20.7月中旬の活動記録
 11日は朝6時半過ぎから江川熊野神社の清掃と祭礼用の仮社の建設など、2週間後の祭礼に向けた準備を地域総出で行う。その会場で、昔お世話になった知人家の不幸を知り、一足早く作業を上がらせて貰い、富津市で行われる告別式に出席する。帰宅して投票を済ませ事務所で一息つく。
 すると、西山区で行われている月山講の集まりにお呼びが係る。17日からの3日間に誘われていたが、所用で行けなくなり、朝の見送りも微妙だから今日のうちに挨拶しておきたかったので、好都合と出席する。
 さらに帰宅し、明日からの旅の準備や、神社祭礼の寄付対応、市内での所用などしている内に投票時間の終了を向かえる。政権与党の大幅な敗退で、また捻れ国会が始まってしまう。民主党の身から出た錆とは言え、地方自治体に影響のでない国政を望むところである。
 
 12日の早朝のアクアラインバスで羽田に渡り、3泊4日奄美の
加計呂麻島での夏休みを楽しんで15日に帰宅する。旅先でも応援していた候補者が予想以上に得票できなかった選挙結果などで電話打合せが続く。平日4日間の休みで他の関係者に後ろめたくもあり、ここは一つ謝っておこうと思う。
 
 16日は奄美で日焼けした身体で、木更津港まつりの協賛金を集めて回る。木更津も日差しが強いが、幸い風がありしのぎやすい。午前中に協賛金集めを終え、帰り道で第三中学校の工事状況を見に行った。現場事務所は立っていたが、まだ杭打機は入っていなかった。これから厳しい行程が続くのでつい注目してしまう。
 
 17日は朝4時半に起床し、この日から月山講に出かける西山区の方々を見送る。私も
2年前に参加したものだ。この日に木更津も梅雨明けしたようで、駅前ではきぬ太君が青空に映えていた。アクアビルの食料品も来月10日より営業を始めることを知る。港まつりに間に合ったようだ。
 
 18日は朝5時半に起床し、岩根西地区合同のラジオ体操に出席する。初日が爽やかな天候で多くの人々が集まって来た。関係者の努力に敬意を払う。
 帰宅して9時からは太田山公園で植生調査を行う。これはボランティアで樹名板を設置しようとする計画の事前作業である。改めて豊富な自然に驚かされる。
 午後2時頃帰宅し、地域の方々の要望立会や打合せを行う。
 
 19日は朝3時半に起床。連日早起きである。そのままアクアラインを渡り、梅雨明けの爽やかな空を味わいに長野県川上村まで走り奥秩父の
小川山に登って、連休最終日の渋滞を満喫して夜9時に帰宅する。斉藤議員が出たテレビタックルの録画を身ながら寝てしまった。
 
 20日は普通に7時に起床し、9時過ぎに役所に行き10時から広報委員会を行う。委員会終了後、都市対抗野球の組み合わせが決まったことを教えて貰う。かずさマジックは8月29日の第一試合である。その後、知人がパッションフルーツ栽培のPRを記者クラブに対して行いたいというので、市役所内を案内して回る。帰宅後、暑い中で事務処理を行い、夕方は地域の所用で走り回った。
 
 21日は9時半に市役所に着き、所用を片づけた後10時半からの神奈川県大和市視察に出かける。
1.神奈川県大和市
 市制施行 昭和34年2月1日
 人口 226,247人(平成22年6月現在)
 面積 27.06km2
 平成22年度一般会計予算額 600億67百万円
 財政力指数 1.07 (平成20年度)
 視察項目 防衛補助活用事業・ゆとりの森について
 特別委員会で宿泊を伴う行政視察は2年に一度という申し合わせが有るが、今回は日帰り視察なのでその限りではなく、2月の恵庭市に続いて基地対策特別委員会による視察である。今回は委員メンバーの8名に加え、正副議長、7名の委員外議員、企画部・教育部・議会事務局の職員各2名を加えた、議員17名と職員6名の合計23名という大視察団を結成し、市のバスでアクアラインを渡った。
 このように多くの関係者が向かったのは、現在進捗が見えにくい江川運動公園拡張事業に対し、さらに高規格の公園整備を厚木基地周辺整備の中で行っている大和市の手法や内容を把握したいという要求が多かったからである。さらに言えば3ヶ月前に個人的調査を実施した私が「みた方がよいですよ」と囁いて回ったことも有るかも知れない。
 それはさておき、大和と木更津の大きな違いは米軍による基地使用の有無であり、空母艦載機であるF-18の離着陸訓練が行われるときの騒音の最大値が120dBを記録するなど、本市の倍近い人口が1/5の面積に密集する都市には基地の存在が大きな問題として語られ、外部説明ビデオもある。
 余談であるが、私が住む江川はまさに基地に隣接し、日夜ヘリコプターの騒音の元に有るのだが、慣れや諦めでデモを起こすほどの問題意識を抱えていない。それでも外部に対し、木更津も基地の存在でどの程度の不利益を被っているのか説明する映像資料用があって良い思う。
 ともかく、そのような騒音に対する防音助成工事を含め、大和市には下表のように毎年10億円を超えるような国費が入り、今回の視察対象となる「ゆとりの森」も市が事業主体となり、隣接する綾瀬市と防衛省との協議の中で整備が進められているものである。
年度 基地交付金 調整交付金 防音工事 他防衛補助 合 計
H11 145,718 19,285 116,573 590,447 872,023
H12 145,718 19,856 74,446 762,856 1,002,876
H13 174,783 21,422 512,867 685,106 1,394,178
H14 178,491 21,422 571,622 521,839 1,293,374
H15 185,362 21,422 964,863 575,150 1,746,797
H16 197,175 22,579 524,099 626,012 1,369,865
H17 199,902 22,579 569,918 611,688 1,404,087
H18 218,654 22,081 564,680 935,176 1,740,591
H19 238,919 23,198 868,664 655,146 1,785,927
H20 244,200 22,038 107,470 838,294 1,212,002
 ゆとりの森の大和市分は約18.5haであり平成26年完成を目指して整備が進められている。今年度から整備を進める管理施設は防災拠点としての機能も担うために備蓄倉庫も兼ねるという事である。木更津市でもその視点を取り入れることは検討されるべきと思うところである。事業費は約30億円であり江川総合運動公園拡張計画より面積が狭い割に事業費は大きい。防衛省より3/4補助を受けている他に県からも補助金の助成を受けている。木更津では防衛省の直轄事業として整備したものを引き受けるという姿勢であるため事業の手法は異なるものである。
 光化学スモッグ注意報が出ている中、現地の視察も行ったが、その整備水準の高さに多くの議員が感心していた。せせらぎが人工と聞いたときには、そこまでやる必要があるかとも思われるほどである。なお、当日は海上自衛隊のP-3Cが離発着を繰り返していたが、木更津のへりより静かだと思われた。
 木更津に帰って意見交換を行ったが、実際に執行する職員や問題を共有する多くの議員と供に視察を行うことの意義を改めて確認した。
 
 
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2010年7月下旬の記録