12.4月下旬の活動記録
 21日は前日の観察会の会計処理で富津まで行き、帰り道に通行止めになっていた鴨川街道の大戸見トンネルを回る。インフラの老朽化は深刻な問題である。その後は、木更津に帰って買い物を済ませ、自動車のオイル交換を行うなど、雨の中で雑用を片付ける日曜日を送った。
 
 22日は午前中に仕事の片付けやHPの更新を行った後、午後からは農協の新理事として役員説明会に出席する。総合商社のような農協の機能について、総務部門・営農部門・経済部門・共済事業・信用事業と分けて研修が続く。最後にバブルの頃に行われた不適切な融資と現在も残る不良債権についての詳細な報告が行われた。全国的に多くの金融機関で問題が起きた時代であったが、今から見ると常軌を逸している。ともあれ多くの項目で知恵熱が出そうになりながら研修が終わった。
 
 23日は午前中に仕事を片づけ、午後から市役所に行き、午後2時半より同期会である『十九の会』の主催による太陽光発電所の視察研修を行う。これは叶V昭和が矢那地先で本年3月29日より2MW(メガワット)規模の事業を開始したもので、本市では最初のメガソーラー発電所である。
 
 『新昭和メガソーラー木更津発電所』 木更津市矢那
 叶V昭和は昨年10月に市原市で千葉県初となるメガソーラー発電所を稼働させており、現在は木更津と長生を加え、3箇所で5MWの発電を行っており、今年度末には県下で6箇所、22MWの発電事業者になる事を目指している。組織も環境推進部と企画開発事業本部を設けて対応しており、今後も4千坪以上の日当たりがよく送電線が近い土地が有れば借地しても展開していきたいという方針のようだ。
 木更津発電所は自社所有の5.7haの敷地のうち38.6%を森林法による残地緑地として残して、韓国製の多結晶シリコンパネルを6,888枚敷き詰め、年間で2,197,700kWh(約610世帯分の消費量に相当)を発電する規模である。架台は中国製のアルミフレームを使いコストを抑えているが、肝心の変電設備は国産品を使用してる。事業投資額は約6億7千万円で、固定価格買い取り制度に加え減税措置などの効果も有り4年で投資を回収できるビジネスモデルのようだ。
 設備の監視は君津市の本社で一元的に行っており、現場は警備会社の監視下の元で常駐の職員は置かれないため雇用には寄与しないが、固定資産税として木更津市には収益があり、環境対策都市という印象の付加価値も大きい。木更津市内には他の会社による太陽光発電所が多く建設・計画中であり、積極的にPRする事も考えるべきかも知れない。
 
 24日は四市の保守系市議会議員で構成されている賢友会の主催で、2月7日に企画しながら強風により実施できなかった圏央道の上空視察研修が計画されていたが朝から曇りで天気予報は午後から大雨。予想通り昼に中止の連絡が届き、開通前の視察は達成できなくなった。仕方がないので午後は同僚議員とお茶を飲んで諸般の話をしていた。
 
 25日は午前中に仕事の片付けやHPの更新を行った後、午後からは農協の理事会に出席する。先日の研修会から中2日なのでインターバルが短い。理事会に先立ち委員会が開催された。農協の理事は代表理事組合長と2名の専務理事を除いた15名が「経済・総務」か「共済・信用」という事業運営委員会に所属することになっており、私は共済の委員会に所属することになったので、その中で委員長と副委員長を互選する事から始めるのである。この辺りの運営は議会の常任委員会と似ている。委員会に続き、2時半から開始された理事会では追加を含めた8件の議案と16件の報告が行われ、最後に懸賞金付定期預金の当選者抽選会が開催され、夕方に理事会が終了した。
 この夜は、今後の議員研修の進め方について関係者が集まり、熱い議論が交わされたのであるが細部については省略する。
 
 26日は翌日からの連休に備え、仕事を片付け、地元の雑務に対応してるうちに夕方となり、アカデミアで浜田靖一事務所の主催で開催される「日本の未来を考える会」へ行き、自民党総務会長の野田聖子議員の話を聞く。司会進行は宮木市議であるが、若干の遅刻となり活躍の場を冒頭から見ることが出来なかった。
 
 27日は午前中に雑用を片付け、昼食後に自宅を出て新潟県魚沼市まで移動する。先日も降雪があったという山里はまだ雪深く、春は訪れていなかった。なお、翌月1日の未明までは連休を利用して旅をしてきたが、詳細は
別に記載するので、活動記録からは省略する。
 
 
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2013年5月上旬の記録