秋田秋雨ドライブ 2010.10.9〜2010.10.11 スバル レガシーGT-E
▼ 9日  高速道路休日千円政策が油断すると今年度中で終わってしまうと言う危惧があるためではないが、今年になってから4回目の「ブラッとドライブ」である。今回は体育の日を含んだ3連休が休みに成れそうなので例年通り紅葉の東北登山に行く予定を立てていた。7日までは降水確率も低かったのだが出発の夜には土日が雨の予報になった。今更計画も変えられないし、天気が良くなるまではB級グルメと温泉の旅をすればよいと割り切り金曜の夜10時過ぎに出発し阿武隈SAまで走って仮眠した。
 
 本来は土曜日に真昼岳・日曜に焼山・体育の日に太平山と連続登山するつもりであったが最終日の山を真昼岳に変更し、高速道路は山形県の東根ICで降りた。目的は知る人ぞ知る、谷地の『冷たい肉そば』と『カレー風味カツ丼』のセットである。店の開店2時間前に到着してしまったので紅花温泉で朝風呂を浴び、近くの慈恩寺を小雨の中で参拝してから店に戻り11時に朝食として1,000円のセットを食べる。個性的な味だが山形の板蕎麦の方が好きだ。
 寒河江から無料実験中の高速に乗り、クラゲ展示で復活を果たした鶴岡市の加茂水族館に行くと連休中で駐車場はほぼ満車であった。800円の入場料を払い展示物とアシカのショーを見学してから越前クラゲ入りのアイスクリ−ムを200円で食べ酒田に移動。椎名誠氏が絶賛する酒田の『ワンタン麺』を15時に昼食として700円で食べる。朝食からのインターバルが短く若干辛くなる。そこで本荘の舞鶴温泉に入って腹ごなしを行い秋田まで無料の高速で移動。素泊まり4,000円の旅館に車を停め地酒を扱っている居酒屋を探し比内地鶏の焼き鳥をつまみに日本酒を2軒で8合飲んで宿に帰り死んだように眠りについた。
 
 10日は目覚めると雨。昨夜の酒で喉が渇くが二日酔いは無い。9時少し前に宿を出て北上を開始し、青森県の大鰐温泉まで走り、駅前の温泉で一風呂浴びる。檜の湯船が気持ちよい。湯上がりに北上し12時に朝兼昼飯として黒石市の『つゆやきそば』を食べる。ボリュームもあり暖まって汗が出る。ここまで来れば北海道も近くニセコに住むK藤に「近くまで来たが帰る」とメールを入れ南下を開始。
 黒石IC近くで土産のリンゴを購入し、秋田県まで戻り、湯瀬・後生掛と温泉の梯子をする。後生掛から焼山を越えて玉川温泉まで歩くルートは気持ちよいと聞いているが明日は真昼岳と2峰連続は難しいので諦める。その代わりと言うわけではないが、後生掛自然観察路の散歩を行い紅葉と大地の息吹に感動する。
 車で玉川温泉を越えたあたりで止んでいた雨がまた降り始める。明日の登山は大丈夫かと不安になりながら日没の角館に到着。18時に夕食として『神代カレー』を870円で食べる。カレーが「ご当地」というのには抵抗があるが前回のB-1グランプリ入賞と有れば仕方ない。
 食事後、街中の酒屋で麦酒や日本酒を購入して道の駅「なかせん」へ移動。まだ早い時間であったが車内で酒を飲み早々に車中泊とした。夜9時頃から強い雨が降り始め明日の登山も出来ないのではと不安になる。
 
 11日は朝起きると幸い晴れ間は広がっているが、奥羽山脈には重たい雲が張り付いたままである。昨夜車中で見た天気予報でも午前中は曇りとなっていたから大曲の街中に出てご当地グルメから離れ(帰宅して調べてみると納豆汁が有ったようだ)チェーン店の牛丼を食べ、記録に出てこない史跡である「払田柵」を見学し県の文化財展示など見て回るがまだ山の雲が捕れる気配がない。午後9時半となり取り敢えず登山口まで移動を始め10時半には真昼岳登山を開始する。13時には下山して千畑温泉に行き汗を流す。そして最後のご当地グルメである『横手焼きそば』を秋田ふるさと村で15時に食べる。本来ならこの位置に来れば稲庭うどんを食べに行くのが恒例であるが今回は土産に乾麺を購入することで我慢し、併せて大潟村産の米粉麺製品も購入して、横手ICより高速に乗る。
 混雑する高速道路で何回も渋滞しながら宮城県まで入ると村田JCTから50kmの渋滞情報が流れる。休日には追い越し車線をのんびり走るようなルール無視のドライバーが多くて疲れるので泉PAで思い切って18時から4時間の仮眠を取る。22時に目覚め常磐道経由で午前3時に帰宅した。満足するような不満なような秋雨の中の秋田ドライブが終わった。
 
 この旅の全走行距離は車のメーター読みで1,828kmであった。ETCで支払った高速代は日本海の高速道路が殆ど無料の社会実験中だった事もあり僅か6,520円だった。5年前に和賀岳に登ったときには18,490円だったから大幅低下だ。こんなに安ければ渋滞もするだろうと思う。
▼ 10日
▼ 11日

ブラッとドライブ memo.10