33.11月下旬の活動記録
 21日は娘を送ってから議長室で執務を行い、10時から原則禁止とされる野焼きでも第一次産業での例外について数名の議員とともに環境部と経済部から取組について説明を受け宿題を託す。打合せ終了後、木更津駅で「サンキューちばフリーパス」という2日間切符を購入し、総武線快速に乗って東京駅へ行き、差額を払って丸ノ内口に出て、この日より一般公開が始まった皇居内に設置された大嘗宮を見に行く。
 
 今上天皇の即位に伴う行事は画面を通じて見てきたが、私が次の改元を経験できる保証もなく、何とか令和時代が開始になった記念となる物を目に焼き付ける事が出来て幸せである。折角なので通常は入場することの出来ない二の丸庭園も散策してから東京駅に戻る。
 都内で買い物をしてから常磐線に乗り、フリー切符で乗る事が出来る流山電鉄を初体験する。乗った列車で直ぐに折り返し、武蔵野線経由で木更津に戻り、娘を保育園に迎えに行って図書館で絵本を借り換えて帰宅し、家族で一緒に夕食を食べた。
 
 22日は新書を3冊持って駅に向かい、フリー切符を利用して内房線・成田線でゆっくり読書をしながら銚子へ向かう。駅の観光協会で不漁により秋刀魚定食の提供がないことに落胆しながら昼食を摂り、フリー切符で乗れる銚子電鉄を初体験する。
 自動車の普及と人口減少により常に経営状態が危機に瀕している銚子電鉄は早めに乗らないと廃止になってしまうのではと前世紀末頃から思いながら、やっと念願が叶ったものである。その間に煎餅を売って車両の維持費を稼いだり、駅名にネーミングライツを取り入れたりと、久留里線でも参考になる取組をして生きながらえた路線である。
 再び読書を楽しみながら木更津に帰り、夕方は君津文化ホールで開催される木更津法人会の公開講座を聴きに行く。会場には15分前に到着したが既にほぼ満席の状況で、講師の橋下元大阪府知事が取り組んだ多くの事例を交えた話しも大変面白く、自治を担う上での参考になることも多かった。
 帰路は駐車場から出るまでに一苦労して、遅めの夕食を摂って帰宅すると既に妻子は寝てしまった頃となっていた。
 
 23日は朝から娘を連れて木更津市場まつりに行く。これは10月13日に予定したイベントが台風で延期になったものであるが、今回は生憎の冷たい雨である。それでも朝から多くの市民が列をなしていたが、一緒に行きたがった娘が寒いと震えだしたのでマグロの解体ショーを見ることもなく帰宅する。
 自宅で暖かいお茶を飲んでいると、小雨決行とされていた某イベントも中止になることが解り、安心して事務所でHPを更新する。昼過ぎに売上が苦戦していると想像されることから再度市場に行って家族の食事などを購入して帰宅し、夜は近所にある酒屋のベアーズで開催されるボジョレーパーティに出席した。
 
 24日は妻が娘を連れて都内に出かけるので、雨の日曜日を掃除したり読書したりと、ゆっくり過ごした。
 
 25日は事務所で雑件を処理し、11時にワシントンホテルで開催される請西千束台土地区画整理組合解散記念式典に参加し挨拶する。
最近思う事にも記載したが工事業者が引き上げて訴訟になるなど波瀾万丈な組合が無事に着地できたことは非常に喜ばしいことである。
 式典後に議会事務局へ行き来月の日程等の打合せを行ってから帰宅し、私的な仕事を片づけた後にHPの更新作業を行った。
 
 26日は娘を送ってから駅前庁舎に行って議会事務局と日程等の打合せを済ませ、新田に有る水道企業団の庁舎に移動して10時からかずさ水道広域連合企業団議会に出席する。議題は下表の通りである。
番号 議案名(略称)
議題01 個人情報保護条例の一部改正
議題02 職員の公務災害補償に関する条例の一部改正
議題03 職員の給与基準に関する条例の一部改正
議題04 君津広域水道企業団水道用水供給事業決算の認定
報告01 君津広域水道企業団水道用水供給事業決算の資金不足比率
 最初に君津市議会議員改選に伴い初代議長であった鴇田議員が企業団議会から抜けたため議長選挙が行われ、指名推薦によって同じ君津市議会より礒貝議員が選ばれた後に議案等の審議が行われた。なお、議題04は君津広域水道企業団の統合により決算審査を広域連合議会で行うもので、来年以降は各市の給水事業を含む決算承認の場となる。来年の2月には予算審査があるが、事前に協議会を開催して議論し議事録に残すべきだと磯貝新議長と意見交換して退庁した。
 昨日解散式に出席した千束台の状況を見に行くと相変わらず住宅建設が進んでいる事に感心して帰宅する。午後から雑務を処理し、3時に金田地域交流センターへ移動し、来年の夏頃に開業予定のコストコ木更津倉庫店の説明会に参加する。
 日本で27店舗目となる木更津店は10,497uの店舗面積の平屋の建物で、804台分(内184台は従業員)の平面駐車場を備え、予想される雇用は250〜450人で半分がフルタイムで考えているとの事である。営業時間は10時から20時と説明があったので20時ではMOPから退場した車と重複して激しい渋滞を招く可能性があるので対策はしているかと問うと繁忙期は8時から21時という弾力的運用を考えているとの事であった。説明会の後で県の職員や金田の知人と渋滞解消策等で立ち話をしてから帰宅した。
 
 27日は娘を送ってから自宅に戻って私的な仕事を片づけ、昼前用に弁当を購入してから駅前庁舎に登庁する。
 議会事務局で挨拶原稿の修正等の指示をした後に会派室で来春の視察に向けた作業を行い、14時から議長応接室で新春にJ:COMで放送される新年の挨拶の収録を行う。これから年末までに大きな災害等が発生すると撮り直しになるが、そのような事態にならないことを祈るばかりである。
 収録後は議会事務局で諸調整を済ませ、小雨の中で娘を保育園に迎えに行き子守をして過ごした。
 
 28日は娘を送ってから急いで駅前庁舎に行き9時より議会運営委員会に参加する。議案は本市の事務に相応しくないと考えた陳情の扱いであり、委員会の採決の結果、総務常任委員会に付託することになった。
 10時から12月議会初日となる本会議を開始する。今回の定例会に上程された議題と陳情は下表の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案91 台風15号の行政財産被害等の専決処分の承認 財務 総務
議案92 台風15号の公設市場被害の専決処分の承認 経済 建設経済
議案93 台風15号の下水道施設被害の専決処分の承認 都市 建設経済
議案94 台風被害の民間支援に対する専決処分の承認 財務 総務
議案95 一般会計補正予算(5号) 財務 全体
議案96 国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 市民 教育民生
議案97 後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 市民 教育民生
議案98 介護保険特別会計補正予算(第4号) 福祉 教育民生
議案99 公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号) 経済 建設経済
議案100 人権擁護委員の推薦 総務
議案101 人権擁護委員の推薦 総務
議案102 福祉作業所設置管理条例の廃止 福祉 教育民生
議案103 非常勤職員の報酬費用弁償条例の一部改正 総務 総務
議案104 市税条例の一部改正 財務 総務
議案105 農林業災害復旧分担金条例の一部改正 経済 建設経済
議案106 市営住宅設置管理条例の一部改正 都市 建設経済
議案107 財産(あけぼの園の土地)の貸付 総務 総務
議案108 財産(中郷中学校の土地)の貸付 総務 総務
議案109 財産(あけぼの園の建物)の譲渡 総務 総務
議案110 財産(中郷中学校の建物)の貸付 総務 総務
議案111 市民会館の指定管理者の指定 総務 総務
議案112 市民活動支援センターの指定管理者の指定 市民 教育民生
議案113 健康増進センターの指定管理者の指定 子供 教育民生
議案114 工事請負変更契約の締結(学校の空調施設) 総務 総務
議案115 工事請負契約の締結(久留里線下の下水管) 都市 建設経済
議案116 市道路線の認定 都市 建設経済
陳情12 日本政府に核兵器禁止条約批准等を求める陳情 - 総務
 市長から上程理由の説明と総務部長による補足が行われて本会議は約1時間で終了となる。昼食前に議長室で執務を行い、午後1時からは基地政策特別委員会協議会に出席する。今回も多くの報道機関が取材する中で意見書の案について、2時間半程議論が交わされ、次回は来月の6日に行うことを決めて終了した。終了後に報道関係者が私の元に取材に訪れ「市議会は容認と書いて良いか」と聞くので絶対反対ではないが暫定配備を行う場合の条件について現在委員会で議論を続けている段階であり、議会の意志は発議案が本会議で通過してから説明すると答えたところ、翌日の新聞に記事が載ることはなかった。会議後に事務局と打合せを済ませてから急いで帰宅し、喪服に着替えて同僚の平野議員の母上の通夜に列席した。
 
 29日は娘を送ってから、袖ケ浦市議会の定例会の初日を傍聴に行く。私の目的は粕谷新市長の所信表明を聞くことであったが、その前に阿津議長の辞任に伴う議長選挙まで傍聴することになり、前田新議長の選出過程も傍聴してしまった。粕谷市長の所信表明が来年度予算でどの様に反映されるのだろうかと考えながら市役所を後にして矢那に向かう。
 天気が良いことと翌日からアカデミアでイベントがあり、万が一「近くに見所があるか」と聞かれたときの情報収集のため、今月からオープンしているKurkku Fieldsを見学する。農業と芸術をテーマにした空間は気持ちの良い場所であった。
 市内で所用を済ませて帰宅し、事務所でHPを更新する。夜は消防幹部との忘年会に重城総務委員長と供に出席する。翌日が米食味艦艇コンクールであるため、アルコールは控えめにさせていただいた。
 
 30日から第21回米食味分析艦艇国際コンクールin木更津がかずさアークを会場に開催される。私も来賓接待を行うため、開会式が開始される1時間半前に会場に入る。既に市と農協の職員及び多くの企業関係者やボランティアも集まって準備を始めていた。
 会場には2019MissSAKEの方々が着物で花を添え、5,137点の出品者の関係者が集まる中で10時より開会式が開催され、和太鼓演奏の後のセレモニーで私も来賓として登壇する。その後、会場の展示を見て回り、ホールで行われる川場村の取組事例報告や元農水大臣の斉藤健代議士の講演を聴く。
 講演の途中となる13時40分に審査員控室に移動し、14時より都道府県代表部門の審査員30人の一人として審査を行う。予選を越えて厳選されたレベルの高い37点の御飯を色・艶・香・粘・味等を比べて5点を選ぶ作業は想定以上に難しいものであったが、私の選んだ物の多くが金賞を受賞したことを翌日に確認して何となく安心するのであった。
 審査終了後は会場内で地元の出店ブースを見て回り、17時に懇親会場へ移動して来賓接待等を行い、18時から始まった懇親会では千葉県議会の阿井議長に続いて挨拶を行う中で歓迎の言葉を伝えた。会場は海外からの参加者を含む約6百人の方々で盛り上がりを見せていた。
 懇親会の中で次回以降の開催地PRや都道府県部門と国際総合部門の受賞者発表が行われる。コンクールの最高峰である国際総合部門に木更津市井尻に住む石崎さんの米がエントリーされており、その結果に注目する中、見事に金賞受賞を果たし木更津の関係者が盛り上がる中で懇親会は終了となった。私も長い一日を終えて満足して帰宅した。
 
 
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2019年12月上旬の記録