95.11月下旬の活動記録
 24日はほぼ徹夜で眠い目をこすりながら午前中から市役所に行き、今議会の一般質問の回答内容などを打ち合わせてくる。議会事務局に顔を出すと、今回配布資料が出来上がった所であり、事前に入手してくる。今議会では下記の議案等が上程される予定である。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案66 職員の給与に関する条例等の一部改正 総務
議案67 一般会計補正予算(第4号) 財務 全体
議案68 国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 市民 教育民生
議案69 後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 市民 教育民生
議案70 老人保健特別会計補正予算(第2号) 市民 教育民生
議案71 介護保険特別会計補正予算(第2号) 福祉 教育民生
議案72 公設市場特別会計補正予算(第2号) 経済 経済環境
議案73 公共下水道特別会計補正予算(第4号) 都市 建設
議案74 人権擁護委員候補者の推薦 市民
議案75 協動のまちづくり条例の制定 都市 建設
議案76 協動のまちづくり活動支援基金条例の制定 都市 建設
議案77 市長選挙ビラの作成公費負担条例の制定 選管 総務
議案78 非常勤特別職の報酬等の条例の一部改正 総務 総務
議案79 市民税の特例条例の一部改正 財務 総務
議案80 鳥居崎海浜公園内プールの指定管理者の指定 都市 建設
議案81 市道路線の認定 土木 建設
議案82 広域市町村圏事務組合規約の一部改正協議 企画 総務
陳情05 国民健康保険制度改善の意見書提出を求める陳情   教育民生
陳情06 子供医療費無料化早期実現の意見書提出を求める陳情   教育民生
陳情07 介護保険制度改善の意見書提出を求める陳情   教育民生
 今回の一般会計における補正額は約24億7千万円の追加で、約7億円の国庫支出金、約7千万円の県支出金、約9億7千万円の市債を主な財源とし、国民健康保険への繰り出しが約4億6千万円、介護給付費に約1億円、予防接種事業に4千万円、廃棄物処理事業に約6千万円、中野畑沢線桜井工区用地取得に約3千万円、馬来田小学校補強工事に約2億5千万円、第三中学校建替工事に約14億4千万円などを支出する大規模な物であるが、自分の質問が忙しく内容をゆっくり分析する時間もないので、詳細は委員会の日程で記載する。
 それにしても14億円にもなる大型工事の内容が今回の目玉であろうが、落札額による入札差金も巨額(1%でも1千4百万円!)になるので、制度設計は重要な問題であろうと思う。ともあれ、この日も帰宅してデータ復旧に夜鍋をするのであった。
 
 25日も市役所で質問や議案内容について打ち合わせを行い、夕方遅くまで作業を続ける。日没後に現在甲府で仕事をしている友人と飲むためにアクアラインを渡り、この日は甲府に宿泊。
 
 26日は議会開始前に体を動かして一汗流しておきたいと、友人と共に山梨県の
曲岳・黒富士に登山を行い、夕方に帰ってきた。市長選挙立候補者が表明したというニュースも入るが、それはさておき、明日が議会初日だから早めに床につこうと思ったが、結局この夜もデータの復旧などで午前2時を回ってしまった。
 
 27日から12月議会が開始される。市民歌斉唱の後、市長挨拶や諸報告等の後に前述の議案が上程された。議案66号の『職員の給与に関する条例等の一部改正』については12月1日から実施することもあり、委員会審議を経ず、上程日に審議し採決されることとなる。この案件は人事院勧告に伴い、一般職の給与月給と期末手当の支給率、特別職の期末手当の支給率を減額するものである。一般職の月給は若年層は据え置きとなるが、幹部職員では最大1400円/月の減額となり、期末手当は年間及び12月は下記のように減額となり、これによる効果額は約66百万円となる。
区分 削減額[円/人年] 内12月分減額 全体減額[千円/年]
市長 272,160 113,400 717
副市長 232,470 96,863
教育長 212,625 88,594
議長 166,950 69,563 3,859
副議長 148,050 61,688
議員 141,750 59,063
一般職平均 124千円 57千円 64,044
 つまり、私にとっては今回の年末調整が約6万円減る案件だが、世間の厳しい経済状況に比べれば、まだ甘いぐらいだと自分を納得させ可決した。ちなみに御宿町議会では消費心理の冷え込みで地域経済に与える影響が大きいと否決したそうだ。議会が町民の理解を得られるためには十分な説明が必要だろうと、他自治体でも心配になる。
 他の議案は最終日である16日に議決されるので、この日は上程のみで本会議は終了し、すぐさま議員全員協議会が下記案件で開催される。
No 議題 担当
1 広域型特別養護老人ホーム選定結果について 福祉部
2 新型インフルエンザについて 福祉部
3 土砂埋立等による土壌汚染・災害の防止条例の改正案について 環境部
4 アクア木更津の現状について 経済部
 土砂埋立条例については、三上議員や佐藤議員や私を始め、多くの議員が繰り返し制定を求めていたもので、この制定で土砂埋立の規制については県の事務から市の事務に変更となる。職員の負担は増えるが、多くの事を県や国でなく、基礎自治体である市で決めて行くべきだと思いを強くしている。
 アクア木更津については、過去の経緯もよくまとめられた資料が提出されたので、後日「思うこと」でまとめたいと思うが、年内に3社に対し入札公告を行い年度内に議会の承認を得て売却する事になりそうだ。
 なお、全員協議会は今回も「協議」を行うことなく報告のみで終わる。議会報告会に名前を変えるか、それより本当に3時間程度の時間を費やして議論すれば、と思うが今後必要な議会改革の項目だろう。
 
 会派室で昼食を取りながら、今回政務調査費を使用して発行を計画している会派会報の打ち合わせを行い、食事後となる午後1時から市長応接室で昨年に引き続き、本年も会派として政策提言を行う。
 
 提案項目は昨年の5項目から減って、下記の3項目である。
  政策提言項目 担当者
1 金田総合バスターミナルの設置 斉藤高根
2 木更津市役所の早期 土日開庁 平野卓義
3 広域行政の推進 近藤 忍
 提案を行いながら水越市長をはじめとする執行部と深い話をしてくる。市町村合併に向けた話は興味深いことであったが、まだ記載するには躊躇することとしたい。
 政策提言後は議会質問の一問一答について細部を打ち合わせた後、市内でパソコンのマウス等の買い物に回る。というのも新パソコンにあわせてワイヤレスマウスを使用し始めたのだが、たった2日で故障したためである。この頃、厄払いが必要かと思うほど、ついていない。翌日の土曜日は休みなのでこの夜も遅くまでデータのメンテナンスを行なった。
 
 28日は9時過ぎまで寝て(それでも睡眠時間5時間)、ゆっくり新聞を読んでから調べものをするために南房総市まで行き、帰りがけに富津市志駒の紅葉を楽しんで来て、木更津市内では知人と打ち合わせを行う。夜には先日の登山記録を作りながら、失われたホームページのデータ復旧を行う。データが完全に戻ることは不可能だが、満足できる程度になるまで半年以上かかりそうだ。
 
 29日は朝からHPの更新作業を行う。数日間貯めてしまったので、作業量が膨大となり、気がつくと午後4時開始の西山地区忘年会の時間が近づいている。急いで着替えて忘年会に出席し、地域の方々と懇親を深め、帰宅して風呂上がりに作業を続行していると、またも日付が変わってしまった。 
 
 30日は午前中に所用を済ませつつ、市役所担当部局とメールで情報交換を行い、午後から市役所の会派室に行き、質問で配布する資料のプリントアウトなどを行う。質問に関連する部分で10月22日に行われた審議会の議事録が読みたかったのだが、会議から1ヶ月が経っているのに部内決済前と言うことで入手できなかった。この日は早めに帰宅して日付が変わる前に寝て翌日に備えた。
 
 
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2009年12月上旬の記録