67.11月上旬の活動記録
 1日は午前中に私的な仕事を片づけて午後から駅前庁舎に登庁して三上議員・竹内議員とともに来週に開催される都市計画審議会の事前説明を受けるが、行政の提示する案では賛成しがたい事案もあり議論は白熱する。午後3時10分に打合せを終え30分に娘を学童に迎えに行き50分に歯科医院へ連れていき16時の定期検査に間に合うことが出来た。慌ただしい日程と暑い陽気で汗をかいた。
 
 2日は自宅の改築工事を依頼しており、終日立会をしながら質問原稿を作成していたが、作業終了後に保存したUSBに損傷が生じて呼び出せなくなり一日近い作業を無駄にする。夕方は青年会議所時代の友人と杯を交わし、それぞれの業界の情報を交換した。
 
 3日はオーガニックシティフェスティバルに行くつもりで早めに準備をしていたが娘が出発に当たって協力的でなくなり、何とか会場に着いたのは午前のプログラムが終了する頃であった。妻子はストラップ造りやTシャツの着色などを楽しむ中、私は持参したカップで麦酒を楽しむ。
 
 今年も飲食や物販のブースだけでなく市役所から多くの組織が参加し天気の良い中で様々に楽しめる会場だと知れ渡ってきたのか、例年より多くのテントが設営され家族連れで終日を過ごしているようであった。娘も保育園時代の友人を発見し追いかけこっやかくれんぼなどを楽しんでいるうちに日も傾きイベント終了の時間を迎えてしまった。関係者の皆様は本当にお疲れ様でした。
 
 4日は娘を請西で行われる福祉法人大正会が主催する土曜学校に送り、私はそのまま駐車場に車を停め草刈機を降ろし、9時から草刈や枝払いなど森の整備活動を手伝う。作業場所に保育園時代の友達と一緒にやってきた娘にミカンを貰い、11時過ぎに年内に予定されている最後の整備活動を終了した。帰宅してシャワーを浴び昼食を摂り、姉ヶ崎までローヴァーズの試合を見に行くつもりだったが来客対応などをしているうちに試合時間となってしまったので今回は見送ることとしてHPを更新した。しかしながら夜になってローヴァーズはトーナメント初戦で敗退という情報を入手し、見に行くべきだったかと後悔は先に立たなかった。
 
 5日は袖ケ浦の市長選挙があるため集合時間より30分早く草刈機を降ろし、7時半から江川区役員として農水路の維持活動を手伝う。9時半で早退させてもらい、帰宅してシャワーを浴びる間もなく着替えて袖ケ浦市へ行き現職の粕谷市長の出陣式に来賓として列席する。
 檀上には浜田代議士と県内選出の参議院議員4人、小泉元市長、公明党・連合の代表者、江野澤県議、渡辺・高橋両市長が登り、来賓席には渡辺・亀田県議、かずさ四市の多くの市会議員が集まり、広い会場は多くの支援者で埋め尽くされていた。無投票が噂される中でこの勢いは凄いと感じた。
 個人的には市議だった頃に四市の君高卒業議員で一緒に飲んだことも多く旧知の仲であるが、発展著しい隣接市のリーダーとして今後も手腕を発揮しかずさ四市を中心に房総半島全体が良くなることを願う。
 
 粕谷市長も47歳と若いのであるが、同日告示となった市議会議員補欠選挙は29歳と31歳の戦いとなり、市長選が無投票で本日中に当選が決まっても12日に投票日を迎えるまで選挙戦が行われることになる。投票所の設営や開票作業など、補欠選挙の為だけに行われることは民主主義のルールとはいえ何とも勿体ないように感じてしまう。
 ともあれ、出陣式を終えて11時過ぎに会場を退出し、11時半から江川区役員の昼食会に出席し色々と確認を済ませて帰宅する。14時に娘を連れてKURKKU FIELDSに向かい内房総アートフェスを見学する。
 
 常設のアートは15時で見学が終了となり地中図書館などを見そびれてしまうし"en Live Art Performance"まで2時間近い間が空く。昼食を食べた後なので"EN NICHI BA"の料理もあまり食べられない中で娘から鬼ごっこやかくれんぼを提案され、多くの来客が居る中で走り回される羽目になる。それでも日が暮れる頃にライブエリアに移動して小林武史総合プロデューサーによるドローンアートなどの演出を楽しむ。袖ケ浦では無投票で粕谷市長の再選が決まった情報を入手するが帰宅したがる娘もおり、お祝いを伝えることを諦めて帰宅した。
 
 6日は月曜日で荷物の多い娘を曜学校に送り、9時前に駅前庁舎に登庁して会派室で12月議会質問に向けた通告項目の打合せを行う。10時からは二日後の議員全員協議会に先立ち開催される総務常任委員会協議会に出席する。この日の議題は下記の通りである。
No 内容 担当
1 令和6年度市政運営の基本的な考え方について 企画部
2 令和6年度予算編成方針について 財務部
 既に市職員には10月20日に通知している内容で、協議会で何を言おうと変わらないことは承知しているが、市政運営の基本に人口施策が見えないことや予算編成で全てにシーリングをかけるのではなく住民要望が多く例年補正予算で増額になる項目は当初から予算を確保して市民との信頼関係を築くべきであること等を発言させていただいた。
 委員会が終了し、会派室でコンビニ弁当を食べながら質問に向けた配付資料の作成や夜の会議に向けた資料の整理などを行う。15時を回り朝日庁舎に移動して複数の部署で調整を行った後に16時に開催される都市計画審議会に出席する。議題は下記の2件の報告である。
No 内容
1 立地適正化計画の変更について
2 市街化調整区域における開発区域の明確化について
 既に1日に概要を聞いていた内容なのであるが、2番目の議題については敢えて審議会議員に問題点が解るように質問をさせていただいた。
 今後開発を認めないとされている水色の地域で既に開発が認められており整合がとれないことや農業施策との整合が見られないこと、境界となる道路や水路が適正に選択されたと判断されにくいことなどの理由で再考が必要だと意見し、次の定例会で議会に説明するには時期尚早では無いかと主張した。
 三上議員も市の人口施策が見えない事などからたとえ補助金の交付が厳しくなっても早急に進めるべきではないと再検討を求めたので今後の展開を注視すべき案件となった。会議は17時半に終わり自宅に車を置きに帰り迎えに来た友人の車に乗って岩中同窓会幹事会の会場に移動する。25日に開催する同窓会に向けて7クラスから男女2人の幹事が集結し、19時から23時まで白熱した議論が交わされる。70名を越える参加者が予定される中、校歌やスライドの追加など過去の幹事会で提案されていない内容に幹事団の総力で対応することを決め、年明けに精算幹事会を開催する事を決めて深夜に帰宅する。事務所で机に向かって作業を始めたが直ぐに眠気に襲われてしまい作業は進まなかった。
 
 7日は朝から強風が吹き荒れる中、事務所で私的な仕事を片づけた後にHPを更新する。昼前にシャワーを浴び、昼食後に新田水道庁舎に行きかずさ水道広域連合企業団11月議会に出席する。この日に上程された議案や議会人事等は下記の通りである。
日程 内容(件名とは異なる)
1 新議員の紹介及び議席の指定
2 副議長の選挙(富津市の佐久間議員を指名)
3 議長の辞任(袖ケ浦の榎本議長の辞任)
4 議長の選挙(木更津市の齊藤高議員を指名)
5 会期の決定(本日1日限り)
6 議事録署名議員の指定(山口議員・石上議員)
7 議案の上程
8 広域連合企業長の提案理由説明
9 議案等審議
議案1 令和5年度事業会計補正予算(第1号)
議案2 職員の給与の種類・基準条例の一部改正
議案3 給水条例の一部改正
議案4 未処分利益剰余金の処分
議案5 令和4年度事業会計決算の認定
報告1 令和4年度事業会計予算繰越計算書
報告2 令和4年度事業会計決算資金不足比率
議案6 監査委員の選任(君津市の高橋明議員)
 この議会で水道料金の改定が議案第3号として上程されることもあり多くの傍聴者が来られているだけでなく、議会開始前には料金改定反対と叫んでいたらしいが私が到着したときは姿を見ることはなかった。なお料金改定は最近思う事に意見をまとめたので参照していただきたい。
 水道事業決算については31万83481人に給水する水道事業と1日平均で13万6184m3を供給する水道用水供給事業があり、支出の決算額は収益的事業と資本的事業で下表の通りであり、固定資産の減価償却費なども含まれるが、単純合計で255億円となる事業規模である。
区分 水道事業 供給事業 合 計
収益的支出 9,868,426,438 6,347,255,491 16,215,681,929
資本的支出 6,619,673,939 2,680,560,748 9,300,234,687
合 計  16,488,100,377  9,027,816,239  25,515,916,616
 新技術や統合効果を発揮したコスト改善やスマートメーターによる検針業務の簡素化など今後も取り組むべき多くの指摘が各議員から成されて議会は約1時間45分で終了した。議会人事に関する事案も多く、別室での傍聴では何が起きているのか解りにくかったであろうと思う。帰宅してHPを取りまとめてからダナン訪問の準備を開始した。
 
 8日は立冬なのに寒さを感じない気温の中で朝9時半に駅前庁舎に登庁して会派室で12月定例会の質問通告書を作成する。何らかのトラブルで帰国が遅れて13日の通告日に間に合わなくなった場合には「代理提出」の規定を使い会派の同僚に対応して貰うためである。項目は確定しているが、その内容は通告後に記載するのでお待ちいただきたい。
 10時から議場で議員全員協議会が開催され6日の総務常任委員会で説明された2事案の説明が有り15分ほどで会議は終了となった。引き続き議長応接室で会派代表者会議を開催し千葉県人事委員会の勧告に準じて期末手当を変更すること、来月から再開する西口立体駐車場を議員活動の場合は無償で利用出来るとする規約を廃止し定期券は発行しない事などを決める。10時50分からは議会改革特別委員会協議会が開催されるので傍聴し、質問資料の公開方法についての協議や来年1月17日・18日での議運との合同行政視察の決定などを見届ける。昼休みになり会派室でカツカレーを食べながら会派会議を行い先ほどの代表者会議の決定事項の通達や会派内での一般質問の重複が無いことを確認し、会派報の発行や今後の日程等の確認や諸調整などを話し合う。
 13時過ぎに帰宅して雨期のベトナムで使う折り畳み傘を購入し、アタッシュケースに荷物を積み込む。4日間程度の個人旅行ならザック一つで出かけるのであるが公式行事もあるのでスーツや革靴が有って荷物が増えるのである。帰りに土産を入れられるほど隙間だらけの荷造りを終えてから雑務を処理し、娘を迎えに行ってからHPを更新した。
 
 9日から木更津商工会議所主催のダナン訪問である。私と鶴岡議長と商工会議所の加藤副会頭は本体より一日早く帰国するため出発も別行動であり、5:20に迎えに来た加藤副会頭の車に乗り6:40に成田空港に到着する。今回は近畿日本ツーリストの添乗員がついてのツアーでベトナム入国時には検疫のためHPに接続して必要事項を入力するか到着地で用紙に記入する必要があるといわれる。HPのQRコードが示された解説書を渡されるが使用言語はベトナム語・英語・中国語・韓国語の4つだけで日本語がないことにショックを覚える。おまけに成田空港内で試してもアクセスができず心配なままダナンに到着すると感染症が落ち着いてきたために廃止になってるようであった。空港を出て迎えに来たガイドさんが言うには日本からダナン空港への直行便は成田からの1日1便しかなく感染症が始まると比較すると1割程度しか観光客は戻っていないようである。日本以外の観光客はほぼ回復しており、韓国からは毎日11便がダナンに到着するようで日本の存在感が低下している状況も理解できる。円安で海外に行きにくい状況もあるが、このままでは日本は終わったと感じられてしまうのではと心配になるほどだ。
 初日は空港から直接ホイアンに行き歴史のある市街地を散策してから夜景を楽しみ日本時間では22時になるころに宿泊地のホテル三日月に到着する。長い一日で疲れているが視察団の友好を深めてから帰宅して風呂につかり、就寝したのはベトナム時間で24時、日本なら午前2時を回るころになってしまった。
 
 10日はいつもの時間に起床するが2時間遅れているベトナムでは夜が明ける前であった。それでも薄暮の頃からTシャツと海水パンツで散歩を始めホテル三日月の立派な施設内を歩き回りながら感心し屋上のプールでもひと泳ぎする。朝食を摂りスーツに着替え公務を開始する。
 最初に送出機関のnchrを訪問して人材確保の現状や課題などを聞き取る。この施設では木更津市に技能実習生を供給しておりその内定状況の報告があった。今年の3月8日に市長及び副市長による20人を対象としたオンラインの面接会が開催された事の説明があり、9人の内定者が決まったようだ。
 内定後に親の介護や本人の妊娠などで4人が辞退して1人が差し替えとなり6人が12月に来日するようだ。理由が明確でない辞退者が他の国に流れるなど日本への人材が足りなくなっている事態は生じていないのか質問したが、他の国と比較はするものの日本の人気はなくなっていないと聞き若干安堵する。内定者は大坂の受入機関で1ヶ月程度の研修を終え木更津市の福祉法人に配属されることになるが、今回の視察では実際に来ることになる学生とも意見交換が出来る貴重な場となった。
 日本円が安くなり諸外国より収入が少なくなることが予想される中でも日本を選んでくれたのはアニメなどのサブカルチャーで日本が好きになっていることのようである。入国した彼女達が日本を嫌いにならないように受け入れる法人だけでなく地域でも対策も検討せねばなるまい。
 視察先を後にして昼食を摂り、市内のショッピングセンター等を見学する。確かに物価は安めであるが陳列されている商品を見ると国民が豊かになっていることが理解できた。市役所に移動して渡辺市長と三日月の小高社長と合流しダナン市役所の幹部職員との意見交換会を開始する。
 私は鶴岡議長の隣に座り、4年前に友好都市の調印をした元議長だと挨拶して会議に臨んだ。参加した商工会議所の会員もそれぞれ商品のルート確保や人材を求めたり受入機関としてネットワークを築きたかったりと様々な立場で民間からの意見が出され、商工会議所が主催する意義のある会議であった。
 夕食はダナン市幹部職員との交流会で、私が近くの職員に高層ビルであるダナン市役所にどの程度の職員が居るか聞いたところ、32階建ての本庁には約1800人が勤務しており、観光部局だけで百人だと聞き、ダナンは百万都市の能力があることを実感させられた。交流会が終わってから視察団で友好を深めるために街中に出てダナンの大学生と交流し、この日も就寝は深夜になってしまった。
 
 
 →
2023年11月中旬の記録