34.12月上旬の活動記録
1日は地元で相談の立会いを行った後、手入れを行っている江川消防団に行き準優勝の表彰状を見させてもらいながら新年の打合せをする。その後、感謝祭が行われている農協富来田支店に行きイベントの状況を見てから地元に帰り、今年最初の忘年会となる西山区の会合に出席する。慌しい日曜日であった。
2日は個人質問開始前の休会中の平日である。午前中から市役所で打合せを行い、午後からは君津市議会で行われる加藤議員の一般質問を傍聴に行き、その後袖ケ浦市役所で定点写真を撮影し、金田の建設状況を見てから木更津市役所に戻り打合せを行い帰宅した。
3日は早朝からHPの更新を行った後、市議会の個人質問に望む。過去最多と成る
21人の質問
を4日で処理するため、初日に6人が質疑を行う。では、今回も個人的に印象に残った答弁を記載する。
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市民ネット 田中紀子議員
発がん性が指摘されているPCBが木更津市内においては14の学校と4箇所の施設で保管されおり、現地確認の結果、転倒防止などの対策に不備があることの指摘がされた。近隣市は集中管理しているので見習うべきという視点には同意。その処理には4億を越える費用が掛かるというのは絶句である。
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共産党 佐藤多美男議員
保育園の民営化について反対の立場から質問が行われた。民間委託は「安上がり行政」という批判であるが、質が良くて安いものは褒められるべきであると私は思う。ここで交わされた質疑や答弁を2日後の自分の質問に織り込む必要があるため、通常以上に集中して質疑の流れを追っていた。
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羅針盤 草刈慎祐議員
市役所の電話について契約を見直すことで年間3百万円以上の削減効果が出ることを明らかにした。電気料金についてPPSを利用する事が無いなど、細かい点についても歳出を見直し無駄を削減する努力が行き渡っていないと、改めて感じさせる。東京電力やNTTなどとの長い付き合いも理解できるが、市民サービス向上という視点はより重要である。
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羅針盤 平野卓義議員
今議会の特徴である台風26号案件が4人目にして登場する。避難所が開設されていない、避難所に毛布が無い、無線が聞こえにくい、浸水したので消毒して欲しいなど、多くの市民の声が明らかになったが、自助と公助について認識を深めることが災害時に重要である。なお、台風27号接近では市内53箇所の避難所のうち16箇所を前日から準備して備えたようだ。
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自民クラブ 重城正義議員
引き続き台風26号について、避難所別の避難者数が明らかになったが、320人中118人が清見台公民館、49人が岩根西公民館、45人が請西小学校、35人が文京公民館と、集中していた傾向も見えた。台風は接近の時間が想定できるので、それから逆算して必要な対策を採る「タイムライン」というアメリカの手法は参考になりそうだ。
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公明党 住ノ江雄次議員
公明党の長年の取り組みであった「空き地・空き家対策」について、次の3月議会でパブコメにかける案件が出され、6月議会で制定される見込みであると報告が有った。既に県内で制定していない市は3市に成っているという状況を考えると、逆にどこまで先進的な条例が出される事になるのか楽しみである。
6人の質問が終わり、会派室を出るのは5時半を回っていた。この夜は青年会議所の望年例会(忘年でなく、新しい年を望む意味)が行われるので急いで帰宅し、家族に送ってもらい会場に行く。原稿の手直し等も有るので2次会に行くことなく帰ろうかと思っていても、そのような希望は簡単にご破算となった。
4日は早朝に原稿の修正を行い担当課にメールを入れてから市役所に向かい、個人質問を聞く。
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羅針盤 宮木康弘議員
2020年の東京オリンピックに対し、国内の多くの自治体がプロジェクトチームや戦略本部を作って、その経済効果を呼び込もうとしている状況を上げ、本市の対応を聞いたが、まだHPを多言語とするPR程度しか具体化していないようだ。地域振興のため早急に取り組むという答弁であったが、近隣四市が協力すれば練習会場や宿泊施設などの魅力が向上する事を真剣に検討してもらいたい。
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共産党 鈴木秀子議員
学校給食センターのデメリットして多くの調理を僅かな時間で行うため半加工品の購入が多くなり、自校式はスケールメリットが出せないため安定して安価な食材調達が難しく人件費も相対的に高くなる、という点が出された。給食センターは午前中に供給を終えたら午後から下拵えをすれば半加工品を購入せず、地産の野菜を多く使用できるのにと思いながら、明日の質疑の参考にと聴いていた。
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公明党 岡田貴史議員
視察に行った京丹後市(面積:502km2、人口約5万7千人)では
全路線バスの料金上限を200円
としたことで利用者が劇的に増えて、結果として行政の補助金が減った事の報告があった。丹後半島の美しい風景を思い、往復400円となると岬で海の幸で酒を楽しむバスの旅も増え観光に寄与しているだろうと思い、本市で検討できないかと考える。
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一新の会 篠崎哲也議員
新公共交通としてデマンドバスの実証実験をしている自治体は県内でも君津市や船橋市など7市あり、そのうち山武市では好評につき4月より本格運行を始めたようだ。その一方で袖ケ浦市では平成22年度から24年度まで実験を行っていたが平成25年3月で運行停止になった。山武との差が何処にあるのか、確認が必要だと思った。
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自民クラブ 荻野一男議員
西アフリカフェスを始め、多くの質疑が行われたが、市長が次の選挙に望もうとしているのか、という多くの人が感じている疑問に注目が集まった。答弁としては今の課題を遂行する中で判断したいと、双方に解釈できる回答であったが、準備の時間を考えると、来月には明確になろう
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前日より1人分早く終わっているが、それでも外は暗くなっていた。本日の答弁を受けて、明日の私の質問の微修正を行い、十分な睡眠をとるべく早めに床に入った。
5日は最後が私の質問であるが、その前に4人が登壇する。
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会派風紋 永原利浩議員
小中学校の椅子の多くが壊れているが、それに対する修繕費は大規模校も小規模校も余り差が無いという事が解った。昨年は全市内で小中学校合わせ30脚を修繕し、新品の購入は105脚(机は65)で有った事が明らかになったが、児童・生徒で考えると79年に一度更新される計算になる。歳出抑制とは言え考えるべき状況であろう。
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一新の会 国吉俊夫議員
今回の台風26号では全壊10件以上という災害救助法の適用条件に当てはまらないので国の支援は無いが、負傷者1名と床上浸水21件には市独自で災害見舞金を出したようだ。また商工業の被害総額は集計が取れていないという事である。なお、矢那川の水位が上がったのは橋脚の多いJR鉄橋が原因ではという声が地域から出ているようだ。
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新栄会 座親政彦議員
木更津バルに対する質問で、今年から企画段階で店舗が関わりチケットのネット予約が出来るようになるなどの変更が有り、前売りで474セット、当日券が133セットの合計607セットが売られ、金額としてはアクアラインマラソンと同時開催だった去年の172万円を上回る185万円であった。
前にも書いた
ように函館のように独立して運営できればと思う。
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会派羅針盤 齊藤高根議員
前回の平成元年8月1日の避難勧告は309mmの積算雨量だった事や、県内の54市町村中22市町村が勧告を行い、5市で避難指示が出された事などが報告された。なお、木更津市は勧告に対し320人が避難を行っているが、指示の出された君津市では137人、袖ケ浦市では130人しか避難していないことも報告されたが、市民は指示に従わないという事が明確になり今後の対応が課題になっている。
4番目と5番目の間に20分の休憩が入るので一旦議場を出て会派室で珈琲を飲む。議場では私のA3で4頁になる資料が事務局によって配布される。友人が傍聴に来てくれたので許可書を記入し斉藤議員のカメラを借りて撮影の準備を行い、自分の質問時間を迎える。
今回も前回と同じ8分を残して質問を終了した。質問にあわせ議員全員が資料をめくる音がするというのは妙に一体感があって気持ちの良いものであった。なお全文公開は委員会審査終了後に予定してるので、しばしお待ち頂きます。
質問を終えるとやはり暗くなっており、急いで車を自宅に置きに帰り、妹とともに市民会館で海上自衛隊が主催する『海の音楽祭』を聴きに行く。帰りには本日に終えた質問のお疲れ様会を個人的に軽く行った。
6日は質問の最終日であるが5人の質疑が終わってから大綱質疑が行われるので、閉会は遅くなりそうだなと思いながら役所に行く。
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新栄会 白坂英義議員
東京オリンピックに関して、せめてパラリンピックの練習場として誘致を行うために江川運動公園の整備を進めようという質問が行われ、その為には障害者用の設備を備えたトイレなどが必要になる。翌週の金曜日に行われる特別委員会でどの程度の情報が示されるのか楽しみである。
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元気力発電所 高橋てる子議員
財政にゆとりが無い中で市庁舎の建設が進められる事に対し、徴収強化・公共用地の利活用・学校の統廃合・ファシリティマネジメント(FM) の実施等の視点で質問が行われた。FMについては総合的・戦略的・経営的に企画管理することが重要で、教育部施設課のように建築技術部門の一元化で留めてはならないと私も思う。
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公明党 渡辺厚子議員
ボランティアが学校支援に関しては学校教育課、ユースボランティア等は生涯学習課、NPOの窓口としては市民生活課、災害時ボランティアセンターの設置は社会福祉協議会と縦割りに成っている事に対し、総合的な窓口として市民活動センターを作り、情報の共有化を行うべきだと提案があった。そういえばJC活動を行っている頃にも似たような話をしていたような記憶がよみがえってきた
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一新の会代表 大村富良議員
かずさ四市の救急医療は2次医療の病院数が減少し危機的状況を迎えており救急救命センターを作ることが必要となっている事や、3次医療機関である君津中央病院に訪れる患者の90%が軽症である事など、医療の問題点が示された。市内から救急車で運ばれた2332人中、1138人が中度の状況、975人は軽症であったと聞くと救急車のコンビニ化に驚かされる。
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一新の会 大野俊幸議員
市長の3期12年の成果を聞き、次期選挙への意向を重ねて聞いたが、もちろん2日前の荻野議員への答弁と同じであった。「荻野議員に答弁したとおりです」と済まさなかったことは内容が内容だけに仕方ないか。
個人質問が終わり、提出議案に対する大綱質疑が行われた。田中紀子・高橋てる子・三上和俊・鈴木秀子の4議員が質問を行ったが、庁舎建設に伴う財政フレームの提示は3月議会で考えていると回答があった。しかし庁舎に関する債務負担行為の設定が上程されているのは今回の議会である。これを審議する総務委員会での議論や資料提示がどうなるか楽しみである。4人の大綱質疑では有ったが時間延長されるほど長引くことが無く本会議が終わり、来週の委員会審査にバトンが渡されて閉会となった。この夜は会派で質問の慰労等を行い、翌週に向けた英気を養った。
7日の日中は老犬の介護を行う。1999年の年末に妹に拾われてきて以来14年、ずっと事務所の番犬をしていた。今年の夏に病にかかったが獣医さんによって一命を取り止めた永らえた命。でも今回は獣医さんも年齢です、と宣告している。先月末から食欲が無くなり、今週には殆ど食事を取っていないし歩く体力も無くなっていた。それでも昼に大好きだったハンバーガーを買ってきて肉を一切れ与えると、少しだけ食べて、それ以降は水しか飲まなくなった。
夕方からは江川区の忘年会に出席して、1年の苦労を分かち合った。
8日も出かける予定を中止し、朝から犬の介護。日中に地域の行事の調整を終えて帰ってくると、首を動かすのも難儀なようだ。家族全員で励まし、家に来てくれたことへの感謝を伝える。夜にはHPを更新しながら家に来たころの写真データを探し、思い出に浸っていた。
9日は議員定数等調査特別委員会の後に議会運営委員会が有るため朝から犬を家族に任せ市役所に行く。特別委員会では議員報酬額について議員アンケートの結果や他市での事例の報告があり20分程度で終了し、10時半より議会運営委員会が開催され新庁舎における議場の形態について議論が交わされた。多目的利用や職員の導線など議論が続出し、正午過ぎに質疑を終え、本日の意見を前提に議会中に再度議論を行うことで閉会した。
昼食後に帰宅し、動けなくなった愛犬を日向ぼっこさせながら横で読書を楽しみ、夕方からJRで巖根駅から君津駅に行き、今年の木更津市の十大ニュースにも選ばれた市民球団「新日鐵住金かずさマジック」の第39回社会人野球日本選手権大会優勝に対する祝賀会に出席する。
なお、マジックの優勝は木更津市の名前を全国へアピールした事に対して夏の甲子園大会に連続出場した木更津総合高校とともに選出されている。それ以外の主な十大ニュースは「.請西保育園・請西子育て支援センター開園」「ちば消防共同指令センター運用開始」「圏央道木更津東東金JCT開通」「君津地域水道事業統合・広域化に関する覚書締結」等であり、70周年やアクアラインマラソン、金田の開業が有った昨年に比べると地味な感じは否めない。
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2013年12月中旬の記録