88.6月上旬の活動記録
1日は娘を請西の土曜学級に送り、帰宅して私的な仕事を処理する。
午後3時半から江川集会所に行き新旧役員で集会所の運営に関する手続きの打合せを行う。多くの区民に利用していただきたいが近隣住民から苦情が来るようなカラオケや電気を激しく使い料金負担が難しい電炉の七宝焼き、業としての営利活動等の使用を禁止することを区長の判断に委ねると決めた。
その一方で真夏には独居高齢者が熱中症に成らないように涼みに来る場所として集会所を開放し、シェルターとしての機能を期待するととともに多くの区民が交流する場になれば良いなど、様々な意見が出された。
2日は議会質問の答弁が来るかと事務所で仕事をしていたが、働き方改革で日曜勤務を控えているのか何も届かないので、私も日曜日なので本を読んだり録画していた番組を見たりして過ごした。
3日は朝からアクアラインバスに乗り衆議院第2会館第4会議室で開催される
災害ボランティア議員連盟の総会及び研修会
に出席する。
この日も6:31に能登で大きな地震があり北陸方面の議員が参加できるか危惧する中での開催であったが大きなトラブルはなかった。研修会での議論は元日に発生した能登半島地震に対する対応や避難所運営などが中心になり、過去の中越地震などに比べ遅い対応に多くの会員から疑義が示された。
議連の対応で法制度を変更し、撤去基準などが見直された結果、所有権を有する全ての同意が無くても撤去できるようにはなったが、台湾では公共の福祉を優先し明らかに危険な建造物は同意を得なくても撤去できる法律体系に有ることを考えると根本的な制度改革も必要だと感じた。
最近思う事
にも書いたように私や多くの参加者が過去の災害と比較して遅い対応に憤りすら覚えていた。
懇親会にも出席して様々な情報交換を行ってから帰宅し、届いていた答弁案に憤りすら覚えながら返信を送り、その後にHPを更新した。
4日から
本会議
が再開され一般質問が始まる。質問者が18人と多く、私が質問するまでに14人の話を聞き、必要な部分は引用せねば成らず気が抜けない。それではいつもの通り、個人的に気になった質疑や感想を簡素に記載する。
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羅針盤 吉田眞紀人議員
富来田小中学校を隣接敷地の小中一貫校としたことで中一ギャップが少なくなり、中学生の不登校比率が4.6%から2.0%に下がったという報告があった。全市的には不登校が増えつつある中で注目に値する。
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公明党 渡辺厚子議員
ネット犯罪から子どもを守るため愛知県が導入した「コドマモ」という現在無料配信中のアプリを紹介した。その内容も気になるが相変わらず全国の事例にアンテナを高くしていることに感心した。
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羅針盤 齊藤秀樹議員
三重県松阪市では緊急を要しない状態なのに夜間に救急車を使って大病院に行くと救急医療の負荷になるため時間外選定医療費を徴収している。地域の基幹的病院の取組がどんな結果になるのか私も注目したい。
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自由民主クラブ 重城正義議員
老朽化した岩根公民館は令和になってからの5年間で2323万円もの工事や補修が続き、岩根中か高柳小との複合化を進めるべきだという議論は
前に書いたように
賛成なのだが、教育委員会が後ろ向きに感じる。
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羅針盤 草刈慎祐議員
担当と質問の打合せをしていたのに先議決議案として提出されたので大綱1を取り下げることになった。学校制服の寡占化に伴う高額化についてはもっと掘り下げて質問をすべきだと思ったが彼らしい対応だった。
本会議閉会後に一問一答の打合せを行ってから配付資料を事務局に渡して帰路に着き、学童によって娘を連れて帰宅する。届いているメールに返信を送り夜は録画していた報道番組を見てから床に着いた。
5日は15機目のV-22が木更津に飛来する日であるが撮影を諦め、午後1時半から福祉法人鵬和会の理事会も開催される日であるが欠席の届出を行い、駅前庁舎に登庁し
本会議
で5人の個人質問を聞く。
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羅針盤 永原利浩議員
佐賀では駐屯地の夜間工事が中止になっているが防衛省は来年6月末までにV-22が移駐できる施設を完成させ7月9日までに暫定配備を終える方針は見直していない。移駐の詳細は今後詰めていくようだ。
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一隅 堀切俊一議員
農業の質問に準備した資料で、水田の場合は時給換算で10円にしかならず、しかも小規模農家ではマイナスの値となっているというのは面白い話であった。リスペクトして翌日の質問で引用しようと考えた。
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新栄会 座親政彦議員
あさひ学級ではメタバース空間内に学校を設けアバターで出席して授業を受けられるようになっていた。不登校の生徒が学校に馴染むという意味では新技術を取り入れた取組なのだろうが違和感は拭えない。
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市民とともに 田中紀子議員
教科書採択の課程が非公開であるとか他市では多くの市民に見ていただく工夫をしている教科書展示館が君津地区では合同庁舎だけで17人しか来ていないので改善すべきと言う提案には同感する。資料も凄い。
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公明党 神蔵五月議員
DMOが見立て海岸で取り組んでいるキャンプ場や宿泊事業などで収益をあげ始め、補助金が令和4年の24百万円から今年度は16百万円に低下している。自立は難しいだろうが明るい話である。
60分間で収まらなかった堀切議員以降の3人も50分を越える質問が続き、2日目ということと答弁がなかなか確定しないことで軽い疲労感を感じて帰路に着く。買い物をして娘を学童に迎えに行き、事務所で届いていた答弁案に目を通して原稿に手を加えてから夕食を摂り、夜中にHPを更新してから床に着いた。
6日も本会議で5人が質問に立つ。私はこの日の最後の質問者であり、下記の4人の一般質問が終わり15:30から私の一般質問となった。
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新栄会 安藤順子議員
引きこもりに対する質問であったが気が付けば子ども食堂に期待することと言う質問になってしまったのはいつもの展開というべきか。
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無会派 大野俊幸議員
市職員のうち6級以下は異動希望を提出するが希望が叶えられるのは凡そ30%ということである。専門職員を育てるため移動のない複線人事を行うとも言うが、その話は何年も前から聞いている気がする。
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自由民主クラブ 斉藤高根議員
日本で難病に指定されている病名は341であるが木更津市には対象者が951人居るいる。それはさておき前日に田中議員が水田の肥料として使用しているプラスチックに反論するような質問は如何なものかと思う。
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輝楽会 藤田真澄議員
吾津の複合施設に反対しているようであるが、答弁では展望デッキで図書館の本が読めるとかインクルーシブなこども広場を整備するとか、答弁を聞くと楽しそうでワクワクしてきた。
この日の最後に私が登壇して約56分間の質疑を行う。質問が厳しいとかあそこまでやるかとか論理的だとか多くの記憶に残る質問であったようだ。ネット配信を観ていた人からの反応もあり個人的にも満足である。夜は来月末の事業運営懇話会に向けて管工事業者からかずさ水道広域連合企業団に関する情報収集を行った。
7日の本会議では3人が質問に立ち一般質問が終わる。
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公明党 佐藤修一議員
マイナカードを使用した給付支援のソフトは初期費用210万円、月の利用料60万円で導入可能ということである。手間は大きく省略できるが国の財政が厳しい中で各種支給事業は何時まで続くのだろうか。
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新栄会 松井晃治議員
幼少期の運動体験が不足することなどで感覚統合が上手く出来ない子どもを落ち着きがないとか判断しないと言う視点は悪くないが、如何せん説明の時間が長すぎてバランスが悪い。
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公明党 竹内伸江議員
先日の私の質問に続く自治会の話題。金田地区では平成23年に自治会加入率は80.7%であったが本年度は32.8%まで下がり、金田の自治会連合会に加入しない小規模自治会も出来るなど問題の根は深い。
18人の質議が終わり田中・藤田両議員からの大綱質疑が行われてから議案と陳情を委員会に付託して本会議は終了となった。14:30から
基地政策特別委員会
が開催されるので傍聴する。視察報告と要望書の件が議題であったが要望を行うことだけを決めて、具体的な内容は今後の展開となり僅かな時間で委員会は終了となった。帰宅して荷物を片づけ夕方の路線バスに乗って街中に出て会派の中打ち上げを行った。
8日は前夜に大阪から訪れている妻の友人とその子ども、私の妻子とともに5人で江川海岸に行き4年ぶりの潮干狩りを楽しむ。アサリ及びシオフキ貝を取って帰宅し、夜は酒蒸しやワイン蒸しなどで地元の新鮮なアサリの味を楽しんでから事務所でHPを更新した。
9日は大阪に帰る妻の友人のため君津市のハチミツ工房や木更津市の道の駅うまくたの里を巡り、袖ケ浦市の百目木公園で子供を遊ばせてから渋滞するアクアラインを避けJRで帰路に付けるよう市原市の姉崎駅まで送った。夜は録画を見て遅くに床に着いた。
10日は午前中に私的な仕事を片づけてから買い物に出かけ、昼食後に駅前庁舎に登庁して13時半から
都市計画審議会
に出席する。
この日の議事は「木更津南IC南側の国道127号線沿道における地区計画の提案について」という報告事項1件である。現在も中古車の集積場に成っているが、事務所や清掃場所の建築を行うために約4.7haで11筆・地権者2名の土地に地区計画制度を採用するための提案が行われたものである。
用途的には準工業地帯と同程度の規制で工業及び工業専用地域に建築が認められるような大規模な工場を認めず、約0.5haの現況緑地を残すなど環境に配慮した計画ではある。私からは地区計画ではなく準工業地域として市街化編入を行わない理由を聞いたが、許可権者の千葉県に木更津市が申請する場合は面積20ha以上でインフラの整備が計画されている必要があり、当該箇所では基準を満たさないということである。従って当該箇所に都市計画税を負荷させることは難しそうである。
帰宅して娘を学童に迎えに行ってから所用を済ませ、夕方には災害ボランティア議員連盟千葉支部の総会開催に向けてZoom会議を行う。昼の都市計画審議会もそうであったが、コロナの遺産のようにリモート会議はすっかり浸透していると実感する。
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2024年6月中旬の記録