を見に行くが大規模商業施設のユニモに空床が増えていた。どこも決して楽ではないと感じる。
 
 26日は午前中に市役所環境部に行き、11月1日に計画している矢那川ボランティア清掃に関するゴミ回収の依頼と、24日に行われた十九の会でゴミ関係の研修を行う方向になったので、その打合せを行う。
 昼から地方競馬の実状を見に行くため、船橋競馬に慣れている友人とともに9月の最終レースを見に行く。私にとっては初の競馬体験である。ららぽーとの隣に有ることを今まで意識していなかったが平日の午後というのに大勢の客が訪れており、大勢の従業員が働いていた。
 観客は97%程度が男で、見た感じでは大多数が定年を迎えた世代と思われる。中には若い女性や子供連れの家族も居たりする。分煙と清掃が行き届いており、会場ではアルコールも売っていたが荒れた感じはなかった。もっとも鮮麗された感じは無かった事は言うまでもない。5レース分観戦して、ビギナーズラックで交通費程度を稼いで帰ってきた。
 
 27日は事務所の清掃や、今月中に録画していた報道番組などを見て休息の日を過ごす。時間の合間に市役所から紙資料で入手したデータをパソコンに入力する。様々な分析を行うのに、データでもらえれば良いのになぁと思うところである。
 
 28日は午前中は所用で街中に出る。潮浜の流通団地の近くではイオンによる下水道工事が続いている。本義会で水越市長が直接本社を訪問して木更津出店を確認してきたことに対して、未だに疑問を持つ者も居るようだが、少なくとも前向きな対応が続いている事を確認できる。
 夕方から江川集会所で区の役員と土木委員による会議に出席し、来月の除草活動や各組長を集めて行う通常会議の内容等について打合せを行う。
 
 29日は9月定例議会の最終日である。国体PRのポロシャツで議場に向かうが肌寒い雨の日である。最初に委員会に付託された19議案と請願3件についての委員長報告の後に質疑が交わされる。議会で大きく意見が分かれる事はアクアビル地下の場外馬券場と金田東での百億円の下水道業務委託契約であり、それらについての採決が行われた。執行部提案の19議案と2件の請願は可決されたが場外馬券場反対決議は賛成少数で否決された。
 次いで委員会に付託しない人事案件の6議案を審議の後、採決し全員一致で可決する。当初案件の採決を終え議会は休憩に入り、追加議案調整のため一時的な休会として議会運営委員会が開催された。その間に全員協議会用に配布された厚さ2cmを越える資料にファイル用の穴を空けるために議会事務局に行ったりする。
 11時35分に再開された議会では専決処分などの諸報告の後、下記3案件の上程が行われた。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案92 人権擁護委員候補者の推薦 総務部
発議12 協同労働の協同組合法の制定を求める意見書
発議13 自主共済制度の保険業法適用見直しを求める意見書
 議案92号は議案77号から79号で再任を推薦された3名以外に、任期満了による交代の委員1名を推薦するものである。また発議案は請願の可決に伴って内閣等に議長名で意見する文書を採決するものなので委員会付託もなく審議の上、採決された。これで議案は全て終了し、市長の挨拶を持って9月議会は終了した。
 昼食を挟み、午後からは議員全員協議会が開催され、下記8項目の説明が執行部より行われた。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
1 平成21年度経営方針(予算編成方針) 企画部
2 市民アンケートの集計結果 企画部
3 行政アドバンスプランのH19取り組み状況と見直し 企画部
4 第3時地域情報化計画の策定について 企画部
5 H19決算の4つの財政健全化判断比率等 財務部
6 公的資金繰上償還に係る経営健全化計画(下水) 都市部
7 公的資金繰上償還に係る経営健全化計画(上水) 水道部
8 学校給食における事故米の混入 教育部
 市民アンケートの集計結果はカラーで33頁に渡る資料であり、このような資料から自分の考えと市民との差を勉強するのも良い機会なので議員にも便利な資料である。
 事故米の混入の件は、新聞にも書かれたように厚焼玉子の食感を良くするために配合した米澱粉に事故米が原料として使用されていたものを5小学校(高柳、波岡、鎌足、富岡、畑沢)と2中学校(岩根、鎌足)で1・2回使用したという事で、一人前当たり0.35g〜0.44gの混入量となるものである。健康に被害が出るような量ではないが、やはり地産地消を進める必要を強く感じるところである。
 全員協議会が終わり会派室に帰ると麻生総理大臣が所信方針演説を始めるところであった。テレビで見ていたが、自民vs民主の戦いがガチンコに向かっていく気配を強く感じさせるものであった。
 夕方から会派の懇親会に出席する。翌年度に望む方針や総選挙の話題などで議論は白熱する。ここで政策の勉強のため1日に若手の集まりを行うことを決める。
  
 30日は議会も終了したし、前日の疲れも有ったので終日休憩。本を読んだり映画を見に行ったりして雨の月末を過ごす。そして今年度の前半戦が終了する。
  
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2008年10月上旬の記録