53.6月中旬の活動記録
 11日も一般質問である。朝6時前に起床してHPを更新してから市役所に向かう。議長室で書類の決裁を終えてから会派室に行き、雑多な打合せを終えてから議場に入り質問を聞く。
風紋 永原利浩議員
 後見人育成事業は1/2が国、1/4が県の補助で出来るので、社会福祉協議会が専任で行えば、その人件費の市負担は1/4で済むのではという指摘が有った。1年中、育成事業ばかりやるわけにはいかないだろうが、考え方が斬新であった。
共産党 佐藤多美男議員
 中郷小学校の耐震補強工事が途中で打ち切られ、給食室改修事業以外に要した、多分無駄になった金額が4392万円であるという答弁があった。他にも引越し代で約388万円、スクールバスが年間548万円などと、支出は続いている上に中学校に小学校が同居することで3425万円の仮設校舎が必要と成る。拙速な結論は避けるべきとは解るが、この問題の結論は早めに出すべきだろう。
公明党 渡辺厚子議員
 防災意識を高めるため、ゴミゼロの日と同様に市内で一斉に防災訓練を行うという案は面白い。庁内組織の強化(例えば防災課の設置)も必要だろうが、黄色いハンカチ運動の拡大や図上訓練の一般化も、間近に迫った大規模災害の対策として必要になっているだろう
公明党 岡田貴史議員
 自治会・町内会の加入率は平成26年度当初に72.0%で、請西南で2箇所の新設により0.2%向上していることの回答があった。加入率は富津市の84.6%より低いものの君津市の67.5%や袖ケ浦市の62.0%より高いということが意外であった。岡田議員が事例で挙げた、加入したことで市内で割引が得られる制度は研究に値すると個人的には思った。
新栄会 座親政彦議員
 学校での暴力行為が平成24年度の80件から平成25年度には141件に増加しているという回答には驚かされた。調査方法が変わって認知された件数が上がったのかもしれないが、そうでなければ荒れた学校が増えているのかもしれない。学校支援ボランティアは生徒に規範意識を育てていると聞いていたが、状況がなぜ変わったのか考えねば。
 この日は公明党の2人の質問で議長を務めたが、前日に比べ緊張感は格段に少なくなっていた。帰宅後は区長さんと行事日程の調整等を行う。来月もスケジュールがだんだん混んできた。
 
 12日も一般質問の日である。6月議会で議席に着くのは、多分この日で終わりであるが、斉藤・高橋両議員は質問が方々に飛ぶから進行に緊張する。
一新の会 篠崎哲也議員
 露地栽培のしいたけ農家では、放射能の関係で今でも7戸が出荷制限中で、そのうち3戸は汚染の可能性が高い原木を処分し終えたが、4戸は依然として生産できない状況と聴き、3年が経過しているのに驚かされた。なお、しいたけ以外の農産物は全て安全が確認されているという事ではあるが、根深い問題だと認識を新たにした。
公明党 岡田壽彦議員
 木更津市の公共施設での避難所は53施設で、他に10の施設が津波避難所に指定されている。東日本大震災でPHSは通話制限がかけられなかったので、情報伝達の手段として100台を配置する予定である。PHSはデータ通信も強いので、事前に記入シートのフォームを作成して備えることも重要ではと議論を聞きながら思っていた。
 
昼食後に議長席に上がる前に、斉藤議員の質問の傍聴者が写真撮影の許可を得ているので、市長答弁の時に撮影をお願いしてから議場に入る。そのリクエスト結果が次の写真である。
 
羅針盤 齊藤高根議員
 中郷地区で小学校の年齢の児童は94名居るが、中郷小学校に通学している児童は79名であり、中学校では59名に対し32名であることの回答があった。より近い他の学校に行かせているのか、それとも大勢の友達が出来る大規模校に通わせたいのか解らないが地域の構造的な問題がある。中郷中学校の改築や耐震工事も『学校の有り方』の結論が出るまで中断に成っているが、地域の意見を精査する事が教育委員会で出来るのだろうかと、連日の議論を聞きながら思っていた。
元気力発電所 高橋てる子議員
 社会福祉協議会への補助の考えについて、組織の維持の視点ではなく、担っていただく業務に応じた補助とすべきである事や、福祉作業所を運営する民間施設と『あけぼの園』で要求される水準に差が有る事をどう考えるかなど、福祉行政で考えるべき問題提起があり感心した。
新栄会 白坂英義議員
 市の所有する約20万7千uの土地のうち、約6万2千uが未利用地で、その不動産価値はどれだけかという質問が行われた。執行部からの回答は3億5千万円という事であったが、この件については重要な指摘であり、整理した資料を配布してもらいたいような事案であった。議員間で情報の共有をしようと考える私は間違っているだろうか。
 
質問が終わり、会派室で打合せや議長室で決済を終えて帰宅し、HPの更新を行った。ワールドカップの開幕が近いと思ったが、翌日の議会に備えて夜更かしは行わないように心がけた。
 
 13日は個人質問の最終日である。議長室で進行を打ち合わせたところ、午後の1名だけ私が進行して、10分の休憩を入れる事に成った。
一新の会 大村富良議員
 観光公園の質問が有った。秩父の羊山公園のようなものを整備するというのは観光産業育成として意義はあると思うが、鎌足桜公園では全国的な注目を浴びるのは難しいだろう。さらには現在の樹木を伐採して桜を植えるというのも違和感がある。住宅地にある未整備の公園の工事が優先かなと思って聞いていた。
自民クラブ 重城正義議員
 県北西部を除く20消防で作られたちば消防共同指令センターの状況に対する質問があった。木更津市内では通報があってから到着するまでの時間がH24に9:40であったものが運用後のH25には8:34まで短縮されたり、広域処理で他市への応援が年間に10件、他市からの応援が12件有ったことの報告が行われた。個人的にはもっと近隣との相互協力は有っても良いのではと思った。
一新の会 大野俊幸議員
 街中の賑わいづくりの質問に対する回答で、木更津駅西口地区の高齢化比率が35.7%も有り、市全体の24.9%はもちろん鎌足地区の32.4%や冨来田地区の32.8%を上回る高齢者地区になっている事が報告された。
人口分布図を作成したときから解っていたが、若者が住もうと思う環境づくりが重要である。
 個人質問が終わり休憩時間に議長席を降りて自席に戻り、大綱質疑を聞く。田中議員の質問で『空き家条例』は住宅に留まらず店舗やオフィスビルも含むことが明らかとなり、佐藤議員の質問で土地開発公社の買戻しに要する起債の金利が0.25%に過ぎないことを知るなど、来週の委員会審議に役立ちそうな前段の質問になっていた。
 大綱質疑の後に予算委員会の設置が行われて議案の委員会付託を承認して議会が終わり、私は議長室で決済書類等に目を通していた。夕方からは君津で『かずさ四市市議会議長会懇話会』が開催され、新任の副議長として近隣市の正副議長や事務局長と懇親を深めてきた。
 
 14日は朝から良い天気であったのでママチャリで金田事業の進捗状況を見に行く。写真は牛込海岸で潮干狩りを楽しむ人達である。
 
 まだ移管を受けていない区画整理内の道路等に色々と疑問を感じながら岩根に戻り、万石での橋梁架け替え工事や巖根駅の駅前広場整備工事を見て回る。舗装や区画線はほぼ完了し、視覚弱者用の点字ブロックや歩車道境界のガードパイプを設置するとほぼ完成だろうと、時間が掛かった工事が間もなく終わりそうなことが嬉しくなった。その後、駅前の事務所で高橋県議と打ち合わせて帰宅する。夕方は町内の会議が有り、夜9時前には解散しようと考えていたが、君津市を扱ったアド街ック天国を皆で見てしまったので、帰宅は夜10時を回ってしまった。
 
 15日はブラジルワールドカップで日本の初戦が有り、パブリックビューイングでも楽しみたいところでは有るが、貴重な梅雨の中休みだと解っていたので、夜明けに起床して山梨県大月市にある
滝子山に登る。ラジオを聴きながら縦走路を歩いていたがまさかの逆転負けに落胆して帰宅した。
 夜は録画した試合を見ながらビールを飲み、深夜遅くからHPの更新を始めたが、山の疲れで途中で寝てしまった。
 
 16日は早朝に起床し、HPの更新を終えてから市役所に行く。議長室で執務を終えてから議長と供に「ふくた保育園」の竣工記念式典に出席する。建設単価の急騰で苦労したとの挨拶があり、今後建設される(仮称)下烏田保育園も大変だろうと思う。市内で最初に取り組む病後児保育なども期待される施設である。
 昼過ぎに市役所に帰り、会派室で資料整理の後、都市整備部等と打合せを行い、帰宅してHPに活動記録の加筆や「最近思う事」を掲載した。
 
 17日より委員会審議が始まるので朝9時より市役所に行き、書類決済の後に会派室で調べ物をして10時より経済環境常任委員会を傍聴する。付託された案件及び協議会の議題は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案36 空き缶等の散乱防止条例の一部改正 環境
協議会 No.1 合奏式墓地の整備 環境
No.2 エフケイバ木更津に中央競馬投票券販売施設の開設 経済
No.3 公設卸売市場の耐震結果 経済
 議案第36号は『木更津市空き缶等及び吸殻等の散乱の防止に関する条例』に犬の糞対策を加え、自動販売機の設置届出規定を削除し、名称も『木更津市まちをきれいにする条例』と変えようとする案件である。犬の糞対策は県内29市が既に条例としており、木更津は銚子や成田とともに未整備の8市の一つに成っていた。なお、先行29市のうち5市が罰金を定めており、木更津も糞を放置した場合は2万円以下の罰金となる。また、この条例には空き地の枯れ草対策を加え、12月議会に再度一部改正の議案を出す予定ということで、包括的だが項目の多い条例になっていくことが予想される。猫の糞は条例対象外であることや、コンビニ弁当のゴミ対策の必要性、広報や看板を利用した市民への周知や確信犯の取り締まり方法など内容の濃い議論が続けられた。
 委員会終了後、協議会が始まる。No.1は矢那の霊園内に約1億円の工事費をもって納骨壇1,500体、合葬室3,500体の整備を行おうとすることの報告で工期は8月より半年間である。この運営のための条例改正は12月議会に上程予定との事である。No.2はエフケイバ木更津で中央競馬の券が買えることになるという報告だが、合わせて平成25年度の実績も報告された。それによると、昨年度は266日開催され、年間約8億円(日当たり約3百万円)の売り上げがあり、千葉県競馬組合より木更津市に対して環境整備費として約5百万円が支払われたという事である。中央競馬も加わると売り上げが倍になる予想との事だ。会員制が機能しているためか、1年間にトラブル等は無いようだ。No.3は公設市場の耐震診断結果で水産棟のIs値が0.42、青果棟のq値が0.43であったという報告であるが、また新しい概念の保有水平耐力の指数であるq値なるものの登場に木更津高専の土木を卒業した斉藤議員が概念がわからないが結局どうなのと質問していた。建設業界で25年以上飯を食べてきた私も全く同様の意見である。聞けばq<0.5はIs<03と同様に危険性が高いという評価のようだ。重要なことは市場の今後の有り方と改修にあたって広域化の枠組みを作ることであると私は考えている。
 
 経済環境常任委員会協議会が終わるとお昼になっており、会派のメンバーで屋上の喫茶に行って食事を済ませ、午後からは総務委員会を傍聴する。議案は下記の3件で、協議会事案は無い。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案34 市税条例等の一部改正 財務
議案35 法人市民税の特例条例の一部改正 財務
議案37 火災予防条例の一部改正 消防
 議案の文面は長いのだが、基本的には上位法の改正に合わせた条例の整備という面が多い改正なので、あまり多くの議案も無く3件の審議が終わった。なお、今回の改正で軽自動車税の収入が増えるものの法人税の減収のほうが大きく、木更津のような交付団体は交付税の増大により前以上に国に依存する体質が強くなりそうだと感じていた。
 傍聴を終え、会派室で予算委員会の事案等を打ち合わせる。その後は市役所内で各種の調整を行いながら午後4時に退庁し、定点写真を撮影するため袖ケ浦市役所に行くと、袖ヶ浦駅の工事が進んでいることに驚かされる。巖根との差は広がる一方だと思いながら写真を撮った。
 
 17日も委員会審議の日である。午前中の建設常任委員会は付託議案こそ無いものの協議会での報告事項があるので、委員長を降りた私も審議に加われると勇んで市役所に行く。最初に高橋副委員長より副委員長辞職の届出が出され、委員長指名により草刈真祐議員が副委員長に選任された後に協議会議案が始まった。議案は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
協議会 No.1 請西千束台土地区画整理組合の裁判経過 都市整備
No.2 金田総合BT整備事業の進捗状況 都市整備
No.3 金田西地区の都市計画変更手続きの進捗状況 都市整備
No.4 台風26号被害に係る復旧工事の進捗状況 都市整備
 No.1は旧業務代行との裁判が4月16日に和解し、現在は金融機関団との特定調停と新たな業務代行選定に向け6社から数社に絞って交渉中である事を伝えるものである。旧業務代行は組合に5千万円を払うという当初の判決より低い額での合意となったが、次に金融団に残っている利子約3億円の軽減が課題に成る。前にも書いたが早く次の行代が決まって結論を見たいものである。No.2に関し土産物屋等の売店機能を質問したが、仮設スペースを利用して対応し常設は考えていないという回答を得た。No.3は意見書が出されず7月10日に都市計画審議会を開催するという報告であり、No.4は台風の後の大雪被害対応に追われたことと耕作時期をずらしたため3月補正で計上された復旧工事の多くが未着手であり8月頃までには発注する考えであるという報告である。他に行政視察の日程調整を行い建設常任委員会協議会は終了した。
 
 昼食後に教育民生常任委員会が開催される。最初に審議する請願と陳情の案件が終わってから傍聴しようと考えていたが、他のメンバーにひきづられるように冒頭から傍聴する事に成ってしまった。議案は下記の通り、他の委員会に比べて非常に多い。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 請願02 手話言語法制定を求める意見書の請願 福祉
陳情02 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育
陳情03 国の教育予算拡充に関する陳情 教育
議案38 工事請負契約の締結(請西小校舎耐震) 教育
議案39 工事請負契約の締結(畑沢中校舎耐震) 教育
議案40 工事請負契約の締結(第一中体育館耐震) 教育
議案41 工事請負契約の締結(第二小体育館耐震) 教育
議案42 工事請負契約の締結(八幡台小校舎増設) 教育
議案33 空き家等の適正な管理に関する条例の制定 市民
議案34 市税条例等の一部改正 市民
協議会 No.1 子ども・子育て支援新制度における4条例案の意見公募 福祉
No.2 中郷小学校の現状と今後の予定 教育
 請願は住之江議員の紹介によるもので基本的な趣旨は良く解るし賛成する事にやぶさかではないのだが何故国会での審議ではなく地方から意見書を集める手法を取るのかが審議の過程では明らかにならなかった。陳情の2件は毎年出され可決されるもので今回も大した議論が無く可決された。議案38号から42号は工事請負契約の締結で一括審議されたが、千葉県では資本関係が明確で役員が共通の会社には入札資格が与えられないことに対して木更津市ではそのような状況になっていない事に対して改善を求める議論が行われ幾つかの議案では反対者も出たがとりあえず全件可決になった。個人的には議案42号の八幡台について3月の予算審査で発言したように波岡小学校を活用することで増築が回避できると考えているのだが、そのような議論は審議の中では行わなかった。議案33号については施行日が議案成立の日からではなく12月1日に成ることの説明が求められ周知期間が必要だという回答があった。個人的にはこの条例で空き家ではない整備不良の住宅やいわゆる『ゴミ屋敷』の対策まで拡張できればと思うのだが担当課にはそこまでの考えはまだないようである。国保税の変更の審議が終わり、協議会に入り、子育て新制度に関して3条例の新設と1条例の一部変更が必要になるので意見公募を行う説明があった。最終日の全員協議会でも行うようならもっとシンプルな説明資料にすればよいのにと思いながら聞き、最後の中郷小学校の議案には耳を傾ける。諸問題の説明が行われ、篠崎委員長より現地調査を行おうという提案が出された。委員会以外にも拡大するという提案で喜んだところ、実施日が他に予定が入っている日になったので、そちらの調整を後日行う事に成ってしまった。
 委員会が終わり議長室で決済や調整を行ってから帰宅し、夜は建設常任委員会の情報交歓会に出席した。
 
 19日は予算審査委員会である。正副議長は委員ではないが出席義務者である。朝10時からの数多くの議論を聞く。補正費目が少ないとはいえ、本来は3日間開催する予算委員会を1日で行うため非常に内容の凝縮された議論が続く。今回も個人的に印象に残った質疑を列挙する。
●道の駅用地購入を土地開発公社が行った事による公社への報酬額は購入費1306万8千円の0.3%という回答があった。僅か4千円以下かと驚かされた。なお登記手数料で別途12千円が係っているそうだ。
●2億円で東中央2丁目の土地の一部権利を土地開発公社から買い戻すという案件があり、起債の方が金利が低く利子差は0.7%で有利と成っても起債のバランスを考えた予算編成としているとの事である。この土地の残る権利を購入するのに必要な額は約5億6千万円であり、利子の差で年間約4百万円の効果が生じる上に659.88uの土地が売却処分できるようになるのだから早めに買い戻すべきだろうと考えていた。
●みなとまち木更津推進協議会は代表が市長なので、そこに市から補助金を出すのは如何なものかという意見があった。配布された会則を見ると委員長は市長という規定がある。会計責任者宛の支出にするなどの対策は講じているようだが、他の諸団体も含め整理は必要だろう。
●金田総合BTハブ化調査とは潜在的な需要を調べるためのものということであるが、対岸に最も近い金田の料金が袖ケ浦BTと同じであるとい問題にも目を向け、いくら安ければ金田利用を始めるかという検討も行えばよいのにと思っていた。
●万石には地域密着型の特養が定員29人で開設され、烏田には私立保育園が定員120人で開設されるなど、福祉施設が充実されていく事が明らかになった。福祉政策上は望ましいことだが、民生費の増加が続く。
●保育園の耐震は私立保育園では全て問題なく、市立では昨年実施した吾妻と久津間のIs値が1.4以上になるなど、危険性は低い。建築規模が学校に比べ小さいためだろうと思う。従って、今回実施する桜井と中郷も比較的楽観視されている。
●2月の大雪による農家の支援事業は66件に対して行われ、撤去は全額公費、再建の場合は国が50%、県と市が20%づつ負担するので個人の負担額は10%となる。手厚いようだが、離農を防ぎ農作物の安定供給をするためには必要な政策となるのだろう。

●久津間・祇園・岩根・清見台の各市営住宅団地を廃止した場合にはどれだけの面積の用地が生じるかという質問に対し12,500uという回答があった。道路などの公共分が含まれるから相場より安い単価になるだろうから2万円/uとして約2.5億円かと個人的に推察した。
●消防庁舎の整備検討事業は
防災科学技術研究所に委託して施設の適正配置を検討してもらうという答弁があった。市のベテラン消防職員が直営で検討したほうが実態を捉えているのではと個人的には思う。
●1億円を越える費用を使用する江川総合運動場施設改修の概要を示す図面が無いという指摘があった。今回は他の位置図や事務事業の概要の提示が遅く、委員会も情報不足だった感が否めない。
●中郷小学校の仮設校舎を中学校敷地に建設する費用が計上されているが、中学校側の教室を改修することで対応できないかという意見が出された。さらには中学校の存続について教育委員会の指導にまで意見が及んだ。地域の意見をただ聞くだけでなく行政としての方針を示しながら指導も必要だろう。
 熱い議論が続いたが残業にならずに議論は終わり、補正予算案は全会一致で賛成となった。特別委員会が終わり議長室で決済や調整を行ってから帰宅し、夜は会派の意見交換会を行った。
 
 20日は午前中から市役所で議長室で決済の後に25日に予定されている議員全員協議会の説明内容の指導や調整を行ってから一旦帰宅し、HPの更新等の準備を進めるが時間不足で市役所に戻り、私が担当する最後の農業委員会総会、及びその後の第21期農業委員会お別れ会に出席する。下の写真は、この3年間一緒に活動してきた委員の皆様で、およそ半分が今期限りで委員を終える事に成る。
 
 お別れ会の中で、私の副議長就任も祝っていただき、心から皆様に感謝を行い、3年間の農業委員活動を終了した。
 
 
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2014年6月下旬の記録