ブラッとドライブ memo.18
道央観光ドライブ 2014.7.16〜2014.7.18 マツダデミオ(タイムズレンタカー)
▼7月16日  海外には良く出かけるのに北海道に行ったことがないという彼女のリクエストに答えると供に、久しく出かけていないK藤家の状況を見るため北の旅に出かけた。15日の仕事が終わった20時に羽田から飛びJRで札幌には23時過ぎに到着し、駅に近いホテルに泊まる。
 16日の朝8時に予約していたレンタカーを3日間11300円で借り道央道で旭山動物園に向かう。駐車場は「わ」「れ」のオンパレードで連休に入る前からかなりの混雑である。水中のペンギン・アザラシ・白熊・カバや樹上のアライグマ・チンパンジー等、行動展示を見て回る。アジアからのお客も多く旭川市の成功を実感する。ただ我々がキリン舎に着いたときに倒れていた雌の「マリモ」が亡くなった報道を夜に聞いたときには悲しかった。
 3時間近い見学を終えて美瑛に向かう。ここにはケンとメリーのスカイラインのCMを始め風景を活かした観光地が数多くあるが、国道沿いの「ぜるぶの丘」に立ち寄り美しい花畑を見学する。目的はこの奥にある「青い池」で最近は絶景やパワースポットとして有名に成っている所である。多くの人が目指すようで道路にも「あとXkm」という標識が多く迷わない。到着した砂利の駐車場は多くの車で混雑し遊歩道も人が連なっていた。空は生憎晴れていなかったが水の青さと立ち枯れた木は印象的な風景であった。
 丘を越えて富良野に入り「ふくだメロン」で味覚を満足させた後、「とみたファーム」に行ってラベンダーの香りと風景を満喫する。それにしてもメジャーな観光地だけ有って観光客も多く、多言語が飛び交っていた。混雑した観光地はやはり苦手だなと思いながら富良野を後にする。
 国道38号線で芦別を抜けると小雨が降り始め、赤平では前も見えないような豪雨である。ラジオからは赤平に大雨洪水警報が出たと流れる。慎重に車を進め滝川に出ると雨が降った跡もない。それでも高速で南下を始めると砂川で再び土砂降りである。北海道も温暖化の影響下に有るのだなと思いつつ小樽まで走り、この日は運河沿いのホテルに泊まり、薦められるままに「魚真」に行って寿司と日本酒を楽しんで初日を打ち上げた。
▼17日  朝からホテルの駐車場に車を停めたまま北一硝子等の小樽市内観光を行う。堺町通りの観光地化に今更ながら驚く。自転車旅で6回、登山で10回、仕事を含めると数多く北海道に来ていたつもりの私も案外メジャーな観光地を知らないと実感する。車に戻り、コンビニで珈琲を買ってドライブを始める。
 余市の柿崎商店で遅めの朝食と考えていたが、店に着くと11時前なのに長蛇の列で、諦めて積丹半島に進む。半島の先端に近い「みさき」で活きウニや三色丼を満喫して神威岬に向かう。26年ぶりの岬は念仏トンネルを使ってアクセスするのではなく、尾根筋沿いの快適な遊歩道に変わっていた。海は透き通り花は咲き、快適な岬に満足していたらK藤との待ち合わせ時間には遅れることが確実に成ってしまった。
 18年前には通り抜けられなかった半島の先端を回り念願の積丹半島1周をやっと成し遂げる。原発立地で道や建物が立派になった泊村を通り抜け岩内からニセコ連峰を乗り越えた先にある「サヒナキャンプ場」には午後4時少し前に到着した。既にK藤は到着し準備を始めていた。
 本来はK藤家に泊まるつもりだったが、彼の家の隣に義姉夫婦が昨日に引っ越してきて、荷物も着いたばかりという事で混乱しており宿泊は近所のキャンプ場に成った次第である。そんな忙しい時と知っていたら来なかったのにと彼に言うと、これがよいのだと言う。荷物の片付けに手伝わされなかったことが良かったのかは明かではない。ともあれ五色温泉で汗を流し、大湯沼を見学した後、焼き魚やジンギスカンを食べ、酒を飲み、星を見ながらニセコの夜は更けていった。、
▼18日  北海道なので朝早くから明るくなるが6時に起床し、火を起こして朝食を取る。キャンプ場を引き払い、ニセコ駅前温泉で煙に巻かれた服を着替え、K藤家に着くと近くに住民が増えていた。その住民が除雪するので冬も家まで車で来れる事になったと言うが、何より隣に家が増えていることが大きな変化であった。関西から移って来る年下の義姉夫婦の家造りに忙しい日々を過ごしていたようで、私の訪問が久々の羽休みになったようだ。
 彼の奥さんと供に昼飯を一緒に取り、午後1時半を回ったところでK藤と別れる。空気も乾いてきたようで羊蹄山も綺麗に見え始める。中山峠を越えて札幌に行くつもりだったが天気が良いので支笏湖を経由する。すると美笛峠から先は曇っている。天気が悪い分、丸駒温泉を楽しむことで気分を盛り上げ札幌に入る。
 車を返すまで時間があるので大倉山に行ってみる。夕日を浴びた札幌の街も綺麗であったが、夕方5時半を過ぎて飛び始めたジャンパー達に目を奪われた。絶対怖くて出来ないスポーツだと改めて感じながら大倉山を後にする。
 ホテルに荷物を降ろし、車を返却して札幌の街中に出かける。時計台を通過すると内部を無料開放していたので始めて見学した。その後、この日から始まった大通公園のビアガーデンに向かう。風も涼しく人出が少ないと思ったが、どのブースも大変な人混みである。一番遠いサッポロブースで何とか空間を見つけ、麦酒を満喫し、その後にスープカレーを食べて北の夏の旅を完結した。
 翌朝は7時半にホテルを出て午前中の飛行機で羽田に到着。午後からの地元日程のため空港で解散した。