17.6月中旬の活動記録
 11日は木更津法人会の社会貢献運動で午前中に鎌足保育園、午後からさとの保育園の園庭に芝生の苗を植える作業を行う。法人会には昨年から賛助会員として加わっているが、その前から岩根4丁目児童公園、久津間保育園、長須賀保育園等でボランティアとして参加しており、芝植えは初めての経験ではない。
 午前中の鎌足保育園はコンパクトで容易に作業も終了したが、午後から作業するさとの保育園は広く、その上、梅雨の合間の強い日射しで日焼けして疲労したが、多くの園児達が気持ちよさそうに作業をしている姿を見るとこちらも楽しくなり、夜の打ち上げまでも気持ちよくせていただいた。
 
 12日は午前中に自宅で休養してから子連れで出かける準備をしてから木更津ナチュラルバル、略称『ナチュバ』へ出かける。多くの知った顔が麦酒片手に楽しんでいたが、聞けば駐車場の中に取り残された車が居て午前中は大変だったらしい。会場で遅めの昼食を取ってから市内で買い物などをして帰宅した。
 
 13日は朝から雨が降る中、自宅事務所でHPの更新を行い、市内で所用を済ませてから駅前庁舎に行く。簡単な調整を済ませてから富津市役所に行き、猪瀬市議の質問を傍聴する。夜からは先月末に開催した中学校同窓会の精算幹事会を開催し、また2年後の開催を決めた。
 
 14日は私が委員長を務める総務常任委員会を開催する。付託議案と協議会事案は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案42 専決処分の承認 財務
議案44 一般会計補正予算(第1号) 財務
議案48 特定個人番号情報利用条例の一部改正 総務
協議会 (1) 使用料・手数料の見直しに関する基本方針について 総務
(2) 公共施設等総合管理計画について 総務
(3) 平成27年度行革推進計画の取組結果について 総務
(4) 市民会館の今後の方向性について 総務
 議案42号は年度当初の法改正に伴い市税条例を専決で一部変更した事に対する内容、議案44号は財政調整基金の取り崩しを約5565万円減額する内容、議案48号はマイナンバーカードを利用できる事務を生活に困窮する外国人に関する生活保護措置と障害者の生活支援に広げるための内容であり、意見が交わされ全て全会一致で可決された。
 協議会の(1)は使用料や手数料の抜本見直しを進めるための基本方針の説明で、公民館の使用料も有料にしようとする事などの方向性が示されたが具体的な事項と金額については各課協議を経て秋頃に明らかになる見込みである。多分揉める事案であると感じる。(2)の公共施設等総合管理計画も基本方針は解るが具体論である配置計画に突入すると多くの抵抗が発生しそうな事案である。(4)については市民会館の大ホールの用途は広域事業として長期的に手がけ、市の単独事業としては現在の中ホールとは別に5百人規模の固定席のホールを新たに設けるため基本計画に盛り込むという案件である。多くの意見が出されると思ったが委員会としては若干の質疑に終わった。昼を大きく回って終了したが視察日程を決めてから昼食にする。
 午後2時からは建替を前提に設計が進んでいる現在の消防庁舎の問題点を視察に行く。消防庁舎は当初3階建てで設計されていたものを2階で留めたために構造的には強く、耐震上の問題は生じていない。しかし職員が75人だった当時の建物は183人になった現在は非常に狭く、更には女性職員が居ない前提であるため、仮眠室やトイレなどの設備に支障を来しており、消防活動のための基本的設備が不足している。
 広い会議室もないため消防庁室に集合して研修を始める。会議室がない事で講習会や小学生の施設見学会等にも支障を来している。建築物も老朽化が進み、左の写真のように車庫の天井の遮熱が剥がれて垂れ下がり、まるで被災地の建物のようだった。
 総務常任委員会以外からも多くの委員が視察に訪れ、旧庁舎の向かい側に有りながら仮眠室などの状況の悪さを知らなかったことを多くの議員が改めて実感した。建て替えの必要性は解るが分署・出張所の再編との関係、広域化への対応、防災対策など、今後の事業化への課題もありそうだ。
 視察を終えて一旦帰宅し、夜は総務常任委員会の情報交換会を巌根駅の近くで実施した。快速電車が停まらない不便さを企画部の交通政策担当の方々が実感していただけたことを願う。
 
 15日は教育民生常任委員会が開催されるが、陳情が終わってから傍聴するつもりでのんびりと出かける。案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情05 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育
陳情06 国のH29年度教育予算拡充に関する陳情 教育
陳情07 公立保育園を直接補助制度に戻す陳情 福祉
陳情08 保育士の処遇改善を求める陳情 福祉
陳情09 保育料の低減化を求める陳情 福祉
議案52 学童事業設置運営基準条例の一部改正 福祉
議案54 損害賠償額の決定及び和解 福祉
議案43 専決処分の承認 市民
議案49 国民健康保険条例の一部改正 市民
議案50 住民基本カード利用条例の一部改正 市民
議案51 市民活動支援センター設置管理条例の一部改正 市民
協議会 (1) 江川総合運動場拡張整備事業の進捗状況について 市民
(2) 請西保育園環境測定について 福祉
(3) 中郷小学校建設工事等について 教育
 陳情5と6は毎年の事で可決される。陳情7,8,9は同一者から項目を分けて提出されたものである。議案52より審議を傍聴する。議案54号は交通事故の対応で議会承認が必要な内容。議案43号は国保特別会計について3月補正で対応出来なかった約4054万円の予算変更を承認する内容。議案49号は国保税の資産割を減らし所得割を増やす変更の内容。議案50号は自動交付機のリース期間終了に伴いコストが高い上にコンビニ交付の普及が進んでいるので使用廃止する内容。議案51号は市民活動支援センターに指定管理制度を導入する内容である。
 協議会の(1)は金曜の基地対策特別委員会でも説明する内容。(2)は請西保育園の子供の声がうるさいという苦情に対して騒音測定を行った結果報告で現在の所プールの使用を極力控える等の運用で対応しているが抜本対策は今後の検討になるといった頭の痛い内容。(3)は中郷小学校の設計は進んだが同校校舎と祇園小学校のプールの解体工事について補助金が付かなかったので公告を中止したという報告である。スケジュール感がどうなるのか解らない内容である。
 項目も多く、視察後に会派室で若干仕事して帰ると夕方になっていた。家の手伝いなどをしていたらHPを更新するゆとりは無くなった。
 
 16日は建設経済常任委員会である。案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案44 一般会計補正予算(第1号) 環境等
議案55 原子力発電所事故の損害に対する和解 経済
議案53 水道事業設置条例の一部改正 水道
協議会 (1) 都市計画道路見直し案の意見聴取について 都市
(2) 地区計画の変更について 都市
(3) 「道の駅」整備事業を実施する事業者の選定について 経済
(4) 「米を食べよう条例」の制定について 経済
 議案44号は議案55号に示す原子力発電所損害に起因する約6690万円の和解金を受け入れ、給食の残りを堆肥化する事業や台湾ブロガー誘致事業や防空壕対策事業等の支出を行う等する補正である。原発事故の和解金は累積で2億1573千万円に達しているが未和解金も7552万円ほど残っており、今年度分も増える事が報告された。議案53号は井戸の設置に伴い厚生労働省から適宜見直しを求められた対応である。
 協議会(1)は議会から意見聴取するという内容であるが所管委員会以外はどうするのかと思う。(2)は建築基準法の見直しに伴う制限項目の微修正という内容。(3)は南房総市でローズマリー公園の運営実績があるTTCグループが道の駅の優先交渉権を得たという内容。(4)は前回からの継続であるが議員発議であれば平易な言葉に置き換えようと言う事になり更に継続になった。
 協議会終了後に公設市場の視察に同行する。2日に教育民生で認定こども園等を視察し、一昨日に総務で消防を視察たので全ての常任委員会が市内視察を開催したと思いながら市場に行くが、建替予定の消防庁舎と違い耐震上問題がある市場の計画が進まないことは問題である。
 帰宅後はHPの更新作業を始めたが、並行して進める資料整理との作業量の多さに途中で寝てしまった。
 
 17日はHPの更新を済ませてから駅前庁舎に行き、私が委員長を務める基地対策特別委員会を開催する。案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
協議会 (1) 江川総合運動場拡張整備事業の進捗状況について 市民
(2) オスプレイの共通基盤整備について 企画
 江川総合運動場については各種団体との協議を経て詳細な内容が決まってきたが、一昨日の教育民生の協議会でも出されたように大会開催を前提とした駐車場やピーク時のトイレ等が不足する場合の対応が出されたが、誰も市の負担額については詳細設計で見直されるものと考えてか、言及しなかった。オスプレイについては木更津で進む工事と、時期未定の延期になった騒音測定、協定書の締結などについて意見が交わされた。木更津基地の現地視察を要望する意見も出されたので工事が概成された段階で現場を見ながら木更津で行う整備内容の概要説明も受けようと考えた。なお、この日は大安で日がよいので委員会後は親戚の元に子供を連れて行った。
 
 18日は朝から良い天気であるが、事務所に籠もって今議会における自分の質問の
ネット録画を聴きながら全文の文章化を行い、HPにアップする。夜は葬儀に列席し、故人と喪主を務める友人のそれぞれの人生に想いを馳せた。
 
 19日は出産で社会から離れていた妻が公式行事に出るという事なので妻子を連れて新宿に行き、妻の用事が済むまでベビーカーを押して新宿御苑を散歩して回る。都心に有る巨木の森には多くの外国人や子供連れの姿が見えており、私は明治時代の造営技師に感謝の気持ちを向けていた。
 休憩や温室鑑賞、授乳やおむつ交換も含めて4時間ほど御苑で過ごし、新宿駅前で妻をピックアップして帰宅。夜は81歳になる父に「父の日」のお祝いとして家族全員で外食に行った。会場では私が娘にお祝いを受ける頃には幾つになっているだろうかと考えていた。
 
 20日は午前中に自宅の片付けを行い、午後から金融機関を回って各種の手続きを行い、その後に朝日庁舎で打合せ、下のスーパーで買い物をする。夕方の混雑に市役所移転効果が出ていると実感する。
 
 
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2016年6月下旬の記録