76.2月上旬の活動記録
 1日は本来で有れば千葉県南議長会の視察研修が行われる予定の日であるが当然ながら昨年中に中止決定が成されており公務が空いた。
 朝から後援会報を車に積んだままで娘を保育園に送ってから銀行で預金を下ろして郵便局に行き後援会報の発送を行う。感染症拡大で人が集まる場が少なくなる中で僅かばかりの説明責任を果たしたかなと思う。その後は江川区の土木委員として集金等を行い、知事選挙に向けた諸活動に汗を流す。娘を迎えに行き、一週間ぶりに早く床に着いた。
 
 2日は全国市議会議長会基地協議会役員会が行われる予定の日であるが緊急事態宣言の発令で書面決議になって出張が無くなった。そこで保育園に娘を送ってから駅前庁舎で書類決裁を済ませ、その後は予算審査を部課別に行う場合の進行案を議会事務局と協議して作成する。
 昼食を執ってから帰宅し、午後からは私的な仕事を片づけてからHPを更新し、夕方は娘を保育園に迎えに行ってから地元の神社で行う節分祭でお札等を燃やした。例年で有れば八剱八幡神社の節分祭にお招きして頂くのだが、今年は中止になっているため自宅で家族と豆まきを楽しんだ。
 帰宅すると緊急事態宣言延長の報道が流れている中で夕食に恵方巻を食べ、娘を寝かしつけ、深夜に一陽来復の札を室内に貼り付けた。
 
 3日は午前中から私的な仕事を片づけ、午後から少し昼休みを長くとり袖ケ浦駅前に開業した日帰り温泉施設の「湯舞音」を見学に行きながら袋詰め作業で痛めた腰を暖める。木更津や君津にもスーパー銭湯があり競争は厳しいだろうが温泉愛好家としては嬉しい。
 この施設は本来で有れば先月上旬にオープンする予定であったが緊急事態宣言と重なって営業開始を遅らせている。鳥居崎公園のパークベイプロジェクトも店舗が集まらず開業見通しが立っていない。閉店だけでなく開始前の事業にも大きな影響が出ている事を改めて考えさせられる。湯から上がって帰宅して仕事を片づけ保育園に娘を迎えに行った。
 
 4日は全国市議会議員共済会第121回代議員会が行われる予定の日であるが書面議決に変わっているので都内への出張は無くなった。その代わりに午後からかずさ水道広域連合企業団議会の議案説明が開催されるので新田の事務所に行く。会期中の川名県議を除く12人の議員の内11人が一同に会して議案の説明を受け私からも何点か質問した。しかしこの説明会は非公式会議なので議事録は残らず、敢えて議事録に残したい場合は当日に再度発言する事が必要になるのである。説明会が終了した後で議員だけが残り、現在の課題や正副議長選任のルールなどを議論する。様々な状況を確認するための勉強会的な場の必要性で意見が一致したが、長期的には広域連合議会での一般質問を検討しても良いのかなと会議終了後に考えた。
 観測史上でもっと早い春一番が吹く中、水道の新田庁舎から市の駅前庁舎に移動して議会事務局と諸調整を行い、帰りがけに娘を保育園に迎えに行き、夜は2日遅れで妻の誕生日祝いを行った。
 
 5日は保育園に娘を送ってから私的な仕事を処理し、市内で所用を済ませて回り、早めに昼食を執ってから君津市役所に移動し午後2時から開催される君津郡市広域市町村圏事務組合議会に出席する。この日の定例会に上程された議案と協議会の内容は下記の通りである。
区分 番号 議案名(概略)

 
議案01号 専決処分の承認 【PCR検査センター設置関連条例の一部改正】
議案02号 専決処分の承認 【令和元年度補正予算(第2号)】
議案03号 専決処分の承認 【職員の給与条例の一部改正】
議案04号 令和元年度補正予算(第3号)
議案05号 令和2年度一般会計予算
議案06号 養護老人ホーム設置管理条例の廃止
議案07号 職員の給与条例の一部改正
議案08号 職員の旅費等条例の一部改正
議案09号 監査委員の選任
議案10号 監査委員の選任


報告01号 児童発達支援センター・救急急病医療事業の検討状況
報告02号 地域外来・検査センターの現状
報告03号 天羽養護老人ホームの民間移行(入居者の移動)
 議案01と02は8月20日にPCR検査センターを設置するための専決で議案03と07は人事院勧告に基づく職員の期末手当支給率の削減である。議案06は富津市竹岡にある天羽養護老人ホームの廃止で来年度予算から関連予算が削除され約8億5千万円となり前年度より1億5千万円減少した。1月20日に現場を見た感じでは年度内の移動は厳しそうであったが予定通りに3月31日に移動できるという答弁であった。
 報告1は君津愛児園の民間移行と夜間救急医療の君津中央病院企業団への事務移管に関するものであるがコロナもあって進展が無いことの報告であった。報告2はPCR検査センターの利用状況で9月定例会では8月分として3日間開設され22人だけしか検査されていなかった報告を受けて稼働していないと感じていたが、年末年始に需要が急激に増え12月には当初の火曜日と木曜日だけでは足りずに一日だけ金曜日にも開設されたと報告が有った。因みに月別検査人数の推移は次の通りである。
開設日数 検査人数   
8月 3 22
9月 9 72
10月 9 75
11月 8 57
12月 10 127
1月 9 151
累計 48 504
 1月21日より日最大20人を25人に増加したが、その頃には落ち着きを見せており今月に入って開設した2回は、それぞれ9人と6人だけであったという事である。緊急事態宣言の効果が出ているという事であろう。報告3は富津市豊岡の新施設の竣工予定が3月10日で竹岡の現行施設からの移行は3月31日に行うという事である。移動日の翌日から市町村圏での事務は廃止されるが日程が遅れた場合は「あたご会」の責任になるというだけで大丈夫なのか心配である。
 帰宅してHPを更新し、娘を保育園に迎えに行った。帰宅するとタブレットに3月定例会の議案と5人の新規感染者の情報が入っていた。波岡の家の関係者が4人含まれクラスターの規模は77人となり市内累計感染者数は380人に達した。市中感染が減りつつあるとは云え、本来ならこの日から始まるはずの第14回木更津バルの中止に安堵はするが、一方で夜に出る用事が無くなって寂しいような気持ちでもある。
 
 6日は天気の良い土曜日なので燃えるゴミを出した後に区の土木委員として残った集金のため近所を徒歩で回り、知事選を念頭に置いた演説会の案内看板を設置し、午後からは同行したがる娘を連れて前回の選挙前後から近隣に建ち始めた住宅に挨拶代わりに後援会報を届けて回る。そんな活動をしていると「らずfit」の歩数が1万歩を越えており、身体にも良い活動であった。
 
 7日も天気の良い日曜日で、娘と公園に行く予定であったが何故か行きたくないと言い始めたので、午後から娘と富津までドライブに行く。目的は、かずさ水道広域連合議会で説明があった富津市笹毛の鉄道横断部で正月休みに生じた断水の現場見学である。
 本管の原因究明や復旧が難航した場合に備えて、本管の復旧作業と同時に仮設バイパス管を設置している。高低差やヤブも多く難しい仕事を休暇中の短期間で完成させている事に感心する。合併の効果も有るだろうが、工事発注を通じて施行能力のある地元業者を育成する事の重要性が再確認させられた。
 富津まで行ったついでに今年度末で廃止し来年取り壊す予定の天羽養護老人ホームを外から見学する。外観だけだと老朽化しているように見えないが耐震上の問題なども有って仕方ないのだろう。近くの竹岡小学校跡地との一体活用して企業誘致が出来ればよいのにと他市の事ながら考えてしまう。買い物をしながら帰宅し、夜中にHPを更新した。
 
 8日は娘を送ってから駅前庁舎に登庁し、環境部と健康こども部が明後日の全員協議会で説明する事案についてそれぞれの所管の正副委員長及び副議長とともに説明を受け進行の確認等をする。引き続き議会運営委員会の正副委員長とともに議会運営委員会の進行と課題について確認と意見交換を行っているうちに正午になった。
 同僚議員の車で袖ケ浦市三箇に移動し、午前中の袖ケ浦市支部の活動を引き継ぐ形で午後から自民党車で木更津市内の広報活動に走り回る。終盤には県議会が終わった森県議も加わり市街地を回るが自民党に対する風当たりが強いのか、反応が今一つに感じた。
 
 9日は娘を保育園に送っていきながら空気の透明度を感じたので、午前中に私的な仕事を片づけた後、昼休みを少し長めにとって富津岬まで富士山や丹沢の山並みを見に行き、公園内を散歩して帰宅した。
 
 午後からも市内で所用を済ませ、夕方に娘を迎えに行き子守をしながら9時になる前に一緒に寝てしまった。
 
 10日は早めに目が覚めて新聞を読み、駅前庁舎に登庁して決済処理等の事務を済ませた後に10時から議員全員協議会を開催する。この日の議題は下記の通りである。
番号 議案名(概略) 関係部
議題1 令和3年度当初予算案の概要 財務
議題2 新型コロナウイルスワクチン予防接種 子供
議題3 ゼロカーボンシティの表明 環境
 議題2は予防接種に向けた現状の説明で、年度内に医療従事者、ついで年度明けから高齢者へ接種が始まる予定であるが集団接種や個別接種を上手く組み合わせて行う方針は示されたがまだ具体的な計画とは言えない状況である。議題3は炭素排出量を2013年に比べ2030年までに27.5%削減する計画の「きさらづストップ温暖化プラン」を一層発展させて2050年には実質0にすることを目指すという事を宣言するもので、既に2月4日現在で226自治体が表明しているものである。県内では山武市が先頭を切り、野田・我孫子・浦安・四街道・八千代・成田・千葉市及び千葉県が表明しており、木更津市はそれに次ぐものである。炭素固定化技術が発達しない限り再生可能エネルギーの導入程度では達成困難な目標であるように感じながらも目標を高く掲げることは重要だろう。
 議員全員協議会に次いで議会運営委員会が下記議題で開催される。
区分 番号 内容(件名とは異なる)
委員会 議題1 令和3年3月定例議会の議事運営
議題2 令和3年度市議会定例会年間日程案
議題3 令和3年度議会費当初予算案
議題4 予算審査委員会の審査方法
議題5 閉会中の継続審査の申し出
議題6 会議システムへの資料の登録
協議会 議題1 諮問事項 (2)〜(6)
 今回の定例会には40の議案が上程され、他にも追加議案が予定されている。本年度案件も委員会で審査することになるので例年の3月定例会より日程が混んでいる。一方で予算審査を費目別ではなく部毎に行う方針とするため審査会場が密に成ることは極力回避することも可能になりそうである。緊急事態宣言下での議会運営は悩むことが多い。
 委員会が終わり帰宅し、午後からは自宅事務所で雑件を処理した後にHPを更新した。娘を保育園から連れて帰ると市内で新規感染者2人が確認されたことの報告が届いており、その番号が「千葉県20005例目」に達したことに改めて驚かされる。また自民党の推薦する関政幸県議が政策提言を行っていた。義務教育における給食費無料は思い切った政策で歓迎するが、財政を捻出するために県の行政改革を大胆に進める事が必要になると思うし、小櫃川等の県管理河川の強靱化については「水害(中略)に強い県土づくりに重点的に取り組む」としか言及していなかった点は少し物足りなかった。それでも県に対する不満点の多くを改革する提案であり期待するところは大きいことを再確認した。
 
 
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2021年2月中旬の記録