76.2月上旬の活動記録
 1日は江川港の龍神様で朝から水神祭が行われる所であるが、私は早朝から駅前庁舎に行って代表質問の修正を続け、午前10時から3月定例会の本会議に出席する。市民歌斉唱で始まり、三上議会運営委員長の報告、風邪声の市長の召集挨拶、システムでの配信による諸報告の後に議案の提出があった。
 3月議会の当初に提案された議案と陳情は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会


29



議案01 一般会計補正予算(第4号) 財務
議案02 国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 市民
議案03 後期高齢者特別会計補正予算(第1号) 市民
議案04 介護保険特別会計補正予算(第3号) 福祉
議案05 公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号) 経済
議案06 公共下水道特別会計補正予算(第1号) 都市
議案07 職員の給与条例の一部改正 総務
議案08 原発事故に起因する損害の和解 環境
議案09 損害賠償の額の決定及び和解 都市
議案10 損害賠償の額の決定及び和解 教育
議案11 工事請負変更契約の締結(消防庁舎建築) 消防
議案12 工事請負変更契約の締結(消防庁舎電気) 消防
議案13 工事請負変更契約の締結(消防庁舎機械) 消防


30



議案14 教育長の任命 総務
議案15 一般会計予算 財務 予算審査
議案16 国民健康保険特別会計予算 市民 予算審査
議案17 後期高齢者医療特別会計予算 市民 予算審査
議案18 介護保険特別会計予算 福祉 予算審査
議案19 公設地方卸売市場特別会計予算 経済 予算審査
議案20 公共下水道特別会計予算 都市 予算審査
議案21 金田地域交流センターの設置運営条例の制定 市民 教育民生
議案22 指定居宅介護支援等の人員運営基準条例の策定 福祉 教育民生
議案23 火葬場整備運営事業者選定委員会設置条例の策定 環境 建設経済
議案24 青年の家の設置管理条例の廃止 教育 教育民生
議案25 職員の給与条例の一部改正 総務 総務
議案26 特別職で非常勤の報酬及び費用弁償条例の一部改正 総務 総務
議案27 行政組織条例の一部改正 総務 総務
議案28 職員定数条例の一部改正 総務 総務
議案29 国民健康保険条例の一部改正 市民 教育民生
議案30 後期高齢者医療条例の一部改正 市民 教育民生
議案31 指定地域密着型事業者の選定等の条例の一部改正 福祉 教育民生
議案32 特定教育・保育施設等の運営基準条例の一部改正 福祉 教育民生
議案33 指定介護予防支援等の人員等の基準条例の一部改正 福祉 教育民生
議案34 都市公園条例等の一部改正 都市 建設経済
議案35 地区計画区域の建築制限条例の一部改正 都市 建設経済
議案36 証紙条例の一部改正 会計 総務
議案37 公民館設置運営条例の一部改正 教育 教育民生
議案38 財産の処分(畑沢中学校用地) 総務 総務
議案39 PFI事業の変更契約の締結 教育 教育民生
議案40 水道事業会計予算 水道 予算審査
陳情01 受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情 市民 教育民生
陳情02 県受動喫煙防止条例の制定を求める意見書の陳情 市民 教育民生
 この日は上程だけで議会は終わったので、昼からの江川水神祭の直会に参加し、自宅に戻って翌日の質問通告の準備を行う。直前での大幅修正があったので作業が大変である。
 
 2日は朝から駅前庁舎に行って代表質問の打合せを行いながら修正を続ける。正午に質問項目を確定し通告を行う。今議会における会派羅針盤の代表質問は下記の通りである。
会派羅針盤 代表質問通告書(平成30年3月定例会)
平成30年 2月 2日
木更津市議会議長   齋藤 高根 様
代表質問議員氏名(11番) 近藤 忍
下記のとおり発言したいので、会議規則第62条第2項の規定により通告します。
大綱・要旨項目
質問事項1 大綱(大項目) これまでの政策について
要旨(中項目) 要旨(小項目) 関係部等
(1)市民の認識や意見 @市役所に寄せられた意見
A市民の認識や意見の聴取
市民部
総務部
(2)事業の効果と検証 @民間施設を活用した効果
A行政関連イベントの効果
Bクルーズ船の誘致の効果
総務部
企画部
  〃
(3)未達成である公約 @広域行政の推進の諸課題
A飛行場の共同利用の課題
B防災関連施策での具体化
C未達成の公約の対処方針
企画部
 〃
総務部
 〃
質問事項2 大綱(大項目) これからの政策について
要旨(中項目) 要旨(小項目) 関係部等
(1)企画における政策 @情報化の総合的な利活用
A街なかの賑わい拠点整備
B企画立案の課題や留意点
企画部
 〃
 〃
(2)財務における政策 @財政規模の拡大化と対策
A収納率向上の展望と政策
B財政運営の課題や留意点
財務部
 〃
 〃
(3)経済における政策 @観光行政の具体案と展開
A農地集約の現状と推進策
B経済政策の課題や留意点
経済部
 〃
 〃
(4)環境における政策 @新規焼却施設の制度設計
A環境政策の司令塔の立場
B環境施策の課題や留意点
環境部
 〃
 〃
(5)教育における政策 @適正規模適正配置の検討
A公民館施設の今後の所管
B教育行政の課題や留意点
教育部
 〃
 〃
(6)水道における政策 @統合広域化の課題の今後
A空き家での凍結漏水対策
B水道事業の課題や留意点
水道部
 〃
 〃
 午後からは君津広域水道企業団に行き、来週の火曜日に行われる企業団議会の議案の事前説明を受ける。その際に来年から立ち上がる広域連合議会と企業団議会との時系列的な説明を行って欲しいと要望してきた。議案の内容は6日の所で記載したい。
 会議が終わり議会事務局に戻り、通告者数を聞くと一般質問は9人であった。私は最大会派の代表質問なので質問順序は最初だが、人数が多いと9時からになる可能性があったので安心した。日程は14日の議会運営委員会で確定するのだが、通告より想定すると下表の日程で3月議会は進行する見込みである。表には少し前の出来事も記載した。
日時 曜日 時間 項目 質問者 備考
01月29日 10:00 協議会 総務常任委員会
地方創生特別委員会
13:00 委員会 議会基本条例特別委員会
01月31日 10:00 協議会 議員全員協議会
11:00 委員会 議会運営委員会
02月01日 10:00 本会議 議案第1号〜40号の上程
02月06日 13:00 協議会 教育民生常任委員会
02月14日 09:30 委員会 議会運営委員会
10:00 本会議 議案第1号〜13号の審議
02月20日 10:00 代表質問 近藤 忍 会派羅針盤代表
13:10 國吉 俊夫 一新の会代表
15:00 三上 和俊 自由民主クラブ代表
02月21日 10:00 住ノ江 雄次 公明党代表
13:10 個人質問 田中 紀子 市民ネット
14:10 竹内 伸江 公明党
15:30 鈴木 秀子 日本共産党
02月22日 10:00 石井 徳亮 会派羅針盤
11:00 大村 富良 一新の会
13:10 渡辺 厚子 公明党
14:10 座親 政彦 新栄会
15:30 永原 利浩 会派羅針盤
02月23日 10:00 佐藤 多美男 日本共産党
11:00 本会議 議案の大綱質疑・負託
13:10 委員会 予算審査特別委員会
02月26日 10:00 議会基本条例特別委員会
02月27日 10:00 総務常任委員会
02月28日 10:00 教育民生常任委員会
03月01日 09:20 金田小の干潟活用発表会
10:00 委員会 建設経済常任委員会
03月05日 10:00 予算審査特別委員会
03月06日 10:00
03月07日 10:00
03月09日 10:00 地方創生特別委員会
03月12日 10:00 基地対策特別委員会
13:00 広域行政特別委員会
03月13日 09:00 議会運営委員会
10:00 本会議 第14号以降の議案の審議
11:00 協議会 議員全員協議会
03月18日 08:00 木更津市長選挙の告示日
03月25日 07:00 木更津市長選挙の投票日
 途中で間延びする部分もあるが、長い日程で議会が終了した週に選挙の告示があり、その翌週が投票日となる日程である。
 帰宅してHPの更新作業を始めたが帰りが遅くなる妻の替わりに保育園へのお迎えや夕食・お風呂・就寝をして、自分も早く寝てしまった。
 
 3日は江川の熊野神社で8時から節分祭の準備に参加してテントを張ったり道具を揃えたりする。10時に帰宅して家の手伝いを行い、午後1時から再び熊野神社に行きどんど焼きに着火して節分祭を始める。
江川熊野神社 江川日枝神社
 断続的に様々な作業を行い、午後5時に境内で豆まきを行ったところで一旦会場を離れ、同じ江川に有る日枝神社の節分祭に顔を出し、区の役員さんと打合せを行う。午後6時半に熊野神社に戻り火を消しテントを片づけ、一日がかりの節分祭が終わった。
 
 4日は穏やかな日曜日であるが午前中は家の片付けをする妻に代わり娘の子守を行う。午後から事務所で仕事を行い、夜から友人と供に長野県茅野市まで移動して深夜に到着した白樺湖畔の宿に泊まった。
 
 5日は朝から車山高原でスキーを楽しみ、車山(霧ケ峰)の山頂を26年ぶりに踏み、スキーの帰り道には寒波の影響で5年ぶりに現象が現れたという諏訪湖の御神渡りを見学する。平日なので中央道に渋滞もなく、午後8時過ぎに自宅に帰り着いたが疲れでメールチェックだけして早めに床に入ってしまった。
 
 6日は朝から教育部で打合せを行った後、千束台の建築着工状況を見てから君津広域水道企業団に入り、11時からの企業団議会に出席する。今年度の補正予算と来年度の予算を審議するのだが、来年度いっぱいで企業団は解散され新たに水道の広域連合が発足されるため、その移行について説明を求めたところ、具体案を知ることが出来た。
 昼食を挟み午後からは教育民生常任委員会の現地調査に委員外議員として同行する。視察場所はサービス付き高齢者住宅の「安心ハウス絆」、放課後等デイサービスの「ハッピーテラス木更津教室」、認定こども園の「木更津みらい」の3箇所である。
 最初に訪れた江川の「安心ハウス絆」は畑沢に壱号館で14、江川が弐号館として22の部屋を所有している法人であるが、部屋の全てが埋まってはいないとの事である。しかし、病院に入院して3ヶ月で出された高齢者の行き先として需要は高いようだ。施設の中には若い人も入っており終末医療の役目も担っていると感じた。訪問介護も広く行っており、同じ地域に済む者として心強い。
 次に請西にある「ハッピーテラス木更津教室」を調査する。木更津市内には15箇所の放課後デイサービスが有り、ここは昨年の3月に開設した所だが36人が契約を結び平均10人が利用している状況とのことである。スタッフは介護士や保育士、小学校教育免許保有者など4人で運営しているというので手厚いが、視察した同僚議員とこのような施設が増えると扶助費の抑制は難しいと話し合った。
 最後に視察した「木更津みらい」は委員会として開設前を含めると3回目の調査であり、個人的には別途調査させていただいた所なので内容は有る程度解っているが、今月2日に宮崎県の議員が視察に訪れ、高橋・森の両県議も対応したということは初めて知った。積極的に色々と取り組んでいることには何時も感服する所である。
 調査を終え会派室に戻り議会事務局と午前中に企業団で聞いてきた水道事業の広域統合に向けた議会日程の打合せを行い、帰宅後は代表質問の原稿の手直し等を行った。
 
 7日は午前中にHPの更新を行い、午後からは水道部で打合せを行って帰宅するとニュースで台湾花蓮市の地震を知る。かずさ青年会議所の唯一の姉妹交流先が花蓮青年商会なので過去に7回訪問している市で知人も多く、倒壊した統帥大飯店も何回か宿泊している場所である。何か力になればと思っていると早速現役が募金を初めた事を知った。
 夜は中学校の学年同窓会の各クラス幹事による会議を行い11月開催を決めながら昔話に花を咲かせた。
 
 8日は娘を保育園に送ってから花蓮への募金を行い、市内で所用を済ませて帰宅しても質問の答弁が届いていないので、天然記念物指定を待つ市原市の地磁気逆転地層を見に行く。地質学に「チバニアン」を命名しそうな場所なので一時は多くの見学客で混雑していたようだ。
 この日も平日であったが田淵会館前にはパトカーを含め6台の車が停まり、現地には大勢の見学者が来ていた。私も氷柱が下がる地層を見ながら、同じ断面は小櫃川でも出ているのではと考え、また急に有名になってしまったので2基の仮設便所を設け、道路や駐車場対策をしていた市原市の苦労を思った。
 帰りに道の駅「うまくたの里」に寄ると、こちらも平日なのに結構な混みようである。運営者の手腕に感謝する。帰宅しても答弁が届いていなかったので私的な仕事の片付けを進めた。
 
 9日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎の会派室に篭もり、14日に行われる議案第1号から13号までの平成29年度議案に対する質疑を絞り込む。これらの議案は所管の委員会への付託を省略し、本会議で質疑されるものであり、この日までに通告する必要がある。従って、制度的には全ての議案を質問する事が可能なのであるが、余り細部に渡ることを聞くのもどうかと考え、下記の2議案、6項目について質疑することに決めて昼前に通告を行った。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案01 一般会計補正予算(第4号)
 @株式等譲渡所得割交付金の減額補正理由
 A放課後児童クラブ整備費補助金の減額と事業の実施状況
 B同報系無線デジタル化整備事業費の整備区域見直しの概要
 C中野畑沢線桜井工区の減額と補償内容との関係
 D消防施設費の増額と工期変更との関係
 
財務部
福祉部
総務部
都市部
消防本部
議案02 国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
 @保険給付費とインフルエンザの流行との関係
 
市民部
 少し早めの昼食を食べてから中央1-4-9に開設する渡辺芳邦後援会臨時事務所の開所式に参列する。これは選挙が始まる時には選挙事務所へ移行することを前提とした事務所である。浜田代議士や森県議を始め多くの市議も参列する中で神事が執り行われた。
 神事を終えて企画部と打合せするために会派室に戻る道すがら、通告した質疑に対する説明の電話が連続して掛かってくる。電話打合せや対面ので打合せを終えると自宅でメールチェックを行い、その後、商工会議所にて開催される「産業・創業支援センターらず-Bizリニューアル記念イベント」に出席する。モデル地区の静岡市富士市のf-Bizの小出センター長と、その一番弟子である愛知県岡崎市のOKa-Bizの秋元センター長がどの様な事業を進めようとしているのか解りやすく説明するが、彼らの話術の巧みさにも圧倒され、さすがは150人以上の応募者から選ばれた人達だと、瀬沼センター長に期待が高まる。
 渡辺市長は街の活力は自営業者の活力という話をされたが、同感である。大企業だけに頼らない自立した木更津市の維持のためにも期待するし、何より成果が楽しみである。
 木更津は関東で初のモデルで、商工会議所が全面支援する最初の事例ということで注目を集めており、2月1日の開設以来、既に150件の相談を受けたという。鈴木会頭はブレーンやスタッフの居ない地元の中小企業の相談役として期待している旨のお話もされていたが、それは利用が商工会議所の会員に限られる訳でも無く、まして木更津市の事業ではあるが、近隣市からも積極的に利用してもらいビジネスマッチングの幅を広げることの方がより良い成果が上がると期待されるのだ。
 イベントが終わり仕事の遅くなる妻の替わりに娘を保育園に迎えに行って育児を行い午後9時には一緒に眠ってしまった。
 
 10日は午前3時に起床して14日の質疑と20日の代表質問の答弁チェックを行い、朝御飯を食べたら確定申告の整理をし、夜は冬花火と同時刻に高柳の魚勇で開催されるジェスパルの第24期総会に来賓として参加した。地域の学校や公民館のイベントだけに留まらず、出初式や生涯学習フェス等に参加し、夏のキャンプやラジオ体操、学校施設整備に道路の花壇整備など数多くの活動を四半世紀に渡って活動してきた団体に経緯を表しながら、懇親会では杯を酌み交わした。
 
 
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