57.10月下旬の活動記録
19日の日曜日は、まず朝8時から地元区の草刈清掃作業に参加し、水路脇の葦や投棄ゴミを片づける。早くコンクリート水路の整備が進めば草刈も必要なくなるのであるが、当該箇所は中野畑沢線の拡張工事の関係で先送りになっているため、来年も同じ作業が必要だろう。
皆が清掃作業をしているところを中座して、10時から商工会議所で開かれる(社)かずさ青年会議所主催、木更津市共催の「かずさまちづくりディスカッション2008in木更津」を見学に行く。
発言する機会の少なかった「サイレントマジョリティ(声無き多数者)」である市民の声をディスカッションの場を通じて引き出す手法で、無作為抽出で選んだ千名の市民の中から28名が参加して心のこもった議論が交わされた。「児童福祉の充実」・「学校教育や地域市民による教育の在り方」・「防犯体制の充実」という3つのテーマで休憩を挟み8時間に渡る議論が行われる事になっていたが、最初のテーマが終わった12時に見学を終え、退出する。
その後は袖ケ浦市議会議員選挙の初日という事も有り、知人の選挙事務所に顔を出しに行く。
激戦という状況では無いようだが、これからの1週間は候補者の皆様に取っては大変な状況だろう。なお、右の写真は13:10に袖ヶ浦駅前の掲示板を撮影したもので、この時点では1枚が未掲示だった。
帰宅後は自宅で作業を行い、作業着のまま近くの食堂に行くと地元の方々が千葉で行われた文化行事の帰りに砂払いをしている所に遭遇し、色々と政治に対する意見を聴いてくる。その様にして濃い日曜日が終わった。
20日は木更津移住を進めるため、姉の嫁いだ東京都町田市まで出掛け、義兄と飲んで泊まり、翌21日には姉の案内で野津田公園やリサイクルセンター、薬師池公園や中央図書館など、町田市の行政施設を見て回り、夕方に帰宅する。他市の施設から参考になる点も多く有ったが詳細は「思うこと」へ記載する。
22日は請求していた資料を受取に市役所に行き、その後は打合せをしたり、様々な雑務に追われる。HPのリンクが出来ていないとかのメールも届いていたが更新は夜まで遅れてしまった。
23日は前日に入手した資料の整理などを午前中に行い、午後から作ったグラフを持ち、市役所に行く。その他に数カ所の部署を回り、最近気になっている事(思うことに記載していない内容)で意見交換をしてくる。
24日は雨の中、今月、
越谷市に出来た日本最大のショッピングセンターと言われる『AEON Lake town』を見に行く。詳細は思うことに記載するが、木更津にもこのような物が出きると人の流れが変わることを容易に想像できる。
その後は群馬県太田市の友人宅に行き、宿泊する。
25日は簡単な登山を行った後、太田市に戻り『太田スポレク祭』を見に行き、その後太田市役所の土日開庁状況を見に行く。これも詳細は思うことに記載を行う。
午後5時に太田を後にして渋滞の殆ど無い高速道路で木更津市に8時前に帰り着いたが、前日の睡眠不足でHPの更新もせず寝てしまった。
26日
は朝9時から13日と同様に、数人で彼岸花球根の球根回収作業を行う。1時間弱で2千球を確保して作業終了。自宅に帰り着替えて、午後から江川区の通常会議に出席する。役員7名の他、組長が実出席28名、委任出席16名で会議が行われる。その場の挨拶で江川運動公園の拡張事業の進捗状況を伝え、江川が良くなりますと友人にお伝え下さいと話す。会議は3時前に終わり、その後役員による意見交換を行い、夕方からHPの更新と明日からの行政視察準備を実施する。
27日は朝8時40分に木更津駅に集合し、建設常任委員会で行政視察に出掛ける。
初日は那覇市で@都市公園整備事業A市営住宅事業の2項目について市役所で説明を受ける。
最初の公園整備については、地域整備公団(現都市再生機構)によって整備された那覇新都心地区の中央に位置する天久(あめく)公園の整備状況の説明を受ける。備蓄倉庫、耐震性貯水タンク(400t)及び地価雨水貯水槽の整備により災害時に防災公園としての役割を果たす事を目的としている。当該公園が主要道路と立体交差するなど、整備水準が高いことを知っていたので、都市再生機構との費用負担を質問したが、
全て那覇市の自主財源で用地費を含み167億円の事業と聞き驚くと同時に、我らが金田地区にここまで求められても無理だなと考えた。なお、宿泊したホテルが近かったので夕方には別途現地調査に行った(右写真は多目的広場にある耐震性貯水タンク開口部)。市内全体の都市公園160箇所の内、110箇所に公衆便所があり、維持管理費に1億6800万円を費やしている事など、県庁所在地であり、観光地としての位置付けが有るためか多くのコストを掛けていた。
2点目に那覇市の市営住宅事業を聞く。
人口31万人の那覇市には23の市営住宅団地があり、合計で6,597戸を管理している。県営住宅等の公的賃貸住宅総計が1万個弱で、人口の1割にも及んでいることには驚かされたが、最近も20戸の募集に対し、1,407件の申込みがあるなど、まだまだ需要は多いようだ。担当課も25名の職員を擁しているなど、木更津に比べ大規模な取り組みを行っており、左写真に示す概要版のような『第2次那覇市市営住宅ストック総合活用計画』を策定するなかで4団地を廃止する方向に進めるなど、計画的行政を行っている事はとても参考になった。しかし、ここでも官業による民業の圧迫という声がないのが不思議である。
28日はうるま市(旧具志川市・石川市・勝連町・与那城町が平成17年に合併成立)で
@都市公園整備事業A安慶名地区地区計画の2項目について市役所での説明及び現地視察を行う。
公園事業で特徴的なことは、公園内に設置している自動販売機は災害時に飲料水等の供給施設になる協定を結んでいるという事と、元々は具志川市の事業として進めていた運動公園整備事業の中で、合併特例債を財源にして総事業費98億円の中で移動式土俵を持つドーム式室内運動場を建設する事である。後の現地調査では外見を見ただけであるが、その偉容に感動すら覚えた。
人口は木更津市12万4千人に対しうるま市は11万7千人とほぼ同数であるが、一般会計規模は木更津市332億8千万円に対しうるま市は417億5千万円と大きな差が付いている。財政力指数を比べると木更津市0.847に対しうるま市は0.500と木更津の方が良い値なのにこの様に逆転される例は今までの視察先でも度々味わっているが、沖縄は特別措置の影響が顕著である。
安慶名地区地区計画は
住宅密集地区16.2haの市街地整備事業として、直営土地区画整理事業(総事業費167億円)、住宅改良事業(総事業費79億円)、まちづくり交付金事業(8億円)、総合福祉センター建築事業などを計画的に組み合わせて運用することで、保留地減歩率0%という事業を進めている物である。これらの補助体勢には沖縄の高補助率という特殊事情が有り参考に出来ない部分も多いが、多くのメニューでまちづくり事業を進めることは効率的である。
それ以上に、豊かなまちづくりを実践することを目的に『安慶名まちづくり規範』というルール及びマナーを設けて地域の風土にあったまちづくりを目指す事が素晴らしい姿勢である。建築協定や景観条例のような規制を伴う物ではないが、昔から住んでいる住民同市が話し合って作ったルールがモラルによって守られていく事が実施できれば、それは素晴らしいことになるであろう。これから個人住宅の建築が始まるので、どの様に運用されていくか気になる物である。住宅と商業施設に分けたデザインガイドラインを示すなど進め方などは参考にするべき点が数多くあった。個人的にはこの様な教科書的な進め方は多くの障害で挫けてしまうのに、それが出来ることに羨ましさも感じるところである。
29日は帰りの飛行機の時間までの間を利用し、沖縄が初めての人々のために代表的な沖縄戦跡地であるひめゆり平和祈念資料館を見に行く。
私もガイドが着いて沖縄を回るのは初めてだったので、戦争で一族が根絶やしになった家屋跡は地区全体で祈りを捧げ維持管理をしてるなど、今更にして知ることも多かった。空港手前で糸満周辺の開発状況を見る。沖縄でも埋立に対する異議も声高になっていることなども知る。新しいマリーナを前にして金田にもこの様な高額所得層を対象にした施設を設けることも考えるべきだという者もいた。海側に住む私としてはこの水の綺麗さが有れば・・・と思ってしまう。なお、飛行機とバスを乗り継ぎ、木更津帰着は午後6時を回った頃であった。
30日は週の前半を不在であったことと、翌日休みにするために月末の雑用に追われる。一息ついてHPを更新したのは日付が31日に変わる頃になってからであった。
31日は睡眠時間を確保できないまま午前4時半に起床し、電車で埼玉県にある
伊豆ヶ岳
に登山に行く。天気予報は「晴」であったが、現地では薄曇りで展望は良くなかった。健康増進活動を行ったつもりであるが、身体の痛み具合で日頃の運動不足を切実に感じることとなった。
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2008年11月上旬の記録