52.6月上旬の活動記録
 1日は岩小の運動会予備日としていたが、前日のうちに終了したので日程が空いた。北海道に行っている農業委員会の視察に追いつくことも出来ないので、早朝から奥秩父の登山に出かけた。雁坂峠から破風山を経て甲武信小屋までの縦走をした。下界は暑かったようだが山は快適だった。
 
 2日は甲武信岳山頂で夜明けを楽しんだ後、戸渡尾根を下山する。石楠花やミツバツツジを楽しみ9時過ぎに駐車場に戻った。
 
 昼過ぎに自宅に帰り、暑さに負けそうになりながらもメールの対応や市内で所要を済ませるなどの仕事を行い、夕方からは小櫃川さくら祭の反省会に出席した。疲れていたので帰宅後は直ぐに寝てしまった。
 
 3日は車を購入2年目の点検に預けてから市役所に行き、関係機関と打合せを行い、議案書を入手して内容を確認してから帰宅する。幾分涼しくなった事務所でHPの更新を行っているうちに夜になってしまった。
 
 4日は仕事を午前中に片付けた後、市役所で数課と打合せ、午後からは市内で新規営農の相談に乗ったり、地元で行われている工事現場を確認したり、自宅に帰って読書をしたりして過ごす。翌日から6月議会が始まるので早めに就寝した。
 
 5日から6月定例会に入る。渡辺市長にとっては初の定例会になる。市民歌斉唱の後、全国議長会から表彰のあった三上(在職35年)、荻野(在職15年)両議員に表彰状の伝達式が行われた。因みに岡田議員も荻野議員と同期であるが公明党の内規で辞退したようだ。次いで議会運営委員長の報告を受け会期を決定し、議事録署名議員を決めた後、市長より召集の挨拶が行われ、諸報告等の後に施政方針演説と議案の上程が行われた。今議会に上程された案件は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案32 一般会計補正予算(第2号) 財務 全体
議案33 空き家等の適正な管理に関する条例の制定 市民 教育民生
議案34 市税条例等の一部改正 財務 総務
市民 教育民生
議案35 法人市民税の特例条例の一部改正 財務 総務
議案36 空き缶等の散乱防止条例の一部改正 環境 経済環境
議案37 火災予防条例の一部改正 消防 総務
議案38 工事請負契約の締結(請西小校舎耐震) 教育 教育民生
議案39 工事請負契約の締結(畑沢中校舎耐震) 教育 教育民生
議案40 工事請負契約の締結(第一中体育館耐震) 教育 教育民生
議案41 工事請負契約の締結(第二小体育館耐震) 教育 教育民生
議案42 工事請負契約の締結(八幡台小校舎増設) 教育 教育民生
請願02 手話言語法制定を求める意見書の請願   教育民生
陳情02 義務教育国庫負担堅持に関する陳情   教育民生
陳情03 国の教育予算拡充に関する陳情   教育民生
 上記のように、今回の上程議案は11件と少ない中で予算審査特別委員会が設置されるため、建設常任委員会に付託される事案が無くなり、現在の懸念材料を報告する協議会だけが行われる事に成る。議案の詳細については委員会審議の中で記載したい。
 日程に沿って休会を決定した後、鶴岡副議長より提出された副議長の辞任についてが追加日程にのぼった。その件が了承された後に副議長の選挙が行われ、28人中26人の信任をいただき第60代副議長に私が就任する運びとなった。以下、人事が玉突きのように変更するので一覧表に整理すると次のようになる(敬称略)。
副議長 鶴岡 大治 近藤 忍
議会運営委員会 委員 近藤 忍 鶴岡 大治
基地対策特別委員会 委員 近藤 忍 鶴岡 大治
市庁舎整備等特別委員会 副委員長 近藤 忍 白坂 英儀
建設常任委員会 委員長 近藤 忍 後藤 秀
広報委員会 委員長 後藤 秀 渡辺 厚子
副委員長 渡辺 厚子 草刈 慎祐
 午前中で本日の議会は終了し、会派室で諸調整や視察の日程検討を行った後、午後から議長室に行き鶴岡前副議長から引継ぎを受ける。その後、滝口議長と事務局と調整した結果、6日と9日で県南13市議会への挨拶回りを行うことを決定した。農協本店に立ち寄り副議長就任を伝えると供に25日の理事会に出席することが難しくなった事を伝える。帰宅後は市内で所要を済ませ、夜にはHPの更新を行った。
 
 6日は朝から雨の降る中で、滝口議長と供に近隣市議会に就任の挨拶に回る。袖ケ浦市・君津市・富津市・南房総市・館山市・鴨川市と回ったところで初日の仕事を終えて木更津に戻り、午後2時より江川漁業協同組合の総会に出席し、総会終了後は市役所に行き副議長として書類の決裁を行い、その後は会派室で視察の検討をして帰宅した。
 
 7日も朝から雨の中、事務所で書類整理や清掃を行う。午後5時からはは岩根西青少年育成住民会議の懇親会に出席すると、多くの出席者から副議長就任をお祝いされる。解散後は自宅近くの居酒屋に移動して町内会の相談を行っていたら夜も遅くなった。
 
 8日は消防操法大会で、午前6時50分に市役所の駐車場に到着する。雨が予想されるので団旗の入場などは省略されて開会式が終わり、競技に入るが、私の地元の4分団の登場は全体に遅く、小型ポンプの部では最後の3者に住吉町・江川・万石と地元が続くので、最後までビッチリと見続ける事に成る。
 
 写真はポンプ自動車の部で優勝した4分団3部(久津間)の演技である。後援会は横断幕まで用意しており気合が違う。小型ポンプの部は5分団3部(高倉・草敷)が優勝だが、地元の4分団2部(江川)も4位入賞を果たす事が出来た。最後まで残った来賓は一握りになっていたが、地元の活躍に気持ちよく会場を後にした。
 
 9日は金曜日に引き続き近隣市議会に就任の挨拶に回る。滝口議長は他の公務があるため、議会事務局長と2人で勝浦市・いすみ市・茂原市・大網白里市・東金市・山武市と回り、県南13市議会議長加盟市の挨拶を終える。木更津に帰ってからは市内で所要を済ませてから市役所に行き書類の決済や各種の調整を行い帰宅した。2日間に渡る12市への挨拶回りで多くの名刺交換をさせていただいたが、マスコットキャラクターを名刺にレイアウトしていたものも多かったので、その部分を引用する。
 
 上段左から袖ケ浦市・君津市・富津市、下段の左からいすみ市・茂原市・大網白里市である。木更津も『きさぽん』を入れた方が柔らかい感じになるなと思った。個人的には東金で『
やっさくん』が描かれた名刺を見たかったが非公認だと帰宅後に知った次第である。
 
 10日より本会議が再開され一般質問が始まる。慣例で議長は午後1時から3時までの間は決済等の公務の時間とするため、午後は副議長が議長席に座って議事進行を行う事に成るので、そのデビューの日でもある。それでは今回も個人的に印象に残った答弁を記載する。
共産党 鈴木秀子議員
 渡辺市長の政治姿勢に対する質問に対し、食によるコミュニティ創出事業・情報発信としてSocial Networking Serviceの活用等を検討し、市民活動支援センターは先進地の成功例を調査して制度設計を進めているなどの回答があった。確実に新市長の特色を出そうとしている姿勢が見られ、今後に期待させるスタートとなった。
市民ネット 田中紀子議員
 来年度から始まる『子ども子育て支援新制度』に向けて資料も配布した上での質問が進められた。児童福祉課を子育て支援課に変更して来年度への準備を進めると供に、コンシェルジュ機能を持たせた綜合窓口を設置するなど、市役所の改変も進んでいる感じがした。質問の中で木更津市に住民票の有った子どもが居住の実体が無い為に小学校入学名簿から抹消されたような話があったが、抹消だけでよいのか後味の悪い話であった。
 会派室で昼食を取り、午後からの進行に備えて早めに議場に入ろうとすると副議長経験者から『議長席にあまり早く座ると威厳が無くなるので少し待った方が良い』とアドバイスされる。なるほど、そんなものかと思いながら会派室でお茶を飲んで時間調整した後、いよいよ議長席へ登る。
羅針盤 草刈慎祐議員
 土曜授業については教育委員会が必要と認めた場合は実施できることになり、県内では野田市が第2・第4土曜日に実施している。学力の向上にはつながるようだが先生の評判はすこぶる悪く、子供達も決して歓迎していないようだが、保護者には評判が良いようだ。木更津市としては学校の負担が多くなるので導入を考えていないようだ。
羅針盤 平野卓義議員
 アクアラインマラソンのおもてなしとして、7月11日より木更津で『食べ物リレーマラソン』というものが行われるようだ。既に25店舗が参加を表明しており、5店舗以上で食事をした場合は記念品がもらえるような制度を考えているらしい。前回の大会を上回る様々な仕掛けが考えられているようだが、多くのボランティアの皆様の協力が前提である。
 同じ会派の2人の質問の議事を進行し終えて任務が終わり、20分の休憩に入る。まずは無難な滑り出しである。5人目は本来の滝口議長が進行するのである。
羅針盤 宮木康弘議員
 木更津プロモーションビデオとして水越前市長も出演された『
行ってみよう編』『住んでみよう編』が好評で、近隣市より多くのアクセスを得ているようだ。商工会議所青年部が実施した『おらがまちCMコンテスト』を活用するとか、新たな作品を作るとかで、映像を活用した市のイメージアップ作戦を進めるという手法は期待したいと思う。
 5人の質問が終わり、副議長席で書類の決裁などをしてから市役所を退庁する。自宅に帰る前に農協岩根支店に立ち寄り預かっていた出資金を支店長に渡す。この日は支店の増資会議で理事として出席するべきところであったが、議会中という事で配慮いただき欠席させていただいた。
 
 
 →
2014年6月中旬の記録