No.95 徳島編      日本を走る ←No94岡山編No96備後編→
旅行期間 1998年9月22日〜1998年9月27日 旅行日数:6日間
総走行距離 169km
走破市町村 7
同行者 無し(全国大会でJCメンバー) 使用自転車:GT
総費用 153,569円 当時の年齢:34歳
初日 1998年9月22日
移動区間 自宅→東名養老SA(輪行のみ)
2日目 1998年9月23日
輪行区間 自宅→福井南小→北川温泉→伊野町簡保の宿
走行区間 福井南小起点日帰り、北川温泉起点日帰り
走行距離 69km
走破市町村 3(由岐,北川,馬路)
累計数 2,997
 週末に青年会議所徳島全国大会が開催され、その総会に土日で出席することになった。仕事も比較的余裕があるので木曜と金曜を休みにすれば水曜の秋分の日から5連休が取れると考え、四国南部の町村の走破を計画した。
 火曜日の業務完了後、夜10時まで青年会議所の執行部会議を行い、会議終了後はそのままでアクアラインを渡り東名高速道路を西に進む。午前2時頃に眠くなり養老SAで仮眠する。
 2時間ほど寝てから高速を乗り継ぎ、明石海峡と大鳴戸の両大橋を渡り四国に上陸。木更津を出てから10時間という早さに我ながら感心する。
 九州編で微妙な残し方をした由岐町は55号線から僅かな走行で処理することにする。福井南小脇に車を停めて由岐町境界まで往復して終了。直ぐに車の天井キャリアに自転車を積んで先へ進む。
 北川村の北川温泉に車を停め、温泉に入る前に4時間ほど車を停めさせて下さいと頼み奈半利川を遡り久木で峠を越えて馬路村に入る。寝不足もあり馬路温泉で汗を流し一休みする。ゆずの名産化や森林鉄道の復活など山村も頑張っている。
 馬路から安田町までの間は先日の大雨で土砂崩れが発生しており道路の迂回路などが多くできている。山を見るとまだ土粒子の中にたっぷり水を含んでいるようでチョロチョロと絞り水が流れている。
 海岸に出て55号線を南下。奈半利から北川温泉まで帰り入浴すれば今日の自転車走行は終了。後は眠い体に鞭を打ち伊野町簡保の宿まで車を走らせた。
 宿に着き、明日の天気予報を見ると高知県の降水確率70%に対し徳島県は40%である。前回の南海編で諦めた高知県の鏡村とか土佐山村などを走るかどうかは朝の天気で決めようと睡眠に付く。
3日目 1998年9月24日
輪行区間 伊野町簡保の宿→勝浦町沼江→山川町ふいご荘
走行区間 勝浦町沼江起点日帰り
走行距離 43km
走破市町村 1(上勝)
累計数 2,998
 朝から大粒の雨。宿の露天で朝風呂に入りながら昨日の土砂崩れを思い出し今回の高知は諦めることを決断する。高知を抜けて195号線を東に進むが土佐山田でワイパーが効かないような豪雨。物部川は濁流になっており、慎重に県境を越える。この道が通行止めになったのは2時間後の事だった。私は徳島に抜けたから良かったがこの夜は記録に残る高知豪雨で、仮に伊野や高知市内に残っていたら2日間ほど足止めを受けていたかも知れない。
 徳島に抜けた所で手元の資料から安い温泉宿を探すと山川町のふいご荘というのが良さそうなので予約を入れる。雨も小降りになってきたので僅かでも走破を進めるために南海編で走った地点である勝浦町沼江に車を停め、雨の合間を狙って合羽を着ながら上勝浦の月が谷温泉までの往復をしてきた。行った以上は温泉に入ったが、風呂上がりに濡れた服を着るのは気分が悪い事を噛み締める。
 車に帰りキャリアに自転車を積んで、車中で乾いた服に着替えてふいご荘まで運転する。雨の日の車の有り難さはこんな時に実感できる。 
4日目 1998年9月25日
走行区間 山川町ふいご荘起点日帰り
走行距離 84km
走破市町村 3(美郷,神山,佐那河内)
累計数 3,001
5日目 1998年9月26日
移動区間 山川町ふいご荘→徳島市青少年会館(輪行のみ)
6日目 1998年9月27日
移動区間 徳島市青少年会館→自宅(輪行のみ)
 25日の朝起きるとTVは高知の豪雨災害を伝えている。しかし徳島県の降水確率は30%程度の低さである。100km以下なら大丈夫かな、と当初計画の貞光から剣に登って438号を東進する計画を山川から193号線で神山に入り東進する計画に縮小して実行する。
 小雨の峠を越えて神山町に降りると雨が強まり神山温泉に浸かりながら雨宿りをする。弱まったところで出発しソロモンの財宝は神山に有るという怪しい看板を素通りして、佐那河内を抜けると国道なのに沈下橋が有り、昨夜の豪雨で橋の上流側に大量の流竹木が引っかかっている。状況を知らずに入ると流されるのかと沈下橋に始めて恐怖を覚える。もっとも新橋が工事中だったからもう撤去されただろう。
 徳島市内に入ると全国大会の来ている知った顔に合いそうなので眉山の西側を回り国府に出て192号線でふいご荘に帰り、自転車をよく拭いて輪行袋に収納し荷台に積み、濡れ物の洗濯と乾燥を行った。

 5日目からは全国大会対応モードに変身。スーツに着替えて次年度理事長専務の2人を徳島空港に迎えに行き、会議場まで案内したり、今日木更津から出てきた後発組と落ち合って懇親会を行ったりして徳島市内に泊る。

 6日目は総会に出席した後、皆とは別に先行して帰路に付いたが、伊丹空港から帰る後発組がせめて記念写真を撮ろうというのでレンタバスを淡路SAでしばらく待つ。記念写真を撮り終えたら長い道を夜11時までかけて木更津まで運転して帰った。(次は備後編