荒船山 1,423m 群馬県下仁田町
1999年10月2日登山:単独

 土日の休みを利用して北関東の山で紅葉を見ようと思った。しかし木更津出発が遅れてしまい、荒船不動登山口に到着したのは午後3時を回っていた。星尾峠まで駆けるように上がり、ものすごい高度感の有る艫岩で夕焼けを味わい、薄暗くなった経塚山の山頂を踏んで暗い道を下山した。その夜は内山温泉で汗を流して車中泊する。
 翌日は天気が悪く、2日連続登山とはならなかった。
鼻曲山 1,655m 群馬県松井田町
1999年10月23日登山:単独

 2週間前に登山を諦めた鼻曲山に日帰り登山を強行した。登山口は霧積温泉である。仕事が忙しく連日の睡眠不足と運動不足で体がなまり非常に苦労する。十六曲峠からの長い稜線歩きにウンザリし、最後の急登を終えて山頂に出ると予想以上に展望が良い。辛い道のりも報われるような気がする。
 下山後は霧積温泉に浸かり、横川の釜飯を家への土産に購入して帰った。
毛無山 1,936m 静岡県富士宮市
1999年11月14日登山:単独

 年賀状用に富士山の写真を撮りたくなったので周辺の山の中で最も標高の高い毛無山に登ることにした。
 13日の土曜日の仕事終了後に出発し、朝霧高原で車中泊する。明け方にダイヤモンド富士を拝み、麓登山口まで移動して登山開始である。
 この山は最初から最後まで急坂の連続であり、標高差が1,070mも有るので2時間半かけて山頂に着いたときにはバテバテであった。それにしても紅葉も富士山も綺麗である。特に朝霧高原までの高度差が大きく正面から富士を見ている気分が凄く良い。ハンググライーダーが気持ちよさそうに空を舞っている。この山頂近くの高さまで上がって来るというのは上昇気流さえ掴めば凄い自由なスポーツだと感心する一方で寒いし怖いだろうなとも思う。随分長いこと山頂の時間を一人楽しんだ。
 下山は急勾配を足の負担にならないように気を付けて降りるが、やはり車に着く頃は膝がガクガクである。山中湖温泉に入浴し、御殿場から東名を使って帰宅した。
 これ以降、冬は富士の見える山に登る事が好きになり、三方分山三ツ峠山箱根山愛鷹山達磨山などに登り続けることになる。
霧深く写真無し 神楽峰前峰 1,950m 新潟県湯沢町
2000年2月20日登山:F島と2人

 今シーズンの山スキーはメジャーに神楽に行こうとF島と決めてスキー場の山頂リフトから登行を開始するが直ぐにガスで視界が無くなる。その内晴れるだろうと楽観的に登るが稜線に出ると3m先の状況が見えない。谷に落ちたら大変だと思い、そこで撤退を決意する。
 下りの滑りでF島が通過した跡を滑りながら板が埋まることが頻発する。雪がしまっていないせいもあるが、最も大きな原因は体重差であることを理解し、雪山は痩せないと命まで危ないな、と思った次第である。
No29 .1999/10-2000/2    ←No28No30→
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