69.11月下旬の活動記録
 21日は良く晴れた日曜日であるが第42回君津地域心身障害児者スポーツ大会は感染症のために中止となっているので11時より規模を縮小して開始している木更津こどもまつりに妻子を連れて参加する。
 
 富士見公園の近くで会った事務局長を努める鶴岡議員によると人出は例年の1/5程度ではないかという事であるが、それでも第一小学校には多くの親子が集まりイベントを楽しんでいた。私も各地の会場を見て回った後で同時刻に開催されている木更津駅まつりまで足を伸ばして見学し、一旦妻子を自宅まで送ってから駅前に戻り、きぬ太君像前の「エンゼルアーチスト」路上ライブの前を聴きながら通り抜けて中央公民館多目的ホールに入り、14時から開始されている『中心市街地の空き店舗利活用セミナー』を遅れて受講し、青梅市中心市街地活性化協議会タウンマネージャーである國廣純子さんより青梅市の取組状況を学ぶ。
 アンケートを実施して十年後には約3割の店舗が後継者不足により閉店となる危機感を共有して2015年に株式会社まちづくり青梅を設る。アキテンポ不動産と銘打って市場に空き家として出されていない物件の所有者と話し合い説得し、見学会などを開催して街中での開業を牽引している姿勢は大変参考になる。
 旧市街の商業を活性化するという理想を持ちながら、物販という形態では商売が成り立たないことや所有者が建物を取り壊して駐車場にしたいという意向がある場合は尊重するし歴史的に貴重な建物でも採算を度外視するような保存は行わないと言う現実的な視点には感心する。空き店舗の見学会には市の内外から同程度の参加者があるが、市外の見学者は理想を追い続けるので実際に賃貸する人は圧倒的に青梅市内の在住者が多いようだ。最近は若者の姿が増えてきたという声がある一方で授乳室やおしめの交換等の子育て支援スペースが市街地に無いという課題も抽出され、その対応を進めるなど、現場に即した対応を行っていると感心した。質疑応答も長く、勉強になる約3時間のセミナーであった。
 帰宅すると木更津市で新規感染者がまた2人増えて累積73人に成ったことを知る。県全体でも新たに109人が明らかになり、一日の感染者数が過去最多を更新するなど感染拡大が数値で明らかに成っている恐怖を感じ、録画していたNHKスペシャル等を夜中にじっくりと見た。
 
 22日は部屋の片付けの後で昨年のクリスマス終了後に劣化が進みすぎて廃棄したクリスマスツリーを購入すべく妻子を連れてコストコに向かう。昨年までは妹が小学校入学前に購入した1970年代製の代物だったが、コストコの最新版は綺麗で丈夫で高く諦める。もっと安価なものでも良いかなと、午後からは量販店を訪ねて購入し夕方までに組み立てた。
 日が暮れてから近くの斎場で行われる親戚の通夜に参列する。感染拡大を受けて忌中払いは行われなかったが、夜にHPを更新しながら焼酎を飲み、在りし日の想い出を巡らせた。
 
 23日は午前中に江川運動公園で娘と遊びながらサッカー場側の駐車場が完成したことを確認し、陸上競技場の外周道路が通行できない問題や陸上競技場とテニスコートの間に不整形な残地が残り駐車場としての利用が求められていることなどの課題を把握して回る。
 昼前に帰宅して汗を拭ってから喪服に着替え、前夜に引き続き親戚の告別式に列席し、火葬場に同行する。工事に着手していた事は把握していたが伐採はほぼ完了し来月からは切土工事に入るだろう。羽鳥野を経て金田西まで土運搬が続くので影響をしっかり確認せねばと考えた。
 自宅に戻って普段着に着替え、夕食時には煙になってしまった恩人を思いながら、前夜に続けて献盃した。
 
 24日は娘を送り午前中に私的な仕事を処理しながら陸上自衛隊の気配に注意を払っていたがオスプレイらしい音は聞こえてこなかった。
 午後になり朝日庁舎で昨日撮影した江川運動公園の写真(右)の解決等の議題で都市整備部と打合せをしてから駅前庁舎に移動して翌日の議長会の進行について確認し、私から通常の議題以外に3点の投げかけをすることを他市に事前連絡してもらう。
 駅前庁舎から退庁し、買い物を終えて娘を迎えに行き、夜はこの日のニュースと溜まっている報道特集を遅くまで見た。
 
 25日は娘を保育園に送ってから東京ベイプラザホテルに移動し、会場のディスタンスを確認してから各市の構成員を迎え入れる。各市の正副議長と事務局長を構成員とする会議であるが、君津市の鴇田議長と木更津市の國吉副議長が所用で欠席となり、出席している正副議長は袖ケ浦市の佐藤議長と在原副議長、富津市の渡辺議長と平野副議長、君津市の保坂副議長と木更津市の私の6人となり、議会事務局長を含めた出席者全員が60歳以下となっていた。「12年くらい前にU-60という会議があったな」と当時を知る者の間で懐かしく想い出話をしていると来賓としてお招きした渡辺市長を含め全員が揃ったので、定刻より早い9時50分にかずさ四市議会議長会臨時総会を会長市として開催した。
 
 この日の議題は下記の通りで、決めなければならないことは本年度の会議や研修会が中止となる中で支出が激減しているため翌年度の負担金は徴収しないことと、来年当初に予定している四市議員研修と議長会の視察研修を中止することの確認であり、双方とも了承された。
議題 内容
1 令和3年度負担金について
2 10月21日の要望活動報告について
3 今後の行事予定について
4 その他
 @四市議長会退任者への対応について
 A四市合同新人議員研修について
 B来年度の各市議会費の状況について
 
 私から提案した3点の概要は、例年だと通常総会後に行う懇親会で退任者の慰労を行っているが本年度の実施が難しいため翌年度に2年分をまとめると10人を招待することに成ることの報告、この2年間で各市の改選が行われながら議員研修を行わないことへの対策として新人議員に絞った研修会を企画してはという提案、コロナによる税収減少が予期される中で各市の議会費や議員報酬に対する考え方の意見交換である。会議終了後も常任委員会の任期や議長と議会運営委員会の関係など各市の対応が情報交換され、やはりリアルな会議は重要だと改めて感じた。
 新人議員研修については私が草案を創ってから意見交換することを決めて解散し、私は駅前庁舎に立ち寄って新年の挨拶や公民館の周年祝いに対する文章などを検討する。その後、市内で所用を済ませてから娘を保育園に迎えに行き、市内で新たな新型コロナ感染者が確認された情報を見つつ、子守をしながら寝てしまった。
 
 26日より12月定例会が始まる。早めに登庁して執務を処理し10時から本会議を開催する。コロナ対策で市民歌を省略し、市長より下記の議案が上程された。なお、今議会には陳情請願は出されていない。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案94 職員の給与条例等の一部改正 総務 総務
議案95 一般会計補正予算(7号) 財務 全体
議案96 国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 市民 教育民生
議案97 後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 市民 教育民生
議案98 介護保険特別会計補正予算(第3号) 福祉 教育民生
議案99 公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号) 経済 建設経済
議案100 人権擁護委員の推薦 総務
議案101 人権擁護委員の推薦 総務
議案102 人権擁護委員の推薦 総務
議案103 職員の給与条例等の一部改正 総務 総務
議案104 職員等の旅費条例の一部改正 総務 総務
議案105 職員の育児休業等条例の一部改正 総務 総務
議案106 霊園設置管理条例の一部改正 環境 建設経済
議案107 市道の構造基準条例の一部改正 都市 建設経済
議案108 火災予防条例の一部改正 消防 総務
議案109 財産(旧富岡小学校の土地)の貸付 総務 総務
議案110 財産(旧富岡小学校の建物)の貸付 総務 総務
議案111 自転車駐車場の指定管理者の指定 市民 教育民生
議案112 市民福祉会館の指定管理者の指定 福祉 教育民生
議案113 身体障害者福祉センターの指定管理者の指定 福祉 教育民生
議案114 老人福祉センターの指定管理者の指定 福祉 教育民生
議案115 r霊園の指定管理者の指定 環境 建設経済
議案116 火葬場の指定管理者の指定 環境 建設経済
議案117 少年自然の家キャンプ場の指定管理者の指定 教育 教育民生
議案118 市道路線の認定 都市 建設経済
議案119 下水道事業会計補正予算(第1号) 経済 建設経済
 議案94号は千葉県人事委員会の勧告に準じて一般職職員、常勤特別職等の期末手当を0.05ヶ月削減するもので財政効果額は約1,995万円であり12月1日支給に間に合うように上程された日に議決する先議決案件である。各議案の説明が終了し大綱質疑者が居なかったために休会し、直ちに議場内で議案94号の審査が付託された総務常任委員会を開催した。私は議長席から自席に戻り、会計年度任用職員を削減しない理由と他市の対応及び効果額を確認した。会計年度任用職員は単年度契約なので年度途中の変更は相応しくないという考えのようだが近隣市では袖ケ浦市は削減している。効果額も約300万円と決して少額ではないが市の考え方は妥当だと考え賛成した。
 若干の休憩を挟み11時10分より本会議を再開し先議決案件の採決を行い賛成多数で可決されたところで下記の発議案の上程となる。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
発議11 市議会議員の報酬条例の一部改正 - 議運
 これは市議会議員の報酬を議案94号と同様に下げるものであり全会一致で可決されて初日の本会議は終了となった。執行部と関係者以外が退席し、直ちに議場内で市庁舎整備特別委員会理事会が開催される。私は再度議長席から自席に戻り、発議案となる予定の提言書について若干の意見を述べた。次回は12月3日に理事会を開催して内容を確認した後に委員会を開催し発議案が決められる予定である。
 会派室に戻って昼食を摂りながら会派会議を開催し議会費の扱いなどの考え方を議論する。午後2時過ぎに帰宅して活動記録を更新し、夜は色々とお世話になった元議会事務局長で観光協会事務局長の通夜に列席する。癌の治療を行っていることは知っていたが観光協会の絡んだイベントがあると一緒に杯を酌み交わした思い出が甦る。続けて親しい人が亡くなることで虚無感を感じながら、最後の別れをしてきた。
 
 27日は私的な仕事を処理し事務所の整理を行ってから車のタイヤをスタッドレスに交換し、娘を早めに迎えに行って子守をしていた。
 
 28日は9時に富来田の万葉の里まで車で行き、自転車を降ろして『里山周遊ツアー』に同行する。詳細については
最近思う事に記載の通りであるが、良い天気の元で大きなトラブルもなくイベントが行われたことは成功であり、そのアンケート等から今後に繋がる成果を引き出せることを期待したい。
 帰路で潮見の日帰り入浴施設に立ち寄って汗を流し、夜は流した汗以上に美味しいビールを注ぎ込んで眠りについた。
 
 29日は8時に駅前庁舎に入り防災訓練のうち、災害対策本部設置を視察する。佐藤議員も参加していたので災害時の情報伝達対応を検討するように頼み、10時に52箇所の避難所の中から岩根中学校の避難所設営訓練会場に移動して地域の方々と意見交換をしながら状況を見学する。
 昼過ぎに帰宅して昼食を摂り、夕方まで娘と江川運動公園で遊び、日没後には農業委員会時代にお世話になった方の親族の葬儀に行く。季節の変わり目とはいえ訃報が続いていると感じながら帰宅した。
 
 30日は娘を送ってから駅前庁舎に登庁し25日のかずさ四市市議会議長会臨時総会で課題になっていた新人議員研修の資料作成を行う。
 市役所で各種の打合せを各課と行ってから帰宅し、午後から里山周遊ツアーの参加報告等のHPを更新した。夜には地球の影に月が入って半分暗くなる半影月食という天文現象も見られたようだ雲のためよく解らなかった。
 
 
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2020年12月上旬の記録