24.8月下旬の活動記録 |
21日は木更津駅開業110年目の日であるが特にイベントはないようだ(左の写真は翌日に撮影)。天気も朝からハッキリしないので終日自宅から外出せず、雨が止んでいる間に自宅の周囲の草刈をしたり、娘と工作して遊んだりして日曜日を過ごす。夜には録画していた報道番組をまとめて視聴した。
22日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎に行き議会質問の答弁調整を行ったり感染状況の整理をする。昼食を摂り資料を片づけてから8階に上がり、午後2時から開催される都市計画審議会に出席する。この日の審議会に諮問された議案は下表の通りである。 |
区分 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
諮問 |
第1号 |
木更津都市計画駐車場の変更について |
第2号 |
木更津都市計画道路の変更について |
第3号 |
木更津都市計画用途地区の変更について |
第4号 |
木更津都市計画地区計画(金田西地区)の変更について |
第5号 |
平成4年度生産緑地地区における特定生産緑地の指定について |
第6号 |
都市計画マスタープランの一部改訂について |
第7号 |
市街化調整区域における地区計画ガイドラインの一部改訂について |
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委員13人中、私を含め6人が会場から参加、6人はZoomで出席、欠席1人であった。各議員は新たな任期となったので会長及び職務代理者が選ばれたが前回と同じ北野会長及び鈴木職務代行となった。議会選出も今までと3人であり、来春の改選後に改めて考えることになっている。
諮問1号と2号は新庁舎建設に伴う市営西口立体駐車場を解体する前に都市計画を解除するもの、3号と4号は区画整理事業で学校前の道路に歩道を追加することによる計画の微修正、5号は30年が経過した生産緑地を特定生産緑地として10年間指定して固定資産税の減免を行うもの、6号と7号は中郷と清川の国道409号線沿道やインター周辺等で「環境負荷が少ない工場」が建設できるようにするものである。生産緑地指定が単なる税逃れに成らないようにと指摘したところ、他市では耕作を止めた場合は指定解除せずとも固定資産税の減免を行わない対応を取っている事例もあるようだ。都市整備部と経済部及び財務部で情報を密にして不公平感が生じないように行政運営を進めてもらいたい。
会議が終了して娘を迎えに行き、帰宅して事務所でHPを更新した。なおこの日の市内新規感染者数は29人であり、今月になって始めて百人を下回った。尤も昨日が256人なので平均すれば143人である。
23日は娘を送ってから市内で所用を済ませ、午後から自宅の事務所に籠もり私的な仕事の合間に議会質問の答弁打合せを重ねる。進行中の事業に対する質問ではないので答弁の担当課が明確でなく、誰が答えるのか右往左往している感じである。
この日の娘の迎えは妻が行ってくれる約束なので自宅で仕事を続けていると雲がよい感じになってきて夕焼けが期待できそうだ。仕事を中断して自転車に乗って久々に江川海岸に出かけた。平日なのに観光客と思われる車が12台ほど停まり上空では自衛隊が訓練を続けていた。
帰宅して事務所で仕事を再開し、タブレットを見るとこの日の市内新規感染者数は143人で、見事に昨日と一昨日の平均値であった。
24日は娘を送ってから金谷に行き、鋸山の猫丁場やラピタの壁、鋸山美術館で開催されている岩波昭彦展、上総湊に開設されたグランピング施設等を見学する。1時間50分ほど晴れた夏山を歩いて一昨年の台風からの復旧は見所を増やすなど、更に価値を加えている事に感心したが、それより暑すぎて汗まみれになってしまったので温泉に浸かった。 |
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昼過ぎに帰宅して私的な仕事を処理していると内房線は冠水で富津市内の一部区間の運転を見合わせたと午後3時過ぎにラジオが伝えた。確かに私が上総湊に居た頃は雲が厚くなっていたが、その後に豪雨となったようだ。木更津でも雨になりそうな気配がしたので早めに娘を迎えに行き、帰宅して事務所で娘を遊ばせながら仕事を続けつつタブレットを見るとこの日の市内新規感染者数は360人であった。人口の約0.27%である。過去最多であった7月30日の278人を一気に82人も更新し、木更津市の人口10万人当たり一週間感染者数は11日ぶりに千を越えた。
25日は娘を送ってから駅前庁舎に向かうと隣の建物にあるPCR検査センターに行列が出来ていた。昨日の感染者数を考えると身近な人が感染し濃厚接触者に成っている人も多いのだろうと想像する。
会派室で答弁の調整を行い、10時から本会議に主席する。市民歌を省略して開会され、市長による招集挨拶と諸報告の後に下表に示す議案が上程され、市長と総務部長より議案の説明が行われた。 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
担当委員会 |
議案51 |
一般会計補正予算(第3号) |
財務 |
全体 |
議案52 |
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) |
市民 |
教育民生 |
議案53 |
後期高齢者特別会計補正予算(第1号) |
市民 |
教育民生 |
議案54 |
介護保険特別会計補正予算(第1号) |
福祉 |
教育民生 |
議案55 |
公設卸売市場特別会計補正予算(第2号) |
経済 |
建設経済 |
議案56 |
令和3年度歳入歳出決算の認定 |
財務 |
決算特別 |
議案57 |
教育委員会委員の任命 |
総務 |
− |
議案58 |
公平委員会委員の選任 |
総務 |
− |
議案59 |
保育士就学資金貸付条例の制定 |
子供 |
教育民生 |
議案60 |
付属機関設置条例の一部改正 |
公室 |
総務 |
議案61 |
手数料条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案62 |
職員の育児休業条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案63 |
金田地域交流センター設置条例の一部改正 |
市民 |
教育民生 |
議案64 |
体育施設設置管理条例の一部改正 |
子供 |
教育民生 |
議案65 |
子育て支援センター設置管理条例の一部改正 |
子供 |
教育民生 |
議案66 |
財産(金田小学校用地)の取得 |
教育 |
教育民生 |
議案67 |
工事請負契約の締結(江川サッカー場) |
都市 |
建設経済 |
議案68 |
工事請負変更契約の締結(江川野球場) |
都市 |
建設経済 |
議案69 |
千葉県市町村事務組合規約一部改正の協議 |
総務 |
総務 |
議案70 |
下水道事業会計補正予算(第1号) |
都市 |
建設経済 |
議案71 |
令和3年度下水道事業決算の認定 |
都市 |
決算特別 |
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この日は上程だけなので35分ほどの会議時間で本会議は終了し、休憩を挟んで10:45より市庁舎整備特別委員会が議場で開始される。
この日に執行部から報告されたことは@建設資材が国際状況の変動で著しく高騰していること、A建設資材のうち特に鋼材の納期が遅延していること、B以上の理由で開庁時期を令和7年度当初から令和8年度当初に変更することと賃料についても値上げになる可能性が高いことである。これに対し公明党の渡辺議員、羅針盤の永原議員、無会派の田中議員が通告の上で質問を行った。建設費がどの程度増額となり賃料がどの様に設定されるのかは現在で見通せないこと、駐車場の解体工期が伸びたのは外壁にアスベスト使用の可能性があること、駐車場地下の駐輪場年間利用者は225人で一部は東口を利用してもらうことになるが今年度の全体計画の中で見直すこと、市民交流プラザは市民活動支援センターと中央公民館多目的ホールと自習ワークスペースを複合化した機能として指定管理者に委託するものと考えていることなどが質疑より明らかになった。私は聞きながら鋼材価格がそれほど上がっているのなら思い切ってCRTを使った木造建築にしても良さそうだと考えていた。
午前中に会議が終わり、市内で所用を済ませて帰宅し、夕方に草刈副議長の快気祝いを会派で行い、帰宅してHPを更新した。
26日は在宅勤務の妻が娘の送迎をしてくれるので朝から事務所で私的な仕事を処理しながら市役所から届く代表質問に関する答弁案のメールを照査し趣旨の整合を調整する。勝浦市の市長選挙に同期の黒川元議長が立候補しているので応援に行こうかとも考えたが、その時の副議長であった磯野さんも立候補しており、悩んだ末出かけるのを断念した。
夕方は長年愛用している湯の郷かずさへ妻子を連れて行く。ここも来月末で閉館となるので残り僅かな楽しみを満喫するのだが、それにしてもコロナで失われた市内の宿泊や飲食等の何と多いことかと痛感する。この日の感染者数は195人とまだ高止まりしていた。
27日は朝5時半に起床して前夜に届いていた市役所からのメールを整理して暫定的な完成原稿を完成させる。それからゴミを出し朝食を摂り、誘われていたジャボチカバを味わいに万石のJBKファームへ行く。
ブラジル原産で、幹に果実が着く不思議な形態で、味はブドウのようで美味だった。聞けば氷点下に下がらなければ越冬もできるので木更津でもハウスで育成できるが、成長に適した土壌の情報が無く試行錯誤中で、国内で成功している人は少ないとのことである。
パッションフルーツに続き、様々な特産品を造ろうとする姿勢に感心して農場を後にした。帰宅して原稿に加筆したりHPに追記したりする。
夕食を早めに摂り、疲れて行きたくないと娘が言うので一人で吾妻公園まで今年の港まつりの最後の花火を見に行く。港には多くの人が集まり夏を楽しんでいた。花火終了後にコンビニで娘のリクエストのヨーグルトを買うついでに麦酒も購入し、湯上がりに飲みながらニュースを見た。
28日も朝5時半に起床して草刈機や着替えなどを積み込み、6時半から保育園や土曜学校の稲作体験を行う水田の周辺の草刈や稲架作りを14人の父親が協力して行う。天気予報は雨で早朝に降っていたこともあり、最低限の仕事を終えて8時過ぎに解散する。
私の帰宅と入れ違いに、妻が昨夜発熱した娘を休日当番のクリニックへ連れていく。昼過ぎまで帰ってこないので電話すると発熱外来の受付順位が64番だったと言い、診察待ちでお腹が空いたというのでパンを購入して差入れに行きながら、膨大な患者を前に医療現場が持ちこたえていることに感謝する。午後3時半になって抗体検査の結果、予想通り陰性だったと解りホッとする。万が一、陽性で有れば濃厚接触者になり明後日の代表質問は欠席せざるを得なかったが、そんな展開になってもおかしくないのが最近の状況である。今月になってからの木更津市の感染者数は昨日の174人を加えると5千人を越える5,113人となり、これは累計感染者数16,896人の30.3%を占めるに至っているのだ。
最近は知り合いで感染した人が珍しくなくなり、市役所でも多くの職員が欠席している。議員で感染者が出ないのが不思議なくらいである。
29日はまだ微熱が続く娘を婆に預けて午前中に議会事務局に行き、翌日の代表質問に向けて原稿の最終チェックを行い、原稿をPDFに返還してタブレットで読めるようにして、ついでに感染状況の整理をして帰宅する。すると各課の職員からメールが4通届いており、さらに原稿を更新することを迫られる。午後から娘を事務所で遊ばせ、裏紙にお絵かきを楽しんでいる横で原稿の手直しとHPの更新などを行った。なお、同僚議員の感染も明らかになり、対策レベルが高まったまま明日の本会議を迎えることになり、私の質問は議場内の傍聴者無しで進むことになる。
30日から本会議が再開され代表質問が始まる。羅針盤は昨年度まで構成議員が5人であったため2番目が定位置だったが今回の代表質問から4人となって公明党と同数になったので会派代表者会議で籤引きをした結果、今回は3番目となって午後からの質問となった。今回も個人的に気になった質疑や感想を簡素にまとめる。
●自民クラブ代表 斉藤高根議員
金田のまちびらきは平成24年4月であったから10年が経過したことになる。まちびらき前となる平成23年度と令和3年度の税収を比較すると法人市民税が14.9億円、個人市民税が10.7億円、固定資産税及び都市計画税が29.6億円も増加するなど市が投資を続けた効果は出ているようだ。他にもコロナ対策の質問があり田中副市長が目的別の事業数や金額を答弁していたが、併せて一覧表を資料として提示して欲しかった。
●公明党代表 竹内伸江議員
千葉県が医療的ケア児童支援センター「ぽらりす」を設置して「迷ったときに光を放ち道標になる」を目指していることや、墨田区がヘルプマークに張り付けられ何が支障になっているか解る29種類のヘルプシールを作成して配布していることなど、先進事例を教わり勉強になった。ただ第7波の感染者として若者や生徒児童が多い認識を持っているようであったが、実態は30代から50代が増加していることを私は知っている。
昼食を摂り13時10分から60分の枠を全て使って行った私の質問は後日全文アップするが、今回は用意していた再質問を全て実施することが出来て14秒残しという時間管理には満足している。右の写真は会派報用に事務局に撮影してもらったものだがアクリル版が前にあって若干鮮明さに欠ける。
質問の内容はいつものデータとロジックで構成する理詰め型ではなく、今回は行政はどうあるべきかという理念型として、グラフや表を見せつける配付資料も用意しなかった。目新しさを感じてもらえたら幸いである。
●扶桑クラブ代表 大野俊幸議員
私の代表質問も大綱2点であるが小項目は9点用意していた。大野議員は大綱2点で小項目も4点である。接遇力という聞き慣れない言葉で職員のコミュニケーション能力を聴き、武道館の整備等も聴かれたが、項目が少ないため60分の枠を23分ほど残して終了となった。
午後4時前に会議が終わり議運と建設経済と総務の議長・委員長レクが行われる。私は総務の副委員長として説明資料の追加を依頼し、午後5時過ぎに帰宅した。熱気味で休んでいる娘の子守りをしながら途中で購入してきた焼き鳥をつまみに代表質問の終了を個人的に慰労した。
31日はきみさらづ聖苑の定点観測のため建設現場まで足を運ぶ。
既に足場が外れて大きな建物が姿を現していたが、現在の発表の通り12月1日から営業を始めるならば仕上工事と完了検査と試運転等の全てを3ヶ月以内に終わらせなければならない。アクセス道路は畑沢川周辺市だけが完成するかどうかという感じである。道路工事も想像以上に大変そうである。
駅前庁舎には9時半に入り、10時から本会議に出席する。この日から個人質問に入るのだが、最初の質問者である神蔵議員は感染により欠席であるので開会と同時に1時間の休会となる。時間がもったいなので夕方に予定した教育民生の議長・委員長レクが行われているようであるが、私はアジアでの洪水被害など、個人的な調べものをして過ごした。
●新栄会 座親政彦議員
空き地等の雑草対策についての質問に対し、担当から一覧表を提出して答弁が行われた。それにより、平成4年6月に雑草除去を市から依頼した件数は市内個人が263件、市外個人が299件、市内法人が20件、市外法人が100件であることが理解され、市外地主が放置状況していることを改めて認識し、土地の所有に対する義務を課さねばと思った。
●公明党 佐藤修一議員
災害対応行程管理がシステム化していることを質問で理解した。そのことより防災無線が聞こえにくいという市民のため「災害情報テレホンサービス(0120-107662)」を教えるマグネットシールを佐藤議員が自主的に作成して配布しているということに驚かされた。市に取り組めという前に行動する姿勢には脱帽である。
●立憲民主党 堀切俊一議員
学校の教職員のために特別教室や体育館にエアコンの設置を求める質問に対し歯切れの悪い答弁が目立った。広大な空間を有する体育館では設置費用とランニングコストが教室とは比較にならないほど大きくなるので、その概算額を示して財政に与える影響が大きいので検討したいと答弁すれば良いのにと思いながら殺伐とした質疑を聞いていた。
●市民ネットワーク 田中紀子議員
図書館の基本構想のスケジュールと飛行場周辺まちづくり構想や新庁舎の建設スケジュールなどを整理した行程表を元にした質問は今後のイメージを理解する助けになった。図書館の質問に対する答弁でまだ岩根村等との合併の13年も前である昭和4年5月に開館して93年となったことを知り先人の努力について思いを馳せていた。
時間枠を最後まで使った田中議員の質問が終わり、一目散に帰宅してHPを更新した。この日の感染者数は歴代16位となる215人であったが、先週の水曜日の360人から145人も減少したので人口10万人当たり一週間感染者数は百以上減少した。今月になって累計5,661人の新規感染者を積み上げ、8月が終了した。
→2022年9月上旬の記録 |