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高川山 976m 山梨県大月市
2009年11月05日登山:単独
快適な気候が続き、空気も澄んできたから山に行こうと思うのだが、なかなか週末が空かない。早朝出発して半日で帰れる山と考えると中央道沿線が手軽だと考えた。どうせなら一度行きたいと思っていた500円札の雁ガ腹摺山と似た名前の笹子雁ガ腹摺山の双方を一度に登る企画を前夜に立てた。
午前4時半に起床してアクアラインを渡り、大月ICで降りて登山口に進むと桑西ゲートが降りていて、この先工事中で歩行者も通れないという看板がある。一瞬途方に暮れるが、往復2時間の笹子雁ガ腹摺山だけでは物足りないしと思い、地図から近所の山を探すと展望の評判が良い高川山に目が止まった。行き先を急遽変更し、初狩駅周辺の細い道を登山口まで走り、林道の路肩に車を停め登山を始める。時計はまだ午前7時を示していた。
往路は男坂を選択し、40分も歩いて身体が暖まった頃に山頂に到着する。富士山や雁ガ腹摺山方向の展望は爽快であり、高川山を選んで良かったと思うと同時に、空が澄んだ冬にもう一度来たいと思わせた。山頂には何故か犬が一匹居て食事用と思われる皿まで置いてあった。腹が減っているだろうと煎餅を入れたが目もくれなかった。そのうちどこかに行ってしまったので下山を開始し、女坂経由で8:40には車に帰ってきてしまった。言葉通り朝飯前の山で、犬以外は誰一人出会うことの無い、静かな登山であった。
初狩のコンビニで食料を買い、矢立の杉などを観光しながら次の登山口である笹子峠まで移動した。 |
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笹子雁ガ腹摺山 1,358m 山梨県大月市
2009年11月05日登山:単独
昭和13年に完成した笹子トンネル東側の駐車場に車を停め、9:05より2峰目の登山を始める。もう一台が停まったのでこちらの山は一人では無さそうだ。
歩き始めて一息で稜線に出て、駐車場から55分の歩きで山頂に到着する。富士山の展望だけで比較すれば高川山には及ばないが、南アルプスの展望の良さには心が奪われる。山頂でオレンジジュースを飲みながら15分待つが追いついてきそうもないので下山を始める。
少し歩くと駐車場で見かけた男性と擦れ違い「早いですね、もう1つ登るのですか」と聞かれたので「ここで2箇所目ですからもう帰ります」と答える。車には10:43に帰り着き、今回の登山は終わる。田野鉱泉で汗を流し、中央道でとんぼ返りし、午後2時前から仕事に復帰した。 |
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曲岳・黒富士 1,642m 山梨県甲斐市
2009年11月26日登山:F島と2人
F島が11月末まで甲府に長期出張しているので、山梨に来た記念登山を企画することにした。双方とも土日が行事で埋まっているので木曜日に半日で片づく山を選定し、山梨100名山でもある2峰を縦走する企画とした。
25日の仕事を終え、中央道を走って甲府についたのは夜8時を回っていたが、積もる話も有り、午前1時まで飲んでしまう。翌朝は快適に晴れており、朝7時前に出発し、観音峠の登山口には8:20に到着する。平日なので他には1台の車が停まっているだけで、その立川から来た人と同時に登り始める。
曲岳まで標高差は250m程度であるが、急登と岩場で結構手こずり8:55に山頂[1,642m]に到着する。森林に覆われ展望は悪い。前後の岩場で甲府盆地や南アルプス、秩父山地等を味わう。少し休んで黒富士に向かって縦走すると一転して穏やかな冬枯れの縦走路になる。鞍部から登り返し黒富士の頂上に近づくと背景に八ヶ岳や瑞牆山もよく見えている。入笠の奥には乗鞍岳らしい山も見え、冬の透明な空気は気持ちがよい。
黒富士の山頂[1,635m]には10:15に到着し、そこでしばらく展望を楽しみながら休憩を行う。八丁峠から入って来た人もおり、数人が山を楽しんでいるようだ。我々は11時になる前に山頂を後にして、八丁峠に降り、舗装された林道歩きを行なって11:40に車に帰り着く。午前中に楽しめるお手軽な山であったが、満足度は高い縦走だった。
前回の高川山に登るときに談合坂のSAで入手した割引券を使って積翠寺温泉を半額の350円で楽しみ、時間があるので武田神社の観光も行ってから昼食を取り、F島とは午後2時に解散。中央道でとんぼ返りし、午後5時前から仕事に復帰した。山梨は近いし冬の晴天率は高いので、近年はこの季節に通っているような気がしながら、次はどこに行こうか考えていた。 |
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足和田山 1,355m 山梨県富士河口湖町
2009年12月20日登山:単独
寒波が入り冬晴れの日が続き始めた。前夜は忘年会だが1次会で帰れば日曜日の山に行けると思い、準備を万全にして飲み会に行き、22時半に帰宅。翌朝5時半に起床してアクアラインを渡り、文化洞トンネルの登山口に車を置き、歩き始めたのは7:46であった。他に数台の車が停まっていたが全て毛無山方面に向かうようで、足和田山への登山道には霜柱が踏まれた跡も無かった。
この山は紅葉台から歩けば標高差も無くハイキングのように楽しめるのだが、それでは楽しみが無いと北側からの登山としたのだが木々に囲まれ西湖や河口湖も綺麗に見えず、8:48に着いた山頂からの風景も今ひとつ広がりがない。展望台に上がっても感嘆符が出てこない。物足りないまま誰もいない山頂を後にし、車に帰り着いたのは9:43で、往復2時間弱であった。 |
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竜ヶ岳 1,485m 山梨県富士河口湖町
2009年12月20日登山:単独
足和田山を下り、着替えもせず本栖湖キャンプ場を目指し、この日2峰目の登山を開始したのは10:21だった。登山口には多くの車が停まっており、歩き始めると下山してくる多くの登山者とすれ違う。ザックの大きさから考えるとダイヤモンド富士を楽しんでいたものと思われる。
往路は展望の良い石仏コースを選び、標識に導かれながらキャンプ場を抜け、標高を稼ぎ始めると直ぐに道は森林を抜け展望が開けてくる。西には本栖湖越しに櫛形山が雪を被っており、南には伊豆半島との間に相模湾が光っている。それらも美しいのだが、振り返りつつ見る富士山の姿には圧倒される。なお、竜ヶ岳を足和田山の後に回したのは午前中だと逆光と成るためであり、予定通り南側からの太陽を受け、富士山が美しく聳えていた。ただ最も迫力のあるのが石仏の展望台や山頂ではなく、途中にある、というのが何とも残念である。この展望の良さで評判がよいためか団体登山も多く、山頂手前で50人の団体に追いつきノロノロ登山となるが11:58に山頂に到着する。すでに多くの人が山頂で昼食を開始していたが、広々とした空間が広がっており、仙台神室にように満員では無かった。若干残念だったのは南アルプスが雲に覆われ、八ヶ岳も今ひとつハッキリしなかった事であるが、全て富士山で帳消しに出来る、そんな風景の山であり、私もここで行動食を取り、開放感を満喫する。
下山は12:25に開始し、本栖湖に直接降りる北斜面コースを進む。展望は劣るし日陰で寒いが、霜柱の解けた泥濘が無いのが歩きやすく嬉しい。下山して通行止めになっている車道に出て、車に帰り着いたのは13:18だった。こちらは往復3時間弱の登山であった。
足和田山の標高差が430mで、こちらが575mであるから1日に積算標高差千mを越えて歩いたのでそれなりに疲れた。しかし、まだ帰るのには早い時間なので、昨日と今日でオープンイベントを行っている『ふじてんスノーリゾート』に行き、今シーズンの初滑りを2時間ほど行い、内容の割に料金が高い温泉『ゆらり』に浸かり、御殿場東名ルートで渋滞に遭いながら首都高横浜線に抜け、大黒PAでステーキ丼等を食べて帰宅したのは21時半だった。一日16時間をフルに楽しんでしまった。 |
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岩櫃山 803m 群馬県東吾妻町
2009年12月27日登山:F島と2人
政権交代で工事中止となった八ツ場ダムの状況を年内に見たいと思い、そのついでの登山としてF島推薦の岩櫃山に登ることとした。前夜は今回も忘年会で、準備も不十分なのに23時半まで飲んでしまったので、目が覚めたときには外が明るくなっていた。
6時半に出発し東北道を経由し、太田に住むF島を自宅で拾い、密岩登山口の狭い路肩に車を置き、歩き始めたのは11:00であった。日曜日だが他に車は無かった。
覆い被さるような山頂の位置から解ってはいたが、歩き始めて直ぐに急登になり、落ち葉に埋もれた急斜面は大変疲れ息が切れる。場合によると昨日の酒が原因かもしれない。ともあれ32分で稜線に出るが、そこからは鎖場や梯子が続く岩場で、精神的にも疲れが溜まる。それでも国境の白い稜線の展望に励まされながら、最後の鎖を登って山頂に立ったのは11:46であった。自分の車や集落を足下に見下ろす高度感は、荒船山の艫岩並で、鎖が張ってなければ怖くて立てない場所である。
群馬の主な山を見渡す喜びに満足したら下山ルートに入る。往路のような岩場が続くと泣きたくなるな、と思いながら旧赤岩コースを下ると、冬枯れの明るい緩やかな登山道で、途中に大杉や巨石、さらには真田昌幸が武田勝頼を迎え入れようとした御館の石垣なども現れ、展開を飽きさせない良いコースであった。標高は低いが一級の山だと満足しながら車に帰ってきたのは12:52であり、行動時間は2時間に満たない登山であった。それでも時間が有ればもう1山と思わせない程度の達成感に満たされていた。
下山してから予定通り八ツ場ダムの現場を走り回り、多くの橋や造成地を見て、やんば館に立ち寄り、状況を感覚として把握したら学生時代に何回か入った記憶のある川原湯温泉の王湯共同浴場で汗を流して今回の登山は終了となる。
帰路の小野上で道の駅に立ち寄り土産を購入し、太田市内で酒や肴を購入してF島の家で登山の打ち上げ兼忘年会を行って泊めて貰う。28日の月曜日は朝7時半に出発し、午後から仕事納めや年末の挨拶回りを行う日常生活に戻るのであった。 |
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