No.94 岡山編      日本を走る ←No93月山編No95徳島編→
旅行期間 1998年8月27日〜1998年8月30日 旅行日数:4日間
総走行距離 453km
走破市町村 30
同行者 無し 使用自転車:GT
総費用 75,947円 当時の年齢:34歳
初日 1998年8月27日
移動区間 自宅→夜行寝台・出雲(輪行のみ)
2日目 1998年8月28日
輪行区間 JR巌根駅→JR岡山駅
走行区間 岡山駅〜安来市鷺ノ湯荘
走行距離 180km
走破市町村 11(御津,建部,久米南,中央,旭,美甘,新庄,会見,西伯,伯太,広瀬)
累計数 2,975
 交通違反をしてしまい運転免許の講習が27日の木曜に指定されたので、その日は免許停止になり仕事にならない。ついでだから土日以外に金曜日も休むこととして旅に出てしまった。旅行スタイルで幕張の講習を受けてから東京に出て、輪行袋を東京駅の連絡通路に置いたまま有楽町マリオンで映画「Deepinpact」を見て時間調整の後、県別走破率が最低である岡山県を真夏に責めに行く。その為に豪華車両になったサンライズ瀬戸に乗り岡山駅まで輪行する。この個室寝台は非常に快適なので岡山を寝過ごすのが不安になるほどである。
 無事に岡山駅に降り、53号線を佐良山まで北上し、429号線で南西に向かい旭に入ったところで北西に進路を変え落合に入る。さすがに8月の走行は暑く10時を回るとペースが落ち始める。落合から181号線で県境を目指し標高を稼ぐ。
 新庄の出雲街道宿場町の綺麗な風景と、同じ新庄の道の駅の冷たい笹茶に少し休まり県境を越える。根雨から先は隠岐編で寒い夜中に走っているところだが今日は暑い盆地である。181号線を岸本まで走り、そこから県道で伯太に進む。夕方の暑さに負けそうになったとき八百屋の店先のスイカに惹かれ1/4個を食べる。
 そこから鷺ノ湯温泉を通り抜け富田城跡を見に行くが、足立美術館の隣になる尼子地ビールに惹かれて見学より飲酒になってしまった。
3日目 1998年8月29日
走行区間 安来市鷺ノ湯荘〜鳥取市鳥取温泉ホテル(輪行1回含む)
輪行区間 JR安来駅→JR江尾駅
走行距離 153km
走破市町村 8(川上,八束,関金,中和,湯原,富,奥津,上斎原)
累計数 2,983
 今日の行程は山から山になるのでどうせ往路を帰るだけなら体力温存のため安来駅から江尾駅まで輪行する。
 江尾から蒜山高原に向けて標高差500mを登坂する。川上高原で牛乳を飲んで、八束から昨年3月に完成した313号線の犬挟トンネルで鳥取県境に至り関金村に入る。この時点で中四国で最初になる鳥取県走破完了である。トンネル内の県境の少し先でUターンして湯原温泉に着き、ダムの下に広がる砂湯露天風呂に入る。なお、関金村の空を見ていないことが気になるので翌年の島並編の帰りに温泉に入ったから関金の皆様にも許して頂けるだろう。
 湯上がりにすぐさま270mの標高差を登り太平峠を越えて富村に入り再度240mの標高差を乗り越え美作三湯の第2の湯である奥津温泉に着き、河原の露天風呂に入る。今夜の宿を確保していないのであまりのんびり出来ず辰巳峠目指して北上を進める。実は鳥取県の佐治村か用瀬町に泊まろうと思っているのだが岡山県下だと電話帳が無くて宿が解らない。だから一刻も早く県境を越えないといけない。
 温泉から450mを登り県境に到着。累積標高差は1000mを軽く越えているから足もガタガタである。ダウンヒルに入り見つけた公衆電話でタウンページを見る。佐治村には民宿も旅館も無いことを確認。用瀬にある旅館に電話を入れると今日は町の祭りで宿はいっぱいだと断られる。智頭町の宿にも電話を入れるが既に夕方になっているためか全て断られる。こうなれば仕方ないので鳥取温泉のホテルを予約し、計画コースから北方に20km逸脱する。
 夕焼けが綺麗な中、鳥取に到着。街中素泊まりだから居酒屋に行って地酒や地肴を味わってしまうのはいつもの通りである。
4日目 1998年8月30日
走行区間 鳥取市鳥取温泉ホテル〜自宅(輪行2回含む)
輪行区間 JR鳥取駅→JR美作河井駅、JR西大寺駅→JR巌根駅
走行距離 120km
走破市町村 11(加茂,阿波,勝北,奈義,勝田,英田,棚原,吉井,佐伯,赤坂,牛窓)
累計数 2,994
 前日の降水確率は高くなかったのだが朝から雨。おまけに昨日の山岳戦で筋肉痛が酷い。取りあえず智頭までの切符を買って鳥取駅から輪行する。
 智頭についたら雨が強まっている。ここから走らないと軌跡が繋がらないが県境の物見峠までの標高差も辛いため、心を鬼にして(?)列車に乗り続け車内精算のあとで美作河井駅に降りる。県境を越えると雨は止んでいた。
 自転車を組んで最初に北上し阿波村の往復を済ませ、因美線沿いの県道に戻り南下する。滝尾まで走ったら日本原高原方面に進み、奈義から勝田を越え美作三湯の最後の湯である湯郷温泉に着き公衆浴場に入る。三湯のうちここ以外は無料で入れたのに湯郷温泉には自由に入れる野天が無くて残念である。
 温泉上がりは374号線を南に走り、佐伯から県道を西進。赤坂町に出たら西大寺まで南下する。そして西大寺駅のコインロッカーに背中が蒸れる元になっているザックを預け、牛窓町までの往復走行をしてくる。
 西大寺駅から在来線で岡山駅に戻り、駅前の居酒屋で自分にご褒美の酒を与えた後、新幹線のぞみで帰路に付いた。(次は徳島編