78.2月下旬の活動記録
 21日は午前中に4会派目となる公明党の代表質問を行った後、午後から個人質問が開始される。
公明党代表 住ノ江雄次議員
 畑沢中学校とボゴール市の学校をインターネットを使って結び、国際体験をさせた行為を全市的に拡大すべきだという指摘は全面的に賛成である。それから、好評だった大型クルーズ船の実証実験であるが、今年は11月中旬に横浜港経由で和歌山・三重県方面の2泊3日のツアーを企画している事が発表された事も良い情報である。
 質問後の昼食までの時間を使い、基地対策特別委員会で説明のある事項の正副委員長説明が行われたので出席した。所管の常任委員会と特別委員会で同じ質問が続かないような運営を検討せねばと思う。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 市民活動支援センターでは登録団体の使用料は無料であるが、公民館の有料化との問題提起は考えさせられる所がある。多くの登録団体は公共の役割を担っていただいているが、公民館のサークルの中にも同様の行為をしている者も可能性としては有るので、悩ましい事である。
公明党 竹内伸江議員
 高齢者が飲み残した残薬を整理パックに入れて薬局に持ち込み、医者が処方を指示した中に使用期限内の物が有れば新薬を出すのではなく、本人にそれを返すことで薬代を抑え誤飲も防ぐという取組が横須賀でされているが、君津木更津薬剤師会はその5ヶ月前に自主的に開始していたことを知った。素晴らしいプロ意識だと感心させられた。
共産党 鈴木秀子議員
 銚子塚と至徳堂跡地の保全や調査について質問したが、現状は戦時中に高射砲が設置されたことなどで、史跡として保存できるような物は石碑ぐらいしか無いことは現地を見れば解るだろうと思った。その一方で何らかの記念碑的な物が欲しいことは同感できるので考えてきたい
 質問が終わり自宅に車を置きに戻り、その後は農協の理事として同期であった江沢氏の瑞宝単光章受賞祝賀会に出席し、懐かしい方々と懇親を深めてきた。
 
 22日は全て個人質問の日である。
羅針盤 石井徳亮議員
 今治市では給食センターから自校式に戻し地産地消の取組を深めた事例があるので、第2給食センターで全てを供給するのではなく一部は自校式を残すべきという考えは、食の循環との関係でも重用である。高齢者が学校で給食を食べる提案はとても興味深い話である。
一新の会 大村富良議員
 平成28年度のロケ件数は310件で、県下第2位の船橋市の159件を引き離してダントツの1位であったと報告があった。木更津ロケーションサービス以外にも民間のロケ支援事業者が3箇所有り、役割分担をしながら上手くやっているようだ。これが観光協会に移行された後はどうなるか楽しみである。
公明党 渡辺厚子議員
 地域ポイント制度にスマートデバイスが使えない高齢者への対応をという質問があった。システムを簡潔にして高齢者でも使えるようにして、一方では区に加入している住民へのアドバンテージを与えるような制度を作り、木更津市ではほぼ全ての住民が活用しているような未来を私は描きたいと思う。
新栄会 座親政彦議員
 窓口事務の可視化を行うフィールドイノベーションを行い業務改善を図るという答弁があったが、そこで友人が袖ケ浦市役所では窓口が早く混んでいないぞと言った話を思い出した。他市と比較することも重要なことかも知れないと議論を聞きながら考えていた。
羅針盤 永原利浩議員
 新市役所を造るときには県の君津合同庁舎や税務署などの国の機関も複合化することを検討すべきと言う提案は面白い。個人的には合併も視野に入れる必要があること、駅前に造るなら、いっそ新駅ビルの中に入るという選択肢もあることなどを今後は考えるべきと思う。
 質問が終わり自宅に車を置きに戻り、その後は会派の質問が全て終了したところで、議会内の情報交換をかけた懇親会に出席し、遅くまで議論を深めていた。
 
 23日は最後の個人質問と議案付託の日である。
共産党 佐藤多美男議員
 中央公民館がスパークルシティビルに移転することで狭くなることや、現在の公民館の駐車場から歩く距離が長くなることなどの問題点の指摘があった。議論が解りやすいように、部屋の割り振りについて12月議会で示された図面を会議システムで送信しよう思ったが、流石に堪えた。
 質問が終わり本会議が再開される。まずは、平成30年度議案である下記の2議案の追加上程が行われる。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案41 手数料条例の一部改正 総務 総務
議案42 介護保険条例の一部改正 福祉 教育民生
 この議案についても事前に情報が各議員に示されているため、議案15号以降の全議案が大綱質疑の対象となり、田中・鈴木の両議員より質問が行われ、予算審査特別別委員会が設置された後、各議案が委員会に付託されてこの日の議案は全て終了となった。会議終了後には予算審査特別委員会が設置されて正副委員長の互選と審査資料の確認があったと思うが、委員会に選任されていないので傍聴は行わなかった。
 会派で打合せをしながら昼食を摂り自宅に戻ってHPの更新を途中まで行い、夕方になって法人会木更津北支部役員会に出席する。懇親会の終了後に速やかに帰宅するつもりだったが、出席者の一人から相談があるというので話に乗り、帰宅は連日の深夜になってしまった。
 
 24日はシャワーを浴びてスーツに着替えてアカデミアホールへ行き「渡辺よしくに総決起大会」に出席する。司会は我が会派の石井議員で補助が草刈議員である。私は最前列で撮影補助に回った。池田後援会長の挨拶の後に浜田代議士を含む多くの推薦者からの挨拶が行われた。
 最後に渡辺市長から、東京オリンピックの有る2020年、団塊の世代が後期高齢者に成り国に危機的な状況が訪れる2025年、さらに木更津市が人口減少に転じるであろう2026年を念頭に置いてどの様な市政展開を考えているのか具体的な話があった。これを代表質問の答弁として議会で聞きたかったと思いながら、目を原稿に落とさない話し方にも感心しつつ、立ち見が出るほど多くの人に聞かせたかったと思った。
 最後に私も他の来賓や議員と供に壇上に登ってシュプレヒコールに加わって決起大会は終了し、司会を頑張った2人の議員と昼食を執って解散した。帰宅して娘の散歩に付き合い、夕方は私的な仕事を片づけ、夜は遅くまで女子カーリングの3位決定戦を見てしまった。これが今回のオリンピックを自宅で生で見た試合であったが、良い結果に歓喜した。
 
 25日は寒い曇りの日であったが、妻子と供にJRで佐貫駅へ行き、マザー牧場が主催する「第120回鹿野山歩け歩け大会」に参加する。
晴れた昨日は千名を越える参加者が有ったようで今日も佐貫に停まった列車からは沢山の親子連れが降りていた。佐貫の商店も何件か参加してイベントを盛り上げており、この様なイベントが打てる富津市が近くに有ることを活かしたいと思いながら、終日
山歩きとマザー牧場を楽しんできた。
 
 26日は千葉県議会で森県議が10時から質問をすると聞いたが同じ時間に議会基本条例策定特別委員会が有るので傍聴には行けない。その分も資料を読み込んでから委員会に出席し、条例案、条例解説案及びパブコメへの回答などを議論し、来月の13日に行われる本会議で委員会発議によって上程する事を決定する。
 午後からは市内で所用を済ませて夕方に帰宅しHPの更新を行った。
 
 27日は総務常任委員会が開催されるので市内で所用を片づけてから駅前庁舎に行き会議に臨む。議案は下記の通りである。
番号 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案36 証紙条例の一部改正 会計
議案41 手数料条例の一部改正 総務
議案26 特別職で非常勤の報酬及び費用弁償条例の一部改正 総務
議案25 職員の給与条例の一部改正 総務
議案27 行政組織条例の一部改正 総務
議案28 職員定数条例の一部改正 総務
議案38 財産の処分(畑沢中学校用地) 総務
- 閉会中の継続審査の申し出 -
協議会 No.1 公共施設再配置計画第1期実行プランの策定 総務
No.2 指定管理者制度の導入に係る基本方針の見直し 総務
No.3 平成30年度行革推進計画の策定 総務
No.4 オリンピック・パラリンピック誘致に向けた進捗 企画
 説明員の入室を考えて議案の順序を決めているため議案の番号順には審議していない。主な項目を記載すると、議案26号で日当25,000円の火葬場整備運営事業者選定委員会委員から日当2,000円の鳥獣被害対策実施隊員までの報酬の審議があった。業務内容が違うとは言え最大12.5倍というのも凄い話しである。議案27号は来年市民部と福祉部の組織を分離して「健康こども部」が出来る案件である。子育ての一元化は良いと思うが、行革の時代に部長が一名増員となる議案である。6人の部長が定年退職するので新たに7人の部長が出来ることになる。協議会のNo.1ではパブコメを受けて変更がされているが祇園保育園の早期統合と消防本庁舎の工事の遅れが主な変更点であり今後の進行管理が注視される。No.2は原則全ての施設を指定管理の対象にするというので私の持論でもある図書館と公民館の対応が気になる話である。
 協議会は14時45分に終了し、一旦帰宅して自宅の雑務を片づけ、夜は総務常任委員会の情報交換会を開催した。
 
 28日は娘を保育園に送ってから岩根西公民館まで戻り、10時から開催されるコミュニティカフェの賑わいを見学しつつ一杯の珈琲をいただいてから駅前庁舎に移動し教育民生常任委員会の傍聴をする。到着すると2件の陳情の審査が終わったところであった。委員会の議案は下記の通りである。
番号 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情01 受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情 市民
陳情02 県受動喫煙防止条例の制定を求める意見書の陳情 市民
議案21 金田地域交流センターの設置運営条例の制定 市民
議案29 国民健康保険条例の一部改正 市民
議案30 後期高齢者医療条例の一部改正 市民
議案24 青年の家の設置管理条例の廃止 教育
議案37 公民館設置運営条例の一部改正 教育
議案39 PFI事業の変更契約の締結 教育
協議会 No.1 公民館使用料の減免 教育
委員会 - 閉会中の継続審査の申し出 -
議案22 指定居宅介護支援等の人員運営基準条例の策定 福祉
議案31 指定地域密着型事業者の選定等の条例の一部改正 福祉
議案32 特定教育・保育施設等の運営基準条例の一部改正 福祉
議案33 指定介護予防支援等の人員等の基準条例の一部改正 福祉
議案42 介護保険条例の一部改正 福祉
協議会 No.2 第4次障がい者プランの策定 福祉
No.3 高齢者保険福祉計画・第7次介護保険事業計画の策定 福祉
No.4 天羽養護老人ホームの民間移行 福祉
No.5 市立保育園民営化の進行状況 福祉
No.6 骨髄移植ドナー支援事業の新設 市民
No.7 平成30年の国民健康保険標準保険料 市民
No.8 江川総合運動場拡張整備事業の進捗状況 市民
 議案39号が終わった段階で正午まで少し時間があったので教育部の協議会案件を先に議論するなど、柔軟な委員会進行を行ったので議案数は非常に多いのにも係わらず、終了時間は前日の総務委員とほぼ一緒であった。議案24号は中央公民館をスパークルシティに移転させる事に伴い実態の無かった中央公民館の青年の家機能を廃止する。協議会No.4は40室の新たな養護老人ホームを建設して広域事業から民間に委ねるというものだが無駄なものを造ることに成らないかという指摘が耳に残った。No.5は今春の卒園で最高学年が5人だけ残るだけに成った祇園保育園で、その子達が中郷保育園に転園することで予定より一年早く中郷保育園に統合されることが示された。待機児童が居る中での保育園の廃園は理解されにくいだろうが、課題になっているのは施設より保育士の確保であり、老朽化して狭小な祇園保育園は廃止する事が妥当だと思うが、民間企業が企業内保育の施設に使うというなら売却も有りかと議論を聞きながら個人的には考えていた。
 協議会の終了後に自宅に戻って仕事を片づけ、夕方は友人と最近の情報交換を行うために、連日夜の街に出かけていった。
 
 
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2018年3月上旬の記録