No.70 鳥海編      日本を走る ←No69山梨編No71下越編→
旅行期間 1990年8月1日〜1990年8月5日 旅行日数:5日間
総走行距離 162km
走破市町村 8
同行者 F島 使用自転車:WR
総費用 48,022円 当時の年齢:26歳




初日 1990年8月1日
移動区間 自宅〜西川町車中
2日目 1990年8月2日
移動区間 西川町車中〜酒田市港ビジネスホテル
3日目 1990年8月3日
移動区間 酒田市港ビジネスホテル〜山形市山形YH
 今から思えば不思議な感じであるが、公団を辞めて地元に帰った頃は地域の実情を知り、様々な知識を早く身につけなければと思い、遊んではならないと自己規制をしていた。従ってこの年のGWには何処にも旅に出ずに消防団活動に励んで過ごしていた。しかしそんな生活も3ヶ月を過ぎ、消防操法大会も終わり、設計の仕事も軌道に乗ってくると簡単な夏休みを取りたくなってきた。
 何故、山形県を選んだのか今となっては思い出せないが鳥海山が良いという話を誰からか聞いていたのだと思う。鳥海山に登るだけでなく山と海と里を3泊4日で一度に楽しもうという企画になり、F島を上尾で拾って山形へ向かった。初日は鳥海山に登り山小屋泊の予定が日帰り下山してしまったので酒田に行きビジネスホテルに泊まる。噂に聞いていた天然の岩牡蠣を食べ出羽桜の生酒を楽しんだ。
 翌日は油戸の砂浜で泳ぎ、最近購入したシーカヤックの訓練を行う。しっかりと日焼けしてシートに座るのも痛い状況で六十里越街道のドライブをして山形YHに泊まり翌日の走行に控えるのであった。
4日目 1990年8月4日
走行区間 山形市山形YH起点日帰り
走行距離 162km
走破市町村 8(山辺,中山,寒河江,大江,朝日,白鷹,長井,川西)
累計数 2,263
5日目 1990年8月5日
移動区間 山形市山形YH〜自宅
 山形YHに連泊して山形盆地1周の日帰りツアーを行う。日帰りなので荷物もフロントバックに少しだけという軽量で軽快に出発。112号線沿いにひまわり畑を見れば夏気分も満開である。寒河江から287号線に入り朝日連峰を見ながら最上川に沿った静かな道を南下する。
 時間の経過とともに爽やだった気温もグングン上昇を始める。想像より近代都市であった長井市で早めの昼食に冷やし中華を食べて米沢城址と上杉神社へ向かうが暑さに負けてバテ始める。気象庁のHPで調べると12時の気温は32.4度であるから路面の輻射を受ける炎天下の自転車では40度を超える体感温度だった。
 神社に詣でてからかき氷を食べ、13号線を北上する。YHまで1時間以内と思われた赤湯温泉の公衆浴場に入る。しかし湯が熱いのと日焼けが厳しく浸かることが苦痛である。それでも温泉を味わってから裏にある八幡宮に登り湯上がりのビールを飲んで夏の夕暮れを満喫する。涼しくなってからYHに帰り同宿の人達と酎ハイを飲み久々の旅行気分を楽しんだ。
 最終日は輪行袋を車に積込み、車で山寺観光をして福島飯坂ICより高速に乗り、上尾にF島を降ろして16号で自宅に戻った。(次は下越編