85.5月上旬の活動記録
1日は市街地側の定点写真を撮り、所用を済ませながら途上で矢那川の鯉のぼりを見に行く。青空の下で見たいものだが、今年は連休中の天候が今一つと嘆きつつ市役所に行き都市整備部等と打合せを行う。昼過ぎに帰宅し、仕事を片づけ、明日からの準備をしているうちに夜となり、HPを更新した。
2日の朝4時に起床し、連休を利用して岡山県・大阪府・京都府の最高峰3山を登る3泊4日の旅に出発した。生憎の雨だったが、開通間もない新東名の設計スペックの高さに感動するやら、3車線の構造を無理に2車線にしている事に呆れるやらで、この日は姫路まで移動して泊まる。
3日には岡山県の最高峰である
後山
[1,345m]に登り、その後は昨年のB-1グランプリ姫路大会で優勝した『蒜山焼きそば』を食べに行く。連休と言うこともあるが午後3時に着いた店では百人以上が待っていた。凄い効果だと感心しながら私も読書しながら90分ほど待ち、出てきたものを4分で食べ終えた。
4日は大阪府の最高峰である
大和葛城山
[959m]に登り、下山後は1月17日に視察でお世話になった大和郡山市で城を見学し、関西学園都市に移動して封鎖されている『私のしごと館』を見ながら、学園都市の行き詰まりが原因の一つだと思っていた。
5日は京都府の最高峰である
皆子山
[972m]に登り、三重県の津市を経由して帰宅するのであるが道路の渋滞が激しく、自宅に着いたのは6日の午前3時半を回ることになった。
6日は旅の荷物を片づけ、メール等を整理し、夕方から岩根西地区チャリティゴルフの懇親会に出席する。寝不足や疲れもあって2次会に行かずに早めの帰宅をさせていただいた。
7日は同期の議員7名で佐倉市に行政視察に行く。研究は午前10時から午後3時まで予定されているため木更津市役所集合は7:55である。車に相乗りし黒川紀章設計の佐倉市役所には9:25に到着した。予定より時間は早かったが先方も早めに待機していただいていたので前倒しで研修を始める。
1.
千葉県佐倉市
市制施行 昭和29年3月31日
人口 176,072人(平成24年3月31日現在)
面積 103.59km2
平成22年度一般会計決算額 約410億円
財政力指数 0.97 (平成22年度)
視察項目@
『資産運用(ファシリティマネジメント)』について
佐倉市では市の財産に関する一元データの不在・ストックの老朽化・厳しい財政・管理体制の分散など、木更津市も抱えているような問題を解決するする目的で、都市部建築指導課・総務部管財課・都市部営繕課・企画政策部企画政策課を統合再編し、平成22年6月より市長直属組織として『資産管理経営室』を配置し、公有財産管理・有効活用の促進と情報収集・整理・分析を行っている。この情報の可視化により無駄を発見し経費削減を進めるとともに、早稲田大学等に情報を提供することで大学の力を利用した検討を進めている。
具体的な例として、保育園の建て替えに伴う公園との交換や教育財産である公民館との交換、ESCO事業やネットオークションの導入、市有財産の貸付の有効活用、女子職員の力を引き出した節電対策など、与えられた強い権限と細かな成功事例の積み上げで、自信を持って効率的な事業展開を進めていた。この視察には木更津市総務部管財課の職員も同席しているいるので、我が市と佐倉市の差が顕著に解ったと思う。質疑応答の中で、学校の再編についても資産管理経営室が主導的に計画を立てて教育委員会と調整する考えであることや、35万uに及ぶ建築ストックの計画的更新の考えを練っている事など、戦略的経営が眩しく見えた。本市でも今年度から教育財産だけ集約化が行われているが、もっと高い視点からこの様な全庁的横断組織が必要だと実感した。
午前中の研修が終わり佐倉市役所の食堂で昼食を取り、広告費収入を取りながら設置した見事な案内看板や無料でお茶を供給する機能も備えた自動販売機などの現物に感心しているうちに昼休みも終わり、午後の研修を行うことになる。
視察項目A
『小規模特認校制度』について
佐倉市の南部にある弥富地区では子供の減少が進み、学校存続の手段として平成20年度より小規模特認校制度を導入している。木更津市でも東清小学校と富岡小学校で制度設計を本年度から行う方針であるため、木更津市教育部の担当職員も同席する中で運用の実状を聞き取り、更に現場である学校の状況も見させていただいた。地域にとって望むべき児童の姿と、この制度を利用する父兄の間にミスマッチが生じている部分もあり、バラ色の制度という訳では無いことがよく理解できた。
弥富小学校の授業風景などを見させていただき、校長先生との質疑応答を行った後、現地で解散となった。木更津に帰る車の中で、同期の議員間で制度の問題や対策などを忌憚無く話し合いながら、本日の2件の研修内容が充実していたことに満足してきた。
木更津に帰り着いたら先月に開催された「小櫃川さくら祭り」の4地区合同反省会に参加し、その後は本日の研修の反省会に合流するなど、夜遅くまで忙しく充実した日であった。
8日は午前中にHPの更新などを進め、午後から市役所に行き数ヶ所で打合せを行った後、docomoショップや自動車販売店に立ち寄る。連休が終わり気候も夏に向かう中で、身の回りの物も色々と変えて行く準備となったが、支出も大変である。
9日は朝から議会質問に向けた資料整理を開始し、昼前から東京に行き、市ヶ谷の防衛省の近くの事務所で、防災拠点整備に向けた勉強会に出席する。帰宅後は少し資料を整理して、夜7時からアカデミアの会議室で来月30日に第1次予選が迫っている「かずさアカデミア音楽コンクール」の実行委員会議に2回ぶりに出席し、夜10時を過ぎているというのにJCの先輩後輩で意見交換の飲み会を行った。
10日は午前中に翌日からの旅の準備を行い、午後から市役所に向かう。建設常任委員会の行政視察の打合せや、中野畑沢線の工事進捗、6月議会の質問の準備などを行って帰宅。中野畑沢線の付け替え工事が各所で行われ、夏にはバイパス部分に切り替わるようだが工期は厳しそうだ。
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2012年5月中旬の記録