88.6月上旬の活動記録
 1日は未明の雨が上がり爽やかな青空が広がり始めたので、娘を送ってから久々に定点写真シリーズを始めようと思って4箇所で撮影する。
 今回選んだのは鳥居崎のパークベイプロジェクト、中央3丁目の街なか居住マンション、金田西のコストコ本社、伊豆島のポルシェである。パークベイやコストコはこれから着工であるがポルシェは竣工が近い状況であるが、これから1年程度で完成型が見えると想像されている建築物を中心に選んだ所である。新築中の火葬場も5月10日に見ているが定点のリストに追加すべきだったと帰宅後に思ったので明日にも撮影したい。
 帰宅して私的な雑件を処理し、15時過ぎからHPを更新し、夕方は娘を迎えに行って焼きそばを購入して帰り、子守をして夜を過ごした。
 
 2日は娘を送ってから新火葬場の造成工事が見える現火葬場の駐車場に車を停める。擁壁のコンクリ−ト打設が全て終わり型枠を外し水抜きマットを設置してから埋め戻して敷地を平坦にするのが今月中の仕事になるだろうと想像するのも楽しいものである。
 市役所駅前庁舎に移動しながら桜井新町で車を停め、中野畑沢線桜井工区の北側に立ち墳墓の移転が終了したのなら用地買収が完了した部分だけでも着工すればよいのにと思いながら撮影する。しかしながら後ほど確認してみると今年度予算措置は見送られており、早くて来年度の着工になるようであり、さらに埋蔵文化財調査も残っているらしい。
 駅前庁舎に登庁し議長室で書面議決になった総会資料に目を通して意見等を記入して送り、会派室で作業を終えてから帰宅する。自宅で雑作業を片づけてから娘を迎えに行った。
 
 3日は6月定例会の初日である。9時に登庁して会派で打合せを行い、議長室で執務を済ませた後、9時半から議場で議員永年勤続表彰の授賞式のリハーサルを行い、10時より本会議を開始する。開会に伴う市民歌は今回も感染対策として省略したので直ぐさま休憩を入れて表彰式を執り行う。なお、対象者は3期の8人のうち党の方針で表彰を受けない渡辺議員を除いた7人(鈴木・重城・鶴岡・田中・座親・永原・草刈)である。議員定数の1/3が10年目となり、10年未満の議員は1期の4人と2期の2人の6人だけであり近隣市に比べて期数の長いものが多い状況である。表彰式を終えて本会議を再開し、市長より上程議案の説明を受ける。今議会に上程された議案及び請願と陳情は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案52 市税条例の一部改正の専決処分の承認 財務 総務
議案53 コロナ対策補正予算の専決処分の承認 財務 総務
議案54 一般会計補正予算(2号) 財務 全体
議案55 人権擁護委員候補者の推薦 総務 -
議案56 固定資産評価審査委員会条例の一部改正 財務 総務
議案57 市条例の一部改正 財務 総務
議案58 特定保育事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案59 家庭的保育事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案60 財産(物品:電子黒板)の購入 教育 教育民生
議案61 原発事故に起因する損害の和解 環境 建設経済
議案62 市道路線の認定 都市 建設経済
請願01 産業廃棄物処分場漏洩事故の改善を求める請願 環境 建設経済
陳情03 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育 教育民生
陳情04 国の2022年度教育予算拡充に関する陳情 教育 教育民生
陳情05 2030年エネルギー基本計画改定に関する陳情 環境 低炭素
陳情06 ハブ化された高速BTの設置を求める陳情 企画 交通政策
 市長と総務部長による提出議案の説明及び請願の紹介議員である石井議員による説明が行われた所で休憩を入れる。私が議長の辞職をするところから始めて幾つかの人事が変更となるのであるが、感染症対策も含め常勤特別職の3役と総務部長以外は退出して貰い議会を続けた。
 國吉副議長の進行で私の辞職が承認され、選挙の結果、第63代議長に重城議員が選ばれた。以下を一覧にまとめると下表の通りである。
委員会等 役職
議長 近藤 忍 重城正義
副議長 國吉俊夫 草刈慎祐
広域市町村圏事務組合議会 議員 近藤 忍 重城正義
総務常任委員会 委員長 重城正義 竹内伸江
副委員長 竹内伸江 近藤 忍
建設経済常任委員会 委員長 草刈慎祐 白坂英義
議会運営委員会 委員 重城正義 國吉俊夫
草刈慎祐 永原利浩
低炭素社会調査特別委員会 委員 重城正義 國吉俊夫
草刈慎祐 近藤 忍
会派 自由民主クラブ 会派代表 三上和俊 斉藤高根
会派 羅針盤 会派代表 草刈慎祐 近藤 忍
 4年前の人事異動に比べると正副議長の変更に伴う影響する範囲に留まる小幅な変更なので、総務常任委員会及び建設経済常任委員会を開催し委員長の互選を行っても午前中で議会は終了した。
 昼食を摂ってから簡単な議長引継を行い、会派内で打合せをしてから帰宅し、一刻も早く議長退任を伝えねばと思い事務所でHPを更新した。夕方はイレギュラーな出来事が続いた2年間の慰労を私的に行った。
 
 4日は朝から雨である。娘を送ってから事務所に籠もり私的な仕事を黙々と処理する。遅めの昼を摂り市内で所用を済ませ、夕方に娘を保育園に迎えに行って子守をしながら一緒に寝てしまった。
 
 5日は娘の保育園行事が中止になったので朝から娘とともに絵を描いたり庭を走り回ったりして過ごす。
 午後になり、今日から2回目接種が始まった集団接種会場の込み具合を見に行くが特に混乱もしていないようで安心する。娘と絵本を借りてパンを買って帰宅するとタブレットに市内の新規感染者が9人確認されたことが届いていた。危機感の詳細は週明けに記載する。
 
 6日は間もなく娘が生まれる予定の義弟が我が娘が使った様々なグッズを引き取りに来るので、午前中はベビーベッドを解体したり大掃除したり様々な片付け作業を行う。午後からベビーカー等を積み込むがベビーベッドは積み込む場が無いという事で我が家に残される。義弟達と夕食を食べて解散してから夜中にベッドを組み立てて元の場所に設置した。
 
 7日は午前中に私的な仕事を片づけ、午後から感染状況の分析作業を進め、それを最近思う事に整理する。ついでにHPを更新してから娘を保育園に迎えに行き、子守をしながら図書館で借りてきた折り紙の本を元に指先の訓練を繰り返した。
 
 8日より一般質問が開始される。娘を送ってから登庁して会派室で紅茶を飲みながら読書を楽しみ10時から本会議に加わる。今回から久しぶりに質疑の中で私的に気になったことのメモを再開する。
共産党 鈴木秀子議員
 国民健康保険世帯の未就学児童の均等割について、令和4年から国が1/2、県と市が1/4を負担することになった。私の娘は令和5年度に小学生になるので1年だけ恩恵を受けることになる。この制度を18歳まで拡大すると2,730万円の負担増になるという回答であるが、社会保険等に均等割は無いので国による根本的な制度改正が行われるべきと思う。
羅針盤 平野卓義議員
 新教育長の就任にあたり教育方針を聴き、学習習慣・人柄・心身の健康という「生きる力」を育み、木更津に誇りを持ち未来に貢献できる「木更津っ子」を作りたいという姿勢の今後に期待したい。オリパラに向けたナイジェリアの受入については細部が決まっていないとはいえもう少し掘り下げて欲しかった。細部は総務常任委員会協議会で確認したい。
 午前中の質問が終わり会派室で食事を摂る。午後からは草刈副議長が始めて議長として会議を進行するので、午後の質問が始まる前に写真撮影を行う。コロナ対策として委員会も議場で開催してきたため議長席へ座るのは始めてではないためか、余裕が見られて安堵する。実際の進行も落ち着いていた。
自民クラブ 斉藤高根議員
 立地適正化計画に示す居住誘導地域は誘導地域外からの移住を促す計画かという質問に対して新規の居住者を対象としており現在の市民を動かす計画は無いという答弁があった。富山市のコンパクトシティも同じ考えであるが、崖崩れや河川氾濫が頻繁に発生する地形に居住している者やインフラの供給が明らかに困難な者については今後人口減少が進み市街地が空く中では検討すべき時も来るのではないかと考えている。
公明党 佐藤修一議員
 現在事業中の道路用地では土地所有者が不明な筆は確認されていないが、地積調査では4.58%の不明土地が有ったという報告があった。個人的には比率の高さに驚かされた。自治会の加入率低下については時代にあった運営が必要という回答もあったが自治会加入に何らかのアドバンテージを与える制度を検討しないと、木更津市の目指すオーガニックなまちづくりに繋がらないので対策はないかと何時も考えている。
新栄会 座親政彦議員
 窓口事務の民営化に関して全額国費補助のあるマイナンバーカード事務職員を含み合計で16人が従事していることを知った。一時期より進んでいると思うが6年前に視察に行った愛知県高浜市の域にはまだまだ達していない。今後は一般職だけでなく技術系等の職員が大量退職するので採用が必要という回答もあったが、職員構成については個人的にも再調査が必要だなと感じていた。
 質問が終わり一旦自宅に戻って雑務を片づけてから娘を保育園に迎えに行く。帰宅してタブレットを見ると新規感染者が8人明らかに成ったことが伝えられていた。これで6月2日からの一週間の累計が38人となり、人口10万人当たりでは28.1人となってステージW相当になってしまった。
 蘇我駅前で14日から始める県の大規模接種センターは毎日600人の接種を行うようで予約が始まったが、その前日の13日の日曜日に重城病院では休日の所を明けて1,000人の接種を行うと
病院のHPに記載されている。感染と接種の双方に一喜一憂する日々である。
 夜は娘が寝た午後9時過ぎから2014年の台湾映画である「KANO」をDVDで見たが180分の作品だったので終わった頃には日付が変わっていた。明日の議会も寝不足になりそうだ。
 
 9日も一般質問である。娘を送ってから登庁して会派室でコンビニ珈琲を飲みながら読書を楽しみ、10時から本会議に加わる。
立憲民主党 堀切俊一議員
 50分の質問時間であるのにもかかわらず大綱が8個もあって答弁が終わるのかと気を揉んだが再質問に入る時間も確保出来ていた。堀切議員が事例としてあげた「A市」が市の答弁で兵庫県豊岡市と確定され、何故匿名にしたのかと意味が解らない。立地条件が違いすぎることを理解しての匿名であるなら、そもそも引用する意味が解らないと感じた。
公明党 渡辺厚子議員
 地球温暖化対策としてエコ通勤を聞き市は啓発活動をすると応えたが例えばロンドンでは自転車通勤を誘導する自転車道を整備しているし市でも自転車通勤を自動車通勤より優遇する制度を考えても良いのではと考えた。「多頭飼育崩壊」という言葉は質問で初めて聴きタブレットで調べたところ深刻な問題になっている事例も有ることを知った。
公明党 神蔵五月議員
 全国では中学2年生の5.7%が家庭内でケアを担っているという調査を元に木更津市の状況を確認したところ、市内では弟や妹の世話をしている事例は幾つか有ったが高齢者の世話をしている事例報告は無かったようだ。私の娘が通学生になる頃、私は前期高齢者である。この問題を他人事には出来ないなと聞きながら感じていた。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 今回も資料が3種13頁に渡るものがあり作成は大変だったろうなと思いながら質問を聞く。携帯の基地局が市有地に12箇所有り、公園や学校にも設置されているという答弁が環境部長より成された。これは電波による健康被害が心配という趣旨での質問なので環境部の対応だと思うが、携帯を耳に当てていると電子レンジ効果で脳が駄目になるという噂もあった時代を思い出し、科学的な話が必要だと感じた。
元気力発電所 高橋てる子議員
 ベテランには珍しく原稿が無いという勘違いで一時的に質問が停まり、議長に暫時休憩と呼びかけるべきか迷っていると議運の齋藤委員長が発声してくれた。清川の産業廃棄物中間処理施設について許認可は県にあり市の都市計画法に基づく許可は開発行為であるため市議会には説明を行わなかったという説明であるが、あれだけ大きな施設で有れば情報提供を行うべきだと私も感じている。
 質問終了後に総務委員会で協議会案件の事前レクが有り、議事録の添付等を依頼する。オリパラの案件は会議時間が長くなりそうだと感じながらレクが終わり、市内で買い物をしてから娘を迎えに行き妻の帰宅まで子守をして過ごした。
 
 10日も娘を送ってから登庁して会派室で紅茶を飲みながら読書を楽しみ10時から本会議に加わり鶴岡議員の質問を楽しみにする。
羅針盤 鶴岡大治議員
 ふるさと納税だけに絞った質問である。近年納税額を確保している自治体も数年前は木更津と同程度であったことが質問資料から解る。木更津市も平成27年と28年に都内業者に事務委託したが成果が上がらなかったので平成29年より市内業者に変更し、返礼品も17品から316品に増え納税額も上がっているが国内上位には大きく後れを取っている。この制度の問題も理解しており「合法的な税の争奪戦とインターネットショッピングであるが合法的である以上、木更津市もエビで鯛を釣るべきだ」という指摘には鶴岡節だと感心させられた。
公明党 竹内伸江議員
 質問に勝浦市のワクチン手帳を資料として出すあたり、流石に横の連絡が多い公明党だと感心する。盤洲干潟の自然環境保全地域の指定に関しての質問で、指定要因を満足しているので県に申請し、県の計画に位置付けられたものの関係者の調整が進まずに話がまとまっていない事を知る。主に漁業者との協議が海鵜の存在で難航しているためと思うが、木更津の宝を広く知って貰い活用できないものかと感じている。
 竹内議員の質問終了後に田中・鈴木両議員からの大綱質疑が行われ、その後に議案付託が行われる。正午を大きく回って本会議は終了し、私も昼食を摂ってから帰宅し、自宅事務所で一般質問のメモをまとめ始めたが、夜には用事があったのでHPの更新は出来なかった。
 
 
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2021年6月中旬の記録