43.3月上旬の活動記録
 1日は娘を保育園に送ってから9時前に駅前庁舎に入り予算審査の質問を整理する。10時から本会議に出席してこの日から開始される個人質問を聴きながらメモを取る。
元気力発電所 高橋てる子議員
 専業主婦が当たり前だった時代に公民館活動を通じて繋がりが生まれて今に至る時を経験し、公共は民間に委託すべきだと提案し続けてきた人が杉並区長の話で疑義を持ちながら辞めていくことに時代の変化を感じる。役所が行うべきは規制緩和で市民に任せればより良い結果が生まれるという言葉は遺言だと思って記憶に残したい。
公明党 竹内伸江議員
 岩根通学校で私の一つ先輩になり今年で退職を迎える高岡消防長に対して同じ中学校の同級生の竹内議員が質問する構図だと思ったのは私だけだろう。現在193人の消防職員のうち女性は4人だけであるが国は5%に引き上げることを目標にしており市も学校などを回り募集したところ13人が応募してきたようだ。国の指針の5%を遙かに凌駕する女性職員を採用し救急の現場に配属するべきだと私も思っている。
自民クラブ 石井徳亮議員
 市道認定の基準についての質問が何を目標にしているのかと思ったが開発行為で造った市道の横に15cmの敷地を残し隣接地を接道させないという開発行為に対する市のスタンスを問うための質疑だと理解した。棚ぼたで利益を得ることを避けたいという気持ちも解るが、開発に関する指導要綱の整理が必要なのだろうと今更のように思う
日本共産党 鈴木秀子議員
 質問時間が50分しかないのに大綱9点、小項目にして33点の質問は詰め込みすぎだと隣の自席である彼女に伝えていたが、形だけは何とか終わったのが不思議である。国民健康保険の均等割りで子供にかかる費用を高校生まで無料にすると3200万円も必要なので難しいと聴き私の負担は今後も続くのだと覚悟した。職員も時簡に間に合わせるように早口で答弁していたが草刈副議長がネット配信も有るので通常の答弁にするようにと指摘したのが印象に残った。
新栄会 座親政彦議員
 マイナンバーカードとアクアコインに対する継続した質疑の蓄積を感じさせる質疑で、アクアコインに関しては市民からの提案の中で優秀賞を得た「PTA活動等におけるアクアコインの利用拡大と市民交流・ボランティア活動の活性化」という方向に向かって事業展開すると聴き質問後に提案を調べ、第一小のPTA会長を背景とした提案に感心させられた。
 座親議員は時間枠を最後まで使ったので15時50分の終了となった。急いで帰宅して書類を作成して漁協に提出してから娘を保育園に迎えに行き、帰宅したら事務所で仕事をしながら娘を遊ばせて妻が帰宅したら一緒に食事を摂り、その後にHPを更新した。
選挙を前にした議会で会派を代表して予算審査特別委員会に行くため忙しさを実感している。
 
 2日も娘を保育園に送ってから駅前庁舎に入りコーヒーを煎れてパソコンに向かい、9時半から開催される議会運営委員会を会派室のテレビで傍聴しながら予算審査の整理を行い、10時から本会議に出席して個人質問を聞く。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 木更津市で公募型プロポーザルが増えていると感じていたが状況を調べて一覧表に整理し、国交省が示した指針を引用して課題を示す手法には感心した。プロポーザルの資料作成が業者の負担になるという課題が有るという視点が加えられると良かったのにと思う。
立憲民主党 堀切俊一議員
 大綱は1つであるが中項目は9点と相変わらず多い。木更津飛行場の民間利用について危険という論調であるが、茨城・小松・米子・徳島などの空港は自衛隊が管制し、三沢と岩国では在日米軍が航空管制する中で民間飛行機が定期運行していることを知らないのだろうか。
 午前中に個人質問が終わり午後から本会議が再開され執行部から令和5年度案件である下記の2議案が追加上程された。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案33 令和5年度一般会計補正予算(第1号) 財務 予算審査
議案34 国民健康保険条例の一部改正 市民 教育民生
 田中議員からの大綱質疑が行われた後に予算審査特別委員会が設置され議案の委員会付託が行われて本会議は終了した。休憩を挟み予算審査特別委員会が開催される。委員会メンバーは神蔵・堀切・竹内・石井・近藤・國吉・高橋・大野の8人で國吉委員を委員長に、神蔵議員を副委員長に指名し、審査日程を確認して委員会は終了した。因みに私は議員生活16年で8回目の予算審査特別委員会であり、他にも正副議長として3回ほど委員会に出ている。残る5年は全て傍聴議員であった。決算は昨年の9月がコロナの濃厚接触者で欠席したため全ての予算決算に出ているわけではないことが残念である。予算審査特別委員会の後は休憩を挟んで市庁舎整備特別委員会が開催され先月21日の理事会で案を決めた議場レイアウトと委員会の所管事項調査報告を採決した。
 この議会が終わると解散となるため委員会終了後に議場で今期の議員による記念撮影を行うため、議席を動かしたり椅子や台を並べるのを手伝う。他市に行くと議長室に記念写真が並んでいる場合もあるが木更津市では記録として保管する以外は各自に記念として配布される。私も4回目の記念写真となるので私のカメラでも撮影してもらう。
 
 写真の撮影で全日程が終了となったので急いで法務局に行き供託の手続きを行い、その足で千葉銀行木更津支店で30万円を供託した。これで選挙に向かう意識も一段高まるのである。帰宅して印刷業者と選挙ハガキの作成について打合せ、夕方は娘を保育園に迎えに行って妻の帰宅まで子守を行い、妻子が寝静まった深夜にHPを更新した

 
 3日は娘を保育園に送ってから午前中は後援会役員と後援会報の配布に回る。午後からは一人で解放の配布に回り日没後に友人と懇親を深める。帰宅すると市内の一週間での新規感染者数は先週より56人減少した80人であることがタブレットに届いていた。
 

 第7波と8波の間では人口10万人当たり一週間感染者数は80人までしか下がらなかったが、今回は60人を下回って更に減少傾向である。陽性でも報告していない事例も多くなっているとは思うが、第6波と7波の間程度の穏やかな時を迎えているのかも知れない。
 
 4日は良く晴れた土曜日なので前日同様に後援会役員とともに地域を回る。穏やかな陽気の日で歩き回るのも気持ちがよいが日に焼けそうである。夕方にはジェスパルの役員会に出席して情報交換を行った。
 
 5日は天気が下り坂の日曜日なので前日同様に後援会役員と昼過ぎまで地域を回り雲が濃くなる前の2時半に帰宅する。
 雛人形の片付けに厭きていた娘に恐竜を見たいかと聞くと行きたいというので出島で開催され撤収時間を迎えているナチュラルバルの会場に行くと、動いて鳴き声もするので怖いと近づかず帰りたいと言う。仕方ないので写真だけ撮って数分で会場を後にして帰宅し、事務処理の後にHPを更新した。
 
 6日は朝のうちに小雨が降っていたので内業を行い、午後から一人で自転車に乗り中里地区などに後援会報を配布して回りながら来年度予算計上された土地開発公社から一部買い戻す土地も確認する。
 道路用地として平成3年12月に購入した写真の土地の面積は425.37u(約129坪)で、購入時のu単価は74万4493円と予算資料に載っている。坪に換算すると約245万7千円で、今と比べても一桁違う値で、凄い時代だったと思いつつ確認したい点を確認した。
 所々の桜を観賞し、夕方まで路地のオリエンテーションの様なサイクリングを楽しみながら久々に出会った人たちと近況報告などを行って夕刻に帰宅し、食事後にデータ整理に勤しんでからHPを更新した。
 
 7日から委員会審査が始まる。9時に登庁して会派室で予算審査の資料を整理してから議場に入り総務常任委員会に出席する。この日の委員会及び協議会に提案された案件は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案22 附属機関条例の一部改正 公室
議案23 行政組織条例の一部改正 公室
議案20 共生社会づくり条例の制定 企画
議案16 職員の高齢者部分休業条例の制定 総務
議案17 職員の自己啓発等休業条例の制定 総務
議案18 職員の配偶者同行休業条例の制定 総務
議案25 会計年度任用職員の給与条例の一部改正 総務
議案19 市庁舎整備基金条例の制定 総務
議案24 手数料条例の一部改正 総務
協議会 No.01 損害賠償責任の一部免責条例の意見公募 総務
No.02 経営改革方針 公室
No.03 第6次土地開発公社経営健全化計画 企画
No.04 第3次基本計画(案) 企画
No.05 令和4年度行政視察報告 -
 議案22号は保育園民営化事業者選定委員会などの用途を終えた3つの委員会を廃し財産利活用推進委員会など4つの付属機関を設けるもの、議案23号は資産管理部を設けるなどの組織改正を行うものである。議案16号から18号は地方公務員法の改正に伴う条例の制定で私からは大学に進学するのなら市独自で4年間の休職を認めるとか上乗せが可能なのか条例改正を視野に検討するよう指示したが引継が行われるか心配である。協議会では土地開発公社経営健全化計画について反対の立場で質疑したが、計画が立案されても財政上の利点はなく簿価と借入金の差である約5億円は単に公社の利益として残るだけである事などが明らかになっただけでも翌週の予算委員会に繋がるものであった。
 委員会は午後2時に終了したが午後5時まで会派室に残って予算審査の質問を作成し、車を自宅に置きに行ってから木更津駅西口まで在宅勤務の妻に送って貰う。ワシントンホテルで開催される情報交換会に向かう途中で駅の階段アートが春らしくなっている事に気付き、写真を撮影した。
 情報交換会は令和元年12月議会以来となる開催で、新たに課長になった職員は妙に緊張していた。高橋・大村両議員には勇退の花束を、伊藤総務部長・渡邉財務部長・高岡消防長には定年退職の記念品を渡してから意見交換会は始まり、職員と一緒に二次会に行くという昔は当たり前だった行動をとりながら有意義な時間は過ぎていった。
 

 8日は娘を保育園に送ってから会派室で予算審査の資料を整理しつつ10時開催の教育民生常任委員会をテレビで傍聴する。この日の委員会及び協議会に提案された案件は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案21 幼児言語教室設置管理条例の制定 子供
議案26 保育園設置管理条例の一部改正 子供
議案27 家庭的保育事業設備運営基準条例の一部改正 子供
議案28 放課後児童事業設備運営基準条例の一部改正 子供
議案34 国民健康保険条例の一部改正 市民
議案31 博物館設置管理条例の一部改正 教育
協議会 No.01 第3期教育基本計画の策定 教育
No.02 社会教育施設個別施設計画の意見公募 教育
No.03 新型コロナウイルス感染症の今後の動向 子供
No.04 (仮称)市民交流プラザ整備基本計画 市民
 議案については幼児言語教室の条例に異論を言う者も居たが本来は要綱等で対応すべき問題なので特筆するような問題はないように感じているうちに議案審議は進んだ。協議会の中で新型コロナウイルスが5類になる事の対応や新昭和が建設する建物の2階と3階を使用して整備される市民交流プラザが示されたことが傍聴した意義であった。後者は建築計画を知らないと作成できないのでプロポーザルが従前の業者に有利であり官製談合だと言わた案件であるが吹き抜けを提案するなど意欲的な内容であった。個人的には賃貸なので返却することが前提とすると吹き抜けはやりすぎではと思うのだが来年度は実施設計が行われる。
 委員会は11時半に終了したが私はコンビニ弁当を食べながら午後4時まで予算審査特別委員会での質問を整理し、保育園に娘を迎えに行ってから帰宅して予算審査特別委員会における私が想定する質問項目を財務部に連絡し、確実な答弁が行えるように対応してからHPを更新した。
 
 9日も娘を保育園に送ってから会派室で予算審査の内容の再確認などをしながら10時開催の建設経済常任委員会の開催を待つ。付託された議案等は下表の通りで、総務に比べ軽微である
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案29 産業立地促進条例の一部改正 経済
議案30 市営住宅設置管理条例の一部改正 都市
協議会 No.01 都市計画法に基づく監督処分 都市
 産業立地促進条例の意見公募者が一人であったと聴いて意外に関心が薄いようだと思うが、雇用されたと認定される期間が10ヶ月以上と明確になったことは補助金目当てでの採用・解雇が無くなりそうで良いように思う。岩根団地の廃止の法令改正で委員会は終わり、協議会になって伊豆島で市街化調整区域に無許可で24棟もの建築物を設置してヤードの中で廃棄物の選り分けや出荷などを行っている会社に対する対応が説明された。盛土の崩壊も危惧されている施設なので市の毅然とした対応が必要なのは当然であるが、大野議員から古物商や廃棄物処理に関する法律違反も想定されるので千葉県の所管する森林法以外の所管の力を得て強い態度で対応するべきと言う意見には賛成である。
 協議会は11時前に終了したので会派室を片づけてから帰宅し、資料を作成してから自宅で昼食を摂り午後から久津間地区の後援会員に会報を配布しに行く。上空には3機のV-22が離着陸を繰り替えしており、久津間に住む後援会の方々からは音には慣れたけど何台も飛ぶと家の震動が気になると聴く。
 江川海岸に近いところでは機体整備の格納庫建設が進み、暫定配備が終わっても整備拠点となる状況は変わらないことを改めて実感した。夕方の放送で配布を終了して帰宅すると久留里線の久留里以南を総合的な交通体系にしたいという申し入れが千葉県と君津市に行われたことの情報が届いていた。昨年の7月28日に記載したが、JR東日本としては久留里線の利用者が1987年4月に国鉄から分割民営化を受けたときに比べて7割も減少していることを理由に協議したいという事であるが、鉄道を廃止してバス転換をしたいとまでは明言していない。今後がどの様な展開になるのかは気になるところであったが、私は溜まっていた報道番組を見ながら後援会報のラベル貼りなどの作業を行った。
 
 10日は3年ぶりに岩根西中学校から卒業証書授与式に来賓として参加できる案内が届いていたので8時半過ぎに中学校へ向かう。私を含めた区長さんや学校評議員などの来賓の方々や保護者はほぼ全員マスクを着用する中であったが中学生は自主判断となって女子生徒の約半数はマスクを付けたまま卒業式に臨んでいるようだ。
 今年の中学校の卒業生は小学校の卒業直前に新型コロナウイルスによる学校閉鎖を経験し、入学式も6月に関係者だけで開催されるなど多くの人生経験を積むべき中学生活が感染症に伴う規制の中で過ごされた子どもたちだ。その様な状況の中でも何とか卒業旅行も実施していただいた学校には感謝である。
 生徒たちの思いにうっすらともらい泣きをしながら久しぶりの卒業式出席の余韻に浸って帰宅し、午後から風が収まるのを待ってから巌根駅周辺へ後援会報を配りに行く。住宅は密集していて効率が良いはずであるが、市役所の各課から予算審査の質問内容に関する確認等の電話がひっきりなしに鳴り続け、作業が頻繁に中断してしまったために想定の範囲を終了することが出来ずに日没を迎え、帰宅してデータ整理をしていると一週間の新規感染者数が80人であるとタブレットに届いていた。
 

 先週より11人減少しただけなので下げ止まり感があるが、傾向としては7波と8波の間より平穏な時間が遅れそうだと期待している。市議会議員選挙の告示日まで37日であるが、それまでは第9波が来ないことを願うしかない。WBCの韓国戦を見ながら夕食を摂ってから事務所に籠もり夜中に予算審査に関するメール処理をしてからHPを更新した。
 
 
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2023年03月中旬の記録