90.6月下旬の活動記録
 21日は夏至の月曜日である。午前中に雑務と私的な仕事を片づけ昼前に市内で所用を済ませ、午後から事務所で仕事をしていると翌日の陳情等について情報が飛び交う。夕方にHPの更新を行ってから娘を保育園に迎えに行った。帰宅すると空が高く雲の表情が豊かである。
 
 この日の新規感染者は2人だけで昨日はいなかった。蔓延防止等重点措置に今日から指定されているが、このまま収束に向かうことを願う。
 
 22日は娘を送ってから登庁し、会派室で交通政策特別委員会を傍聴する。この日の委員会及び協議会の議案は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情06 ハブ化された高速BTの設置を求める陳情 企画
協議会 No.01 路線バスの再編 企画
No.02 ふくちゃんバスの本格運行に向けた変更 企画
No.03 高齢者タクシー利用助成事業 福祉
 陳情は君津商工会議所会議所の榎本会頭と木更津商工会議所の永野専務理事により行われ、この陳情が房総半島の経済団体に強く押されていることを実感する。しかしながら@本線上にBTを設置する費用やその負担率・維持管理の地元負担の有無、A提案の場所には都市計画決定されたJCTのランプ橋の接続が予定されていること、B既設の木更津金田BTには11路線が乗り入れ27万9千人が年間に利用している実態があること、等が審議の中で明らかになった。私としては木更津駅西口から中野畑沢線を経由する路線はアクアライン料金所から高速に乗るのでハブ化に加われ無いという弊害がある事も指摘するべきだろうと考える。何れにせよ判断する材料が足りないと言う理由で継続審議となった。
 協議会の案件は@八幡台・シーアイ・真舟の路線の再編を行い総数を減らしながらサービスの低下を防ぐことの報告が日東バスより行われ、その中で例えば木更津駅から乗車して八幡台を経由して真舟についても真舟に直行する料金とする事も明らかになったが、どうせならこれを機にこの路線を均一料金制に変更すれば良いのにと私的に考えたこと、A馬来田線は東横田駅以東を廃止し年間5百万円の補助金圧縮を目指し、中郷富岡線は旧中郷中学校以東を廃止して年間3百万円の圧縮を目指すというもので双方でバス路線が無くなる富来田地区はふくちゃんバスで代替を目指すこと、Bふくちゃんバスの実証実験は令和2年7月1日から本年3月31日までに65日233便が運行され61人の会員がのべ284人利用し費用として約80万円が支出され収入との差約61万7千円は市の補助で補われたが、本格運行の時には地域内の料金を500円に統一する事の説明があったが、路線バスの廃止により約8百万円の圧縮になるので有れば補助を大幅に増やしても良いのにと私的に考えたこと、C明日記者発表する路線の情報提供として高速バスの木更津東京線で海上自衛隊前と竜宮城に停車するバスが設定されること、D運転免許返納者に500円のタクシー利用券を月に3枚支給する制度が来月から始まること等の報告であり、陳情で議論が続いたこともあり、委員会が終了したのは昼休み時間に食い込んだ12時半となっていた。
 運転免許返納者へのタクシー券支給は本年7月以降に返納した65歳から74歳のもので市税滞納が無いものからの申請に応じて行うという事であるが、75歳以上になると高齢者のみの市税非課税である低所得世帯へのタクシー券支給事業に移行するため課税されているものは受給できなくなる。つまり65歳で返納したものは高所得であっても74歳まで受給できることにに対し75歳以上で自主返納したものは課税されるだけの所得が有れば利用できない制度であることや、今月までに自主返納した者は年齢所得にかかわらず対象にならないことなど公平感の薄い制度設計と言わざるを得ない。65歳以上であれば年齢と所得の制限を設けず高齢者福祉事業との重複がないものは返納から1年間だけ受給できるような制度にすれば良かったのにと思いながら市役所を後にした。
 帰宅してHPを更新し、夕方に娘を迎えに行く。この日の新規感染者数は3人で減少傾向にあることに安堵するとともに、来月2日から6日までの集団接種の予約が一日で埋まらなかったことに次のステージに進む段階に入ったことを実感した。
 
 23日は議会最終日である。リモートワークの妻に娘を送って貰い私は9時前に会派室に入り議会運営委員会を傍聴する。議題は下記に示す追加議案2件と陳情3号と4号が委員会と同様に可決になった場合の発議案2件の上程、及び秋からの新規タブレットについてである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案63 一般会計補正予算(3号) 福祉 教民
議案64 固定資産評価審査委員の選任 総務 -
発議03 義務教育国庫負担堅持に関する意見書 教育 -
発案04 国の2022年度教育予算拡充に関する意見書 教育 -
 議会運営委員会終了後、会派室で請願01号を趣旨採択とする動議が出たときの対応について話し合い、10時からの本会議に望む。追加議案の上程が行われ田中議員から大綱質疑が行われて休会となる。休会中に教育民生常任委員会が開催され追加議案である補正予算の審議が行われる。委員会終了後直ちに本会議が再開され、竹内・石井・白坂・座親・渡辺の各委員長から審査報告が行われた後に三上議員より請願01号について趣旨採択の動議が出された。君津市でも趣旨採択となっているが富津市では否決となったもので私は趣旨採択に賛同したものの採決の結果は趣旨採択に賛成のものが少数で原案の採決となる。堀切・石井・鈴木・田中・高橋議員から反対及び賛成討論が行われて採決となり請願01号と陳情05号が否決、陳情06号は委員会の報告通り継続審査が決まる。その後に付託を省略した人事案件2件と陳情の可決によって提案された発議案2件が可決されて6月定例会は全日程を終し、直ぐに議員全員協議会が開催され下記の7案件が報告された。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.01 第2次基本計画進行管理の結果 企画
No.02 第2期創生総合戦略の取組結果の報告 企画
No.03 オリパラにおけるナイジェリアの事前キャンプ 企画
No.04 新型コロナウイルスワクチンの接種状況等 子供
No.05 耐震改修促進計画の意見公募 都市
No.06 市道125号線のネーミングライツ 都市
No.07 市立図書館管理運営規則の一部改正 教育
 事前キャンプについて宿泊場所がオークラAPホテルとパプリカの2箇所であることや受け入れ態勢の組織図等が示され、日々更新されていることを感じる。担当部署に江川陸上競技場の周辺等にナイジェリアの旗を出すべきではと提案しているが練習を公開していない上に市民の不安を考えると難しいという回答があったことを思い出す。ワクチン接種も接種状況が更新され基礎疾患のあるものには7月13日から優先接種することなどが加えられていた。議会は終わるが、それぞれの担当は大変な日々を送っているのだろうと推察される。
 会派室で昼食を摂り午後1時から市庁舎整備特別委員会が開催され、選定支援業務が株式会社船場と1166万円で契約されたことや事業選定が今年度末から12月に前倒しに成ったこと、議会としては9月議会までに議場の機能を取りまとめて執行部に要求すること等の説明と質疑が行われた。10月に条例で定められた7人の審査会が開催され審査基準が定められるが、時代にあった機能とそれに反比例する賃料をどの様に評価するべきか、審査基準の内容が問われることになりそうだ。
 帰宅して雑件を処理し、夕方には街中に歩いて出かける。普段は車なので気がつかないが歩道の点字ブロックの劣化が目立つ。早く富士見通りまでの中央工区に着手すべきだと改めて思いながら知人の店に着き2人で90分以内を遵守して路線バスで帰宅したが、うっかり江川のバス停を通過してしまい帰りにも結構歩くことになってしまった。この日の感染者は11人で木更津市のステージWは続くことに成りそうだ。
 
 24日は娘を送ってから自宅で私的な仕事を片づけ、昼食前にHPを更新する。不安定な天候の中で市内で所用を済ませて回り夕方に娘を迎えに行き子守をして過ごした。
 
 25日は娘を送ってから自宅で雑務を片づけ、午後から特別養護老人ホームさつき園を運営する社会福祉法人鵬和会の定例評議員会に出席する。昨年度の事業報告と昨年度の決算、次期理事及び監事について承認する中で、さつき園では今まで感染者を出さず、入居者と職員の全てにワクチン接種を済ませていることを知った。昨年中の入居者と家族の面会が基本的に出来ない日々が続くなど感染対策を徹底してきた成果であるが、現場にはストレスの多い日々であったことだと思う。
 評議会が終わって海苔を買いに江川漁業組合の事務所に行くと目の前に高速バス停が設置されていた。組合の事務員は高速バスが目の前に停車することを知らなかったが、私は来月1日の運行開始が楽しみである。ただ願わくばバス停名称は「高速桜井」と同じように「高速江川」が望ましかった。
 リモートワークの妻に娘を迎えに行って貰い、夕方にHPを更新する。この日の感染者数は7人で16日以来のステージWの状況が10日連続で続いている状況である(実は6人だったらステージVと成っていた)。新規感染者7人のうち6人が感染経路不明だということも心配であるし、今月になって累計131人を分析すると下図のように20代が最多の34人であるものの全世代で感染者が出ていることも感染の拡大を感じさせる。
 
 週末には台風5号が近づくようで都市整備部は対策を講じていると話を聞いた。夜には台風の進路予測を見ながら様々な心配を考えていた。
 
 26日は朝から市内で雑用を済ませ、夕方になって義弟に渡す荷物とタブレットを積み込んで、木更津市と入れ違いに蔓延防止等重点措置が解除になった妻の実家の埼玉県新座市に向かう。家の中で食事を摂り、夜は「生物はなぜ死ぬのか(小林武彦著:講談社現代新書)」を読みながら台風5号の進路が東にずれて大きな災害になりそうもないことと、この日の木更津市内の新規感染者数が3人であったので11日ぶりにステージVに戻ったことの双方に安堵した。
 
 27日は妻の実家で朝食と昼食を食べ、部屋の中で遊ぶ娘の世話をしながら「ルワンダ中央銀行総裁日記(服部正行著:中公新書)」を読み始める。夕方に帰宅するとこの日の市内新規感染者数が無かったことを知るが、今月の累計感染者数134人を分析すると下図のように経路不明が最多の63人で47%を占めていることも感染対策の難しさを感じる。
 
 幸い台風5号チャンパーは大きな影響も無く房総沖を北上して行くようなので取り敢えず安心し荷物を降ろして夕食を摂りHPを更新した。
 
 28日は娘を送ってから駅前庁舎に登庁し会派室で翌日の資料作成等を行う。11時過ぎに新旧正副議長と基地政策特別委員会の正副委員長とともに来月1日で退官される松田北関東防衛局長の訪問を受ける。
 昼休み中にアカデミアまで足を伸ばして個人的に好きなラッセン展を見学してから木更津商工会議所に行き高速バス停の技術基準等について遙か昔の記憶を辿りながら説明を行う。夕方に帰宅して着替えて焼香に向かい、夜は報道番組を見ながら寝てしまった。
 
 29日はリモートワークの妻に娘を預けて事務所で仕事を処理し、10時から会派室で今年度の会派要望に向けた会派会議を実施する。項目や各担当が決まって会議が終わると県議会の森県議の質問の傍聴に間に合いそうなことが解り草刈副議長と鶴岡議員とともに千葉県庁に向かう。
 この日の千葉県議会の本会議で午後の最初の質問者であった森県議は介護人材の支援や東京湾漁業の進行等の6項目について質問を行い、それに対して答弁を行う熊谷知事の姿勢も気になったが、県議会での答弁が活性化していない点は変わっていなかった。
 木更津に戻り15時から都市整備部と西岩根の排水障害の解消や巌根駅東口整備について技術者として打合せをしてから帰宅する。娘を保育園に迎えに行って夕食を一緒に取り、夜中になってHPを更新した。
 
 30日は娘を保育園に送ってから本来は明日の予定であった
5箇所の定点写真について雨が降る前に撮影して回る。10時には西山区長と排水路の破損や排水不良個所等の要望について現場を案内して貰い、その後は市内で所用を済ませて一旦帰宅した後、夕方に都市整備部で問題点を報告する。
 朝日庁舎から保育園に直行して娘を迎えに行き、市内でテイクアウトのピザを購入して帰宅し、妻の帰宅前に娘を寝かしつけ録画していた報道番組を夜中に見てから就寝した。
 
 
 →
2021年7月上旬の記録