栗駒山 1,627m 岩手県一関市
1998年10月9日登山:F島と2人

 F島と東北の紅葉を見て温泉に入り酒を飲もうと言うことになり、体育の日を挟んだ連休で手軽な栗駒と蔵王登ることを決めた。
 8日の仕事終了後、大泉町に移動し、F島の車に荷物を積み替え出発。東北道北上中は助手席で睡眠時間を確保する。
 翌朝、須川温泉の登山口に到着。気持ちよく色づいている。名残ヶ原を越えて静かな登山道をのんびりと山頂まで着くととても人が多い。多くの人は宮城側のイワカガミ平から登っているようだった。山頂から見下ろす紅葉も悪くない。
 下山後は真っ白な須川温泉露天風呂で汗を流し、秋田県皆川村まで行って稲庭うどんを本場で食べ、温湯温泉佐藤旅館に泊まって秋田の酒と秘湯の秋を楽しんだ。
蔵王山(2回目) 1,841m 山形県山形市
1998年10月11日登山:F島と2人

 10日は雲が厚かったので登山は中止してニッカウィスキー仙台工場を見学。運転手はF島なので安心して試飲を続ける。その後、幾つかの温泉を巡り青根温泉に泊まる。
 翌日は難易度の高い山に登りたがるF島を説得し、前回の山スキーでの登山は本当に山頂を踏んでいたのか検証したかったので刈田岳から蔵王最高峰である熊野岳までのハイキングを行った。
 山頂に着くと海老の尻尾と雪で雰囲気は随分違うが見覚えのある神社と、その側にある山頂の碑に、自分が山頂まで到達していたと確証できた。それにしてもこの展望で滑り降りたらどれほど気持ちよかったろうかと改めて悔しくなる。
 仮は遠刈田温泉に入り、渋滞気味の中を帰宅するのであった。
浅間山 2,568m 長野県小諸市
1998年10月25日:単独

 浅間山も安定しているし、多くの人が入山禁止地点を越えて山頂まで行っているという噂を栗駒に登った夜にF島から聞いていたので気になり単独で出かけた。
 24日は昼から出かけ、標高1000m地点に有る小諸YHに宿泊する。登山解禁の署名活動が起きていることをこの宿で知る。たしかに1983年4月8日に私が桐生で味わった噴煙以降は大きな噴火はしていないし地震も無いと言うことである。
 翌朝天狗温泉まで車で移動し、蛇堀川沿いに登山を開始する。天候は曇りである。火山館という名前だけ立派な建物を過ぎ湯の平まで行くと立入禁止の札があり、その先も延々と明確な踏み跡がある。ここからは自己責任の世界だと先に進む。
 標高2200mを越えた辺りで雪が出始める。昨夜降っているようだ。心持ち心配になりながらも登ると登山道がターンして左側が山になる。火口も近いと思っていると急に硫黄の臭いがしてくる。霧で視距も短くなってくるのでこの辺が頃合いかなと思い下山に入る。
 登山口の国民宿舎で温泉に入り麓まで降りれば山頂が良く見えるというお約束の展開である。これは本当の解禁を迎えたら再度訪れなければ、と思いを強くする。
 この少し後に、山頂近くの前掛山まで入山が解禁になった。山頂までの解禁も近いかなと思ったら2004年9月1日の噴火で規制範囲が広がったりと頻繁に状況が変更になったので未だに再訪することが出来ずにいる。
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