81.3月下旬の活動記録
 21日は朝から雨の中、午前10時に妻を連れて岩根西公民館に投票に行く。公民館の掲示板には4人の候補者しか張られて居らず、近くの久津間保育園前の掲示板で5人であった。5番と8番が張られている掲示板を木更津市内で見たことが無く、政見放送の内容なども色々と批判している人が多い。東京都知事選では昔からこの様な状況であるが、千葉県も無駄に都会化してしまった様で気分はあまり良くない。
 
 今日の天気が悪くなると云う予報が出されたためか昨日の期日前投票数は4707人であり累計で1万9257人に達したとようだ。今回の選挙における有権者州は11万1203人なので17.3%の方が既に投票を済ませていることになる。今日の投票率が何処まで上がるのかが気になりつつ投票を終えてから買い物をして帰宅し、風雨が段々強くなる中で自宅に買い溜めていた本を読み、事務所でHPを更新した。夕方から娘と遊び夕食を食べ終わる頃に午後8時を過ぎていた。市内の投票率は37.63%であり天候のせいか危惧したように投票率は伸びなかった。テレビのスイッチを入れると直ぐに熊谷候補の当選確実情報が伝えられた。
 関候補を応援していた私としては非常に残念な話であるし、私を信じて関候補に投票していただいた多くの方々に申し訳ない思いであるが、選挙が終わればノーサイドである。22時56分発表の木更津市内の確定投票では熊谷氏の2万7337票に対し関候補は9643票と3倍近い差を付けられ、24時時点の発表の全県集計では4倍を越える差になったことは厳粛に受け止めなければ成らない。熊谷新知事が言い続けてきた地方との対話が叶えられ、地域の課題を解決してくれことを期待するし、関元県議には類い希なる能力を今後も千葉県のために活かしていただきたいと願いながら心からの悔し酒を流し込んでいた。
 
 22日は最近思う事を書き終えてから近所の支援者の外壁に設置していた自民党のポスターを撤去して回り、その後は議会事務局と諸調整をしてから帰宅し、私的な雑件を片づけた後にかずさ青年会議所の池田理事長と今年度の事業運営に関しOB会長として意見交換する。緊急事態宣言が明けてはいるがイベントの開催に苦慮している中で20年以上前の私達が直面した課題や協力体制等についてアドバイスを与えた。
 
 23日は9時から議会運営委員会が開催され、発議案の追加と諮問事項に対する検討を行う。10時から本会議を開催し、委員会に付託した議案40件と陳情2件の採決を行い、次いで付託省略となった教育長の任命同意議案の採決を行う。地域手当支給率引き下げに係る議案について鶴岡議員が素晴らしい賛成討論を行ったので抜粋する。
 「47号に関しましては対象者975名・効果額1億120万1千円、48号に関しましては対象者3名・効果額83万2千円、49号に関しましては対象者465名・効果額1千419万1千円であります。延べ1443名の方から1億1622万4千円もの金額を木更津市のまちづくりに使っていただきたいとの申し出であり心より感謝申し上げます。近隣3市でも地域手当の支給をしておりますが本市のように支給率引き下げの動きはありません。このたびは本当に素晴らしい決断をしていただきました。この場をお借りして感謝申し上げるとともに、執行部並びに組合の皆様方にお願いがあります。地域手当は今や給与の一部ともいえる重要な手当てでありますが、全国の市町村が定めているわけではなく一部の467の自治体だけが定めており割合としては26%であります。また一方では64の自治体が国基準を上回る支給をしているとして近隣の君津市とともに木更津市も指摘されております。隣の袖ケ浦市は16%が妥当だとされ近年は11.9%支給しております。一方木更津は3%が妥当であり5%支給が指摘されるこの現状は到底理解できるものではありませんが、こうした木更津市を指摘する数字はぜひ何とかしていただきたいと思います。そこで、ラスパイレス指数との兼ね合いもありましょうが給料表を見直していただき、地域手当支給率をもとに戻すことなく給与水準を復元する方法を、執行部と組合の皆様方でぜひ見つけていただけますよう要望し私の賛成討論といたします
 執行部からの議案を全て可決した後に下記の発議案の上程を行い、2件とも全会一致で可決する。
番号 内容(件名とは異なる)
発議01 市議会議員の報酬条例の一部改正
発議.02 市議会会議規則の一部改正
 因みに発議案1号は議員報酬の10%削減期間を今月末から9月末まで半年延長するもので、削減の効果額は1089万円となる。議案19号で市長・副市長・教育庁の10%削減は一年延長で効果額304万円であり、議案47〜49号とあわせると対象者1467名で1億3015万円の効果額となる。木更津市の職員・議員の覚悟が現れており凄いことである。発議案の可決後に選挙管理員会を指名して3月定例会は終了した。
 
 10分間の休憩を挟み11時35分より議員全員協議会を開催する。この日の議案は下記のとおりである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.01 学校施設長寿命化計画(素案)の意見公募 総務
No.02 新型コロナウイルス予防接種 子供
No.03 低所得子育て世帯生活支援特別給付金 子供
No.04 江川運動場陸上競技場のネーミングライツ 子供
No.05 新火葬場整備の経過報告 環境
No.06 市道125号線立地適正化計画の一部ネーミングライツ 都市
No.07 市道125号線の一部ネーミングライツ 都市
 No.3は全額国費で児童扶養手当を受給しているひとり親と住民税非課税の子育て世帯に対し5万円を支給するというもので木更津市における対象者は3874人と想定され事務費を含み約2億円の事業となる。来月早々に補正予算を行うために臨時議会を開催することになりそうだと考えながら話を聴いていた。それ以外の案件は各常任委員会で説明していたものであり記載は省略する。
 議員全員協議会は正午ちょうどに終了となり、13時からは市庁舎整備特別委員会協議会が開催される。新朝日庁舎についてはイオンタウン鰍セけの応募であったが、駅前庁舎には4者が提案を行い19日に審査した結果、叶V昭和・吉村コンセクター絵r・潟tージャースコーポレーションの3者が残り、これから協議が進むこととなった。朝日については1者だけなので話を進め、駅前については条件整理を行う中でどこの提案を採用するか来年度末のプレゼンテーションまでに議会と情報交換をしながら進めて貰うことを要請して協議会は終了した。
 最後に今月末で退職する8級と7級職員9人の紹介が議場で行われ、三役と正副議長とともに記念写真を撮影して年度末の議会が終了となった。高澤教育長も任期を終え来春からは広部新教育長での体制に変わる。本当に皆様お疲れ様でした。
 帰宅するとオスプレイらしい騒音が聞こえている。陸上自衛隊で4機目となる機体が岩国から飛来したようである。この夜は定例会の終了と知事選挙の反省を込めて静かに酒を飲んだ。
 
 24日は午前中に市内で所用を済ませながら太田山公園へ足を伸ばし桜の開花状況を観てくる。もうすぐ満開という感じで多くの市民が写真を撮影していた。その後は新火葬場の切土工事状況を車中から見ながら羽鳥野に入り金田で買い物をしてから昼前に一旦帰宅する。
 午後1時半より特別養護老人ホームさつき園の評議員会議に出席し今年度の補正予算や来年度の事業計画や予算等について意見を述べる。3月16日と17日にPCR検査を行い職員全員の陰性を確認しており感染防止策も充分にとっており、来月以降のワクチン接種が望まれるところであるが、まだ市から詳細な指導は来ていないようだ。市内では特別養護老人ホームでクラスターが発生している事もあり高齢者施設の関係者の危機感がひしひしと伝わってきた。
 帰宅して事務所で仕事を片づけ新規感染者が2名確認されたことのデータ処理などをしてから娘の子守をしながら就寝した。
 
 25日は君津郡市市町村圏事務組合が建設補助を行い来月から民間事業として譲渡される天羽養護老人ホームの内覧会に大村議員とともに出かける。1月20日に現地を視たときには年度内に外構工事を終えることは困難そうに思えていたが、それから約2ヶ月で仕上げていた。
 定員50人の鉄骨造2階建ての施設は隣接する特別養護老人ホーム及びサテライトやまぶき苑との連携を考えて設計され、調理室は最大2百名の供給が可能な規模を保有し調理業務の集約で人材確保難に対処しようとしていた。居室3室で1つのトイレが配置され快適に生活が送れそうである。
 これから運営を行う社会福祉法人あたご会の小林理事長によると、当該法人でも外国人材の活用を進めており、ミャンマーから3人の介護人材を受け入れて居るが、感染症の蔓延とミャンマーの国内事情により次期人材の確保が見通せないという事である。前日の評議員会でも思ったが介護の現場における人材不足はコロナ不況の中でも依然として深刻な状況が続いており、人材のミスマッチの解消が急務である。
 午後3時から駅前庁舎に登庁し諸調整の後に会派室で事務処理を行い、夜は東北に栄転する大学の仲間を近隣に住む仲間3人での送別会をするつもりだったが、1人は政府の仕事でアフリカ出張に成ってしまったために私1人で送別した。密にならぬよう遅くにならぬように心がけ、当然二次会などもなく8時半には木更津駅前に着いたがタクシーもなく、公共交通を使おうと考え8時50分のバスで帰宅した。
 
 26日は娘の保育園が休みで私も公務がないので妻も休暇を取りサンリオピューロランドに遊びに行く。開設30周年であるが私は始めて行く施設で中の造りが気になっていたが、お客さんは若い女性と家族連ればかりで場違いな感じは否めなかった。
 先月中は妻の里帰りを自粛させていたので、夕方まで東京都多摩市で遊んだ後は埼玉県新座市に移動して宿泊した。
 
 27日は朝から良い天気で、妻が所用を済ませている間に桜並木の散歩に行こうと娘を誘うが室内で遊びたいと言うので私は持参した中公新書の「新型コロナの科学」を読んだり娘と遊んだりする。午後に荷物をまとめて帰宅し18時から江川宮原辻常会にゲストとして出席した。
 
 28日は9時から西山区の総会に出席する。緊急事態宣言が解除されたとはいえ多数での会合は躊躇われる中、役員改選を前に実際の顔合わせを行う強い必要性を考えての開催である。窓を開け放ち入口で消毒を徹底し説明も簡素に行われた総会の会場は台風15号で大きく破損して昨年夏に3百万円以上の区費を充てて補修を終えた公会堂である。市からも108万円の債権支援をしているが、現区長は台風とコロナ対策で苦慮した2年で有った事に敬意を払い、新区長には会合が難しい中で新たな住宅建設による新住民増加への対応を期待するばかりである。
 総会が終了し、高柳の桜を見に行くと地域住民による清掃作業に行き会った。そこから江川海岸に移動し、この日から始まった潮干狩り場の状況を見る。百人程度の入り込みがあるが団体客のキャンセルもあったようで、数日後に迫った組合統合を前に漁業者の苦戦は続いているようである。
 昼前に帰宅して事務所の片付けを行ってからHPを更新し、娘の子守をしながら日曜日の午後を過ごした。
 
 29日は9時半から地域の排水問題で現場立会を行い、その後に市内で所用を済ませて回り、午後から朝日庁舎で打合せてから帰宅し、夕方には娘を連れて図書館に行き緊急事態宣言明けまで閉館していたため返却も先延ばしされていた絵本を返却して新しい本を借りる。
図書館の近くでは矢那川の桜が満開を迎えており多くの方が散策を楽しんでいるようだった。宮城県や沖縄県では新規感染者が急増しており早くも第4波という声も聞こえている中なのでライトアップの中止は残念であるが夜桜の宴によるリバウンドを防ぐためには仕方ないのだろう。
 帰宅して事務所で仕事を片づけ、年度末で多忙な妻に代わり娘の子守をする。娘が眠った後で録画していた経済番組等を深夜まで見た。
 
 30日は午前中に私的な仕事を片づけた後に市内で買い物をする。午後から駅前庁舎に登庁し、國吉副議長とともに子育て世帯生活支援特別給付金のスケジュールについて説明を受ける。内容については23日の全員協議会で説明があったとおりであるが、国から制度が示されたばかりでも市内の2,384世帯に一刻も早く給付するため年度が替わったら直ぐに専決処分して事業を進めたいという。来月9日に予定している議員会による新年度職員体制紹介に併せて臨時議会を行う日程ではシステム改修に着手できず案内通知の発送が遅れて来月中旬からの支給が出来なくなると言われやむを得ないが専決処分に同意する。
 その後、会派室に私が読み終えて皆にも勉強して欲しい本として書棚のライブラリーを増やし、パソコンで作業を行ってから議会事務局と日程や対外協議に関する諸調整を行ってから帰宅する。娘を保育園に迎えに行ってから事務所でHPを更新した。
 
 31日は娘を送ってから駅前庁舎に行き、事務決済を行ってから國吉副議長とともに8階に上がり市長部局の行う退職職員との記念写真に参加し、次いで2期6年の任期を終えた高澤教育長の退任式に同席する。
 最後に7階に戻り栗原局長に対し定年退職の辞令交付式を行う。昨年の今関局長に続き2年連続で定年の局長を送り出したが送別会すら開催できずに1年が経ってしまった。栗原局長には前例が通じない感染対策と度重なる臨時議会の運営をサポートしていただき、心から感謝しながら見送った。
 午後からはJA木更津の第48回通常総代会に出席する。昨年も感染症対策で書面議決が多く出席は41人であったが、今年も開催時点では50人の出席で、席の間隔や換気に注意が払われる中、議長を予定していた総代が体調不良で欠席となり、2年連続で波岡の根本総代が議長となった。
 今回の総代会では金田・岩根・太田の3支店を12月11日で閉鎖することと組合員減少に伴い総代定数を620人から520人に減少させることに伴う定款変更が行われ、投票で議決が行われた。私は3人の立会人の一人に指名され、書面議決を含め有効投票526表中反対は11票だけという店舗再編案等が承認される現場をも届けた。コロナで事業が縮小するなど昨年度の利益は減少したが出資配当は0.8%を維持しており、元理事としては山口組合長の運営に期待する。
 総会が終わり、帰宅して雑件を処理してから娘を保育園に迎えに行き、年度末で帰宅が遅くなる妻の代わりに私の母を連れて娘の進級祝いに外で食事を摂り、帰宅後は子守をしながら早く寝てしまった。
 
 
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2021年4月上旬の記録