六甲山 931m 兵庫県神戸市
1987年4月12日登山

 私の好きな本の中に新田次郎の「孤高の人」が有る。単独行者である加藤文太郎の生涯を書いた本で、その中で六甲山を歩いて日々鍛えていた記述があった。
 せっかくその近くに引っ越して来たのだから行かねばと思い公団の寮のある箕谷から有馬温泉まで神戸電鉄で移動した後、最高地点へ登山。そのまま縦走して寮に下山した。時折名残雪が舞う中を先週亡くなった祖父の供養を祈りながらの登山となった。
大台ケ原山 1,694m 奈良県
1987年6月14日登山

 週末がすっぽりと暇になり、天気も悪くないようなのでGWの紀内編の時に近くを素通りしてしまい、気になっていた大台ヶ原に車で行くこととした。
 ドライブは随分長かったのだが山は簡単なハイキングで山頂である日出ヶ岳を回る周遊コースを歩く。薄く雲が掛かり展望は無い。また特記すべき記憶もない。ただ、帰り道の阪奈道路で18km/hの速度超過で覆面に捕まってしまったという事ぐらいだろう。
湯ノ丸山 2,103m 長野県東部町
1988年7月17日登山

 建設局(支社と考えると解りやすい)の女の子が上田の事務所を訪ねたい、というので週末を使い上田案内を兼ねて湯ノ丸高原から湯ノ丸に登った。道は平易で、この日は展望が良くないが手軽に爽やかな山を味わえる良い場所である。
 なお、上田での上司のW貫さんが山と酒と温泉が好きな人で、彼との出合によって自転車から山への傾倒を深めていく事になる。
太郎山 1,164m 長野県上田市
1988年7月30日

 土曜日半ドンの仕事を終えて、ふと事務所の窓から見える太郎山に登ろうと思い立った。登山口になる山口の小金沢地区は私達が設計している上信越道で登山口の変更を余儀なくしているところでもある。
 ひとたび山幡荘に帰って着替えザックを持って登山口まで車で移動。1時間ぐらいで登ってしまったような気がする。展望は写真のように上田市内を一望できてかなり良い。下山したら「上田わっしょい」祭りを同僚と見学してそのまま酒盛りをする。太郎山にはこの他、89年の4月、8月、さらに90年の3月と1年9ヶ月の間に4回登ったがそれらの記録は割愛させていただく。 
乗鞍岳 3,026m 長野県安曇村
1988年8月27日登山

 26日にS井が遊びに来た。上田移住後最初の客である。どこかにドライブに行こうというので、翌朝早く起きて乗鞍登山をする事を考えた。つまり思いつきの登山であるから服装もジーンズだしS井はザックもない。3,000mを越える高山でありながら乗鞍はそんな山である。
 駐車場から整備された歩きやすい道を少し歩くと山頂に到着する。スカートの女性もいるし、やはり北アルプスの山とは思えない雰囲気である。ただ気温の低さや周辺を飛びまわる岩ヒバリ、雲の様子などを見ていれば高所に居る事だけ実感させられる。
 帰路も松本から三才山トンネルを越えて上田に戻り、別所温泉や日の出食堂などを回ってS井に信州の夏を満喫して貰った。
烏帽子岳 2,066m 長野県東部町
1988年10月1日登山

 休日と言っても事務所の職員はみんな寮や宿舎に住んでいるので休日も一緒に行動することが多い。この日は午前中はみんなでテニスを楽しんでいたが、昼に解散となった。W貫課長が暇なら山でも行こうと言うことになり湯ノ丸高原から烏帽子に登ってきた。下山後は別所温泉に入浴し、焼き肉屋で打ち上げを行うのであった。
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