79.3月上旬の活動記録
 1日は委員会の開始前に議場を使って金田小学校の5,6年生による干潟保全に対するの発表があるので早めに会派室に入り荷物を置いて傍聴席に入る。議場の中には多くの小学生が座っていた。議場を研究発表の場に使うことは議会が身近になる効果も有るだろうと好意的に考えている。
 9:20から始まった発表会は10時に終了し、引き続き委員会室で直ぐに開催される建設経済常任委員会の傍聴をする。委員会に付託された議案と協議会事項は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案34 都市公園条例等の一部改正 都市
議案35 地区計画区域の建築制限条例の一部改正 都市
議案23 火葬場整備運営事業者選定委員会設置条例の策定 環境
- 閉会中の継続審査の申し出 -
協議会 No.1 火葬場整備運営事業基本計画の策定 環境
No.2 火葬場整備運営事業の事業範囲及び費用負担 環境
No.3 木更津版DMOの設立計画 経済
No.4 卸売市場再整備に向けた基本方針 経済
 付託議案が少ないので午前中に全ての議案が終わるかと思ったが、協議会の案件で議論が長引き、結果として全ての常任委員会が同じ様な時間に終わることになった。議案34号の改正には港湾地区の拠点整備として期待される都市公園における建築の緩和は含まれておらず順次改訂するとこ事である。No.1の火葬場基本計画には多くの意見が寄せられていたが基本計画に対して来年度に応募する民間事業者はどの様な設計をしてくるのか楽しみである。No.3のDMO設立計画では法人の予算や役員人事などが示されておらず今後上手く運営できなかったときの対応が見えず議論が白熱した。最後の卸売市場も課題が示されただけで方向が見えてこなかった。県内の先進地である成田市場でも見てこようかと思いながら議論を聞いていた。
 協議会の終了後に自宅に戻って早めに娘を迎えに行き、木更津に遊びに来ている義弟達を自宅に迎えた時には娘は待ちきれずに夕食を食べ初めてしまっていた。強風でアクアラインが止まりそうだったので義弟達はお茶だけ飲んで急いで帰ることになったのは残念だった。
 
 2日は来週から予算審査特別委員会で審査される資料でも読もうかと思ったが、確定申告の清書と提出で余分な時間を掛けてしまった。今回も市民会館には袖ケ浦高校書道部の作品が掲げられており、壮観である。
 市民会館を出て市内で所用を済ませて回り、帰宅してHPの更新をすると日没に成ってしまった。

 
 3日は桃の節句なので家族サービスで勝浦ビッグひな祭りを見に行く。休日の駐車場は守谷だと調べていたので房総半島を横断する県道を走り、渋滞無く到着するが、勝浦市街は多くの人で溢れていた。2001年から始まった歴史の短いイベントでも、とてもメジャーな祭りに成ったと感じる。
 駐車場から街中までのシャトルバスは無料なので、勝浦市の支出も多いだろうと感じながら帰りのバスを長時間待ち、午後3時過ぎに勝浦を離れる。小櫃経由で帰宅し、夜は常会に出席して情報交換をした。
 
 4日は作業着に着替えて朝9時に太田山に行き、前回伐採した竹の枝等の処分作業を行う。最高気温が19度まで上がる陽気の中で汗を流しながらチップの粉にまみれて身体を動かし、竹が無くなって明るくなった公園に満足する。参加者一同で昼食を食べて解散となり自宅に戻ってシャワーを浴びた。
 今年度最後の開催となるナチュバルに参加するつもりであったが、妻の用事で午後から子守をすることになり、自宅で娘が昼寝をしている間に予算書に目を通していた。
 
 5日から予算審査特別委員会が始まるので終日傍聴をする。今回も気になった答弁を幾つか列挙したい。審査範囲は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 主な関係部
議案15 一般会計予算
 ・総括的事項
 ・歳入
 ・議会費
 ・総務費
 財務部
総務部
企画部
議会事務局
 今回から事業査定結果表も資料として提出していただいているのでどの様な項目が削除されたり査定減に成ったか解って興味深い。因みに要求額443億7千万円に対して432億6千万円に抑えている。
 固定資産税は地区別の集計が可能だという事で資料提出があった。想像以上に金田地区の納税が増えていた事に驚いた。総務費の中では会議録支援システム導入費661万円が計上され専用マイクを使って会議を入力すると文章になって年間約170万円の削減を見込んでいるとの事である。導入後の維持費は約20万円なので年間150万円程度の削減効果が期待できるという事であるが、専用マイクが必要だというシステムが理解できない。ICレコーダーで録ったものに対応できれば多くの会議が同時進行しても対応できるのに、それが無いのが解らない。また、徴収の方法で電話催告を導入しているが現年度の滞納者の10.44%が電話を受けて7日以内に納付しているという効果は凄い。
 審査が終わって夕暮れの街に出ると風が強い。アクアラインも17:50に通行止めに成ったが、妻は直前のバスに乗れたので無事に帰れたので何よりだった。
 
 6日も予算審査である。審査範囲は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 主な関係部
議案15 一般会計予算  ・民生費 福祉部
市民部
議案16 国民健康保険特別会計予算 市民部
議案17 後期高齢者医療特別会計予算 市民部
議案18 介護保険特別会計予算 福祉部
議案15 一般会計予算  ・衛生費
 ・労働費
 ・農林水産費
 ・商工費
市民部
環境部
経済部
議案19 公設地方卸売市場特別会計予算 経済部
 児童擁護は県の仕事になっているが県が充分に機能していない状況で市がどうにか手を出せないかという質問には所管や縦割りを越えて行わなければ成らない福祉という視点が新鮮だった。ゴミ袋の製造コストと回収費を袋代として市民に求めている事の意味を未だに理解していない議員が居ることも別の意味で驚きであった。道の駅は売上が年額約5億円を超えると使用料収入が管理費を上回るので予算上は同額としているが黒字事業に成る見込みである事も示された。地元良し業者良し消費者良しに加え自治体にも良い事業に成っている事は喜ばしい。公設市場は県内で7市が運営しており、そのうち市川市は来年度当初から筆頭を切って民営化を始めるとのことなので、落ち着いた頃に視察に行きたい。
 審査が終わり、夕方は渡辺芳邦事務所で市長選挙に向けた選対会議を開催する。無投票になるのか選挙なのか見通せないまま、双方のシナリオを造って対応することを確認して会議を終えた。
 
 7日は予算審査の最終日である。審査範囲は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 主な関係部
議案15 一般会計予算  ・土木費 都市整備部
議案20 公共下水道特別会計予算 都市整備部
議案15 一般会計予算  ・消防費
 ・教育費
 ・公債費・予備費
消防本部
教育部
財務部
議案40 水道事業会計予算 水道部
 道路補修の要望は年間に2千件ほど有るが予算上2百件に対応している状況との事である。来年も細かい発注が続いているので個人的にはもう少しロットを大きくできる様な予算を着けてあげたいと思う。平成28年度中に更新した消防団車両をトーゴに送る計画はまだ実行されておらず車両は木更津市内に置かれており輸送の予定も立っていないとの事である。長期の放置でポンプは動くのだろうかと心配になる。消防業務の広域化は富津市が特に前向きで2月16日に四市で検討委員会を開催したとの事である。仮に合併すると県下で最大の面積と人員で3位となる巨大消防組織が誕生する事に成り効率化や高度化の効果は高そうだが足並みが揃うかどうか今後も注視したい。金鈴塚出土品の報告書に予算を着けているが約千頁にのぼる本が完成するのは平成31年度の見込みとの事でゆっくりした時間の流れを感じる。水道事業は来年度で本市が所管する事は終わりになるが、坦々と移行するようで簡単なイベントも無さそうなのは寂しく感じるが誰も質問する人は居なかった。
 傍聴を終え、執行部控室で討論を聞き、委員会を終えた委員をご苦労様と激励して退庁し、帰宅の遅くなる妻に代わって娘を保育園に迎えに行って夜は子守を行った。
 
 8日は冷たい雨が降る中、早朝から巌根駅で選挙が近いことを知らせる啓発活動を行い、活動後に娘を保育園に送ってから市内で所用を済ませ、帰宅後には事務所に籠もって溜まっている内業とHPの更新作業を行い、夕方は連日のお迎えと子守をしながら早めに就寝した。
 
 9日は午前3時に起床して今議会における私の質問の
ネット動画を見ながら全文を文章化してHPにアップしてから朝食を摂る。食事後に雨が弱まったので娘を保育園に連れていき、そのまま駅前庁舎に登庁して地方創生特別委員会協議会を傍聴する。議題は下記の通り。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
協議会 No.1 地方創生推進交付金を活用した事業推進 企画
 これは平成29年度に交付決定を受けた『「里海」×「里山」×「街なか」資源の相互連携による地域活性化プロジェクト』という主にDMOの設立運営に係る事業と『クルーズシティ木更津プロジェクト』という外航クルーズ船の寄港誘致と内港周辺地区への民間活力誘導に係る事業の説明である。良く見ると委員長以外の委員6人のうち4人が予算委員会のメンバーで、DMOをこれからどうするかというような議論の展開に予算委員会のデジャブを見ているかのようであった。DMOについては『観光立国の正体』(新潮新書)を読み終えてから再度検討したい。
 傍聴が終わり、自宅に戻って議会便りの原稿を作成してからHPを更新し、夜は発議案まで辿り着いた議会基本条例策定特別委員会のメンバーで慰労会を行った。
 
 10日は岩根西中学校の卒業証書授与式に23人の来賓の一人として出席する。この日に卒業する生徒は57人であるが土曜日に開催されたためか父兄は例年より多く見られた。とても仲の良い学年だったと桑田校長先生が言うとおり素晴らしい卒業式で、最後の「仰げば尊し」ので涙腺が緩みそうになった。
 帰宅して私服に着替えてイオンモールに行き、妻子を連れて平成29年度木更津市新規採用職員の主催イベントを見に行く。謎解きラリーやステージの運営など多くの行事で大変だったと思うが、これが同期の絆造りに繋がり、職員力の向上が良い市民サービスになって帰ってくることを期待したい。
 家に帰って雑件を片づけ、夜は知人に誘われた酒席に参加し、多彩な組み合わせのなかで楽しく情報交換をさせていただいた。
 
 
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2018年3月中旬の記録