葛城山 452m 静岡県伊豆の国市 2012年03月26日登山:S井と2人 身延山を登った後に冬眠に入り、年度末の多忙さですっかり鈍ってしまった身体を動かそうと思っている頃、S井がトヨタのアクアを購入したので試乗会に伊豆へ行こう、という事になり月曜日であったが日程を調整して出かけた。 朝6時に自宅を出て東名を進むと富士山が美しい。当初は下田の寝姿山でも登ろうと思っていた計画を変更し、発端丈山の時に縦走を止めた葛城山に目的を変更し、登山口の小坂みかん農園へ車を停めたのは9:34の事であった。 今月4日に『第4回房総丘陵トレイルランレース』に参加したS井は充分な調整が行われており、一方3日間連日の飲み会と今月の平均睡眠時間が5時間程度の私とでは体調に大きな差があり、葛城山程度の標高だったから良かったものの、もっと高い山に登っていたら足を引っ張るだろうと思う頃、山頂広場に到着した。登りに要した時間は約50分であった。 春休みに入っているためかゴンドラで登ってきた親子連れが大勢いて竹馬やフラフープで遊んでおり、犬の散歩をしている人もいた。登山という気配のない山頂で天城や富士の展望を楽しみ、散り掛けた河津桜を楽しんでから下山した。ハイキングコースの半分が車道であるため下山は早く35分程度で車に戻ってしまい、山頂の休憩を入れても往復2時間以下の簡単な山だった。標高も500mを切っているが、記録に残すことにした。 下山後は湯ヶ島でわさびの香が良い寿司ランチを食べ、蓮台寺の金谷旅館の千人風呂で汗を流し、下田でS井が土産の干物を購入し、赤沢温泉の温い無料露天風呂に浸かり、伊東や熱海の渋滞にうんざりした後に湯河原の春本食堂で食べた坦々焼きそばの旨さに満足して夜9時前に帰宅した。運転したS井には「お疲れさま」。 |
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羅漢寺山 1,058m 山梨県甲府市 2012年04月05日登山:単独 年度始めの平日に時間が取れるので山梨百名山でも登りに行こうと思ったのは前日の夕食を食べている時であった。天気予報は昼まで晴れるが夕方には雨と伝えているので展望は期待できそうもない。標高差が少なくて意欲の湧かなかった山を一度に登ろうと決めて眠りについたのは午前0時を少し回った頃であった。 朝5時半に自宅を出て金桜神社近くの登山口には8時半に到着する。登山道は車道として続いているようだが県道から少し入ったところの広場に車を停め8:32より歩き始める。少し登ったところで車道も舗装から砂利に変わり、道端には「売地」の看板が出る道を45分も歩くと軽トラが停まっているパノラマ台駅に到着する。前回の葛城山、その前の身延山とロープウエィやゴンドラリフトの掛かっている山に続けて登った事に今更のように気が着いた。富士山と南アルプスは予想通り霞んでいる。 ここから三角点のある弥三郎岳までの間は。北側に雪を被った奥秩父の主稜線が見え、南は目前に白砂山の岩場を見下ろせて気持ちがよい。足下も岩場も含んだ登山道らしいコースを楽しみながら9:30に山頂に到着する。直ぐに来た道を戻り、パノラマ台駅で少し休憩を取り、観光地に成っている広場を見て回ってから帰路に着いた。下りの車道歩きは速度も上がり、車には10:17に帰り着いた。高低差約250m、行動時間1:45で一つ目の登山を終え、次の目的地である要害山の麓の積翠寺温泉を目指した。 |
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帯那山 1,422m 山梨県甲府市 2012年04月05日登山:単独 曲岳登山の後にも立ち寄った積翠寺温泉には10:49に到着し、直ぐさま2峰目の登山を開始した。気温が上がりつつある中で、先ほどの車道と違う急坂に汗が流れる。それでも通常の山とは異なり「竪堀跡」「門跡」等という史跡の案内看板や不動尊像が続き、ありし日の姿をイメージしながら楽しく登っていくと山頂でもある平らな主郭部に11:16に到着する。 要害山[780m]の山頂では20人ぐらいの団体が昼食を取っており、今回の3山連続登山で唯一出会った登山者でもあった。私は周囲の史跡を見て回るが水を飲む程度の休憩も取らずに下山を開始し車には11:39に帰り着く。高低差約240m、行動時間0:50で二つ目の登山を終え、太良ヶ峠を目指して車を走らせる。 太良ヶ峠に着くと水ヶ森林道は山頂近くまで解放してある事が解り、取り敢えず舗装道路を行けるところまで進む。無線中継所に行く分岐から先が冬季通行止めになっていたのでそこに車を停めで12:02より未舗装の林道を歩き始める。6月にはアヤメが咲くと言われる開放的な広場は関東の富士見100景に指定されているが、羅漢寺山の時以上に見えなくなっている。そこから三角点の有る奥帯那山まで林の中を進み、展望のない山頂には12:24に到着する。セルフタイマーで写真を撮って帰路に着き、途中で電波の良い場所で打合せの電話などをして下山して車には12:47に到着した。三つ目の山は高低差約120m、行動時間0:45で、3山の合計にすると高低差約610m、行動時間3:20となる登山を終えた。 天気予報が言うように雨になる気配もないので、やまなしフルーツ温泉ぷくぷくに向かった。所々で桃の花が咲き、甲府盆地にも遅い春が来ている事が解った。温泉から上がり遅い昼飯を食べたときには午後2時半を回っていたが自宅には午後5時前に帰ることが出来た。 |
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後山 1,345m 岡山県東粟倉村 2012年05月03日登山:単独 昨年の震災以来、毎月のように東北に行ったので、新東名が開通した今年は西日本の県別最高峰登山の旅にしようと計画した。2日に出発し、その日のうちに大和葛城山に登る予定だったが天候が悪く姫路までの移動日となってしまった。 3日の朝7時前に姫路のホテルを出発し、後山キャンプ場手前の『愛の水地』で水筒を満たし、駐車場から歩き始めたのは9:25であった。降水確率は50%であるが青空が時々見えることに期待する。しばらく新緑が奇麗な沢を登り、急登で針葉樹の尾根に出たところで雲の中に突入する。ここですれ違った人に展望がないことを告げられるが根性で登り、船木山の山頂に至る。展望案内看板に瀬戸内海を想像し、展望が良さそうな笹原を視界のないままに進んで、岡山県最高峰である後山の山頂に到着したのは11:01であった。祠もブルーシートで養生してあり、誰も居ない山頂でコンビニのおにぎりを食べ、タイマーで写真を撮影したら登山道を逆に辿り、駐車場には12:22に帰り着いた。 西粟倉村にある温泉に浸かり人形峠経由で蒜山まで走り、B-1グランプリ優勝の焼きそばを食べようとしたら長蛇の列で1時間半も要し、この日に行くつもりだった備中松山城を諦め、大阪に向かい千早赤阪の道の駅で車中泊をすることになった。 |
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葛城山 959m 大阪府千早赤阪村 2012年05月04日登山:単独 南部の方が天気が良いという予報に従い、岡山から大阪に移動して目覚めた朝は雲が重く、葛城山にはガスが掛かっている。水越峠まで車で移動すると路肩に沢山の車が停まっている。山頂の国民宿舎のお客だろうと思いながら列の先頭に停車させ6:58より登り始める。なお、大阪府の最高所は金剛山に有るが山頂が奈良県内であるため最高峰は葛城山とする考えに従った。 整備された谷沿いを進んでいるうちは問題なかったが稜線に出ると酷い横風が吹き荒れているし視界はない。せめて山ツツジでもと思うが蕾が堅く、逆に桜の名残が目を和ませてくれた。服を重ねて防寒をし、視界のない山頂には8:02に到着した。風が強くカメラが飛ばされるのでタイマーによる記念写真も撮れず、仕方がないので国民宿舎に避難し、自販機の紅茶を飲み朝の休息をとる。待っても天気が良くなる気配がないので来た道を戻り9:04に車に着いた。 天気が悪い中で大和郡山城を見て、平城京温泉に入浴してから北上する。封鎖された「私のしごと館」を関西学園都市に見てから滋賀県に入り、宿を探すが全て満室である。仕方がないのでバス天丼を食べ、膳所城を見てから堅田の道の駅で2晩連続の車中泊とした。 |
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皆子山 972m 京都府京都市左京区 2012年05月05日登山:単独 前夜は夜8時前に寝てしまったので夜明け前に目覚めると道の駅は満車である。宿が取れなかった人が沢山居るのだなと見上げた空は星空であった。そして快晴の朝を迎え、コンビニで食料を調達し、登山口には6:44に到着する。天気が良いのに他には車がない。静かな山に成るぞと思いながら発電所管理道路を歩き始める。 車道が終了したところで最初の橋が現れるが、平らな面が横を向いており歩ける自信がないためまたいで渡る。帰路を心配に思いながら進むと2本目の橋が現れ、大きくたわむ事に不安を思いながら渡る。登山者が少ない山なので道標も少なく、前日までの雨で踏み跡も解りにくい。KRAC芦火小屋の横を進み、道を見失う。沢の中を探し回り元に戻ると手前に上を巻く道が有ることに気が着く。3箇所目の丸太橋は水中に没しており、岩を飛び越えて渡る。この先も何ヶ所かで道を見失い、僅かなリボンを頼りに沢沿いを詰め、水が無くなったところから滑りやすい急斜面を一気に登ったところが山頂であった。比良の山々の展望が良い京都府最高峰となる頂に到着したのは9:13であり、誰も居ない中で朝食を取りながら9:40まで休息する。 下山はたっぷり水を含んだ土が滑るのを堪えながら下り、渡渉地点では場所によっては膝下まで濡らす。晴れているのにここまで苦労するのだから、前日までのような天候でこの山に来たら嫌になるか撤退していただろうと思っていると、車道に出る少し前に男の子4人を連れた男の人とすれ違う。誰も来ない山、という訳では無いのだなと思い直し、車には11:21に帰り着いた。 琵琶湖大橋を渡り『近江ちゃんぽん』を食べ、近くの守山温泉に入ろうと思い、メモを調べると8年前の金剛山に登る前に入浴している事が解り、更に先の十二坊温泉を目指す。快晴の露天風呂に入っていると贅沢な気持ちになり、天気があまりに良いので鈴鹿峠を越えた後に津市に立ち寄り城を見て餃子を食べ夕方に帰路についたが、連休の渋滞に巻き込まれ、自宅に帰ったのは翌日の午前4時になろうとする頃だった。 |
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